こんにちは、あっきーです!
まず、幸せとは「主観的に、自分が幸せであると感じられる状態」です。
- 「脳のクセを攻略する」
- 「ポジティブな面に注目する」
- 「利他の心を持つ」
- 「人間関係に投資する」
- 「健康を死守する」
- 「自尊心を育てる」
幸せになることは、料理や運転と同じで「技術」に近いです。正しい技術を学んだり、繰り返し練習する必要はありますが、誰でもマスターできます。
この本では、自分を幸せにする行動リストを50個紹介していますが、このブログでは6個に厳選して解説していきます。
Amazon⇨ https://amzn.to/3C6sL7K
楽天⇨ https://item.rakuten.co.jp/book/16783579/
日々に幸せや感謝の気持を感じられていない人におすすめです。勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントください。
Contents
モノではなく経験を買う。
やりたいことや、見たい景色があるなら、無理してでも今すぐやってください。
年齢を重ねるほど好奇心が薄れてやりたいことが減っていくし、感受性は鈍り、体力も落ちて経験の費用対効果が下がっていきます。
消費には2種類あります。 「モノ」 消費と「経験」消費です。
例えば、高価な車や時計を買うことは「モノ」消費であり、旅行に行くことや、コンサートを鑑賞することにお金を使うのは「経験」消費です。研究によると、人を幸せにするのは「経験」消費のほうだといいます。
幸福度に貢献しているか、良いお金の使い方だったか、といった質問項目で、経験的な買い物のほうが高い点数を記録しました。
購入前の心理にフォーカスを当てた別の研究でも、未来の経験に関する購入について考えた時のほうが、未来の物質的な購入について考えた時よりも興奮度や喜びの点でまさりました。
買う予定のブランドバッグについて考えることよりも、来月の旅行のほうが楽しみだし、考えるだけでテンションが上がる、という人のほうが多いです。
この研究では、経験に関する購入のほうが、より長く幸福度に繋がることもわかっています。
高価なモノを買って得られた喜びはすぐ減退してしまうのに対し、経験を通して得た喜びには持続性がある、ということのようです。
「恋人と見た○○がきれいだったな」とか「友達と行ったあの旅行は最高だったな」とか、1つや2つあるのではないですか?
モノにお金を使う人は、消費の仕方を抜本的に見直してください。
お金に執着するのをやめる。
金と幸せは直結しません。もちろん、衣食住に最低限の金は必要ですが、金持ちにならないと幸せになれないなんて考えは幻想です。
家族や友人と過ごす、筋トレ、読書、映画など、人生において、究極に楽しい活動はそこまで金がかからないことばかりです。
金を稼ぐのに必死で、それらを楽しむことを忘れるなんて、もったいないことです。
価値観は人それぞれです。お金が大切な人もいるし、家族が大切な人もいるし、仕事が大切な人もいます。
様々な価値観がある中で、資本主義社会に生きる我々の大多数が崇拝する、最大の宗教が「お金があれば幸せになれる教」です。
この研究では、幸福を日常生活で感じる、喜びやストレスなどの感情に基づく「感情的幸福」と、自分の人生について考えます。そして、その時の評価を指す 「満足度」 の2つに分け、収入と幸福について考察しています。
生活や収入、幸福などについて、45万件の回答を分析した結果、世帯収入が増えるにつれて、2つの幸福度は上昇する事がわかりました。
ただ、世帯年収が7万5000ドルを超えると、満足度は上昇するものの、感情的な幸福の上昇は頭打ちになるという結果が出ました。
そして、低所得は、健康状態の悪化や孤独などの不幸に関連する感情的な痛みを増加させるということもわかりました。
どういうことかと言うと、例えば、同じ頭痛に襲われたとしても、低所得の人はより感情的ダメージが大きいということです。
収入の上昇がある地点に達すると、幸福感の上昇が止まる傾向は、世界各国でみられます。
164カ国から170万人以上のサンプルを抽出し、「収入の充足点=収入の増加が幸福度の向上に影響しなくなるポイント」を調べた研究があります。
それによると、日本を含めた東アジアでは、「感情的な幸福」が向上しなくなる世帯年収の充足点は、約6万ドル、日本円で約660万円です。
これらの研究から得られる学びは、低収入は不幸と結びつく可能性が高いが、収入の増加が必ずしも幸せにつながるわけではない、ということです。
「いや、それでも私は金を稼ぐんだ」という人がいても別に構いません。確かに、ある一定のポイントまでは収入の増加が幸福の増加に直結するし、 世の中には、お金のせいで生まれる不幸が多過ぎます。
しかし、お金を稼ぐために、睡眠や健康といった、大事にすればより幸福になれる可能性が高いことを犠牲にしていませんか?もし、そうであるなら、ワークライフバランスについて再考してください。
時間を買う。
お金は、主に時間を買うことに使ってください。 家事代行、食洗機、乾燥機、自動掃除機、何でもいいです。
時間を短縮できるサービス、モノに金を使い、 時間を買って、その時間を睡眠や運動、趣味や勉強に使ってください。
私たちは、時間がこの世で最も貴重な資源であることを忘れ、時間より金銭を優先してしまうことがよくあります。以下のようなことは経験ありませんか?
数十円運賃が安いからと、遠回りになる乗り換えをしたり、100円安い商品を買うために、30分かけて隣町のスーパーに行ったりする。
果たしてこれは、正しいのでしょうか? 実は「時間」か「お金」か、というテーマに焦点を当てた研究のほとんどが「時間」に軍配を上げています。
ブリティッシュコロンビア大学で、卒業間近の学生1000人以上を対象に行われた研究があります。
「ティナはより多くの時間を確保できるなら収入を犠牲にする」「マギは短時間勤務で収入が低くなるより、長時間勤務で収入が多いほうを選ぶ」このように、人物像を提示し、誰が自分に近いかを答えてもらう方式で、普段、時間とお金のどちらを優先するかを質問しました。
卒業後、2年以内に追跡調査をしたところ、時間を重視した学生のほうが、収入を重視した学生よりも幸福感が高く、人生やキャリアに対する満足度も高かったといいます。
トルコで、管理職や専門職に就いている800人以上を対象にしたヨーク大学の調査がありました。
「1日の時間は十分ではない」と回答した労働者は、仕事だけでなく、人生全体にもあまり満足していないと答えました。
さらに、数千人のアメリカ人を対象に「時間とお金のどちらを優先するか」を質問した研究があります。
その結果、8%の人が「時間よりお金を重視している」と答えました。一方で、「時間を優先する」と答えた残り30%の人々のほうがより幸福だったという結果も出ています。
幸福度を考えれば「時間」の圧勝にもかかわらず、「お金」を優先してしまっている人が多いことがわかります。
時間をお金より優先することは、時間をお金で買うことである程度実現できます。掃除機をかけるのに時間を取られているならルンバを買えばいいし、無理して自炊せずに時短のためにテイクアウトしてもいいです。
毎週日曜日の夜に感謝すべきことを5つ書き出す。
足りないものより、持ってるものに集中してください。自分がいかに幸せか気付けるはずです。今ある幸せに感謝せず、ないがしろにしていたら、いつかあなたはその幸せすらも失ってしまいます。足るを知り、感謝をする。超大切です。
人間は、油断するとすぐに「感謝すること」を忘れてしまいます。感謝とは、人生のポジティブな部分に着目することであり、自分がいかに恵まれているかを認識する、唯一の方法です。
感謝できない人は、自分の人生のネガティブな部分にばかり着目してしまい、幸せになれません。
体に不調がないこと、友達が電話をかけてきてくれたこと…どんな小さなことでもいいので、とにかく感謝してください。同じ感謝の対象が、毎週繰り返し出てきてもいいです。
カリフォルニア大学などで行われた研究があります。無作為に抽出した参加者に、100週間にわたり、週に一度、「感謝していること」について書いてもらいました。一方、2つの比較対象グループには、「その日起こった面倒な問題」を書いてもらいました。
そして、「その週に自分に影響を与えた出来事」について、それぞれ書いてもらいました。
すると、感謝を表すことを求められた参加者は、比較対象グループに比べ、人生がポジティブになり、満足度が高まりました。
「感謝について記すのは週に1回」程度が丁度いいことを示唆する研究もあります。6週間にわたって行われた実験です。
参加者の半分は週に1回、残りの半分は週に3回、「感謝日記」をつけるように指示をされました。すると、何もしなかった人たちと比べて、幸福度が高くなったのは、毎週日曜の夜に日記を書いたグループだけでした。
週に3回書いたグループは、大きな効果を得られませんでした。その理由について研究者は、「面倒な作業に感じ、だんだん退屈になったのだろう」と記しています。
自分が疲れないペースで大丈夫です。感謝を書き出すことを習慣化してください。
ネガティブな言葉を使わない。
悪口、批判、愚痴でストレス解消できると思ったら大間違いです。 悪口、批判、 愚痴はほどほどにしてください。
悪口を言う。批判ばかりする。 愚痴を吐く。こういった悪い習慣を捨てるだけで人生は良い方向に転じます。
ネガティブに考え、物事の悪い部分ばかりを見ることの弊害は、研究でも裏付けられています。
東フィンランド大学の研究では、フィンランドに住む6〜7歳の2293人を10年ほど追跡調査しました。世間や他人に対する皮肉な態度や、批判度の高さを示す「シニカル度」と認知症の関係について調べたのです。
シニカル度は「多くの人は出世のために嘘をつく可能性がある」。「誰も信じないほうが安全だ」といった文章にどの程度同意できるかといった尺度で判定しました。
すると、最もシニカル度が高いグループは最も低いグループの人と比べ、血圧や血糖値が高いことがわかりました。
自分以外は敵とみなすような態度は、心身の健康を害する可能性があります。心身の健康と幸福度は、密接にリンクしているので、シニカルな態度は意識して控えるべきです。
もう一つ、主観的幸福とポジティブ・ネガティブな感情との関係を調べたイリノイ大学などの研究も重要です。この研究では、211人の被験者を6〜8週間調査し、日々の気分や感情の変化などについて分析しました。
その結果、幸福度とより強く関連しているのはポジティブ感情の強さよりも頻度であることがわかりました。また、ポジティブ感情と、ネガティブ感情の相対的な頻度が、幸福度と相関していることが示唆されました。
つまり、喜びや充足感といったポジティブ感情を経験する頻度や持続時間が、多い人ほど幸福であるということです。
研究者らは「私たちが幸福と呼ぶものは『頻繁に経験するポジティブ感情とごくまれに訪れる否定的な感情』という構成になっているようだ」としています。
人間は、ネガティブな発言をする時は、どうしてもネガティブな感情になってしまいます。悪口や批判や愚痴を言っているその瞬間、あなたは自分の幸福を削ってそうしているということを自覚してください。
ネガティブな行動をポジティブな行動に置き換えていくだけで、あなたは今よりもずっとずっと幸せになれます。
友達や同僚にランチを奢る。
偉い人にならなくたっていいです。有名になる必要もないです。人の痛みがわかり、困ってる人がいたら迷わず手を差し伸べ、当たり前の日常に感謝を忘れないでください。
そうすれば、些細なことにも幸せを感じられて、いつも親切で周りの人をほんのちょっぴり幸せにできます。
そしてもうひとつ、あなたを幸福にしてくれる有効なお金の使い方をもう一つだけ紹介させてください。
とても有名なブリティッシュコロンビア大学の実験があります。この実験では、5ドルもしくは20ドルが入った封筒が参加者に手渡され、さらに2つに分けられました。一つのグループは自分のために、もう一方はほかの人のために使うように指示されました。
すると、5ドルもらったグループも20ドルもらったグループも、ほかの人のためにお金を使ったほうが幸福度が上昇しました。
もらったお金を自分のために使っても、幸福度は変わらなかったのです。また、600人以上のアメリカ人を対象にした調査でも、個人が自分のために使ったお金の額は全体的な幸福度に関連がなかったです。
幸福度を予測するのは、人にあげた金額であり、他人に投資すればするほど幸福度は増したといいます。
さらに、一緒にスターバックスに行く、といったように、社会的つながりを深めるような使い方がおすすめです。このような使い方が、最も幸福度を高めることがわかっています。
まとめ
解説は以上です。お気づきの人もいるかもしれないですが、幸福への道は、ある意味で当たり前のことばかりです。
幸福を手に入れるために、まずは1つから、当たり前の習慣にしてください。できることが増えるにつれ、幸福度も増していく感覚を楽しんでください。
今回の解説が勉強になった、参考になったという人はコメントください。
- モノではなく経験を買う。
- お金に執着するのをやめる。
- 時間を買う。
- 毎週日曜日の夜に感謝すべきことを5つ書き出す。
- ネガティブな言葉を使わない。
- 友達や同僚にランチを奢る。
▼YouTube紹介
▼書籍の紹介
幸福の達人 科学的に自分を幸せにする行動リスト50(Testosterone著 / U-CAN)
Amazon⇨ https://amzn.to/3C6sL7K
楽天⇨ https://item.rakuten.co.jp/book/16783579/