ビジネス書ベストセラーを100冊読んでわかった成功の黄金律 堀元見

あっきー
こんにちは!あっきーです。

今回は、「ビジネス書ベストセラーを100冊読んでわかった成功の黄金律」(堀元見著 / 徳間書店)を解説していきます。

参考文献
ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律(堀元見著 / 徳間書店)
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シントピカル読書という言葉を知っていますか?

これは、同じテーマで書かれた複数の本を 読むことです。なぜそんなことをするのか。それは、1冊の本に書かれている情報は、著者の 偏見から逃れられないからです。例えば、テクノロジーに否定的な著者の本を読むと「テクノ ロジーは悪」と感じさせられます。一方、テクノロジーに肯定的な著者の堀元(ほりもと)さんの 本を読むと「テクノロジーは素晴らしい」と感じさせられます。つまり、1冊の本だけ読んで何か を論じると、他人の意見に引っ張られてしまいます。

そうであれば、テクノロジー賛成派と反対派、両方の本を読んだ方がいいです。シントピカル読書のメリットはここにあります。いろいろな立場の人が論じているものを合わせて読むことで、自分の意見を醸成させることができます。

また、多角的な視点を組み合わせる ことで、1冊では見えてこなかった答えが見えてくることもあります。この手法をビジネスに応用 したのが本書です。ビジネス書には多くの成功法則が書かれています。しかしその中には、 似たようなものもあれば正反対のものもあります。

例えば「血を吐くほど努力しろ」と「結果を出すまで1日も休むな」は同じ教えですが、「無理 は絶対しちゃだめ」の教えは矛盾します。このように教えの共通点や相違点を考えることで、 本当に良い教えだけを抽出することが可能になります。

この本には、ベストセラーになったビジネス書100冊からシントピカル読書で抽出した成功の黄金律が27個書かれています。このブログでは、その中から厳選して7個の黄金律を解説していきます。このブログを見てタメになっ た、面白かったという人は、コメントください。

Contents

理想の自分をイメージする

あっきー
多くの本に書いてあった成功の秘訣、それは「理想の自分を思い浮かべること」です。

ナポレ オン・ヒルの『思考は現実化する』という本には次のように書いてあります。

「心の中で明確に 思い浮かべることは全て現実のものになる。これがこの世に働く現実の法則である」。これは要するに、強い信念を持って頑張り続ければ 必ずうまくいく、ということです。また、ポイントは、失敗を意識しないことです。

成功を意識することは大切ですが、失敗を意識してしまうと本当に失敗してしまいます。成功することだけを考えて、そのための努力をしてください。また『夢をかなえるゾウ』という本では、「勝手に想像してワクワクする、考え始めたら 楽しくて止まらなくなるのが夢である」と書いてあります。妄想レベルでもいいので、夢をとにかく楽しく思い描くことが大切です。ちなみに『思考は現実化する』では、「目標を明確に貼り紙に書いて毎朝毎晩読め。成功して自分が明確にイメージできるようになるまで死ぬほどイメトレしろ」と書かれてあります。『夢をかなえるゾウ』とは逆です。いずれにしても、夢を思い描くことが大切です。想い描き方は明確でも妄想でも構わないです。

理想の自分をイメージする
①家に紙を貼って死ぬほどイメトレするパターン
②楽しく妄 想するパターン

好きな方を試してください。

さらに『神メンタル』という本では、パソコンのパスワードを「自分の目標」に変更することを強く 勧めています。もし「年収1,000万円を達成する」が夢なのであれば、パスワードを「 nensyu1000man」に設定してください。必然的に毎日入力することになるので、目標が強く頭に刻まれます。これが夢を思い描くことにつながります。ぜひやってみてください。

スケジュール管理のコツ

「時間術」はビジネス書における一大トピックです。

あっきー
モコくんは時間管理どうしてる?

多くの本で触れられています。例えば、 アーノルド・ベネットの『自分の時間』という100年以上前に書かれた古典では、「ほとんどの人 は自分の時間をきちんと使えていない」と警笛を鳴らしています。では、24時間をちゃんと使うためにどうすればいいのか。それは、1日のうち16時間を充実させることです。多くの人は1 日のうち8時間を仕事に費やします。そのため、残った16時間をどれだけ充実させられるかが、時間術の大きなポイントとなります。

この16時間は、本を読んだり、英会話の勉強をしたり、気になったことを調べたりするなど、自分の心と身体を成長させるために使ってください。

モコ
残りの16時間なんて考えたことなかった、、、
時間を無駄にしてたかも!

一方、堀江貴文さんは『自分革命』という本で「自分の時間を切り売りするな」と書いています。通勤に1時間かけ、8時間を会社のパソコンの前で過ごし、2時間を会議や商談に費やし、また1時間かけて帰宅する。極端な話、このような生活はアルバイトと同じで、時間を切り売りしていることになります。

16時間の使い方を見直しつつも、働いている8時間が本当に割 に合ったものかどうか、しっかり考える必要があります。堀江さん曰く、他人のせいで時間が奪われている状態というのは、「生きながら猛獣にゆっくりと食い殺されている」のと同じだと言っても過言ではないです。

では、他人に時間を奪われないためにはどうすれば良いか。それを教えてくれるのが Googleのエンジニアが書いた『時間術大全』という本です。この本には「優先順位の低い約束から逃れるには、そもそも最初から受けないのが1番」と書かれています。人の言うことに思考停止で従い続けていると、不本意なスケジュールになってしまい、自分のやりたいことに集中できなくなります。これでは、理想の生活を送っているとは言えないです。そのため、出る必要のない会議など優先順位の低い仕事は、はっきり「ノー」と断るようにしてください。

SNSを見ない

SNSは今や僕たちの生活の一部となっています。しかし、SNSでは有益な情報だけでなく、 事実に反する情報や誹謗中傷などがあります。SNSには中毒性があるため、つい見てしまいがちですが、見る選択をしているのはあなた自身です。もし嫌な気持ちになるなら、SNSは見 ないほうがいいです。

モコ
SNSを見て、気がついたら数時間、、、
そんなことよくあるよね!

また、田村耕太郎さんの『頭にきてもアホとは戦うな』という本では、SNSにハマればハマる ほど、自分でものを考えたり、自分を成長させたりする機会が少なくなる」と書いてあります。 SNSは情報量が多いため、自分で考えることを忘れ、無意識に情報を受け取ってしまいま す。これを続けていれば思考力は低下する一方です。

さらに『具体↔抽象トレーニング』という本では、スマートフォンでネット記事を読むのはNGと主張しています。なぜなら、スマートフォンを使っての断片的なネット記事の閲覧は、抽象概 念を扱う能力を奪うからです。

当然ですが、思考力は考えることによって鍛えられます。大量の情報をただ受け流すだけでは鍛えられないです

SNSやネット記事だけに頼らず本や新聞を読んだり、信頼できる人に聞いたりなどして、正確な情報をつかみ、思考力を鍛えていってください。

成功者のマネをする

ビジネス書で多く書かれていることに「成功者のマネをすれば成功できる」というものがあります。

モコ
マネするぞー!
成功法を教えて〜

あっきー
モコくん、そんな考え方だと失敗するよ泣
でもその考え方はとっても大事だね!

例えば『成功者がしている100の習慣』という本には「成功する人はモデルから学ぼうとし、成功しない人は成功者を真似ようとしない」とあります。誰かが成功した方法を真似すれば必ず成功できるとは言えませんが、成功への近道になることは間違いないです。むしろ、完全にゼロの状態からビジネスを始めることはできないです。あなたがやろうとしてい ることは、すでに他の誰かが必ずやっています。

大切なのは成功した事例から良いところだ けを抽出し、それを真似して自分なりにアレンジしていくことです。また他者の失敗経験もプラスに変えることができます。すでに誰かが失敗した事例を避けることで、同じ轍を踏むことを 避けられるようになります。では、どのようにして真似をする成功者の選べばいいのか。

ポイントは成功しているメンターを1人選び、その人から徹底的に学ぶことです。 複数人から学ぼうとすると、さまざまな方面から異なる意見を言われる可能性があり、混乱してしまいます。

そのため、参考にするメンターを1人だけ選び、その人から徹底的に学ぶことが大切です。『億を稼ぐ人の考え方』という本を書いた中野さんは、手取り23万円のうちの15 万円を自己投資に使っていたそうです。これだけのお金や時間をかけ、徹底的に1人のメンターを真似した結果、中野さんは1億円を稼げるようになりました。成功者を真似て、自己投資は惜しまないようにしてください。

「今ちょっといい?」を使う

『AI分析で分かったトップ5%社員の習慣』という本によると、トップ5%社員の1番多い発言は 「今ちょっといい?」という言葉だそうです。なぜなら、トップ5%社員はカジュアルなコミュニ ケーションを大事にしているからです。特に用事がなくても、普段からコミュニケーションを とって円滑な人間関係を構築していくことで、仕事がスムーズに進むようになります。これを後押しするのが「今ちょっといい?」という声かけです。このフレーズを使えば、忙しい相手の 邪魔をすることなく、雑談に入ることができます。

一方で注意も必要です。『余計な一言を好かれるセリフに変える言い換え図鑑』という本で は、「ちょっといいですか?」というフレーズはNGと書かれています。この本は、言い方を変えることで周囲との人間関係を改善しようという趣旨の本です。この本では、人間関係をうまく構築できない人には、相手をイラっとさせることを言っている自覚がない人が多いと書かれています。自分では気づかないままマイナスの口癖が習慣化していると、周囲との人間関係をうまく築けないです。 では「ちょっといいですか?」何が良くないのか。それは「ちょっと」という言葉の受け取り方が 人によって異なることが原因です。「ちょっと」を3分と受け取る人もいれば、1時間と受け取る 人もいます。「今ちょっといいですか?」と聞かれて3分のつもりで対応したのに、30分とられ たら相手をイラつかせてしまいます。そのため、「今ちょっといいですか?」と聞くのではなく、「5分だけいいですか?」と具体的な時間を含めて聞くのがおすすめです。

また、仕事上のコミュニケーションと雑談で言い方を使い分けましょう。雑談をするときは「今 ちょっといいですか?」、仕事の話をするときは「5分だけいいですか?」と聞くようにしてください。

あっきー
あっきーさんちょっといいですか??

インプットとアウトプットの黄金比

知的な労働では、必ずインプットとアウトプットの両方が必要になります。

では、インプットとアウトプットのバランスをどのくらいに設定すればいいのか。樺沢紫苑先生の『学びを結果に変えるアウトプット大全』という本によると、「インプットとアウトプットの黄金比は3対7とあります。

現代人の多くはインプットが過剰であり、常にアウトプットが不足しています。インプットとアウ トプットの黄金比は37なので、アウトプットしている時間はインプットの2倍以上取るように意識することが大切です。ただし、これは知識を暗記するために適した比率です。ブログやYouTubeの動画など、コンテンツを作るときは適さないです。

例えば田中泰信さんの『読みたいことを、書けば良い。』いう本によると、良い文章が書きたいなら、調べることにほとんどすべての時間を使う方が良いと書いてあります。また、ジェームズ・W・ヤングの『アイデアの作り方』には、最初の資料を収集する段階が最も大切と書いてあります。このようにコンテンツを作ったり、アイデアを生み出したりするには、インプットが大切であり、多くの時間をかける必要があることがわかります。したがって、

まとめ
・丸暗記がしたいならインプットとアウトプットの黄金比は3対7
・創作やアイデアを生み出したいなら、ほぼ全部の時間をインプットに充てる

目的に応じてイ ンプットとアウトプットの比率をコントロールすることが大切です。

1つのことをやり続ける

「石の上にも3年」ということわざは、ビジネス書の世界でもかなりポピュラーです。

「1つのことを信念を持ってやり続けろ」という教えは、多くの本に見られます。代表的なのは、 アンジェラ・ダックワースの『やり抜く力』という本です。 この本には、心理学の研究者による興味深い調査結果が書かれており、ベストセラーになり ました。著者は「アメリカ軍の非常にハードな訓練に耐えきれるのはどんな人か」を調査し、「才能や適性はほとんど重要ではない」と驚きの結論にたどり着きました。

そこで重要だったのはやり抜く力です。決してあきらめず、最後まで食らいつこうとする性質が、成功のために大切です

また『思考は現実化する』にも「信念を持って執着すれば、不可能を可能にするこ とができる」と書いてあります。実際、自動車メーカー創業者のヘンリー・フォードは、理論的に開発不可能なシリンダーエンジンを、長い時間をかけて完成させ、大成功を収めました。また、1日1話、読めば心が熱 くなる365人の仕事の教科書』によると、日本電産の創業者、永森会長も同様の考え方をしていました。日本電産の創業当時、技術的に困難な製品の開発においても、「できる」を100回 唱えることで本当にできる雰囲気を作り、技術を磨きあげたそうです。

これらの事例から学べるのは、自分を信じ、最後までやり抜くことの大切さです。少しの挫折や失敗でくじけずに、 目標が達成できるまでコツコツやり続けてください。

あっきー
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まとめ

ビジネス書ベストセラーを100冊読んでわかった成功の黄金律』
  1. 理想の自分をイメージする
  2. スケジュール管理のコツ
  3. SNSを見ない

  4. 成功者のマネをする

  5. 「今ちょっといい?」を使う。 「今ちょっといい?」を使う
  6. インプットとアウトプットの黄金比
  7. 1つのことをやり続ける

▼YouTube紹介

ビジネス書ベストセラーを100冊読んでわかった成功の黄金律  堀元見

https://youtu.be/7ffMVOQoxDg

▼書籍の紹介

【参考文献】

ビジネス書ベストセラーを100冊読んで分かった成功の黄金律(堀元見著 / 徳間書店)
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https://item.rakuten.co.jp/book/17095540/

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