こんにちは、あっきーです!
しかし本当の勝負は50代からです。 50代は人生の終盤にはなっていないです。
50代という年齢でなければ出来ないことはたくさんあります。「本番はまだこれから」というくらいの気持ちでいることが大切です。
しょぼくれた感じは、自分がそう感じてしまうだけです。自分がそう感じると、それが現実になってしまいます。体より先に、気持ちがめげてしまっているのです。これは、体の問題だけでなく、仕事でも同じです。
この本では、50代の人生も好転する方法を61個紹介しています。今回はその中から厳選した特に意識して欲しい8個を解説していきます。将来が不安な人、50代をどう過ごしたら良いかわからない人、喪失感を乗り越えたい人におすすめのブログです。
勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントください。
Contents
50代からは、「尊敬される人」と「されない人」に分かれる
どんなにお金持ちになっても、尊敬されるとは限らないです。どんなに仕事ができても、尊敬されない人がいます。そうなると、その人の幸福感はいつまでも満たされないです。
ちょっと前までは、近所にカッコいいオジサンがいました。飲み屋にいたり、仕事場でも決して上の役職でなく、どんな職業かはわからないオジサンが着物をビシッと着ていました。
自分も、その年齢になった時に、カッコいい、年下から憧れられる人を目指せばいいです。
そのために自分自身が、年上の憧れる人を持っていることが大事です。 自分の年下にライバル心を燃やす女性は、年齢コンプレックスを持っています。「早くあんなふうになりたい」と、年上の憧れの目標を持っていれば歳をとることは怖くないです。 憧れられる30代、60代になるという目標値を持つことです。「若く見られよう」とすることを目標にしたり、若者たちと競争する必要はないです。
競争する相手は、自分よりもっと年上の人です。
▼満たされるためには、年下から憧れられる人を目指せばいい
- 50代からは、「尊敬される人」「 尊敬されない人」の2通りに分かれる。どんなにお金持ちになっても、尊敬されるとは限らない。どんなに仕事ができても、尊敬されない人がいる。そうなると、その人の幸福感はいつまでも満たされない。
- 満たされるためには、年下から憧れられる人を目指せばいい。自分自身が、年上の憧れる人を持っていること。「早くあんなふうになりたい」と、年上の憧れのお手本を持つことが大切。
50代は、第2の20代
最初のファースト20代と2回目のセカンド20代は、どちらも20代であることは共通です。
2回目の20代である50代は、そこそこの役職についた後、もう1回叱られるとしんどいです。「これだけの経験があるのに、なんで20代みたいなことをしなくちゃいけないんだ」と考える人は、うまくいかないです。
「また20代ができるんだ」と考えられることです。
口では「若くなりたい」と言いながら、20代のフットワークがなければ、ただよぼよぼの経験のない20代にすぎないです。それならファースト20代の勝ちです。 会社は給料の安い20代を採ります。もう1回、経験を持ってフットワークを生かす20代のような仕事をするのが50代の生き方です。
50代をただの50代と思わないことです。50代がしょぼくれているのは、ラスト10年の感覚を持つからです。 50代でリセットして、2回目の20代としてやり直せばいいです。
この本の著者の中谷さんは、本書でこう語っています。ビートたけしさんとお会いした時に、「何歳に戻りたいか」という話を伺ったのを印象的に覚えています。 戻る時の条件は、「今の意識を持ったまま戻る」「 今の意識が消えて戻る」という2通りがあります。
50代は、今の記憶と意識を持って20代に戻ります。そのほうが理想の50代になれます。 20代は、経験が少なくて知らないからできないことが多いのです。今の意識を持って20代を生きると、いろいろなことができます。それなのに、余命10年のような感覚で生きるのはもったいないです。
50代から成功するかどうかの分かれ目がフットワークです。
▼「また20代ができるんだ」と考えられること
- 「50代は、第2の20代」という意識を持つこと。2回目の20代である50代は、そこそこの役職についた後、もう1回叱られるとしんどい。「これだけの経験があるのに、なんで20代みたいなことをしなくちゃいけないんだ」と考える人は、うまくいかない。
- 「また20代ができるんだ」と考えられること。口では「若くなりたい」と言いながら、20代のフットワークがなければ、ただよぼよぼの経験のない20代にすぎない。50代から成功するかどうかの分かれ目がフットワーク。
伸びているベテランほど、新しい実験をする
50代は、たいていのことはやり尽くしています。
50代は打率がよくなります。打率だけが高いのです。打数が少ないからです。 難しい局面では降りるので、打率だけは上がります。上がった打率を下げたくないので、ムリはしないです。絶対成功することだけをします。結果として、実験ができないです。そのやり方をしていると、ヒットは出てもホームランは出ないです。 20代は実験の時代です。
50代は2回目の20代なので、過去の経験を生かして、「それはしたことがなくて、どうなるかわからないし、打率も下がっちゃうけど、エイッ」とできる人がチャンスをつかみます。
20代の人と50代の人に、「この実験、誰かしたい人?」と聞くと、50代は手を挙げないです。失敗したくないからです。実験でいい結果が出ない人生より、失敗しない人生を歩もうとします。
しかし、実験と仕事は違います。実験は、「これはない」ということがわかれば成功です。「この商品をつくったけど、売れなかった。 なんでだろう」という分析も、実験としては成功です。「ここ、こうしたら売れたかもしれない」という反省ができます。
実験をしなければ前に進まないです。
▼50代は過去の経験を生かして、エイッとできる人がチャンスをつかむ
- 50代は打率がよくなる。打率だけが高い、それは打数が少ないから。絶対成功することだけをする。結果として、実験ができない。そのやり方をしていると、ヒットは出てもホームランは出ない。
- 50代は過去の経験を生かして、エイッとできる人がチャンスをつかむ。やれば、たとえ結果が出なくても、反省ができる。やらなければ前に進まない。前に進むために、新しい実験をどんどんしてみること。
過去に生きる人は、とまる
20代は過去がないので、前に進む未来しかありません。50代は過去もそこそこあるので、過去に生きることもできるのです。そのため、「昔ね...」という昔話が多いです。
過去の成功にこだわるのも、過去の失敗にこだわるのもNGです。
30年ぐらい仕事をしていると成功もあります。その成功が忘れられなくなってしまうパターンに陥りやすいです。失敗の痛さが残りすぎて、「もう二度とそれはしたくない」と思うと、チャレンジできなくなります。
会議で出たアイデアを潰す意見は「それ、昔やってダメだったんだよね」 です。 ただ、同じ状況は2回は起こらないです。昔と今とでは、マーケットが変わっているからです。同じ企画でも、マーケットが変わっていれば、当たるかどうかはわからないです。実際、商品は、どんなビッグデータの時代になっても、やってみないとわからないです。これが究極、マーケティングの本質です。
アマゾンやグーグルが強いのは、実験するからです。これが未来に生きるということです。 過去に生きる人は調査をします。結局、調査は過去のデータです。営業さんが必ず1回「これは過去に売れたかどうか」と調べるから、アマゾン、グーグルに勝てないです。
アマゾン、グーグルは、とにかく常に先にやってみます。実験した上で「ある」「なし」を判断します。これで今のデータをとれるわけです。調査は、過去のデータを見ているだけです。過去のデータは、今とは状況が違います。
これが個人の中で起こると、過去に生きる50代と未来に生きる50代に分かれます。 じっとしている人は、未来に生きることはできないのです。昔のこだわりや、しがらみは捨てて、未来を生きてください。
▼過去の成功にこだわるのも、過去の失敗にこだわるのもNG
- 未来に生きる人は、動く。50代は、「過去に生きる人」と「未来に生きる人」とに分かれる。20代は過去がないので、前に進む未来しかない。50代は過去もそこそこあるので、過去に生きることもできる。そのため、「昔ね...」という昔話が多い。
- 過去の成功にこだわるのも、過去の失敗にこだわるのもNG。じっとしている人は、未来に生きることはできない。昔のこだわりや、しがらみは捨てて、未来を生きること。
仕事より、お金を優先すると、自己肯定感が下がる
早く生涯年収を稼いでハッピーリタイアしたいというのは、アメリカ型の考えです。日本人は、もともと勤勉なので、お金はいらないから仕事が欲しいと考えます。ここで、さらに、「本当にお金がいらない人」「 やっぱりお金が少し欲しい人」という2通りに分かれます。
成功する50代は、「お金はいらない」と言う人です。
この人のところに結果として仕事が集まります。条件やお金を先行する人は、ギャラや給料が安かった時に、少しふてくされ感が出ます。「毎日忙しいのに、お金が全然入ってこない」というふてくされ感が異臭(いしゅう)として出てしまいます。
20代は忙しい時代です。お金を使うヒマがないほど忙しいので、お金のことを考えないです。その後、30代、40代は給料が少し上がります。そうすると、お金を見てしまうのです。「仕事も忙しいけど、お金も入るんだな」と感じた時に、判断基準がお金に負けてしまいます。
「給料がもっと欲しい」「給料が下がるのはイヤ」と、お金を優先していくと、今度は自己肯定感が下がります。安い仕事のほうが、自己肯定感が上がります。 ギャラが安いと、かわりに面白いものを探します。
薄味のもので味を探しにいくのと同じです。それが最終的にハマってしまいます。それは、味を探しにいくからです。京都のお吸い物は、まるで白湯のような薄味です。本当にだしの味だけだからです。 それでも、薄い味のほうがハマるのです。自分でおいしさを探しにいくからです。一口食べておいしいものは、すぐに飽きられます。
仕事も同じです。それほど手間がかからず儲かる仕事は、飽きてしまいます。面白さがないからです。 「これ、手間ばかりかかって、なんの儲けにもならない」「むしろお金を払ってでもやりたい」「やればやるほど赤字」というものが一番面白い仕事です。
そういう人には、また仕事が来ます。 よく「ワークライフバランス」と言います。ワークライフバランスを考える時、必ずしも仕事がないのがいいとは限りません。職人は、手間をかけて楽しみます。手間を味わえることです。「お金はいらないから、次の仕事をもらう」というやり方をします。 今は世の中全体もそうなっています。
50歳を過ぎると、手間がかかって儲からない仕事が増えます。増えるというより、それが見えてきてしまいます。「これ、手間がかかって儲からないぞ」という仕事はしないという選択肢もあります。
そうすると、どんどんめんどうくさい仕事から遠ざかって、仕事の面白味がなくなっていきます。
▼「やればやるほど赤字」というものが一番面白い仕事
- 成功する50代は、「お金はいらない」と言う人。この人のところに結果として仕事が集まる。
- 30代、40代は給料が少し上がる。そうすると、お金を見てしまう。「仕事も忙しいけど、お金も入るんだな」と感じた時に、判断基準がお金に負けてしまう。それほど手間がかからず儲かる仕事は、飽きてしまう。面白さがないから。「これ、手間ばかりかかって、なんの儲けにもならない」「むしろお金を払ってでもやりたい」「やればやるほど赤字」というものが一番面白い仕事。そういう人には、また仕事が来る。
グチと感謝は、同時に言えない
グチを言っている間は感謝を言えなくて、感謝を言っている間はグチを言えません。ハーフ・アンド・ハーフがないです。 50代からは、「 グチを言う50代」「 感謝を言う50代」の2通りに分かれます。この時、「どうしたらグチをガマンできるか」と考える人がいます。グチはどうしても出てしまうので、ガマンはできないです。ガマンしなくても、感謝していればいいのです。
感謝の言葉を口にしていると、感謝の気持ちが湧いてきます。
グチを言うと、グチの気持ちが湧いてきます。言葉が先にあるのです。グチを言うと、そのグチを自分で聞いてしまいます。
それによって、「自分はグチを言わなければならないような、かわいそうな状況にあるんだ」と、被害者意識が湧いてきます。 その人は「被害者としての50代」になってしまいます。その人のまわりには「被害者の会の人たち」が集まります。人間は、みんなでグチを言い合うグループと、感謝する人たちのグループに分かれます。
講演の時は席の移動が起こります。移動する人を見ていると「やっぱりそっちに行きましたか」と納得します。講演では、できるだけ感謝のグループのほうへ向かって話していると、グチのグループのほうから「こっちのほうをもっと見てほしい」というクレームが出ます。
ぜひ、感謝を言える50代になってください。
▼感謝の言葉と口にしていると、感謝の気持ちが湧いてくる
- 50代からは、「 グチを言う50代」「 感謝を言う50代」の2通りに分かれる。感謝の言葉を口にしていると、感謝の気持ちが湧いてくる。グチを言うと、グチの気持ちが湧いてくる。言葉が先にある。グチを言うと、そのグチを自分で聞いてしまう。
- それによって、「自分はグチを言わなければならないような、かわいそうな状況にあるんだ」と、被害者意識が湧いてくる。ぜひ、感謝を言える50代になること。
「叱られた」と感じるより、「教えられた」と感じる人が成長する
まったく怒っていないのに、その人は「怒っている」と感じます。 メンタルが落ちている時は、怒っていない人を「怒っている」と感じます。「これはこうだよ」と教えたことでも、それをネガティブにとらえて、「怒っている」と言います。
それを「教えられた」「いいことを教えてくれた」と感じるのは、ポジティブにらえています。
▼メンタルが落ちている時は、怒っていない人を「怒っている」と感じる
- 20代の人は、よく「また叱られた」とか「あの人、怒っている」と言っている。まったく怒っていないのに、その人は「怒っている」と感じる。メンタルが落ちている時は、怒っていない人を「怒っている」と感じる。
- 「これはこうだよ」と教えたことでも、それをネガティブにとらえて、「怒っている」と言う。それを「教えらた」「いいことを教えてくれた」と感じるのは、ポジティブにとらえている。叱られることが多いと思う人は、その感情が正しいものか、見つめ直してみる。
能力の高い人より、目的の高い人が、リスペクトされる
能力を議論すると、どんどん守りに入っていきます。「あの人より自分のほうが仕事ができるのに、なんであの人ばかり人気があるんだ」という文句を言う人がよくいます。それは能力の差ではなく、そんなことを言っているからです。
リスペクトの高さの違いがあるのです。
目的の高い人には、ついていきたくなります。
目的の高い仕事が50代の仕事です。その意識を持って下さい。
▼目的の高い人にはついていきたくなる。目的の高い仕事が50代の仕事
- よく、「あの人より自分のほうが仕事ができるのに、なんであの人ばかり人気があるんだ」という文句を言う人がよくいる。それは能力の差ではなく、そんなことを言っているから。リスペクトの高さの違いがある。
- 目的の高い人には、ついていきたくなる。目的の高い仕事が50代の仕事。その意識を持つべき。
まとめ
- 50代からは、「尊敬される人」と「されない人」に分かれる
- 50代は、第2の20代
- 伸びているベテランほど、新しい実験をする
- 過去に生きる人は、とまる
- 仕事より、お金を優先すると、自己肯定感が下がる
- グチと感謝は、同時に言えない
- 「叱られた」と感じるより、「教えられた」と感じる人が成長する
- 能力の高い人より、目的の高い人が、リスペクトされる