こんにちは、あっきーです!
「人間関係をより良いものにするためにはどうすればいいのか」「周りの人たちとの人間関係をどう作っていけばいいのか」このような人間関係の悩みを持った人は多いです。国や時代を問わず、私たち人間は人間関係で悩まされます。そんな時に人々はどうしてきたか。それは、この本を読むことで解決してきたのです。
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デール・カーネギーが書いた「人を動かす」という本です。様々な言語に翻訳され、今では1500万部を超える大ベストセラーとなっています。周りの人々とうまくコミュニケーションをはかり、心を通わせるための方法を知りたい人は是非今回の解説を最後まで聞いてください。
今回は、自分の意のままに人を動かす方法を13個解説します。周りの人とのやり取りがうまくいかない、たくさんの人ともっと良い人間関係をつくりたい、そんな悩みを持つ方は必見の内容となっています。このブログがタメになった、参考になった方は、コメントをお願いします。
Contents
批判や非難をしない
しかし、心の中では納得していないです。人は自分の行動や言動を正当化しようとする生き物です。親切心で相手の事を思ってやった行動でも、相手にとっては批判されたと感じます。
大切なことは、どんな行動にもその人の言い分があるということです。相手の行動や態度を変えたいときに、間違いを指摘するのは意味がありません。そもそも相手の行動や態度を変えることはとても難しく、ほぼ不可能です。不信感を抱かれるなどのリスクも伴います。
ポイントは、相手の言い分を素直に聞き入れるということです。相手の言い分に耳を傾け、その気持ちに寄り添ってください。そうすることで、あなたの言葉を聞く準備ができます。要望を伝えるのはそれからです。
相手の気持ちに寄り添うためには、「なぜ、そんな行動をしたのか」を考える必要があります。相手の立場に立って、その時の気持ちや価値観を想像してください。「どうしてそんなことをしたのか」「言い訳するのは、どんな思いがあるからなのか」ということを考えることで、その人の大事なものが分かってきます。
こちらの視点を変えて相手に接することで、相手の行動も自然と良い方向へ変わります。
▼相手を批判するのではなく、まずは相手の言い分を聞く
- どんな人の行動にも、その人の言い分がある。明らかに相手が間違ったことをしても、それを指摘することは意味がない。
- 相手を批判するのではなく、まずは相手の言い分を聞く。そうすることではじめて、相手はこちらの言葉を聞く気になってくれる。こちらの要望を伝えるのは、その後に。
相手の自尊心を満たす
「自分は重要な人間だ」と感じることで、自分を信じて動き出すことができるのです。つまり人を動かすためには、その人自身の内側から沸き起こる「動きたい」という気持ちが大事です。「動きたい」と思えるようにこちらから働きかけることが必要です。
そうするためには、「できないこと」ではなく「できること」に目を向けてください。相手を動かそうとするときに、ついやってしまいがちなのが、できないことを指摘することです。「この仕事ができなければ、評価を下げる」のように、その人ができないことを罰するような行動を我々は取ってしまいます。
しかし、これでは相手は前向きな気持ちで動くことが出来ません。相手の「できること」に目を向けて、きちんと評価してあげることが重要です。「できること」にはなかなか目がいきません。しかし、「できること」や「長所」への働きかけを行うことにより、強みに気付いて前向きになれます。誰かに褒められた経験はその人の力の源になります。
できることをきちんと評価するためには、お世辞は絶対に言わないでください。簡単に見抜かれてしまうからです。
普段から相手のことを考える時間をとり、その人がどんな長所や個性をもっているか、時間をかけて考えてください。心からの言葉でないと相手に届くことはありません。
▼できないことではなく、できることに目を向けることが大切
- 人を動かすには、相手の心に「動きたい」という気持ちを起こさせなくてはいけない。そのためにはできないことではなく、できることに目を向けることが大切。
- 人は誰でも「自尊心を満たしたい」という強い欲求を持っている。その欲求を満たし「自分は重要な人間だ」と感じることではじめて、自分を信じ動き出すことができる。
相手の立場に立ち、相手の利益を考える
人に何かをしてほしいと思ったら、「どうすれば相手はそうしたくなるだろう」「相手は何を求めているだろう」と相手の利益を考えることが大切です。他人が自分と同じものに興味を持つことはほとんどないです。
一つは、相手の利益を分かりやすく示すこと。
自分が得られる利益というのは気付いていないことがよくあります。それを明確に示すことによって、行動する理由がうまれます。
二つ目は、利益を得るための行動を伝えること。
具体的に伝えることをオススメします。人を動かすということは、自分が望む結果を得られるためなら、相手に損があっても構わないということではありません。お互いが利益を得られることが前提です。
▼自分にとっての利益が見通せれば、自然に「動きたい」と思う
- 相手の立場に立って気持ちを想像し、相手の利益を考える。相手は、自分にとっての利益が見通せれば、自然に「動きたい」と思う。
- 相手にとっての利益を伝えるときには、「どうすればその利益を得られるか」という具体的な行動も分かりやすく伝える。
議論をしない
これは問題を悪化させるばかりで、望む結果を得ることはできません。議論することで、相手も自分も「自分の考えが正しい」という思いを強くしてしまいます。議論しないようにするためには、相手の行動や言動を受け入れることが不可欠です。批判や否定をせず、素直に受け入れてみてください。
あなたが受け入れることで、相手に納得して行動できる意見を伝えることが出来ます。
議論は相手と敵対関係をつくってしまいやすいことを覚えておいてください。
▼むやみに議論をせずに、冷静に話し合うことを意識
- 意見が異なる相手と議論をしても、望む結果を得ることはできない。相手にこちらの考えを納得してもらい、行動してもらおうと思ったら、議論をして相手を言い負かしても意味がない。
- むやみに議論をせずに、冷静に話し合うことを意識。
相手の間違いを指摘しない
間違っていたとしても、いきなり指摘するのはやめてください。指摘したいという気持ちをぐっとこらえて、相手の意見に耳を傾けてください。人を説得するときに正しさを振りかざしても意味がありません。何が正しいか、正しくないかは重要ではないです。
▼「間違っているな」と感じても、いきなりそれを指摘するのはNG
- 相手の意見を「間違っているな」と感じても、いきなりそれを指摘するのはやめるべき。
- まずは相手の意見に耳を傾けて、相手の心の中にあなたへの不信感や反発心を生んでしまわないように。
自分の間違いを認める
自分の間違いを認めてしまうと、説得力がなくなってしまうと心配しているのです。
しかし、むしろ自分の間違いを認めることが、人を説得することに繋がります。
それは、相手に敵対したり攻撃したりする理由がなくなるからです。また、自分の間違いを素直に認める人だと思われることで、あなたへの信頼感が生まれます。
相手への接し方も友好的でおおらかになり、説得しやすい状況がうまれます。
▼自分の間違いを認めることが、不利な結果を招くことはない
- 自分の間違いを認めることが、不利な結果を招くことはない。
- 間違いを認めることは、人を説得することにつながる。「この人は、自分の間違いを認める素直な人だ」と感じさせることができれば、あなたへの信頼感が生まれる。
共感を示す
相手の立場になって話を聞き、同じように感じる必要があります。そして、共感したことを相手に伝えてください。
共感を示すことで、この人は自分の理解者だと感じてもらえるようになります。心を開いてくれるようになり、素直に話し合えます。
怒りとは二次的な感情です。怒りの奥には「悲しい」「つらい」「悔しい」などの一次的な感情があります。この一次的な感情が高まると怒りとなって現れます。悲しいときやつらいときは誰かに共感してほしいです。
▼共感することで「この人は自分の理解者だ」と感じてもらえる
- 相手の身になって共感することで、相手に「この人は自分の理解者だ」と感じてもらえる。そうなればあなたに心を開いてくれるように。
- 相手がいくら怒っていて攻撃的な態度を取ってきても、共感を示すことによって素直に話し合えるようになる。
結論を相手に出させる
誰かに「こうしてくれ」と言われたとおりに動くよりも、「こうしよう」と自分で決める方が積極的に動きます。高いモチベーションで行動するためには、自分の思いついた結論を実行することが大切です。
ポイントは「自分の出した結論だ」と相手に思ってもらうことです。相手を説得する場面で、出した結論が誰のものかは重要ではありません。自分が出した結論であれば、モチベーションを何倍にも高めてくれます。
自主的に行動している実感を持たせる事で、相手は動いてくれます。
▼大切なのは相手が「自分の出した結論だ」と思うこと
- 相手を説得する場面において、その結論が本質的に誰のものであるということは重要ではない。大切なのは、相手が「自分の出した結論だ」と思うこと。
- それは相手のモチベーションを何倍にも高めてくれ、「この人は自分の考えを採用してくれた」という信頼感にもつながっていく。結論を相手に出させた方が、積極的に動いてくれる。
まず相手に喋らせる
あなたの言葉を聞き入れる姿勢になっていないため、一方的にぶつけられた言葉は聞き流されていることが多いです。
ポイントは、相手の話を全て聞き、話す準備ができてから話すことです。言いたいことがある相手は、思いを話すことが出来たら気持ちが落ち着いてきます。話ながら自分の考えを整理することができ、あなたの話を聞く準備が整うのです。
あなたも相手が話している間に、相手の考えや説得するための情報を集めることができます。話を聞いている途中で自分の意見を言いたくなっても我慢してください。
▼自分の意見は、相手が話し終わってから
- 言いたいことがある相手は、自分の思いを話すことができれば気持ちが落ち着いていく。また、話しながら自分の考えを整理することができ、あなたの話を聞く準備が整う。
- 話を聞いている間に、相手の考えや説得するための情報を事前に集めることができる。自分の意見は、相手が話し終わってから。
友好的に話す
声の大きさや話し方も、人を説得するうえで重要な要素です。
大きな声や早口な話し方は、聴く側に無駄な緊張を強いてしまい、話し合いには向いていません。ゆったりと、静かにおだやかに話すことを心掛けてください。相手の感じ方が大事です。「この人は自分の味方なんだ」と声や口調で感じてもらうことができます。
そうすれば、相手は心を開き、あなたの言葉を素直に受け取りやすくなります。
▼「この人は自分の味方なんだ」と相手が感じる声や口調を意識
- 「この人は自分の味方なんだ」と相手が感じる声や口調を意識。話し方を意識するだけで、相手の感じ方は全然違う!
「イエス」と答えてもらえる話題から始める
相手を説得したいのであれば、これはやってはいけません。
理由は、相手との対立関係を作ってしまうことになるからです。お互いの意見の相違点をぶつけ合うことで、否定的な気持ちを作ってしまうと、あとからそれを覆すのはとても難しいです。
相手を説得しようとするときは、「イエス」と答えてもらえる話題から始めるのがいいです。大切なことは、相手を肯定的な気持ちにして、話題が自然と肯定的な流れになるような話題を選ぶことです。
相手が「確かにそうだ」「そうしよう」というような話題から始めることが大切です。人は一度「ノー」と言ってしまうと、それを覆すのは難しい生き物なのです。
▼肯定的な流れになるような話題を選ぶことが大切
- 相手を肯定的な気持ちにし、話が自然と肯定的な流れになるような話題を選ぶことが大切。
- 人は一旦「ノー」と言ってしまうと、それを覆すのは難しい。だから、「イエス」と答えてもらう話題から始めるべき。
美しい心に働きかける
電車でお年寄りの人に席を譲ったり、道で困っている人を助けたりするのも美しい心があるからこそ取る行動です。
そのような美しい心に働きかけるように、相手の気持ちを動かしてみてください。自分のことを「美しい心を持った人だ」と信じてもらい、そのように扱ってもらえば、そのイメージにふさわしい行動をとります。
イメージ通りの振る舞いをしなければならないと思ってしまいます。
▼美しい心に働きかけ相手を扱う方が気持ちよく力を発揮してくれる
- 相手に自分のことを「美しい心を持った人だ」と信じてもらい、そのように扱ってもらえれば、人は誰だってそのイメージにふさわしい行動をとる。
- 言葉を尽くして「こうしてほしい」とお願いするよりも美しい心に働きかけ相手を扱う方が、相手も気持ちよく力を発揮してくれる。
競争心を刺激する
この競争心を利用して、人を良い方向へ動かすことができます。アスリートがよく口にする言葉で「ライバルの存在があったおかげでここまで強くなれた」というセリフがあります。これはまさに競争心を利用して自分を成長させた例です。これは職場の人間関係や、ビジネスの取引などにおいても応用することができます。
競争心を刺激するような状況を敢えて作ったり情報を伝えたりして、相手のモチベーションを上げるように行動していきます。
▼人の心の奥底には、勝ちたいと思う競争心がある
- 人の心の奥底には、勝ちたいと思う競争心がある。競争心は、とらわれてしまうと本来の目的を見失って失敗に繋がる。
- 敢えて競争心を刺激するような状況を作ったり情報を伝えたりすれば、相手のモチベーションを上げることができる。
まとめ
- 批判や非難をしない
- 相手の自尊心を満たす
- 相手の立場に立ち、相手の利益を考える
- 議論をしない
- 相手の間違いを指摘しない
- 自分の間違いを認める
- 共感を示す
- 結論を相手に出させる
- まず相手に喋らせる
- 友好的に話す
- 「イエス」と答えてもらえる話題から始める
- 美しい心に働きかける
- 競争心を刺激する
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