投資や資産運用というと、「難しい」「資金がないと始められない」「知識や経験がないと成功しない」という印象を持っている人が多いです。しかし、実際投資家になることは、想像するほど難しいことではないです。大事なのは、不安なく最初の一歩を踏み出せるための手段を見つけることです。
変化の激しい世界情勢や日本社会が抱える課題を考えると、これからの日本人には経済的な自立が必須です。そして、その経済的自立に深く関係するのが資産形成であり、定期的に投資をする習慣を身に付けることが資産を築くカギとなります。コツコツと継続して投資することで資産を育てていくことが、長期的に投資収益を増やしていくための秘訣です。
お金に関する悩みが多くなってきています。
その中でいかに自分の資産を増やすかが重要となってきます。
では、定期的にコツコツ投資を継続する習慣をつけるために重要なのは何か。それは、投資を日々の生活リズムや行動と結びつけることです。テクノロジーが進化した現代では、手軽に投資ができたり、様々なポイントやマイルなどでも投資できるツールもあります。これらをうまく使うことによって、無理のない範囲で資産運用を始められ、定期的な投資の習慣を生活に組 み込むことができます。誰であっても、10年、20年先に何が起こるかを正確に予見することはできないです。しかし、将来発生しうる経済的・金銭的な課題に向けて、準備をして最善の手を打つことはできます。
このブログでは、無理なくお金を増やすコツを7個解説していきます。投資に対する印象が変わった、さっそく投資を始めてみようと思ったという人は、コメントください。
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Contents
預貯金でお金はいくら増えるのか
現在の日本では、預貯金をしてもお金はほとんど増えないです。もともと1970年~1990年まで は約4%~8%の金利がついていたため、預貯金が良いという文化がありました。 そんな中、バブル経済の崩壊に伴い株価は急落し、「投資は危ない」という印象が植え付け られました。しかし、現在の普通預金の平均年率は0.001%、定期預金でも0.002~0.003%しか ないです。つまり、100万円を1年間預けても、10~30円の利息しか受け取れないということです。
現在は投資をするのがいいという流れになってきています。
それでも日本人の多くは、銀行にお金を預けています。諸外国と比較すると、日本人の貯金志向は明らかです。
・預貯金→54.3%
・株式や投資信託への投資→14.3%●米国
・預貯金→13.3%
・株式や投資信託への投資→半分以上
▼なぜこんな結果なのか▼
過去30年以上インフレを経験していないため。
(※インフレ⇨日用品や各種サービ ス等の価格が上昇すること)
価格が上昇すれば、実質お金の価値が下がる。
例えば、今まで100円で買えていたコーヒーが200円になったとします。それは、同じものを手に入れるのに倍のお金が必要になったのと同じです。つまり、お金の価値は半分になったということです。これまで日本では、長期にわたって物価が落ち着いていました。しかし、最近は違います。食品やガソリンの価格が値上がりしている事実は、あなたも感じているはずです。このような状況で、資産を銀行に眠らせているままだと危険ということを認識してください。
もっとみんなにこの事実を広めないと!!
まずは知ることが大事です。
そこからどうするか、自分で判断していくべきなのです。
皆さんはこの状況を知って、今後どうしますか?
収入が増える可能性
2021年に発表された国税庁の調査結果によると、2020年の日本の平均給与は433万円と試算されています。これは前年比で0.8%、33,000円の減少です。男女別に見ると、男性が 75,000円の減少、女性が29,000円の減少です。2020年は新型コロナウイルス感染拡大の影響もありますが、このような傾向は今に始まったことではないです。例えば平均給与の推移を見ても、1990年代の450~460万円と比較して、2000年代以降は低水準が続いています。
・少子化による生産年齢人口の減少
・長引く経済成長の鈍化
・人や企業の生産性改善が進んでいないこと
→個別企業や個人の問題に加え、社会の構造的な問題も指摘されている。
実際に日本では、低成長・インフレが常態化しており、会社員の給与水準も伸びていない。▼その一方で▼
超高齢化社会が進む日本では、税金や社会保険料等の負担が増えている。
●国際通貨基金●
日本経済について分析した報告書で、医療や介護などで増える社会保障費を賄うため、2030年までに消費税率を15%に上げる必要があるとしている。
さらに、 2050年までには20%への増税の必要性も示唆している。
このように、今の日本の環境は給料の上昇が期待できない上、税金や社会保険料は増加傾向にあります。まずはこの先、何もせずに会社員の可処分所得が増える可能性は低いという認識をしてください。
やっぱり自分で増やしていくしかないですね。
増える出費
1.教育費
2.住宅費
給与があまり増えない低成長時代の中で、上昇傾向なのが教育費です。文部科学省の調査によると、教育費、給食費、学校外活動費を含む学習費総額は、公立学校ではほぼ横ばいで推移していますが、私立学校では増加傾向にあります。大学の授業料は昭和50年以降、 国立、公立、私立の全てが大幅に増えています。
また、教育費とともに大きな支出となるのが住宅費です。国土交通省が発表した資料によると、不動産価格指数は2010年代前半以降、じわじわと伸びています。住宅地や戸建て住宅 はほぼ横ばいですが、マンションは急激に上昇しています。収入が増えづらい現在の状況を踏まえると、住宅費の負担は相変わらず大きいままです。この先、住宅が上がったり、給与水準が下がったりすると、家計への影響はより大きくなります。子どもをもつ人は特に、今後の資産形成について真剣に考える必要があるということです。
これは少子高齢化が進むのも仕方ない気がします。
いっぱいいいっぱいという家庭もありますからね。
必要な老後資金
将来のお金について考えるとき、最も懸念されるのが老後の生活を支える資金です。
→夫65歳以上、妻60歳以上の夫婦のみの無職 世帯では、収入と支出のバランスから毎月約5.5万円の不足が生じるため、20~30年間の不 足額が約1320万~1980万円に上るという計算に基づいている。
医療技術の進歩などで平均寿命が伸び、人生100年時代と呼ばれる超高齢社会に突入しつつある一方で、退職金はピーク時から約3~4割も減少しています。また、企業規模が小さくなるほど、退職給付制度が用意されている割合も低い傾向にあります。
さらに、日本の年金制度には仕組み上の課題があります。公的年金は現役世代が納める保険料で、高齢者の年金給付を賄う仕組みになっています。少子高齢化が進む中、現役世代の負担を増やし、高齢者への受給額を減らす対策が進められています。
今後さらに少子高齢化が進めば、年金制度を維持するべく受給開始がさらに遅くなる可能性もあります。このような現状を踏まえると、今の時代は地道にコツコツ働いて貯金しているだけでは、教育費、住宅費、老後資金等が賄える時代ではないということがわかります。これからは、積極的に資産を運用して、自分のお金は自分で増やしていくという意識を持つようにしてください。
そもそも投資とは何か
投資とは、「利益を得る目的で事業・不動産・証券などに資金を投下すること」です。より広い意味では、「将来を見込んで金銭などをつぎ込むこと」でもあります。投資というと、株式投資や不動産投資など資産形成のための投資をイメージする人が多いと思います。そのため、ほとんどの人が「自分は投資をしていない」という認識を持っていると思います。 しかし実際は、多くの人が既に投資を経験しています。
→銀行にお金を預けることで金利を得ている。
見方を変える と、銀行預金という投資先に資金を投資することで、一定のリターンを期待しているのと同じ。・自宅でタンス預金をしている人
→資産を「日本円」で保有することによって、日本の経済や物価、為替としての相対的な価値に投資していることになる。
このように、銀行預金もタンス預金も広い意味では投資に含まれます。つまり、投資は特別なものではなく、生活の中にある身近なものということです。 投資をするかどうかは家計の金融資産の成長に大きく影響します。
預金をするだけで投資なら僕の家にあるへそくりも投資ってことになるんだね!
・日本⇨家計金融資産が30年で伸び率2倍
・米国⇨家計金融資産が30年で伸び率6.7倍
→預貯金中心である日本の現状
この差を見るといかに投資が重要かがわかってきますね。
せっかく投資をするなら、より効率よくお金を増やす方法を選ぶ方が良いです。今から学び行動することで、10年後、20年後に大きな差がつきます。資産をどのような形で保有するか、 つまりどのような投資を選択するかによって、あなたの将来の資産は大きく変わるということです。この動画で学んだ投資の知識をぜひ日常に活かし、行動に移してください。
投資の3大原則
すべての投資商品は、リスクとリターンのバランスによって成り立っています。
投資を行うことで得られる成果▼リスク▼
結果の不確実性、つまりリターンの振り幅
→性質上、得ようとするリターンが大きいほど、取るリスクも大きくなる
投資の初心者や、将来の出費に充てるための資産を築きたい人は、リスクを抑えた投資を行うことが重要です。なぜなら、大きな収益を得る可能性よりも、着実な資産形成を優先するべきだからです。
1.長期
2.積立
3.分散
1.長期
長期とは、長い期間にわたって投資を継続することを指します。なぜ長期投資が重要なのかというと、投資を長く続けていくことで「複利効果」が高まっていくためです。
→この複利効果は、投資期間が長ければ長いほど大きくなる。▼例えば...▼
〜100万円を年10%の投資リターンで運用した場合〜
・2年後→110万円
・3年後→121万円
・4年後→133万円
⇨このように投資元本が増えていき、結果、得られる利益はどんどん大きくなる。
利益を上乗せせずに投資した場合と比較すると、10年で約60万円もの差ができる。
それはかなり大きい額ですね!
ほかにも、10年、20年と投資を続けることで、価格変動や為替変動等の影響を受けづらくでき、リスクを抑えながら経済成長の恩恵をとらえることができます。目先の値動きに一喜一憂せずに、落ち着いて長期にわたって投資をし続けることが重要です。
2.積立
積立とは、「毎月〇〇円」というように、コツコツ定期的に積立投資をすることで す。
→投資は長期継続することで複利 効果やリスクの減少などの効果を得られる。
一度に大きな投資をするのではなく、 毎月決まった額を積立ていけば、無理のない範囲で投資が継続できる。
2.少額から始められる
→まとまった資金がなくても少しずつ積み立てていくことで、徐々に大きな金額になっていく。3.買うタイミングを分散できる
→金融商品は安く買って高く売るのが理想ですが、値動きがあるため最安値で買うことはプロでも難しい。
しかし、毎月 一定額で購入することで、価格が下がっているときには割安で買い、相場が上がっているときには少なめに買うことができる。
その結果、購入単価を平準化できるため、市場回復時 に効果を発揮して、中長期的な利益につながりやすくなる。
機械的に決まったサイクルで投資を行うことで、常日頃、相場の動向を気にしたり、購入タイミングについて悩んだりする必要がなくなります。そして、市場の動きを読み誤って高値でたくさん投資をしたり、相場が下がっているときに不安で買いそびれたりするリスクも抑えられます。
3.分散
分散とは、どれか1つの投資商品に集中して投資するのではなく、性質が異なる複数の商品や銘柄を購入し、投資先を分散することを指します。例えば、国内株と外国株、日本債券と米国債券、さらには不動産投資信託のREITや金など、資産の種類や地域が異なる様々な性質の銘柄に投資します。これによって特定の業界や企業、地域に生じるリ スクを分散させることができます。
2008年のリーマンショック時には株価が大暴落しました。もし当時、資産の大半を株式だけで保有していたら、大損していたと思います。そんな中、日本債券や先進国債券の価格は、 若干のプラス状態で推移していました。このように、株式だけでなく債券を組み合わせれば、 資産全体の減少リスクを軽減できます。債券と株式の両方に分散して投資することで、リスクとリターンを両立させた資産運用になることを覚えておいてください。
ダメになった時の保険がないということですね。
なるべくリスクを分散させて投資を行うことが重要なのです。
おすすめは投資信託
長期、積立、分散のバランスがとれた投資方法として、最もおすすめなのが投資信託です。
●特徴●
運用するのはファンドマネージャーと言われる投資の専門家なので、 初心者でも安心して投資できる。運用によって得られた利益は、それぞれの投資額に応じて分配される。
ただし、世の中にはたくさんの投資信託が販売されています。国内で幅広く販売されている公募投信は、ETFを除いて5712本に上ります。投資に慣れていない人にとって、投資を始める際に最も難しく感じる点は、この投資信託選びです。同じ投資信託でも、ファンドによって 投資対象の分散の幅が大きく異なります。これについてはあっきーの投資アカデミアで詳しく 解説しているので、ぜひご覧ください。
→投資信託を販売している金融機関のウェブサイトには、投資信託 の詳細が掲載されているので、興味がある投資信託を探すことから始める。2.任意の銘柄を選んで購入
→ここで積立投資の設定さえしてしまえば、後は放っておいても自動的に資産が積み上がっていく。
おすすめの投資方法なので、ぜひやってみてください。
まとめ
最後に、これからの時代、誰もが資産運用や金融に関する知識をしっかり積み上げ、実践していくことが必要になります。このブログで解説した長期・分散・積立という投資スタンスは、 着実に資産を増やしていくための基本行動です。日々健康に過ごすためにエクササイズす るのと同じように、経済的自立に向けて資産の寿命を向上するために、取り入れていってください。今回の解説が勉強になった、投資に興味を持てたという人は、コメントくださ い。
- 預貯金でお金はいくら増えるのか
- 収入が増える可能性
- 増える出費
- 必要な老後資金
- そもそも投資とは何か
- 投資の3大原則
- おすすめは投資信託
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