こんにちは、あっきーです!
そして、印象に残るかどうかの差を作り出している要因は「品と知性」です。
なぜか、特に服装が派手なわけでもなければ高級品を身につけていないのに品を感じる。そんな人に出会ったことはないですか?
品のある人は一度会っただけで相手の印象に残りやすいです。
ちなみに、品のある人は清潔感などの外見や雰囲気が素敵なだけではないです。相手を思いやる気持ちが詰まった所作を身につけています。場や雰囲気に合わせた話し方を身につけています。
品は「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つをバランスよくすることが大切です。あなたも相手の印象に残る人になりたいのであれば、「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つのバランスをよくして、いま以上に品のある人になってください。
今回のブログでは、相手の印象に残る人になるための方法を9個解説していきます。是非、マナーを身につけて品と知性を手にしてください。
今回のブログを見て参考になった。面白いと思った人はコメントお願いします。
Contents
印象のトライアングル
この3つのことを印象のトライアングルといいます。
そしてこの3つは、1つでも欠け落ちてはいけないです。だからこそ、「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つは、正三角形の様に綺麗にバランスを整えながら身につけてください。
では、どの様にすれば3つのバランスを整えながら知識を身につけ、品を磨くことができるのでしょうか?
- その答えは、「相手に対する思いやり」です。
相手に居心地よくしてもらうための知識を身につけ実践することです。気持ちは言葉や表情、行動やふるまいなど、あらゆるものに現れます。
もしあなたが手紙をもらった時、手紙に書かれた文字が達筆でなかったとしても丁寧に気持ちを込めて書かれている文字だったら嬉しいはずです。新人のビジネスパーソンが辿々(たどたど)しいながらも、あなたにおもてなしの気持ちを持って接してくれると嬉しいはずです。
逆に、ビジネスの経験を積んだ人が、ただ単に業務的な対応をとっていると少し悲しい気持ちになるはずです。
「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つをバランスよく磨くには、相手に対する思いやりが大切です。
▼「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つは、正三角形の様に綺麗にバランスを整えながら身につけること
- 人の印象を決めるのは「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つ。この3つのことを印象のトライアングルといい、この3つは、1つでも欠け落ちてはいけない。だからこそ、「見た目」、「ふるまい」、「話し方」の3つは、正三角形の様に綺麗にバランスを整えながら身につけること。
- そして印象のトライアングルを綺麗に整えるには、「相手に対する思いやり」が欠けてはいけない。気持ちは言葉や表情、行動やふるまいなど、あらゆるものに現れる。「相手に少しでも心地いい時間を過ごしてもらいたい」という思いやりの心を持ち、印象のトライアングルを磨いていく。
丁寧(ていねい)なふるまいは相手への「敬意」
一方で、本当は気遣いのできる素敵な人だったとしても、ふるまいがガサツだと人柄も同じ様に思われてしまいます。
身のこなしは、その人の品格を表します。
そして、ひとつひとつの所作を丁寧に行うことは、相手への敬意を表すことにもなります。所作が丁寧で美しい人と一緒にいる時と、所作がガサツな人と一緒にいる時では、居心地の良さが違います。
居心地が良く、丁寧(ていねい)にふるまってくれている人が目の前にいると、誰でも嬉しく感じます。
丁寧(ていねい)な所作は相手への敬意のあらわれだと考えて、丁寧な所作を心がけてください。
そうすれば、あなたは自然と相手に素敵な人だという印象で記憶に残る人になることができます。
▼丁寧な所作は相手への敬意のあらわれだと考えて、丁寧な所作を心がける
- 身のこなしが美しければ、自然と上品な印象を持たれる。一方で、本当は気遣いのできる素敵な人だったとしても、ふるまいがガサツだと人柄も同じ様に思われてしまう。丁寧なふるまいをする人が目の前にいると、誰でも嬉しく感じる。丁寧な所作は相手への敬意のあらわれだと考えて、丁寧な所作を心がける。
初対面で好印象の身だしなみ
気心知れた人と会う時は自分の趣味嗜好(しゅみしこう)を優先して服装を決めても問題ないかもしれません。
ただし、初対面の人と会う時は、自分の趣味嗜好よりも、時と場所と場合を意識した服装をしてください。
例えば、ビジネスシーンでは「ビジネスカジュアル」と「オフィスカジュアル」を使い分ける必要があります。ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルの違いは、ビジネスカジュアルは他社を訪問しても問題ない服装。オフィスカジュアルは自社に来訪者が来たとしても恥ずかしくない服装だと考えてください。
この2つの服装は、どちらもスーツの様にかたい印象ではなく、柔らかい印象でありながら知性と上品さを相手に与えることができる服装です。
- ビジネスカジュアルの定番は、「ジャケット+パンツ」です。
ジャケットはウール、ポリエステル、ナイロンなどを含んだ素材を選んでください。色はネイビーやチャコールグレーなどから、明るめのグレーやベージュなど、ある程度幅広い色を使って問題ないです。そしてジャケットのインナーは襟付きのアイテムを選んでください。
- ビジネスカジュアルの定番は、「ジャケット+スカート」、もしくは「ジャケット+パンツ」です。
ジャケットは黒、白、紺、ベージュなどのベーシックな色、かつ、ベーシックなデザインを選んでください。ジャケットのインナーは男性と違い、襟(えり)なしのブラウスなどでもいいです。そして、ストッキングはナチュラルな足の色よりワントーン暗めの色を選んでください。あとは、体のラインがわかるデザインや肌の露出を避けると共に、アクセサリーに配慮してください。
一方で、オフィスカジュアルに関しては、社内の雰囲気によって変化します。
そのため一概には言えないですが、男性の場合、ジャケットにチノパンを合わせるだけでカジュアルダウンします。そして女性の場合、ジャケットをカーディガンに変えるだけでカジュアル度合いがダウンします。
▼初対面の人と会う時は、自分の趣味嗜好よりも、時と場所と場合を意識した服装をする
- 初対面で相手に好印象を与える服装とは、TPOを意識した服装。初対面の人と会う時は、自分の趣味嗜好よりも、時と場所と場合を意識した服装をする。
- ビジネスシーンでは「ビジネスカジュアル」と「オフィスカジュアル」を使い分けられる知識を身につけて。ビジネスカジュアルとオフィスカジュアルは、どちらもスーツの様にかたい印象ではなく、柔らかい印象でありながら知性と上品さを相手に与えることができる服装。
電話でのアポイントは疑問形を意識する
その際、アポイント打診の対応ひとつで、相手の受け取る印象が大きく変わるので注意が必要です。
- まず最初に「突然のご連絡、失礼いたします。私、株式会社○○、○○部の〇〇と申します。」と名乗ってください。
一度連絡をしたことのある相手の場合は、「いつもお世話になっております」と言い換えるといいです。そして、名乗り終えたら、「今、お時間をいただいてもよろしいでしょうか」と聞き、OKをもらえたら要件を疑問形で伝えます。
具体的には、「弊社の新サービスである〇〇について、〇〇さまに直接お目にかかってお伝えしたく、面談のお時間をいただくことは可能でしょうか」などと伝えるといいです。
そして、日程の打診に関しても疑問形を意識しつつ、複数の候補日から選んでいただく様にしてください。時間に関しては、「午後2時」ではなく「14時」などの2桁で時間を表現する方が間違いを減らすことができます。
▼アポイント打診の対応ひとつで、相手の受け取る印象が大きく変わるので注意が必要
- 営業の仕事をしている方は、顧客候補先にアプローチする機会があるはず。その際、アポイント打診の対応ひとつで、相手の受け取る印象が大きく変わるので注意が必要。
- 電話でアポイントを取る際、要件やアポイントの日程は疑問形で伝える意識を持つこと。アポイントの時間確認の際には、「午後2時」ではなく「14時」などの2桁で時間を表現する方が間違いを減らすことができる。
メールでアポイントを取る時の注意点
メールでアポイントを取る際に、最初に相手の目に入るのは件名です。
紹介者がいる場合は、「〇〇様よりご紹介をいただきました〇〇と申します。」の様に、その方の名前を件名に入れることで、迷惑メールと思われるリスクを軽減できます。
そして本文には、まず、「〇〇株式会社 〇〇部部長 〇〇様」と、相手の社名、所属部署、役職、名前を略さずに入れてください。その後、「突然の連絡、失礼いたします。〇〇株式会社の〇〇と申します。この度、〇〇株式会社の〇〇様よりご紹介をいただきまして、ご連絡を差し上げました。」と、挨拶と共に、メールを送った経緯を記してください。
- 件名には自社の商品やサービス名を入れた形式で、「〇〇のご紹介」と記載してください。
そして本文には「突然の連絡、失礼いたします。〇〇株式会社の〇〇と申します。貴社のホームページを拝見し、弊社の〇〇というサービスでお役に立てるのではないかと思い、ご連絡差し上げました。」の様に記すといいです。
そのうえで、「弊社商品〇〇につきまして、一度お目にかかってお話しすることは可能でしょうか。お忙しい中恐縮ですが、ご検討いただけますと幸いです。何卒よろしく申し上げます。」の様に、要件を端的に疑問形で投げかけてください。
日程の候補は、アポイント了承を得た後でなければ「厚かましい」などの悪印象を与えかねないのでご注意ください。
もしアポイントが決まった場合には、アポイントの前日にリマインドメールをお送りしてください。そしてリマインドメールを送る際、文末に「返信は不要です」と追記しておくと印象が良くなります。
▼アポイント日程の候補は、アポイントの了承を得た後でなければ「厚かましい」などの悪印象を与えかねないので注意!
- メールでアポイントを取る際に、最初に相手の目に入るのは件名。紹介者がいる場合は、「〇〇様よりご紹介をいただきました〇〇と申します。」の様に、その方の名前を件名に入れることで、迷惑メールと思われるリスクを軽減できる。
- 本文には、まず、相手の社名、所属部署、役職、名前を略さずに入れ、その次に、挨拶と共に、メールを送った経緯を記入。そして要件を端的に疑問形で投げかける。アポイント日程の候補は、アポイントの了承を得た後でなければ「厚かましい」などの悪印象を与えかねないのでご注意を。
絶対に守るべきマナー
■アポイントの時間は厳守
遅れるのは当然ダメですが、早すぎるのも先方に負担をかけてしまいます。最寄駅(もよりえき)に早めに着いてカフェで適度に時間を潰す程度のスケジュールで行動してください。
■訪問の際、コートの様な上着は、訪問先のエントランスなどで脱いで片方の腕にかけておく
訪問先に着いた際、受付で「上着をお預かりしましょうか?」と声をかけて頂いた場合は預けても問題ないです。もし声がけがなければ、小さく畳んで自分の鞄の上に置いてください。もしコートかけがある場合にも、「どうぞ」と声がけがあるまではかけないようにしてください。
■名刺交換の際は、目下の人から差し出すのがマナー
相手よりも先に名刺をお渡しする準備をしておき、相手が来たら自分から名刺を差し出す様にしてください。そして相手の名刺を受け取る時は「頂戴します」と言い両手で受け取ってください。
両手で受け取る際は、相手の会社の社名やロゴマークを自分の手で隠すことなく、名刺の角を持ち受け取ってください。もし名刺を差し出すタイミングが相手より後になった場合には「申し遅れました」と言ったのちに名刺を差し出してください。
■椅子に座る際は、相手から「どうぞ」と言われた後に座る
そして、受け取った名刺は名刺入れの上に乗せた状態で、自分の左上辺りに置く様にしてください。
▼ビジネスにおけるマナーは守ることでより良い関係を築ける
- ビジネスシーンで直接相手とお会いする際には、守るべきマナーがいくつかある。
- まずは、アポイントの時間は厳守。遅れるのは当然ダメ、早すぎるのも先方に負担。そして、コートの様な上着は、訪問先のエントランスなどで脱いで片方の腕にかけておく。名刺交換の際は、目下の人から差し出すのがマナー。相手よりも先に名刺をお渡しする準備をしておき、相手が来たら自分から名刺を差し出す様に。椅子に座る際は、相手から「どうぞ」と言われた後に座る。そして、受け取った名刺は名刺入れの上に乗せた状態で、自分の左上辺りに置く様にする。
距離感を意識する
パーソナルスペースとは、人が近づいてきて不快に感じない距離感のことです。
人が近づいてきた時に心地良いと感じたり不快に感じたりする距離感には違いがあります。
人と接する時には、自分のパーソナルスペースではなく、相手のパーソナルスペースを意識するようにしてください。
パーソナルスペースは一般的には「公衆距離」、「社会距離」、「個体距離」、「密接距離」の4つの距離感に定義されています。
1つ目「公衆距離」
約3.5メートル以上で、講演会や演説、公共の場などでの距離感です。見ず知らずの人と接する場合でも不快に感じない距離感とされています。
2つ目「社会距離」
1.2メートルから3.5メートルで、職場の同僚や上司、取引先との距離感です。会議や打ち合わせなどでは、この距離感を保つようにするといいでしょう。
3つ目「個体距離」
45センチメートルから1.2メートルで、親しい友人や同僚との距離感です。普通に会話する時にはこの距離感を意識しましょう。
4つ目「密接距離」
0から45センチメートルで、家族や恋人などの距離です。スキンシップを行っても不快に思わない、ごく限られた人だけの距離感となります。
この4つのパーソナルスペースを知識として押さえつつ、相手が心地いと感じるパーソナルスペースを見極めてください。
相手に心地良い時間を過ごしてもらう距離の取り方も、相手に対する思いやりです。
▼人と接する時には、自分のパーソナルスペースではなく、相手のパーソナルスペースを意識するようにする
- 人にはそれぞれのパーソナルスペースがある。パーソナルスペースとは、人が近づいてきて不快に感じない距離感のこと。人が近づいてきた時に心地良いと感じたり不快に感じたりする距離感には違いがある。
- 人と接する時には、自分のパーソナルスペースではなく、相手のパーソナルスペースを意識するようにする。距離の取り方に注意することも、相手に対する大切な思いやり。
1文字変えて好印象を与える
ここでは好印象を与える1文字変換の例を3つ紹介します。
1つ目は「「が」を「も」に変える」
例えば、取引先に、綺麗な花が飾ってあった時には、「花がきれいですね」と伝えるよりも、「花もきれいですね」と伝える方が印象がいいです。「花が」と伝えると、花だけを褒めている印象を与えてしまいます。それに対して、「花も」と伝ると、花以外のものも褒めている印象を与えます。
2つ目は「「で」を「が」に変える」
例えば、訪問先で「コーヒーと紅茶はどちらがよろしいですか?」と質問をされた時、「コーヒーでお願いします」と伝えるよりも「コーヒーがいいです」と伝える方が印象がいいです。「コーヒーで」と伝えると、コーヒーがいいのではなく、仕方なくコーヒーを選んでいるニュアンスを含んでしまいます。
3つ目は「「で」を「に」に変える」
例えば、会議などで指名して業務を依頼する際に、「あなたでお願いします」と伝えるよりも、「あなたにお願いします」と伝える方が印象がいいです。「あなたで」と伝えると、なんとなく間に合わせでしょうがなく依頼したニュアンスを含んでしまいます。
たった1文字で相手に伝わるニュアンスと印象は大きく変わります。
相手に思いやりの気持ちを込めて、1文字に意識を向けてコミュニケーションをとってください。
▼人と話す時には、普段使っている言葉を1文字変えるだけで、相手にいい印象を与えることができる
- 人と話す時には、普段使っている言葉を1文字変えるだけで、相手にいい印象を与えることができる。例えば、取引先に、綺麗な花が飾ってあった時には、「花がきれいですね」と伝えるよりも、「花もきれいですね」と伝える方が印象がいい。訪問先で「コーヒーと紅茶はどちらがよろしいですか?」と質問をされた時、「コーヒーでお願いします」と伝えるよりも「コーヒーがいいです」と伝える方が印象がいい。
- たった1文字で相手に伝わるニュアンスと印象は大きく変わる。相手に思いやりの気持ちを込めて、1文字に意識を向けたコミュニケーションをとっていく。
話をする際の視線
多くの人が幼い頃から、人と話をする時は相手の目を見て会話をする様に教わっていると思います。ただし、1対1で会話をする時、相手の目を直視すると、時には相手に緊張感を与えてしまうことがあります。
だからこそ、1対1で会話をする時は、まずは相手の目を直視するのではなく、相手の片目だけを見るように意識してください。
そして次に、相手の鎖骨あたりに視線を落とし、その後、最初に見ていた目と逆の目を見てください。
これを「視線のV字移動」と言います。
視線を移動させるタイミングは、相手が視線を外したタイミングに合わせてください。もし相手が視線を外さないのであれば、自分が疲れたタイミングで視線を外しても問題ないです。視線のV字移動を取り入れると、相手には目を見て真剣に話を聞いている様に映りつつ、目を直視するよりも柔らかい印象を与えることができます。緊張感はその場の居心地に直結します。
少しでも相手の緊張がなくなるように意識してください。
- どんなに人数が多くても1人の人を見て話をしてください。
話の区切りが来るごとに、次の人、また次の人と視線を移動させながら、常に1人の人に集中するんです。
▼1対1で会話をする時、相手の目を直視すると、時には相手に緊張感を与えてしまうことがある
- 人と会話をする際、相手の目を見て話をすることは非常に大切。ただし、1対1で会話をする時、相手の目を直視すると、時には相手に緊張感を与えてしまうことがある。1対1で会話をする時は、まずは相手の目を直視するのではなく、相手の片目だけを見るように意識。
- そして次に、相手の鎖骨あたりに視線を落とし、その後、最初に見ていた目と逆の目を見る。これを「視線のV字移動」という。そうすることで、真剣に話を聞いている印象を与えつつ、両目を直視するよりも柔らかい印象を与えることができる。
- セミナーやプレゼンなど、1対多数で話をする時には、どんなに人数が多くても1人の人を見て話をする。話の区切りが来るごとに、次の人、また次の人と視線を移動させながら、常に1人の人に集中する。この様な視線を送ることで、会場にいる多くの人が「自分に話してくれている」と感じる。
まとめ
著者:冨澤理恵(とみざわりえ)】
- 印象のトライアングル
- 丁寧なふるまいは相手への「敬意」
- 初対面で好印象の身だしなみ
- 電話でのアポイントは疑問形を意識する
- メールでアポイントを取る
- 絶対に守るべきマナー
- 距離感を意識する
- 1文字変えて好印象を与える
- 話をする際の視線
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