こんにちは、あっきーです!
勉強の成果が出なくて苦しんでいる人、そういう人は耳からの勉強の方が向いているかもしれないです。
この本の著者の上田渉さんは、高校3年生まで偏差値が30しかなかったです。一念発起して東大に行くことを決めてから、自分に合った「耳勉強法」を見つけて実践した結果、東大に合格できました。
多くの成功者行なっている、秘密のメソッドです。
耳勉強法には、耳を活用して情報をインプットすること、頭の中の声を活用して考えることの2つの勉強法があります。
僕たちは考えるときに言語を使っていますが、言語は音声を使っているので、音声を使って考えているともいえます。その鍵になるのが聴覚です。
耳勉強法の大きなメリットは、隙間時間の活用です。目を使っている時間にはほとんど隙間時間がなくても、耳の空き時間を考えると隙間時間ができます。
このブログでは、圧倒的に勉強効率が高まる耳勉強法の8個を解説しています。
耳勉強法の環境が整った今、実践しないのはもったいないです。まだ認知度が低い今のうちに、ぜひ始めてください。
勉強になったもっと知りたいと思った人はコメントください。
Contents
聞いて理解するほうが脳に負担をかけない
文字を読んで理解することと、音声を耳で聞いて理解することを比べると、文字を目で読むほうが脳に負担がかかります。
文字を目で見るプロセスがまるっと抜けています。これで脳にかかる負担が減ります。
本を読んでいる時はそれ以外のことはできないです。
オーディオブックを聞いている時は、歩いたり、トレーニングをしたり、車を運転したり、いわゆる「ながら聞き」ができます。
これも読むというプロセスがなくなるからこそ、実現できます。
4大音声メディアとは
耳勉強法とは、音声メディアを活用して学ぶことです。音声メディアは、音声を通じて様々なコンテンツを配信する媒体やサービスのことで、次のようなメディアがあります。
- ラジオ
- Podcast(ポダキャスト)
- 音声配信
- オーディオブック
ラジオ
ラジオはテレビやインターネットによって存在感が薄くなっていました。
ですが最近は、インターネットで聞くラジオ、ラジコというサービスが人気になっています。
Podcast(ポダキャスト)
PodcastはAppleのiPodと、放送を意味するブロードキャストを合わせた言葉です。アプリを通じて音声コンテンツを聞く音声メディアです。
ApplePodcastだけでなくSpotify(スポティファイ)やAmazonMusicなどがあります。
Podcastの番組は定期配信が基本です。
ラジオと違い、音声データが配信されます。ダウンロードしてオフラインで聞いたり、一時停止や早送りができます。
音声配信
音声配信は自分で作った音楽コンテンツを配信する音声メディアや、音声SNSです。今急速に拡大していて、voicyなどが有名どころです。
オーディオブック
オーディオブックとは書籍をナレーターが読み上げた音声コンテンツ、いわゆる聞く本です。本を丸ごと一冊音声化したものです。
日本ではあまり定着していませんでしたが、2010年代半ばにオーディオブックをスマホアプリで聞けるようになり、誰でも簡単に楽しめるようになりました。
オーディオブックを提供するサービスは、この本の著者の上田渉さんが経営するオトバンクのaudiobookJPやAmazonのAudible(オーディオブック)などがあります。
オーディオブックは教養をつけたい方にピッタリ
あなたが、教養をつけたい、仕事のための学習がしたい、読書が好きと思っているなら、オーディオブックをすぐに利用してみてください。
特に教養を付けたいと思っている人に、オーディオブックはとても向いています。
「サピエンス全史」などのノンフィクション系教養本、「陰謀の日本中世史」などの教養新書を、ぜひ読んでみてください。
この手の本はページ数が多く、紙の本なら尻込みしてしまう人も多いですよね。
オーディオブックな、ら本を読むよりも心理的・身体的に負担が軽いです。きっと最後まで読み切れます。
同じ学びでも生活情報やノウハウが学べる実用書はオーディオブックで聞くのには向いてないです。
実用書でも、初めて学ぶジャンルの本なら、初めから最後まで読み通す必要があるので、オーディオブックの得意分野です。
全部を完璧に聞かなくても問題なし
オーディオブックを聞く時には気負いすぎないでください。一語一句聞き逃さないように聞こうとすると集中力が必要になり、疲れます。
どんな本にも大切な部分とそうでない部分があります。たとえ聞き逃してしまっても、前後の文脈から内容を推測できることが多いです。
10秒くらいなら、気にせずそのまま進めてしまってください。
オーディオブックは何回聞いても脳が疲れにくいです。
これから耳読書を試そうと思っている人は、全部聞かなくても全く問題ないと知り、気負わずに始めてください。
1日の8分の1を占める耳の隙間時間
オーディオブックは、移動しながら、家事をしながら、運動しながらの「ながら聞き」で使用されることが多いです。
移動中や家事をしながらや、運動しながらでは読書はできないです。
耳の隙間時間とは、「一見何もできないように見えて、実は有効活用できる時間のこと」です。
1日の間に隙間時間をどれだけ取れるかは、あなたの仕事や、プライベートな時間の過ごし方、耳勉強のレベルによって違います。
朝起きて、柔軟体操をして、朝食をとって、身支度をして通勤するとします。
この間、耳は空いていることが多いです。
日中も移動時間や食事時間、仕事の作業中、家事などの時間には耳は空いています。
デスクワーク中心の人は、耳の隙間時間が1日12時間を超えるケースもあるといいます。これだけの時間を無駄にしてしまうのはもったいないです。
だからこそ、「ながら聞き」を使った耳勉強法が有効なのです。
運動中に聴くのが超オススメ
耳勉強の一番のおすすめは、運動中です。聞くことに意識が持っていかれるので、苦しさが半減します。
体力や筋力の限界を伸ばすことができます。
ランニング中にオーディオブックを聞いていると走る距離が延びるという人もいます。
また、運動中にオーディオブックを聞くと、運動していない時よりも記憶の定着率が高まったり、深い思考ができるようです。
運動中に脳の血流量が上がることで、効果があるのかもしれないです。オーディオブックとトレーニングは、親和性がとても高いです。
耳勉強で得られるメリット
耳勉強で得られるメリットを紹介します。
- 言語能力が向上する
- 隙間時間を有効活用できる
- 本との対話がしやすい
- 手が空く
- 想像力が活性化する
言語能力が向上する
これはオーディオブックを耳から聞くことだけではないです。
聞いた内容を誰かに話したり、自分の頭の中で声にして思考をしたりするなど、耳勉強全般に当てはまるメリットです。
リスニング力が鍛えられることで、リーディング能力も向上します。結果として言語能力が高まります。
これは日本語だけでなく外国語を学ぶときにも同じです。
隙間時間を有効活用できる
耳勉強法では目を使わずに耳だけで情報をインプットすることができます。
移動中、電車の中、散歩中、運動中など、本来何もできないはずの時間が、耳からのインプットを行うことで、勉強の時間に生まれ変わります。
本との対話がしやすい
これはオーディオブックの中でも本の朗読の場合のメリットです。
普通の読書ではなかなかその領域にたどり着けないです。
オーディオブックを聞いているときは、目を使っていない分、思考を巡らせやすくなります。
読書と比べて脳の負担が小さいので、聞きながら考える余裕が生まれます。
手が空く
オーディオブックを聞くときは、手が空きます。メモを取れる環境なら、メモを取りながら聞くことで思考が高まり、記憶が定着します。
また、手が空くことで簡単な作業をしながらオーディオブックを聞くこともできます。
想像力が活性化する
オーディオブックは耳からの情報だけが入ってきます。脳は足りない情報を補おうとして、自然と視覚的なイメージを膨らませます。
これは、聴覚だけでなく脳全体を使った高度な作業です。イメージを膨らませる練習をすると、より鮮明なイメージを描くことができるようになり、想像力が活性化します。
耳読書は、耳から聞くことでイメージを膨らませる作業を意図的に行わせて、より想像力を活性化させます。
シーン別オーディオブックの聞き方7選
- ながら聞き
- 目を閉じて集中して聞く
- 本を読みながらオーディオブックを聞く
- 先にオーディオブックを聞き後で本を読む
- 集中して倍速版を聴く
- マルチタスク
- 何度も聞く
ながら聞き
「ながら聞き」とは、何かの作業をしながらオーディオブックを聞くことです。
車を運転している時、ランニングをしている時、料理を作っている時、目は使っていても耳は使ってないです。
無駄になってしまうはずの耳の隙間時間を学んだり楽しんだりするために活用できます。
「ながら聞き」をする時には、聞き漏らしても大丈夫です。聞き漏らしたということは、重要な情報ではなかったと思って気楽に取り組んで下さい。
「ながら聞き」は、オーディオブックの基本の聞き方です。まずはここから試してみてください。
目を閉じて集中して聞く
これが本来の聞き方かもしれないです。
「目を閉じて視覚情報をシャットアウトすることで、聴覚からのインプットに専念できる環境をつくる聞き方」です。
疲労した目を休めたいときにも有効です。通勤の満員電車の中でも試してみてください。隙間時間に集中して学習できます。
本を読みながらオーディオブックを聞く
普段の読書は、目から情報をインプットして、それを頭の中で声としてイメージして、言葉で理解する、という流れです。
朗読のスピードに合わせて本を読むと、目からの情報と同時に、耳からの情報によるインプットが行われます。
複数の感覚から情報をインプットすることで、記憶の定着力が上がります。特に有効なのは、語学を習得する時です。
ネイティブの朗読を聞きながら文章を目で追ってみてください。彼らの言語感覚を体験することができます。英語がぐんぐん上達します。
先にオーディオブックを聞き後で本を読む
先にオーディオブックを聞き、あとで復習として本を読んでみてください。
耳読書で内容がざっと頭に入っているため、文字で本を読むときには、その本のイメージが出来上がっています。これは、一度読んだ本をもう一度読むとさっと早く読めるのと同じことです。
これなら速読に近い読み方ができます。聞くだけでなく、その後に読書も行うので、記憶の定着力も高まります。
集中して倍速版を聴く
オーディオブックの中にはナレーションのスピードが通常より速いものがあります。
アプリによっては自分で再生スピードを変更することができます。2倍速なら、1時間の本を半分の30分で聞けるため、効率がいいです。
2倍速で聞いて、効率よく学習してください。人間の聴覚はとても器用にできているので、倍速でも聞き取れます。
脳があまりにも疲れていると2倍速を聞くのがつらくなります。その時は通常のスピードで聞いてください。
マルチタスク
マルチタスクとは、「ながら聞き」の応用版です。
本を読みながら別のオーディオブックを聞くというような、頭を使う作業をしながらオーディオブックを聞く方法です。
プログラミングをしながら聞いている人、デスクワーク中に「ながら聞き」をする人もいます。人の聴覚は常に色々な音を聞いています。その中から自分に必要なものだけを選んで認識しているのです。
オーディオブックを聴きながら頭を使う作業をすると、オーディオブックの内容が頭に入らないこともありますが、それで構わないです。自分にとって興味関心が深い情報には、自然と耳を傾けることができます。
マルチタスクに向くのは、情報のインプットをするコンテンツです。
例えばニュースや、実況などの情報番組、新書、ビジネス本などの朗読です。マルチタスクはあくまで作業をメインにして、情報収集にオーディオブックを活用してください。
何度も聞く
どんな形でも何度も聞くことは重要です。本は何度も読むと目が疲れますが、オーディオブックは受動的に聞けるので、目で読むほど疲れません。
何度も何度も繰り返し聞いてください。何度も同じ音声を聞くことで長期記憶として頭に残ります。聴覚によるインプットを繰り返すと、脳が重要な情報だと判断して長期記憶になります。
その際、音声を聞きながら考えたことも同時に関連情報として記憶され、思い出す際に使われます。
いいなと思ったオーディオブックは徹底的に聞き込んで、頭に叩き込んでください。
まとめ
この本の著者の上田渉さんは、祖父がただテレビの音を聞いて日々を過ごしていた姿が目に焼き付いているそうです。
上田さんのおじいさんは科学者で、大変な本好きでしたが失明して本を読むことができなくなりました。
当時日本にはオーディオブックはほとんどなく、本の朗読サービスがあることも知りませんでした。
上田さんはこの経験から、目が不自由な人だけではなく、目が見える人も、誰もがオーディオブックを楽しめるようにしたいと、「聞く文化」を創ろうとしています。
あなたもオーディオブックを活用して、脳を有効に使い耳の隙間時間を活かす耳勉強法を、ぜひ実践してみてください。
今回の解説が勉強になった、参考になったという人はコメントください。
- 聞いて理解するほうが脳に負担をかけない
- 4大音声メディアとは
- オーディオブックは教養をつけたい方にピッタリ
- 全部を完璧に聞かなくても問題なし
- 1日の8分の1を占める耳の隙間時間
- 運動中に聴くのが超オススメ
- 耳勉強で得られるメリット
- シーン別オーディオブックの聞き方7選