あなたは自分の考えがしっかり相手に伝わっていると思いますか。
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突然ですがここでクイズです。
この話には、「伝わる技術」が凝縮されてます。技術といってもちょっとしたコツを身につけるだけなので難しいことではありません。
もし、日常生活や仕事上で相手に対して「伝わらない」と感じているようでしたら、ぜひ「伝わる技術」を身に付けて下さい。伝わり方が大きく変わりあなたの自信に大きく繋がるでしょう。
今回は、「あなたの生活により良いコミュニケーションをもたらす3個の考え方」を紹介します。ぜひこのブログを見て、人生における「伝える」ことの悩みから解放されてください。
- 人は正しいかどうかではなく「伝わったこと」で判断する
- 「伝わる」は7階建て構造
- 伝わる技術
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Contents
1. 人は正しいかどうかではなく「伝わったこと」で判断する
どんなにいい考えであろうといい商品であろうと、伝わらないものは存在していないことと同じです。
会社に、とても努力家で地道に頑張るタイプなのですが自分をあまりアピールしない男性がいるとします。
上司にとっては、その人よりもしょっちゅうゴマをすっている社員の方が評価が高いようです。
ではどうやって伝えたらいいのでしょうか?
伝え方の課題として、「量の問題」と「質の問題」の2つがあります。
量の問題:「伝える頻度・回数」のこと。
一度伝えただけでは伝わらないことは多々あります。繰り返すことが大事です。
上司に評価されていない彼の場合は、報告や相談の「接触頻度を高める」ことによって彼自身をアピールすることができます。
人やモノやサービスに何度も触れることで、警戒心がどんどん薄れていき関心や好意を持ちやすくなる心理的な効果があります。
質の問題:「伝え方の質」のこと。
しかし、伝える頻度を高めることによって、相手にマイナスな感情を抱かせてしまうこともあります。
そこで「質」が大切になります。
話がわかりにくい、抽象的すぎる、これらは「伝え方の質」の問題です。いくら一生懸命伝えたところで相手からしたら「何が言いたいのかよくわからない」というのはとても残念です。
相手が分かってくれないのではなく、自分の「伝え方」の問題だったんですね…
「伝えたい、わかってもらいたい」のであれば、頻度を高めるとともに伝え方を工夫し、質を上げることが大切です。
2. 「伝わる」は7階建て構造
「伝え方」には7つの構造があります。まずは構造を知ることで全体像や本質の理解ができます。
【1階】ゴール設定
【2階】納得感(理解する、腑に落ちる)
【3階】相手ベース
【4階】見える化
【5階】聞く力
【6階】親近感
【7階】信頼感
伝える構造を、7階建てのビルのように考えてみてください。
【1階】ゴール設定
「伝わる」には「何のために」のゴール設定が必要です。
たとえそれが雑談であったとしても「相手と仲良くなるため」など、ゴールはあります。
まずは、ゴールを決めることが大切です。
【2階】納得感(理解する、腑に落ちる)
納得感とは理解する、腑に落ちるということで、これがあって初めて「伝わる」が生まれます。
例えば「あなたの言っていることがよくわからない」という状態は相手の納得感を得られていません。対して「あなたの言ってることはわかるけど、そうは言ってもなかなか難しい」という状態であれば納得感までは得られたことになります。
相手の納得感がないと伝わったことにはなりません。
【3階】相手ベース
「伝わる」とは「伝えること(言うこと)」ではありません。
上司と部下の会話でこのようなことがあったとします。
上司「ちゃんとこの件は相手に伝わったのか?」
部下「言いました。でも「わからない」と言われました」
上司「それじゃぁ、伝わったことにならないじゃないか?」
部下「でも言いました!」
このように、「言いました」=「伝わった」という誤解がよくあります。
【4階】見える化
「伝わる」とは「納得感を得ること」ですが、その為には相手の頭の中に「見える化」させることが大切です。
話がわかりやすいといわれている人は「見える化の達人」です。
五感とは、視覚、味覚、嗅覚、聴覚、触覚です。
このような要素を感情と併せて伝えることによって「カレーの景色」が見えてきます。
【5階】聞く力
◯自分の話を「聞いてくれる」と、親近感やお返しをしたくなります。
聞く力というのは、それほど相手の心を動かします。
【6階】親近感
親近感も「伝わるか伝わらないか」を左右する重要な要素です。
例えば、嫌いな人が話した内容は素直に入ってこないものですが親近感があるとその人の話しが素直に入ってきます。
- 共通点を見つける
- 相手に興味を示す
- 自分のダメをさらけだす
- 笑顔
まずは相手の話を聞いて距離を縮め、親近感を生むことで相手はあなたの言うことを聞いてみようと思うのです。
【7階】信頼感
「伝わる」で大切なことのひとつが「信頼感」です。
- 誠実さ
- スキル・能力
- 結果・成果
- 接触頻度
- モラル
- 関心
- 意義・動機
3. 伝わる技術
ここでは、伝える技術を7つ紹介します。
- 比較の法則
- ファクトとメンタルの法則
- 言い換えの法則
- 数字の法則
- 読点の法則
- 3つのグッドの法則
- 本能の言語化
①比較の法則
ある物事の魅力や価値というのは、比較することで明確になります。「比較」することで違いが見える化し、魅力が浮き彫りになってきます。
②ファクトとメンタルの法則
「伝える」を考えるときは「ファクト(事実)を伝える」と「メンタル(感情)を伝える」の2つに分けます。この2つがごちゃごちゃになっているケースがよくあります。
上司が部下のミスを怒っている場面です。
上司「なぜちゃんと報告をしなかったんだ?そのせいでトラブルが大きくなったじゃないか!」
この場合、
伝えるときは、ファクトとメンタルを分けて考え、伝えてください。
「ファクト」と「メンタル」の両方をうまく活用する。
(例)カルビーかっぱえびせんの広告コピー「やめられない、とまらない」です。
「やめられない」→メンタル
「とまらない」 →ファクト
メンタルとファクトを両面から伝えた名コピーです。
③言い換えの法則
言葉の力とはすごいものです。
一見同じようなことでもどういう言葉をのせるかで伝わる価値が全く変わってきます。
このように相手や自分にとって背中を押してくれる、そんなときに力を発揮するのが「言い換え」です。
言葉を変えることは、「思考」を変えることです。そして思考が変われば「行動」、行動が変われば「未来」は変わります。言い換えは、未来が変わる第一歩ということになります。
- 「老化」→「進化」
→年をとることへの不安が期待に変わります。 - 「失敗」→「課題発見」
→失敗を後悔の対象にするのではなく未来の糧にする、そうすれば自分の成長につなげることができます。 - 「悪口」→「きづき」
- 「お腹すいた」→「天然デトックス」
- 「我慢」→「ゲーム」
④数字の法則
数字も「伝わる技術」のひとつです。
なぜなら数字を用いることで「相手の頭の中に見える化させること」が出来るからです。
後者の「年間100頭しか出回らない牛肉」と言われる方が、レア度が高まります。
スペシャル感が出ると記憶にも残りやすく、また数字が入ることによってイメージがつきやすくなります。
また、より効果的に数字を使うには相手が想像しやすい数字を使うという方法があります。
(例)「畑の広さは10haです」より「畑の広さは東京ドームの約2個分です」と言われたらイメージがつきやすくなります。
⑤読点の法則
読点(、)は伝わる強度を上げてくれます。
例①
松任谷由実さんの名曲『春よ、来い』は読点がついていることで、春が来てほしいという思いがより強く伝わってきます。
さらに伝わり方の強度を上げる体言止めという方法もあります。
なぜかというと、体言止めは「気になる」を生み出すからです。
例②
「仕事のミスが多い人がやっている5大悪習慣」というタイトルがあったとします。
しかし、もしこのタイトルが「仕事のミスが多い人はこの5つの悪習慣をやっている」というタイトルだったらどうでしょうか?
伝えてる内容は同じですが、伝わり方の強度はかなり違います。
⑥3つのグッドの法則
- 「自分グッド」
- 「あなたグッド」
- 「社会グッド」
この3要素を入れると、興味関心が高まります。
店員に、こんな椅子を勧められたらどうでしょうか?
「この木の椅子は長時間座っていても疲れがたまりにくいのでリモートワークにぴったりです。それにこの椅子に使っている木は温もりがある木なので冬場でも座る時にヒヤッとした冷たい感覚を味わわずにすみます。だから高齢者の方にもおすすめです。木は全て間伐材を使用しているので環境にもやさしいです。」
自分にとっても良い、あなた(家族)にとっても良い、社会にとっても良いという3つのグッドが含まれている表現です。
これは、江戸時代から明治時代にかけて活躍した近江商人の「三方良し(売り手よし)(買い手よし)(世間よし)」という考え方に通じていると思います。
⑦本能の言語化
『おもしろき こともなき世を おもしろく(高杉晋作)』や『意志あるところに道は開ける(エイブラハム・リンカーン)』など、多くの人の心に届く「心に響く言葉」「名言」というものがあります。
それは、みんなの中にある本能を言葉にする「本能の言語化」をしていることが一番の理由です。
「本能」を見つけそれを言葉にするには「セルフ問答」という方法があります。
モスバーガーで商品化してヒットした「バターなんていらないかも、と思わず声に出したくなるほど濃厚な食パン」というものがあります。
食パンブームは以前から起きていましたが、モスバーガーはさらに深い本能を発見し言語化しました。それが「バターなんていらないかも」です。
この「バターなんていらないかも」という部分に到達するためのセルフ問答をしてみましょう。
まとめ
- 人は正しいかどうかではなく「伝わったこと」で判断する
- 「伝わる」は7階建て構造
- 伝わる技術