「すべてを手にする人が捨てている41のこと」著者:伊達正康

人は、より良い結果を求める時、すぐにやるべきことや知識を増やそうとします。

ただ、もし、自分の望む理想の人生を手に入れたいのなら、まずはやるべきことを捨てることが大切です。

やみくもにやることを増やしても、あなたは心身共に疲弊します。

せっかく幸せになるために働いているのに、やみくもに働くことで、結果、不幸せになってしまうんですね…

 

もし仮に、会社員としてやりたくない仕事、苦手な仕事を我慢しながらもこなしているという人は、

  • いますぐその仕事を手放してください。
  • 能力や性格はいまのままで構わないです。
  • 転職や独立をしなくても構わないです。

いままであなたがとらわれてきた常識を捨てるだけで、あなたはフワリと上昇気流に乗ることができます。

そして、いままでとは全く違う次元の世界で、幸せを手にすることができます。思い切ってあらゆることを手放してラクに成果を出す感覚を味わってください。

今回のブログでは、成果を出すために捨てるべきポイント」をまとめてお伝えします。是非、手放す幸せを体感してください。

成果を出すために捨てるべきポイント
  1. 言われたことをそのままやる姿勢
  2. 確実な正解探し
  3. 「全部勝つ」という意識
  4. 雇われ意識
  5. 会社に守ってもらう意識
  6. 「みんなと一緒」という安心感
  7. 会社に対する安定思考
  8. 難しそうという思い込み
  9. 今のために使うお金
  10. 「1円でも安く」という欲
  11. 失敗に対する恐怖心
  12. 人の顔色を気にする癖
  13. 将来に対する不安

    Contents

    1. 言われたことをそのままやる姿勢

    自身が手にした仕事の成果は、自身が手にした感謝の総数です。自分自身の業績や評価は、お客さまや会社からの感謝の表れであり、自分自身の給料は会社からの感謝の表れです。

    なので、言われたことをそのままやる姿勢は金輪際捨ててください。

    代わりに、新たな価値観として、言われたことに、感謝される要素を1つ盛り込むことを徹底してください。

    例えば

    資料の提出を依頼された場合、どのような感謝される要素を盛り込むことができるでしょうか?

    • 期日の3日前に提出する。
      (「
      相手が内容を確認する時間を確保しやすい」と考え行動してください)
    • 会議に参加するのであれば、みんなが集まる5分前に行ってホワイトボードやマジックを整えてください。

    …など、場面によっても色々と工夫はできます。

    これらの行動の積み重ねが、あなたへの感謝を増やすこととなります。

    そして、そんなあなたの日々の言動を見ている上司は、あなたに新たなチャンスを与えようと考えます。

    その結果、あなたの成果や収入は増えていきます。

    これからは、言われた仕事をそのままやるのではなく、相手がうれしくなるスパイスをふりかけるような気持ちで、お仕事をしよっと!

    2. 確実な正解探し

    やる前から必ず間違いないと保証されているものなんてないです。

    なので、挑戦する前から確実な方法や間違いないという正解を探すことはやめてください

    新たなことに挑戦する場合の考え方

    何か新たなことを始めようとした時

    • 時間が有り余っている人はいない。
    • みな、忙しい中で時間を作り出しながら行動している。

    新たなことに挑戦する時

    • 既に十分な知識やスキル、経験を持った人など存在しない。
    • 行動する前から万全な準備ができる人など、どこにもいない。

     

      限られた時間の中で挑戦することは、確実な方法や正解が分からなくて、当たり前です。

      逆に、やらない理由を探して先延ばしにする人は、確実な成功を求めすぎています。

      確かに… 忙しいし、「失敗したくない」と思っちゃうと、ついつい先延ばしになって、いつでも始めないということが多いです…


      でも心のどこかで、このままではダメだと感じているのであれば、完璧な正解を求めることをやめてください。そして、できる範囲のことでいいので、ちょっとだけ行動してみてください。そうすれば、必ず道は開けます。

      3.「全部勝つ」という意識

      幸せを手にするために必要なのは、総合力ではなく突出した得意技です。

      なので、全部勝つという意識は捨ててください。ひとつの領域で勝つ意識を持つことが大切です。

      例えば
      • プロ野球選手の場合
        …求められるスキルは野球のスキルであり、他のあらゆるスポーツでも超一流である必要はないです。
      • 一流の外科医の場合
        …内科でも一流である必要はないです。

        社会に出ると、マルチな能力よりも特定分野における一流の能力が重宝されます。総合力の高さよりも、他を圧倒する特技こそが多くの人から支持されると考えてください。


        社会に出たら、人と同じである必要はないです。というよりも、人と同じではない方がいいです。

        特技を作って人とは違う存在になってください。

        磨き上げた特技こそが、自分の存在価値を高め、幸せな場所を作り出してくれます。

        4. 雇われ意識

        他を圧倒する成果をあげる人の多くは、雇われ意識を捨てています。

        責任感がないという話ではないですが、「いつ会社を辞めても構わない」という覚悟を持っているんです。そしてその覚悟が、ダイナミックな行動を後押しして大きな成果を出します。

        あなたも、いままで以上の成果や幸せが欲しいのなら、雇われ意識を捨ててください

        雇われ意識を捨てるための「3つの意識改革」
        • 会社という組織に所属している意識を捨て、事業に参加している意識
        • 組織への所属とは、与えられた役割の中で頑張ろうとする意識
        • 事業への参加とは、参加した事業や組織を良くするために、自ら役割を作り出していく意識

          会社はいる場所ではなく、やる場所です。
          参加の意識を持ち、ダイナミックな言動を心がけてください。

          5. 会社に守ってもらう意識

          幸せを手にしたいと願うなら、いい意味で会社に順応しすぎないようにしてください。そして、会社や上司に嫌われることを恐れないでください。どれだけあなたが会社に忠実であったとしても、会社が自分を守ってくれるとは限らないです。

          会社が見ているのは、「忠誠心」ではないのですか?

          それよりも「成果を出せるかどうか」だと考えてください。
          忠誠心をみせても…
          • 友人との約束を断り、上司の誘いについて行ったとしても、上司が自分を守ってくれる保証はないです。
          • 会社の指示で嫌な仕事を引き受けたとしても、会社が一生あなたを守る保証はないです

          会社員を総称して社畜と呼ぶ人がいます。ただ実際は、会社員には社畜と化している人とそうでない人がいます。その違いは、会社や上司に嫌われることを恐れているかどうかです。

          社畜と化した会社員
          • 会社や上司に忠実であれば、必ず「守ってもらえる」と考えている。
          • その結果、会社や上司に嫌われないための言動をとる
          社畜ではない会社員
          • 会社や上司が自分のことを判断する基準は、「必要かどうか」
          • ゆえに、忠実さよりも成果を意識し、時には会社や上司に意見することができる。
          • その結果、他の人とは違う成果や評価を手にしている。


          社畜として働くのではなく、1人の意志を持った人として働くために、会社に守ってもらう意識は捨ててください。

          6. 「みんなと一緒」という安心感

          社会に出たら求められるのは希少性です。
          みんなと同じ、みんなと一緒は、何の価値も持たないです。

          なんか、日本はその考えとは逆ですね?
          日本人は、みんなと同じを求めているように思います。

          そうですね!
          ここで、国民性を表すジョークを1つ紹介しましょう。
          ジョーク

          リスクが伴う行動をとらなければいけない時、なんと声をかけるのがいいか?

          アメリカ人には「いま飛び降りたら、ヒーローになれる!」

          イギリス人には「紳士なら、いますぐやるべきだ」

          ドイツ人には「上長の命令だ!」

          日本人には「急いで!みんなやってるよ!」

          日本人はみんなと同じことを求めすぎます。

          その理由は、みんなと同じだと自分だけが非難を受けることがないという安心があるからです。ただ、みんなと同じという安心感は、あなたの不安を消してくれるものではないです。

          社会に出たあとの評価は、希少性で決まります。

          成果を出し、幸せを手にしたいのなら、人とは違う選択をすることが必要です。本当の安心は、みんなと同じところではなく、人のいないところにあると意識してください。

          7. 会社に対する安定思考

          就職先を検討する時「安定している会社」を求める人は少なくないです。そして就職後も、自分の会社に安定性を求める人は少なくないです。

          ただ、この世に「絶対の安定」を保証してくれる会社はひとつもないです。どこの会社でも不祥事があったり、世の中が大きく変化した場合には、あなたの感じる安心感は簡単になくなってしまいます。

          安定を求めることは決して悪いことではないです。ただ、外的安心感を求めるのは、今後は辞めてください。

          本当の安定は、あなたの知識や能力でしか手に入らないものです

          格言
          「土地や建物、時には紙幣すら、世界の情勢が変われば、瞬間的に無に変わる。でも知識は、何があろうと奪われることはない。だから、どこの地でも生きていけるよう必要となる知識を身につけておきなさい」

          所有するモノや所属している組織に頼るべきではないということですね!

          そうです!真の安定は、自分の能力を高めることしかできないです。

          8. 難しそうという思い込み

          幸せを手にしている人は、返事にこだわりを持っています。

          例えば

          難しい仕事を依頼された時、

          ×「難しそう」 
           …感想をそのまま口にしてはいけません。

          「面白そうですね」

           …返事の違いひとつで、あなたに訪れるチャンスの数は確実に増えます。

          幸せを手にしている人は、何かしらの困難を乗り越えてきた人ばかりです。難しいことに一度も挑戦することなく苦労もしたことがない人はいないです。言い方を変えると、できることだけをやっている人は幸せを手にすることができないです。

          難しいと感じる課題や指示は、最終的にはどうせやることになるのだから、思い切って「問題ない。面白そうですね。」とはっきり答えてください。そう言える人にだけ、チャンスは集まるようになっています。

          9. 今のために使うお金

          お金の使い方ひとつで、人生は大きく変わります。

          例えば、節約家とケチは、全く違う人生を歩むことになります。

          節約とケチの違い

          節約家

          支出の無駄は省きますが、大事な物事にはお金をかけるので、将来的に幸せを手にします。

          ケチ

          たとえ大事な物事であってもお金を出し惜しみするのでいつまで経っても幸せにはなれないです。

          ケチには「目先の得を大事にする」という特徴があります。

          • 他人のためより、いまの自分の欲望を満たすためにお金を使う。
          • 未来に向けての自己投資よりも今の自分の欲望を満たすためにお金を使う。
          • こんな人には、お金も人も寄ってこないです。

          支出を抑えることは大切です。ただ、大事な物事に対する支出を抑えることは良くないです。

          幸せになるためには、他人が喜ぶことと、自分の未来のための投資にお金を使える節約家を目指してください。

          財布に1万円入っているなら、そのうちの1000円は未来の自分のためか、誰かのために使うような気持ちを持とうっと!

          10. 「1円でも安く」という欲

          浪費や無駄遣いはやめるべきです。ただ、とにかく1円でも安く手に入れようとする気持ちは捨ててください。

          福袋を買うために早朝から並ぶ人たちは、本当の意味で福と富を手にしていますか?一円でも安い商品を求めて、いくつかの店をハシゴしたり、最寄りではない店に行くことはいかがでしょうか?

          安いものを探して手に入れることが趣味であり、やっているだけで幸せになれるのであれば否定しないです。

          ただ、1円でも安く手に入れるためだけに頑張っているのであれば、その努力の方法は本当に正しいのでしょうか?
          例えば

          福袋を買う為に2時間並ぶくらいなら、2時間を別のことに使う方が幸せかもしれないです。

          数十円、数百円の安さを求めて15分かけるくらいなら、数十円、数百円で15分の自由な時間を買う方が幸せかもしれないです。

          15分あれば、読書や簡単な運動ができます。家族や友人と連絡を取ることもできるし、部屋の片付けもできるかもしれないです。

          失った時間をお金で買うことはできないです。ただ、これからの時間をお金で買うことは可能です。金銭的なお金の無駄を省くことだけを意識して、時間を無駄にすることがない様に注意してください。

          11. 失敗に対する恐怖心

          できることなら失敗なんてしたくないと思う人は多いし、しょうがないことだと思います。ただ、過剰な失敗に対する恐怖心は、チャレンジ精神を奪ってしまいます。チャレンジなくして幸せを手にすることはできないです。

          「失敗は成功の母」という言葉を心から理解し、チャレンジ精神を取り戻してください。

          アメリカで行われた「成功経験・失敗経験」に関する研究
          • どちらの経験も、その後の成功確率を高め、失敗経験の方がその後の成功に大きく影響する。
          • 失敗経験が乏しいまま成功し続けると、その後の失敗確率が高まる。

          ⇒「成功よりも、失敗から学ぶことの方が多い」ということが分かった。

          人生は一度きりですが、挑戦は一度失敗したら終わりではないです。失敗したら、また修正して挑戦すればいいです。

          エジソンも電球を開発するために1万回の失敗を繰り返しています。これからは失敗を恐れることなく、失敗は未来の成功確率を高めるために必要な勉強だと考えてください。

          何かに挑戦する時には、「ひょっとしたらできるかもしれない!」という軽い気持ちで一歩踏み出すのも悪くないです。

          12. 人の顔色を気にする癖

          会社の中で、いい人だけれども惜しいと言われる人がいます。

          その人たちに共通していることは、他人の意見を尊重するという特徴です。

          他人の意見を尊重するとは?
          他人の意見を尊重する
          →言い方を変えると、人の意見に流されやすく自分軸を持っていないということです。

          ただ、社会において信用を得るために必要なのは嫌われないことではなくブレないことです。そしてこれは、管理職になると特に求められることです。

          他人の意見を尊重するいい人は、嫌われはしないですが管理職に昇格させることができずに惜しいといわれてしまいます。

          「優しい」と「甘い」は、違うっていうことですね!

          他人の意見に流されることと、他人の意見に自分の意見を加えて最適解を導き出すことは違います。

          時には、他人の意見に反対したり自分の意見を押し通すことも大切です。嫌われないことと信用を得ることは違います。どうありたいのかという自分の意思を示すことができる人に信用は集まると意識してください。

          13. 将来に対する不安

          「いまの会社で会社員を続けていてもいいのだろうか?」

          「老後の資産は足りるのだろうか?」

          この様な不安は、転職をしたり、より多くの貯蓄を貯めても消えることはないです。

          不安を消すために必要なのは、自分の中で決めることです。

          例えば
          • いまの会社で働き続けることに不安を感じている人。
            ⇒いまの仕事を退職するまでの間に大きく安定した会社にすると覚悟を決めてください。
          • 老後の資産準備に不安がある人。
            ⇒自分の必要老後資金を明確にしてください。そしてそのために、いまの自分にできることに全力を注いでください。

            将来の不安は、何か一つ挑戦することを決めて全力になれば簡単に消えます。
            そして、その繰り返しが、あなたの人生を幸せな方向に引き上げます。

             

            まとめ

            成果を出すために捨てるべきポイント
            1. 言われたことをそのままやる姿勢
            2. 確実な正解探し
            3. 「全部勝つ」という意識
            4. 雇われ意識
            5. 会社に守ってもらう意識
            6. 「みんなと一緒」という安心感
            7. 会社に対する安定思考
            8. 難しそうという思い込み
            9. 今のために使うお金
            10. 「1円でも安く」という欲
            11. 失敗に対する恐怖心
            12. 人の顔色を気にする癖
            13. 将来に対する不安

             

             

             

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