「あの人の才能をトレースする技術」 森 貞仁

こんにちは、あっきーです!

世の中には「成功者」と言われる人たちがたくさんいます。しかし、彼らは最初から成功者だったわけではないです。

あっきー
普通の学生、普通の会社員だったところから、一段一段、ステップを上って、その結果、今いる場所にたどり着いたわけです。

モコ
やっぱりそれは才能なんでしょうか?

成功している人や何かで飛び抜けた結果を出す人を語るときに、「才能」という言葉が使われがちです。もちろん、人によって向き不向きがありますし、ある能力が圧倒的に高い人もいます。

しかし、多くの場合、才能を分解していくと、誰でもトレース、つまりマネをすることが可能であることがわかります。特にビジネスの世界では、大きな結果を出していても、行動の一つひとつは、単純でマネがしやすく、小さなことです。「できる」「できない」で考えたときに、誰でもできることばかりです。

成功して、お金が手に入るようになれば、全てが変わります。あらゆる意味で「選べる」ようになります。より楽しく、ストレスのない人生になります。

  • 好きな服を選べる。
  • 高級な夕食を食べられる。
  • ラグジュアリーホテルを選べる。
  • 世界中から旅行先を選べる。
  • どんなビジネスをするのかを選べる。
  • 何を大切に生きていくのかを選べる。 etc...

そんな自分で選ぶことのできる人生を手に入れるために必要なのが、成功者の「才能」をトレースすることです。今回は、成功者の才能をコピーして成功する方法を12個解説していきます。このブログがタメになった、参考になった人は、是非コメントをお願いします。

Contents

1.「5つの力」を身につける

どんな道に進むにしても、自分で選ぶならそれでいいです。しかし、自分で選択できずに、選択できる可能性にすら気づかずに、今の場所にいる人は多いと思います。自分の価値観で進む道を決めることが大事です。そのために必要なのが、次の「5つの力」です。

大切な5つの力
1.観察する力
2.分析する力
3.真似する力
4.拡大する力
5.つながる力

あっきー
結果を出すために独立したり、起業したり、会社員のままでも仕事のやり方を変えたりします。
具体的な行動
■成功者と呼ばれる人や会社の先輩や上司がやっていることを、自分も同じように「真似」する
①どんな人を真似すれば成功確率が高くなるかを、「観察」する
②そのうえで、成功者のしている仕事や会社、ビジネスモデル、市場などを「分析」する
→成功者の仕事やビジネスそのものがどんな要素で成り立っているか、同じように再現するためのポイントを見つける
③「真似」をして結果を出せるようになれば、自分の強みを加えて「拡大」する

将来的に組織を築いたり、協力関係を築いたりするためにも、人脈が必要です。

順番まとめ
「観察」→「分析」→「真似」→「拡大」→「つながる」

あっきー
ぜひ意識してみてください。

2.「分析」と「真似」する人を選ぶ

あっきー
分析や真似の対象者として、どんな人が適切だと思いますか。

モコ
うーん...なんだろう?

「仕事のできる人」「優しい人」「頭のいい人」、いろいろあります。しかし、何をもって仕事ができるのか、優しいのか、頭がいいのかと考えると、はっきりと選べないです。

対象者の基準は次の3つです。

対象者の基準3つ
1つ目「仕事で成果を出す人」 2つ目「標準的な人」 3つ目「人間的に嫌だと感じない人」

対象者選びの条件として、その人の外見や言動を見ていきます。それらを評価するためには、こちら側にもある程度の知識が必要です。

モコ
具体的にはどんな知識が必要なんですか?
例えば
■誰かの言葉遣いを評価する→こちらも常識的な言葉遣いを知っておく必要がある
■外見を評価する→どんなファッションが流行っているのか、どんな客層に向けてどんなブランドがあり、どれくらいの値段で売られているのか、基本的なところは押さえておく必要がある
⇨本を読んで、社会人として恥ずかしくないくらいの常識を身につけたり、雑誌を見てファッションの流行をチェックすること!

それが周囲から見た自分の評価にも影響することになります。

3.直接聞けることができる相手を選ぶ

インターネット上にもたくさんの成功者がいます。彼らを「分析」や「真似」の対象者として考えることもできます。

対象者をネットで探すこと自体に問題はないですが、必ず「実際に会える人」を基準にしてください。リアルな場でセミナーを開催している人や、直接連絡を取ることができて、その後の付き合いも見込める人です。

モコ
どうして直接会うことが大事なのかな?
直接会うメリット
■学ぶ効果が高い!!
⇨✔️文章や通話よりも、実際に会って話を聞くほうが得るものは大きい
✔️生の声を聞くことが、再現性を高めることにつながる

新入社員のときにどんなことをしたのか、どんな上司がいたのか、今の自分の姿を想像していたかなど、リアルな情報を自分に照らし合わせることです。それによりつまずきそうなポイントや、飛躍のタイミングがわかります。

最も大きいメリットは、相手の人格や価値観がわかることです。会ったことのない人や人間的に共感できない人を真似することはできないです。人間性に共感できることは大事です。また、何か疑問に思ったことを、すぐ聞けるという関係性が大切です。

あっきー
自分のまわりにいる人の中から対象者を探すほうがスムーズです。

4.「共感」できる人を選ぶ

「分析」や「真似」するときに、絶対に外してはいけない点があります。最も大事なのは、その人の「価値観」に共感できるかどうかです。

モコ
価値観ってそん何大事ですか?

あっきー
人には、行動や選択の基準となる、何かしらの価値観があります。

「自分が最優先」という人もいれば、「何事も家族のために」という人もいます。ガンガン稼いで出世したいという人もいれば、給料は安くても自分の好きな仕事をしたいという人もいます。

おすすめの方法
生い立ちを聞くこと。
「どこで生まれたのか」から始まって、通った高校や大学、就職・転職、結婚など、必ずどこかで人生の選択があったことがわかるはず

良い大学を出て上場企業に勤めたのに、急にレールを外れる人もいます。転職回数がとても多い人もいます。結婚・離婚を繰り返す人もいます。それらが良い悪いというわけではなく、その理由が大事です。

人生の岐路に立ったときに、なぜその道を選んだのかを聞くことで価値観がわかります。仮に世間的には間違っているととらえられるようなことであっても、自分が聞いて納得できるものであれば、問題ないです。

5.成功者をそのままトレースする

型を覚えてから、自分なりのやり方をすることが一番成功確率の高いやり方です。だからこそ、上司や先輩は「こうやれ」と自分のやり方を教えてくれます。

仕事のできない人に限って、このことを「押し付け」だと考えます。言われたことを、そのままやらないです。

あっきー
先輩や上司に比べて経験も実績も浅いのに、「あの人のやり方は間違っている」と自分のやり方でやろうとします。

実際の行動としては同じようにやれば問題ないですが、すべて真似をしても意味はないです。対象者のやり方を自分のものにして、その先で自分だけのオリジナリティを発揮することが大切です。

オリジナリティ発揮のためには
■成功者がしている仕事がどのように影響し合って、結果につながっているのかを見極める
⇨✔️その過程で、再現するためには絶対に外してはいけない要素や、代替可能な要素がわかる
✔️同時に、自分なりのやり方も見えてくる

「こうしたらもっと良くなる」「自分だったらこうやる」ということが出てきます。そうしたら「自分なりのやり方」をストックしておくことが大事です。仕事をひととおり真似できるようになってから、必要ない工程を削ったり、自分なりにアレンジしたりしてください。そこからオリジナリティが育っていきます。

6.仕事を「パーツ」に分解する

成功者がしている仕事を真似するためには、仕事を「パーツ」に分けて考えることが必要です。全体をざっくりととらえているだけでは、細部が抜け落ちてしまいます。

仕事をパーツに分けて捉える目的
①成功者と同じことをできるようになる
→再現するうえで何かが足りないとか、違うものが入ってしまうということが起きないようになる
②それぞれのパーツが、自分でもできることかを判断する
→成功者がしている仕事を分解したら、1から10までのパーツがあったとする。そのうち、4が自分のできないことだったら、実際に真似したときに自分がつまずく場所がわかる。

注意しなければいけないのは、できるかできないかを考えているだけでは、いつまで経っても行動に移れないということです。パーツの分解と並行して、各パーツを実際にやってみてください。

あっきー
まずはすぐに真似のできることから始めます。とにかく手をつけてみることが大事です。

7.動き出してからの仮説を立てる

行動してみると、実際にはやってみないとわからない部分があります。経験がないことや指標がないことは、仮説を立てるしかないです。

モコ
仮説は絶対に立てた方がいいんでしょうか?

あっきー
仮説があるのとないのでは大きく違います。
例えば

趣味で釣りをするとします。

  • どこの川がいいか
  • 朝か夕方か
  • どんなルアーを使えば魚がどう反応するか頭の中で先読みする etc...

それをせずに行き当たりばったりで頑張っていても勝率は上がらない。
⇨その先読みが「仮説

仕事となると、なぜかそこが抜けてしまう人が多いです。会社員の場合、仮説を立てなくてもどうにかなるという側面もあります。よほどのことがなければ、給料が減らないからです。会社員として働くにしても独立するにしても、それではこれから先の時代はやっていけないです。常に不確定要素を想定しておく必要があります。

あっきー
何か変化があったときに、対応できる人は強いです。

不確定要素への対処方法を、あらかじめ用意しておきます。具体的な対処方法を準備するところまではできなくても、想定しておくだけで行動は変わります。不確定要素が起きたときに対応できないのは、想定をしていないがためにパニックになるからです。

ビジネスを安定させる基本
スタート時だけではなく、常にこれから先の仮説を立てる。

オススメなのは、行動の結果の「最悪」を常に想定しておくことです。最悪の結果を想定しておくことで、そうなった場合に次の行動に移ることができます。

モコ
あらかじめ準備しておくことで、精神的にも余裕を持って対応できるよね。

8.自分の「強み」を知る

自分が得意なことで、なるべく多くの価値を生み出すことがビジネスの本来の形です。自分にしかできないことで、新しい価値をつくり出してください誰にでもできる仕事は、これからAIに代替されたり、他の人に流れてしまったりします

成功者は少数派です。市場で勝っているビジネスも少数派です。つまり、僕たちも、少数派にならないといけないです。

モコ
どうやったら少数派になれるんでしょうか?

あっきー
それは「オリジナリティ」です。
オリジナリティ構築のカギ
自分の「強み」を知ること

ただ、その強みがなかなか見つからない人もいます。まずは冷静に自分自身を見つめてください。強み弱みと考えるのではなく、自分を深く知ることが大切です。そこから他者との違いが見えてきます。「他者との違い」は必ず強みに変えていくことができます。

そして、何より大事なのは、その強みを生かす道が、自分の価値観に沿っているものであることです。自分の価値観の上にしか、強みは生まれないです。自分の価値観を基準に強みを生かすことがオリジナリティです。

あっきー
オリジナリティを拡大していくことで、自分らしいやり方で、自己表現できるようになります。そしてそれがビジネスの結果にもついてきます。

9.オリジナリティを広げる

オリジナリティというと、他人とは違うものや、今までにないものを想像しがちですが、今とは別の仕事をすることはオススメできないです。新しい価値は、今いる場所から創り出すものです。

あっきー
もちろん、現在の仕事とは別にやりたいことがあって、絶対にチャレンジしたいというなら、覚悟をもって進めばいいと思います。

しかし、「今の状況を変えたい」「もっとたくさん稼ぎたい」という理由で別の仕事を選ぶのでは、うまくいかない場合が多いです。

別の仕事にするデメリット
■またゼロからのスタートになり、ずっと培ってきたスキルやノウハウの多くは、役に立たない。
→新しい仕事に必要なノウハウを、また何年もかけて得ていかなければいけなくなる
一番再現性の高いオリジナリティの築き方
 1.成功者のやっていることをまず真似て、同じようにできるようになる
2.その過程で自分の強みを見つけ、その強みをより生かせるように、ビジネスの枠を少しずつ広げる
3.今自分のいる場所に軸足を置いて、一歩別の場所へと広げる

すでに結果の出ているものに、自分のオリジナリティを加えて、少しずつ範囲を広げてください。その結果、初めにいた場所とは違う場所へと進むことができます。

10.「上」と「横」と「下」に人脈を持つ

当然ですが、一人でビジネスはできないです。会社員であればもちろん、フリーランスで働く場合も、取引先や委託先の力は借りなければいけないです。一人でできることには限界があります。

あっきー
どう考えても人の力を借りなければいけないです。

そうした意味で、ビジネスにおいて人とつながることは必須です。人脈は、「上」と「横」と「下」に必要です。

人脈の
■「上」は、自分に何かを提供してもらう相手。「分析」「真似」の対象者になる。
⇨それからもっと身近な視点で、先輩や上司など、目上の人との関係性も重要
■「横」のつながりは、同じレベルで話ができる人、具体的には、同僚や同期。
⇨競争相手として切磋琢磨できる相手であり、お互いにアドバイスできる関係でもある
■「下」は部下や社員。
⇨結果を出していけば自分のチームや部署を持つようになる。自分が人の下で働くときとはまた別の考え方も必要になる

人脈は大事ですが、人とつながることと、人に合わせることは違います。周囲の人に影響されない自分の軸が必要です。

人に影響されてやり方を変えれば、人生を選ぶことのできなかった自分に逆戻りです。真似をするにしても、ビジネスで協力してもらうにしても、自分の下で働いてもらうにしても、相手のやり方に合わせないといけないのではうまくいかないです。

11.成功者が何を求めているかを知る

成功するためには、成功者と仲良くなることが効率的です。組織に属している限り、上下関係は必ずついて回る問題です。誰の下で仕事をするかで、自分の評価も実績も大きく変わります。できない先輩と一緒にいても出世はできないです。

しかし、上司や先輩であっても起業家であっても、成功者は、自分にとってメリットがない人を相手にするほど暇ではないです。彼らとつながるためには、こちらが何を提供できるかが大事です。それにはまず、自分で実績を出すことです。それが上司にとって、また、その上役の人からの評価になります。すぐに実績を出すことが難しければ、取り組む姿勢でもいいです。

あっきー
ただし、「頑張っています」と言うだけなら誰でもできます。やっているフリが一番評価を下げます。

やる姿勢を見せるためにも、数字で表せるものであることが大事です。

  • 人より仕事量を増やす
  • セールスで契約できなかったとしても、アプローチの数を増やしたりする

これで上司は「頑張ってるな」と思ってくれます。成功者に自分を認めてもらうことができたら、そこからはコミュニケーションです。

簡単に言えば、〝報連相〟です。「自分はこういう意図でこう動きます」「結果、こうなりました」ということを常に共有しておくことが大切です。上に立つ人ほど、メンバーがどう動いているのかを把握することで、効率的にビジネスを運びたいと考えているはずです。

もちろん、共有によってアドバイスをもらえるというメリットもあります。会社の中で自分のやりたいことをやったりポジションを上げたりしようと思えば、社長と仲良くなるのが一番です。

まとめ
1.まずは自分を認めてもらうために、周囲との差別化を図る
2.そのうえで、相手の立場だったらどう動いてほしいかを考える

12.付き合っていく相手を選ぶ

ビジネスをするうえで、「どんな人と組むか」はとても大事です。同僚や上司、部下という形でメンバーをそろえる場合もあるし、ビジネスパートナーとして協力会社と関係性を築くこともあります。

あっきー
ビジネスをするうえでは、他人がいなければ成り立たないパーツや、人に頼むことで効率化されるパーツはたくさんあります。

それがビジネス全体にとって不可欠なパーツだったり、自分たちのリソースだけではできないパーツだったりすることもあります。こうした協力関係を、誰と組むかが、ビジネスの結果を左右する要素になります。価値観や仕事に対する姿勢があなたに合う人を選んでください。いい印象を持てない相手と無理をして仕事をしても楽しくないです。

モコ
それに、自分が相手に嫌な印象を感じているということは、向こうもそう思っている可能性が高いよ!

実際には、会社の中で組む相手を選ぶのは難しいです。将来的に自分でかかわる人間を選べるようになったときの心構えとして、なるべく嫌な相手とは付き合わないようにしてください。

まとめ

解説は以上です。
自分を知ることで、結果が出ます。結果が出ることによって、他者に必要とされるようになります。他者に必要とされることで、さらに自分のできることが増えていきます。この繰り返しです。つまり、自己分析ができれば、必ず成功します

自分がどのポジションにいるのか、自分の個性や能力がどこに生かせるのかを考えてください。自分と一番長く、深く付き合っているのは自分なのに、みんな自分のことを知らないです。自分のことさえ知っていれば成果は出ます。

本来、誰でも自分を受け入れることができるはずです。生きているだけで、自分は世の中に1人だけの尊い存在です。ただ、現在の社会ではその価値が見えづらいため、成功体験や人からの感謝によって自信というものが定義されているだけです。

今回紹介したアクションプランはビジネスでの成功はもちろん、自分を受け入れることにもつながります。自分に自信を持てていない人は自信を持つために、自信を持っている人はさらにその自信を強固なものにするために、役立ててください。今回の解説が良かった、タメになった人は、コメントをお願いします。

「あの人の才能をトレースする技術」
1.「5つの力」を身につける
2.「分析」と「真似」する人を選ぶ
3.直接聞けることができる相手を選ぶ
4.「共感」できる人を選ぶ
5.成功者をそのままトレースする
6.仕事を「パーツ」に分解する
7.動き出してからの仮説を立てる
8.自分の「強み」を知る
9.オリジナリティを広げる
10.「上」と「横」と「下」に人脈を持つ
11.成功者が何を求めているかを知る
12.付き合っていく相手を選ぶ

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