自分を整える 手放して幸せになる40のこと 永松茂久著

あっきー
こんにちは、あっきーです!

多くの人が、無意識のうちに自分の行動に制限をかけ、窮屈に生きています。本当は、もっと自分の思い通りに過ごしたいと思いながらも、どこかに不安を抱えながら生きています。しかし、あなたがもっと楽に楽しく生きていく方法があります。それは、「必要以上に抱え込んでいる不安やモノを手放して、自分自身を軽くする」これだけです。

では、どうすればいいのか?一番はじめに大切なことがあります。それは、無理に自分を成長させようと頑張りすぎたりすることではないです。まずは、あなたの中の無駄な思考、つまり、自分の中にある「べき」や「常識」が生み出したストレスを手放すことです。心の荷物をおろし、整えることで、安心して前に進むことが出来ます。

この本では、あなたが前に進むことを邪魔する不安を取り除く方法を40個紹介していますが、このブロつでは、その中から僕が厳選した8個を解説していきます。自分自身を抑え込みながら生きている人や、不安を抱える人におすすめのブログです。勉強になった、もっと知りたいと思った人は、コメントください。

Contents

1.3つの問いで、精神的コスパの高い選択をする

「幸せに生きる」
これはおそらく、すべての人に共通する願いです。幸せの条件は、精神的コスパの高い選択をし続けることです。つまり、「可能な限り気分が上がるほうを選んで生きていく」ということです。

これは、
①「自分がやりたいと思えるか?」
②「自分が楽しいと思えるか?」
「 自分にとってそれはメリットがあるのか?」
この3つを自分に問いかけるだけで、すぐに答えが出ます。この3つが揃えば迷わず参加してください。このときは、周りは気にせずに、自分だけと対話してください。余計なものを判断基準に入れてしまうと、自分の心の声が聞こえなくなってしまうからです。

「でも、それは難しい。我慢すれば、いずれ報われる。」そう思うかもしれないですが、残念ながらその我慢が報われるとは限らないです。精神的コスパが低い状態で生きてしまうと、自分のパフォーマンスが下がってしまうからです。パフォーマンスが低い状態でいくら努力をしたとしても、良い結果は出ないです。

良い結果を出すために必要なこと
自分の心の状態を上げること
そのために大切なことが、「常に気分が上がる選択をする習慣を身につける」ということ

精神的コスパが高い選択をすると、パフォーマンスが上がります。パフォーマンスが上がると良い結果が生まれ、さらに気分が上がります。気分が上がった状態をキープすることで、さらに良い結果が続けて生まれます。人生の幸せとは、生まれてから命が終わるまでの時間、どれだけ精神的コスパが高い時間を過ごせたかで決まります。我慢をして、報われるのを待つのはやめてください。常に気分が上がる選択をすることで、自然と良い結果を生み出すほうが、ずっと得です。

まとめ
大切なのは「自分で選ぶ勇気」
「自分がやりたいと思えるか?」「自分が楽しいと思えるか?」「 自分にとってそれはメリットがあるのか?」
この3つの問いを大切にしてください。

2.「気分を下げるもの」「気分を上げるもの」を整理する

あなたの気分を下げているものは何ですか?具体的に考えてみてほしいです。いま現在、あなたの気分を下げているものはなんですか?

例えば、リストアップしてみます。書くとよりわかりやすくなりますが、心の中で想像してみるだけでもOKです。

例えば
<気分を下げるもの>「「自分はこうあるべき」という無理な我慢」「頻繁に友人からかかってくる愚痴の相談」「苦手な人と話さなければいけない時間」「ぼんやりした将来の不安」「整理することなくため込んでいるクローゼットの洋服」「無駄に長い通勤時間」

もちろんこの内容は人によって違います。周りの人に遠慮することなく、あなた一人で「何が自分自身の気分を下げているか」を明確にしてほしいです。

では次に、あなたにとって気分が上がるものは何でしょうか?こちらも、リストアップしてみます。

例えば
<気分を上げるもの>「ずっとやりたかった習い事をする」「ペットと遊ぶ」「本を読む」「時間を気にせず映画を見る」「おしゃれなカフェでのんびりと過ごす」「欲しいものを買う」「自分の好きなことを仕事にする」「好きな人と過ごす」「見栄を張らずにつきあえる人間関係」

よほど社会の道義に反していたり、法に触れること以外であれば、あなたは気分が上がるほうを選択していいです。まずは、「何をしているときに気分が下がり、何をしているときに気分が上がるのか」を他の誰でもなく、あなた自身が知ることが大切です。

あっきー
手元のメモ帳に楽しみながらリストアップして、まずはあなた自身が「気分を上げてくれるもの」を知ることから始めてください。

3.完璧主義をやめる

自分を苦しめる1つの要因に「完璧主義」があります。無意識のうちに、「こうであるべきだ」という完璧な自分を求めてしまう人は少なくないです。「納得がいくまできちっと仕上げる」「素晴らしい自分でいようとする」この姿勢は素晴らしいことです。

モコ
僕はあんまり完璧を求めない人です!

しかし、この完璧主義も度がすぎるのは良くないです。理想通り出来なかった時に失望したり、ミスを無理にカバーしようとして、さらに状況が悪化するおそれが生じます。無理な設定が自分を責める刃になってしまい、結果的に心を乱してしまいます。どんな人でも完璧ではないです。自分自身に対するハードルを少し下げてください。「8割できれば合格」くらいでちょうどいいです。あらかじめ設定を下げておくことで心にゆとりができ、力が抜けることで、パフォーマンスが上がります。なにごともうまくやるには、ある適度のリラックスが必要です。

また、完璧主義が度が過ぎると、周囲にも完璧を求めてしまいます。その思いが、結果的に心を乱してしまい、周りの人にマイナスな影響を及ぼします。

あっきー
少々イラッとすることがあったとしても、その部分を許容し、自分に折り合いをつけながら、人はみな生きています。

人に優しくすることはもちろん大切ですが、自分に優しくすることは、それ以上に大切なことです。一見、適当に見えるかもしれませんが、この適当という言葉は、本来「ちょうどいい」という意味です。うまくいかないときこそ、少し力を抜いてください。「ま、いっか」ものごとが思いどおりに完璧に仕上がらなかったときは、この言葉をうまく使い、自分を整えてください。

モコ
「8割できれば合格」です。

4.相手を変えようとしない

「人の悩みの大半は人間関係から生まれる」
こんな言葉を聞いたことがありますが、本当にその通り
その中でも、特に自分を乱す原因になるのが、「相手が思いどおりにならない」ということ。

部下が思いどおりに動いてくれない。パートナーの欠点がいつまでも治らない。子どもが勉強をしてくれない。

しかし、いくら悩んだところで、相手は変わらないです。「あなたのために、自分は変わります」 とあなたの悩みに気づいてくれるような相手ならば、いまの時点であなたが悩んでいることはないはずです。人は誰しも、自分の都合で動いています。

あっきー
相手を無理に変えようとすることは、走らない馬を無理に走らせようとするようなものです。

また、嫌いな人、苦手な人からされたことをいつも思い出して、自分を乱してしまう人がいます。ですが、残念ながら、あなたが眠れないその時間、おそらく相手はいびきをかいて熟睡しています。そんな人に限って、深い反省などなく、「私ってほんとお人好しなのよ」と自分をしっかりと褒めています。自己肯定感高く、気分良く生きているものです。

モコ
悲しいけどこれが現実なんだね。

そんな人が変わることは、まずないです。そう考えたとき、自分の大切な時間を相手のために使うのは、とてももったいないことです。ですから、あなたの時間は、あなたのため、もしくはあなたが好きな人のために使ってください。あなたを苦しめる人のために時間を使ってしまうのは、精神的コスパが悪いです。苦手な相手と距離感を取りながら自分を整えることで、あなたの心にゆとりが生まれ始めます。嫌な人のために、自分の大切な時間を使わないでください。相手を変えることはできないです。

5.「貯蓄」「備え」「準備」ばかりの人生は終わりにする

老後の2000万円問題をはじめ、世の中には不安をあおる情報があふれ、私たちはその情報が簡単に手に入ります。情報化が進み、役に立つこともたくさんありますが、逆にあまり考えすぎてしまうことも問題です。そこまで未来ばかりにとらわれないでほしいです。もう少し「いま」という時間を精神的コスパを高めるため、つまり「気分が上がる」ために使ってもいいと思います。将来も大切ですが、「いま、この瞬間を豊かにする」ということは、もっと大切です。

モコ
せっかくの人生なんだからもっと楽しまなきゃね!
「将来苦労しないように」
僕たちは、この言葉のもと、ずっと未来のために生きることを強いられてきたような気がします。

  • 中学校に入ると、高校の準備
  • 高校に入ると、大学に入るための準備
  • 大学に入ると、就職のための準備
  • 仕事を始めると、出世するための準備
  • 40歳を超えた頃から、病気をしないための準備
  • 仕事もある程度歳を重ねると、定年後の準備
  • 定年後は、老後の準備
  • 締めくくりは死んだあとの準備

こう書いていくと、私たちは準備のためだけの人生を送っているように思えてしまいます。準備し続けて、命を終えるのは、どうしてももったいないことのような気がします。いきすぎた節約も、この準備の1つに入ります。

あっきー
いくら備えに心を注いでも、きたるべきときに死んでいるかもしれないです。

以前、「ものすごく節約をすることが好きな会社員が孤独死して、その後1億円以上の預金がある通帳が出てきた」という報道を目にして複雑な気持ちになったことがあります。もちろん、その人は「お金が貯まることが人生の楽しみ」だったのかもしれないです。それに、お金に対する価値観はさまざまですから、これも1つの幸せなのかもしれないです。

しかし、やはり生きているときに、ある程度お金を使うことも大切なことのような気がします。無理な貯蓄、備えはやめて、今この瞬間も、豊かさを忘れないでください。

6.自分を整えてくれる「3人の存在」を持つ

人間は、自分ひとりで自分を完全に整えることができるほど、強くはできていないです。周りに支えられることで、自分を整え直すことができるケースもたくさんあります。心が乱れたときに限らず、普段から、いまから挙げる3人の存在を持つことで、あなたは常に気分よくいることができます。

1人目.「意識しなくても明るい話になってしまう人」

これは混同されがちですが、「いつも元気な人」と「人を元気にしてくれる人」は、必ずしもイコールではないです。ポジティブすぎるがゆえに、相手をネガティブにしてしまう人もいます。ごく普通の世間話をしているにもかかわらず、「この人といるとなんか元気になるな」と思える人を持ってください。こういう人の見抜き方はただ1つ、「話の中に共感できる部分が多い」ということです。特に力むことなく、お互いの価値観が合い、力むことなく会話が進む相手こそが、あなたを整えてくれる人です。

2人目.「あなたに安心感をくれる人」

 「あなたを肯定してくれる人」とも言えます。何があっても「いいね」と言ってくれる人です。どんなときでも、「それは違うよ」と否定するのではなく、「うんうん、わかるわかる」と肯定してくれる人です。途中であなたの話を止めて、自分の意見を話しだしたりすることなく、しっかりと向き合って聞いてくれる人です。不安なあなたに「大丈夫」と言ってくれる人です。人は、自分のことをわかってくれる人に出会えたとき、自分が整います。

安心感をくれる人がいてくれたとき、はじめて前に進むことができるようになります。「この人だけは何があっても味方でいてくれる」そう思える人が必ず1人、できれば数人いてくれるだけで、自分が整います。

3人目.「あなたが元気にしたい人」

人は、誰かの言葉から元気をもらいます。しかし、それだけではなく、自分が発する言葉で元気になることもあります。自分の言葉を無意識にいちばん聞いているのは自分自身です。不思議なもので、人は、誰かを元気にしようとした言葉で、元気になっている自分自身に気づくことがあります。

 

友達、家族、仕事仲間など、その対象は誰でもいいです。人は自分の大切な人を笑顔にしたいと思ったとき、「自分のため」をはるかにしのぐ力が湧き上がってきます。そうした誰かを持つこと、その誰かを元気にすること、それが自分を整えるということにつながります。

あっきー
あなたが大切にしたい人、笑顔にしたい人、幸せにしたい人は誰ですか?

一緒にいて楽しい人、味方でいてくれる人、幸せにしたい人を最低ひとりずつ持ってください。

7.いまの不安はやがて消える

あなたはいま、何かで悩んでいますか?
YES」と答えた人に向けての質問です。あなたは1年前、どんなことで悩んでいたのか思い出すことができますか?2年前でも3年前でも、遠い過去のことでも大丈夫です。生きていると、悩んだり、くやしくて涙を流したりすることは誰にでもあると思います。

その中でつらかった経験をいったん思い出してください。少し嫌な気分になるかもしれませんが、実験と思って少しだけ思い出してみてください。その思い出したことと1分だけ同じ感情になってください。

モコ
同じ感情になるってむずかしいね。

怒ったならば、もう一度怒りの感情に、涙を流したならば、もう一度涙を流してみてほしいです。いかがですか?もちろん、多少嫌な気分になったかもしれませんが、おそらく同じくらいのレベルで怒ったり、涙を流すことはできなかったと思います。そうです。人は、どんなにつらいことがあっても、忘れていくようにできています。

では、いまのつらさは未来から見るとどうなるでしょうか?そう、忘れていきます。整え上手な人は、時間の使い方が上手な人とも言えます。物理的な時間を早送りはできなくても、心の中で時間を早送りしていまの苦しみがやがてどうなっていくかを知ることができます。だから困難なことが起きたとしても、人より早く自分を整えることができます。いま不安な気持ちの人は、未来の視点で今を見てください。

8.自分の本音と向き合う

いまを見つめながら自分を整えたとき、聞こえてくる心の声があります。周りではなく、もっと自分自身に耳を澄ませてみてください。大切なのは、自分の気持ちから逃げないことです。「べき」や「遠慮」を外して、もっと本当に自分がやりたいことをやったほうがいいです。

・したいことをする。嫌なことは嫌。
余計なモノを手放して、自分の気持ちに忠実に生きていい
・本当に生きたい自分を生きる。
これこそが「自分を整える」ということ

余計なモノを手放して、空いたスペースを好きな人、好きなモノ、好きなことで埋め尽くす。そんなあなたらしい人生を送ってもらえることを心から祈っています。

 

 

解説は以上です。本当に大切なものは、何かを手放した時に初めて手に入ります。この本の著者である永松茂久(ながまつしげひさ)さんも、「自分は本当は何がしたいのか?」心を済ましていた時に、気付いたことがあるそうです。それは、何かになろうと追いかけるのを辞めた時に残ったものが、実は自分を一番幸せにしてくれるものだということです。

 

あなたも、自分を整えてください。自分を軽くし、自分をしっかりと満たしてください。その過程で迷ったときには、このブログを思い出してほしいです。ぜひ、自分を整え、幸せを手に入れてください。今回の解説が勉強になった、参考になったという人は、コメントください。

 

自分を整える 手放して幸せになる40のこと
1.3つの問いで、精神的コスパの高い選択をする
2.「気分を下げるもの」「気分を上げるもの」を整理する
3.完璧主義をやめる
4.相手を変えようとしない
5.「貯蓄」「備え」「準備」ばかりの人生は終わりにする
6.自分を整えてくれる「3人の存在」を持つ
7.いまの不安はやがて消える
8.自分の本音と向き合う

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