こんにちは、あっきーです!
日本人の仕事観の底流には以下のような考えがあります。
たしかに、「好き」な仕事につけている人は、ほんの一握りかもしれないです。
そこで、「好き」と「イヤ」の間に存在する「イヤじゃない」というマインドにスポットを当てていきます。
この感覚を持つことができる仕事に就いていれば、還暦まで働くのも「イヤじゃない」はずです。そして、還暦前後まで働くことで、資産運用をする時間を稼でいきます。
そうなったときに「辞められる」のと「辞められない」のとでは、人生の満足度という点で、天と地ほどの開きがあります。
このブログは、イヤでも働かざるを得ない状況からの脱却を図っていただくことが目的です。
この本では、イヤでも働かざるを得ない状況から脱却する方法を19個紹介していますが、このブログでは8個に厳選して紹介していきます。
老後、不自由な生活をしたくない人におすすめの動画です。勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントください。
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Contents
人生の残り時間が少ないから60歳ヤンリタするべき。
60歳が間近になると、50歳の時とは決定的に違う感覚に襲われます。 それは、「人生の残り時間が少ない!」という実感です。
このことが、60歳でヤンリタする理由の中でも一番大きいものです。
「ヤンリタなんて目指すな」は、若い人の話だから「お金と時間だけしかない奴は、ろくなものじゃない」という言葉は、若い人向けのものです。
人生に対する価値尺度が決定的に違います。「仕事を通して社会に貢献する」ということについては、60歳までやれば、ほぼやり尽くしたといえると思います。
最近、「60歳は、まだ若いよ!」という言葉を頻繁に耳にします。確かに、現代の60歳は、見た目も行動力も抜群に若々しいと感じます。
10年は若返っている感じです。「現代の60歳は、リタイアするにはまだ若い」という肌感覚は間違ってないですが、だからこそ、60歳で辞めるのは現代における「ヤンリタ」です。
社会貢献は、ちゃんとやった。お金はある程度貯まった。さりとて、肝心の「人生の残り時間」は少なくなった。だから、「格好の辞め時」なのです。
そして、矛盾するようですが、「60歳は若いけど、若くない」と思います。
現代の60歳は、見た目や行動力は若々しいし、平均寿命も延びました。
でも、若い頃と比べれば、知力・体力が落ちているのはまぎれもない事実ですし、有病率も若い頃よりは格段に上がります。
70歳を過ぎても、「わしゃ、まだ若いし、人生はまだまだこれからだと思っているよ!」という人に、「じゃあ、どれだけのことができるの?」と聞いたら、きっと「あまり何もできないけどね」と答えるのだろうと思います。
そして言うまでもなく、60歳というのは、70歳まで「残り10年」です。 生活の質が高い人生の残りが、たったの10年です。
だからこそ、少しでも不本意な仕事であれば、すぐに撤収するべきです。短い残り時間を充実させるために、ヤンリタを検討してください。
「最高に幸せな人」になる。
究極的に絞ると、仕事には「好き・イヤじゃない・イヤ」の三つの選択肢があります。
「好き」な仕事に就いている人というのは、かなり少数派の、すごく恵まれた人だと思います。そして、そうではない人のほうが圧倒的に多いのではないでしょうか?
というか、ほとんどの人はご自身の仕事について、「イヤじゃない」か「イヤ」の選択肢に丸をつけるのではないかと思います。
「イヤだけど、お金のためには一生働かないといけないから、仕方なくそうする老後」は、人生の後半が大洪水でびしょ濡れなのだと思います。
「このままだと、将来、大洪水に見舞われる!」ということに早めに気づいた人は、このブログを見ていただいて、ノアの方舟を作ってください。
60歳を過ぎたら、「仕方なく働く」をやめる。
このブログの目的は、「60歳を過ぎても、経済的な必要性から、仕事を辞めたくても辞められない人」をできるだけ少なくすることです。
30代や40代で、いわゆる「ヤンリタ」をする人というのは、「人生で余暇を楽しむ」 人です。
そのため、はっきり言ってしまえば「そんなこと、できてもできなくてもどっちでもいいこと」です。
一方、60歳でヤンリタするのは「不本意な苦痛からの解放」ですから、これは「ぜひともできるようになりましょう!」ということです。
早く退職する必要はないです。
若い時こそ、バリバリ活躍して、ガンガンお金を稼いで、それを消費と投資に振り向けてください。
そして運用をずっと続けて、50歳か60歳になる時までに1億円か2億円を手にしていれば、60歳前後でリタイアするための経済的自立を意味する「FIRA(ファイラ)60」が完成します。
Financial:ファイナンシャル
Independence:インデペンデンス
Retire:リタイア
Around:アラウンド
60:60歳
経済的自立と60歳前後での退職という意味です。今後は「仕方なく働く」ことはやめてください。
夢を描く。
きれいごとを言うつもりはないですが、「世の中はお金」ではないです。お金で買えないもののほうが、圧倒的に大事です。
「健康」「愛情」「友情」「信用」などは、 その典型例です。
すなわち、「お金が足りなくて困っている人生」をやっている時は、「世の中はお金」になってしまいます。
そのため、そういう時は、割り切ってお金のために頑張るしかないです。そして、経済的な困難を乗り越えたら、もう「世の中はお金」という考え方から解き放たれるべきです。
つまり、「貧困な状態」の時は、「世の中はお金」になってしまいますが、「通常の状態」であれば、「世の中はお金ではない」のです。
よく「お金持ちになりたい」という言葉を耳にしますが、それは「手段」です。
ウォーレン・バフェットさんは数兆円の資産を保有しているそうですが、そんなにあっても、つかわない分は、紙切れと同じです。
お金が足りないうちは「世の中はお金」になってしまいますが、普通に暮らすことができれば、お金のことはあまり考えずに、好きなことかイヤじゃないことを仕事にして生きていったほうが楽しいですし、結果的にお金もたくさん貯まります。
「こういう仕事がしたい」とか「こんな生活がしたい」といった「夢」を描いて、それを追いかける人生は楽しいのです。
そのような喜びや楽しさを忘れないでください。
「資産運用」する。
60歳前後を過ぎたら、「お金と時間だけ」がある生活をすることをオススメします。
人生の上手な歩き方は、次のような感じです。
60歳前後までは、しっかり働いて、しっかり財産を形成しておく。
そして、60歳前後で知力・体力に自信がなくなったりしたら仕事を辞めて、資産運用によってお金に働いてもらう。
これが、21世紀の「上手な人生の歩き方」であり、「人生安泰のロールモデル」です。
60歳前後になったら、「自分が社長なので上司はいなくて、従業員は人ではなく『お金』」という一国一城の主になればいいです。
これが「個人投資家に転職する」ということです。
貯金を取り崩すだけの老後なんて、「ジリ貧」です。もう、好き嫌いの問題ではないです。21世紀は、「自己責任にもとづく投資」が必須アイテムです。
「1億円以上のまとまった資産」を形成するためには、どうしても早い人で10年、遅い人だと30年くらいはかかります。
また、投資資金が「1億円以上のまとまった額」になった際に、堅実かつ安定的にその資産を運用して、手取りで5%〜7%の利回りを生み出せるようになるにも、やはり時間がかかります。
ですから、 「FIRE」や「ヤンリタ」を目指すのではなく、「イヤじゃない仕事」に就いておくことが非常に重要です。
「充分な資産の増殖と資産運用能力を身につけるための時間」を確保してください。
「イヤじゃない仕事」に就く。
日本人は「イヤなことから逃げてはダメだ」と刷り込まれてきていますが、それは大間違い です。
「イヤなことからは、逃げなくてはダメ」です。
今いるところに臭いにおいがしてきたら、その場から逃げます。 それと同じことです。
ですが、本質的なことは「働かなければ生活費を捻出できない」です。
生活費を捻出する必要はあっても、「どこかに就職しなきゃいけない」わけではないのです。
つまり、イヤな仕事であろうと、絶対に「どこかに就職しなければならない」というわけではないです。
「イヤじゃない仕事」に就くためには、 「worst (ワースト最悪)」を避けることが肝心です。
何が「worst (最悪)で、それに比べれば 「worse (ワース比較的悪いこと)」は何かを常に自問自答する必要があります。
「better (ベター比較的良い)」や 「best (最良)」はなんだろうと考えても、容易には見つからないです。
大事なことは、「思考停止をしないこと」であり、何が 「worst (ワースト最悪)」で、それに比べれば 「worse (ワース比較的悪いけど、まだマシ)」は何かを常に考え続けることです。
「イヤじゃない仕事」に就くことができれば、「人生における経済的成功」に関して半分以上は達成できたことになります。
あとは、じっくりとお金を増やせば、時間をかけて資産形成をすればいいだけです。
現状、イヤな仕事をしている人は、イヤじゃない仕事を探すことからはじめてください。
リタイア後に、自分の世帯が満足する生活費は毎月いくらなのかを考える。
実は、このことがかなり重要な要素です。「ケチオネア」という、1億円か2億円を貯めて、それを不動産に投資して、働かずに遊んで暮らすのも魅力的ですが、せっかく大きな資産があるのなら、ケチな生活はせずに、もっと豪華で贅沢な暮らしをしたいと思う方もいらっしゃると思います。
「毎月15万円もあれば充分」という人もいれば、「毎月80万円くらいはないと満足する生活ができない」という人もいると思います。
また、毎月の生活費とは別に、臨時で必要となる出費もあります。自宅の修繕費や冠婚葬祭の費用など、意外といろいろあります。
ですから、毎月の生活費を12倍した金額に、少なくとも30万円から多い人は150万円くらいを年間の支出額として見込んでおく必要があります。
年間の支出額は、「毎月15万円もあれば充分」という人でも、(15万円×12+30万円=)210万円くらいは見込んでおく必要があります。
そして「毎月80万円くらいはないと満足する生活ができない」という人は、年間の支出額を80万円×12+150万円=)1110万円くらいは見込んでおく必要があります。
このように、質素な家計と優雅な家計では、かなり大きな開きがあります。
そのため、自分の家計を把握して、「年間の支出額はいくらなら満足か」を知っておく必要があります。
なお、年金の手取り額は将来的に減っていくことが確実視されています。
「年金なんて、あてにできない」とお考えの方は、この項目は「ゼロ」としてもよいです。
将来いくら貯める必要があるのか、貯めるまでの道筋を明確にするためにも、「年間の支出額はいくらなら満足か」を考えてください。
「現金出納帳(げんきんすいとうちょう)」を活用する。
「FIRA60」とは、60歳前後でリタイアするための経済的自立を意味します。
FIRA60で大事なことは、「60歳前後で、頂上に到達すること」です。
「早く」は無理ですし、「高く」すると、やはり「FIRA60」ができなくなります。頂上に達するのは「早く」なくていいです。
無理に急ぐのは、事故のもとです。早くするべきことは、リタイアではなく、 「イヤじゃない仕事に就くこと」です。
- 「リタイアしたからといって、それまでの生活水準を落とす必要がない。」
- 「生活のために、いつまでも働かなければならないということがない。」
自己啓発書によく出てくる 「成幸者」というものです。無理に「早く」 リタイアする必要もないですし、老後の生活水準を「高く」する必要もないです。
「FIRA(ファイラ60」を達成するために、「身の丈に合った生活」がいくらかかるのかを知っておく必要があります。
その上で、現在の支出額のうちで「老後には、いらなくなる支出項目」を拾い出してください。それを現在の支出総額から差し引けば、毎月の「老後支出」が算出できます。
このようにして、「毎月の生活費として、このくらいあれば、現状を維持しながら不自由なく生きていける」という金額を算出してください。
また、「年金収入」と、「何%の運用利回りなら達成可能か」を計算する必要があります。
それがわかれば、「60歳前後」の時点でいくらあれば 「FIRA(ファイラ60」の状態に到達できるのかがわかります。
身の丈に合った生活をしながら、60歳前後からはゆっくりと残りの人生を謳歌したほうが 「豊かな人生」だと思います。
その第一歩として、「現金出納帳」をつけてください。
まとめ
解説は以上です。あとは「やるだけ」です。「行動する」人は、ゴールに到着します。
行動しない人は、いつまで経っても現状のままです。
皆さんもぜひ、「漠然とした不安を抱えた日々」から一歩踏み出してください。今回の解説が面白かった、勉強になったという人はコメントください。
- 人生の残り時間が少ないから60歳ヤンリタするべき。
- 「最高に幸せな人」になる。
- 60歳を過ぎたら、「仕方なく働く」をやめる。
- 夢を描く。
- 「資産運用」する。
- 「イヤじゃない仕事」に就く。
- リタイア後に、自分の世帯が満足する生活費は毎月いくらなのかを考える。
- 「現金出納帳」を活用する。
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