『50代でしなければならない55のこと』 中谷 彰宏

こんにちは、あっきーです!

あっきー
50代の生き方で、60代・70代の幸福度が上がります。
日本人の幸福度調査
幸福度がもっとも下がる世代は50代。
▼原因
・定年が間近になる
・子どもが独立する
・離婚が増える  etc...

問題は、このあとで人により大きな差が起きることです。60代70代に向けて、「幸福度が上がっていく人」と「幸福度が下がっていく人」の2通りに分かれます。

モコ
どうせなら幸福度が上がっていく人になりたいよね。
50代とは
幸福度が1番下にある時期ではない。50代はその人の長い人生における分岐点。
▼なんの分岐点か
幸福度がそこからV字回復するか、そのまま下り坂に落ちるかの分岐点

50代の生き方で、そのあとの人生が決まります。なんとなく消化試合という意識で50代を過ごすと、60代、70代はもっとつらいことになってしまいます。50代できちんとするべきことをしておけば、60代、70代の幸福度はぐんと上がっていきます

このブログでは50代でしなければいけない55個の中から厳選した11個を紹介していきます。このブログを読んで勉強になった、為になったと思った人はコメントください。

Contents

1.脳は、50代で人生最強になる。

人間の脳のキャパシティのピークは人生の中で2回あります。

人間の脳のキャパシティのピーク
・1つ目のピークは28歳
・2つ目はピークは55歳

あっきー
28歳までに脳のキャパはどんどん広がります。
最新の脳科学でわかってきたこと
20代:「やりたい・やりたくない」にかかわらず、いろいろな仕事をやらざるを得ない世代
→いったん28歳で脳のキャパがピークを迎えたあと、1度下り坂になる
30~40代:脳のキャパで見ると、20代よりも下がっている時代
55歳:もう1回ピークを迎える

モコ
脳のプログラムは、よくできているんですね。

あっきー
そうんなんです、モコくん。
28歳のピークまで、その人ができること、やりたいことを大量にさせます。

20代で10のことをやれたとすると、30代、40代は体がしんどくなります。その為どうしても数を減らさざるをえないです。

キャパシティ
20代:キャパが10
30~40代:キャパが2
→必然的にできる10個の中から8個を断念せざるを得ない
●50代になるとキャパが上がって、もう一度キャパ10まで戻る

絞り込んだ2つのことでキャパ10のことができるので、高いパフォーマンスで物事を達成します。50代は、絞り込んだものに20代で蓄えたエネルギーを一気にぶつけることができるキャパを、脳がもう一度与えてくれます。

2.部下に敬語で話す。

50代で尊敬される人は、部下に対して敬語で話せる人です。部下に対して横柄に話す人は尊敬されないです。50代で部下に敬語で話すとバカにされると思う人がいます。これは自己肯定感が低いからです。部下に何かを話す時は、高圧的な態度で接しないとなめられると思い込んでいます。「なめられる」という発想は、自己肯定感が低い人の辞書にしか載ってないです。自己肯定感が高い人の辞書に「なめられる」という言葉はないです。自分が人をなめないからです。

モコ
逆に自己肯定感が高くなるとどうなるんですか?
自己肯定感が高くなる
「何をやろうが、自分はバカにされることはない」と自信を持つこと

自分を肯定できる人はいくらでも下手に出ることができて、相手に対してリスペクトを持つことができます。

あっきー
だから、部下に対して敬語で話すこともできます。部下に敬語で話せるかどうかというのは、敬語を知っているかどうかではないです。自己肯定感をどれだけ高く持っているかどうかの差になってきます。

3.問題を解決しない。問題が平気になって凌駕する。

50代になっても問題はなくならないです。若いころは、問題はたくさんあるけれど、だんだん年齢を重なると問題はなくなるに違いないと思っていたかもしれないです。ところが、20代の時の問題に比べて、50代の問題ははるかにむずかしくなります。

50代の問題が難しくなる理由
問題には、「解決できる問題」と「解決できない問題」の2通りがある。
・20代の時にぶつかるのは解決できる問題が多いが、まだ実力がないからむずかしいと感じる。
・50代になると経験を積んで、テクニックを見つけても、なかなか解決できない問題が増えてくる。

あっきー
このことから「解決できる問題よりも」「解決できない問題」の比率が圧倒的に増えます。

解決できない問題に対しては、適応する能力が必要です。むずかしい問題が起こったら、「これはどうしようもないから」と平気になるということです。問題を解決するよりも、「それはそれでいいんです」と問題を凌駕する度胸をつけてください

これは諦めるということではないです。「解決」と「凌駕」という2つの考え方があります。すべての問題を凌駕するのではないです。解決できる問題は今までの経験を利用して解決し、解決できない問題に対してはそれを笑いとばせる凌駕力をつければいいです。

4.同質の多くの友達より、1人の異質の友達を持つ。

あっきー
50代になると、実質的な人脈が減ります。

それなりに役職についているので年賀状は多く来ます。枚数的には増えても、腹を割って話せる友達とのやりとりが減ってきます。50代になると、年賀状や名刺だけが50代の怖さです。年賀状、名刺がこれだけたくさんある、メールを毎日たくさんもらっていることは自慢にならないです。腹を割って話せる仲間は、減っている可能性が高いからです。

50代の人脈で重要なこと
やたら友達の数を増やすことではなく、たった1人でいいから異質な友達を持つこと。

「自分は1万人の友達がいる」といっても、同質の友達だけで1万人では味わいのある人生にはならないです。自分とはまったく違う世界を持っていて、バックグラウンドの違う友達を1人持ってください。文化的な背景・考え方・年齢の違う友達が1人いるだけで、その人は豊かな人生を送ることができます。

5.トライしないのは、カッコ悪い。

20代のころは、たくさん負けます。実力もついていないし、相手の力量もわからないまま戦うからです。50代になると、相手の力量がわかるようになります。「これをやったら負けるから、トライしなくてもいい」と、事前にトライを避けていくやり方も身につけていきます。

あっきー
いろいろなところで器用さが身についているので負けることが減ります。

50代は、負けないようにしようと思えば、負けないですみます。しかしそれはカッコ悪い生き方です。カッコいいのは、勝つことではないです。負けることにトライすることです。最初から負けがわかっていてもトライしていけることが、本当のカッコよさです。

モコ
新しいことにどんどんトライして負けを体験しよう。

20代で負けているより、50代で負けている人のほうがはるかにカッコいいです。仕事・趣味・恋愛どんなジャンルトライでもかまわないです。「トライ」という言葉は20代の用語ではないです。20代より50代のトライをしてください。

6.3つの特徴がある趣味を持つ。

50代の趣味は、フィジカルの趣味メンタルの趣味クラフトの趣味の3つの趣味を持つといいです。

▼フィジカルの趣味

文字通り体を動かすことです。体を使う趣味を持っていないと、50代は日々筋力が落ちます。今までと同じような運動量では筋力は圧倒的に落ちていきます。フィジカルな趣味で体を動かすと、脳が活性化します。運動を減らした受験生は落ちると言われています。同じように、体を動かすことによって脳がいつまでも活性化します。

あっきー
脳を若くするためには体を動かしてください。

 

▼メンタルの趣味

これにはいろいろと種類があります。スポーツの中でもメンタル的な競技があります。それは、的に当てるゲームです。的に当てるゲームはメンタルの要素が非常に重要になってきます。弓道・ゴルフ・ボウリングのようなゲームは、競技年齢が最も高くなります。フィジカルの部分だけでなく精神力の部分で50代のベテランの強さが発揮できるからです。

▼クラフトの趣味

これは、手を使って何かをする趣です。モノづくりです。特にデジタルの時代になってくると、手を使うという行為がどんどん減っていきます。手は外に飛び出した脳です。手を使う人ほど、いつまでも脳が活性化した状態になります。長生きしている人は手を使う何かをしていることが圧倒的に多いです。

あっきー
自分の趣味を探す時は、好きなことの中で、「フィジカルなものは何があるかな」「メンタルなものは何があるかな」「クラフト的なものは何があるかな」と考えてみてください。

7.自己投資という勉強をして、将来に備える。

あっきー
今の日本は大学進学率が50%を超えて、みんなが大学に行く時代になりました。

発展途上国では、小学校までしか行かない国もまだたくさんあります。小学校を出る時に、親は「今、この子を中学に行かせるか、働きに行かせるか」と考えます。働きに行かせると、日々収入が入ります。中学校に行かせると授業料を払わなければならないし、収入もないです。そうなると、多くの親は働きに行かせようと考えます。これが発展途上国における経済的合理性です。

発展途上国でもちゃんとした考え方を持っている人は「子どもを上の学校に行かせたほうが、最終的に年収が上がる」と考えます。10代の時に、即働きに行かせるか、上の学校に行かせるかという選択をします。「日銭をとるか、将来の年収をとるか」という選択肢を、日本人は50代の時にもう1回体験します

モコ
日本人の最大の分かれ目は、10代ではなく50代で起こるんだね。

「将来のために貯金しておきたいので習いごとはガマンします」と言う人は、小学校を卒業して働きに出るのと同じ考え方です。50代では、「自己投資こそが将来に備えること」という人と「貯金こそが将来に備えることだ」という人の2通りの考え方に分かれます。どちらを選ぶかで、50代からの人生に大きな格差が生まれます。

8.自己流ではなく、先生に学ぶ。

あっきー
50代になって何かを学ばなければならない時に、先生につくことを躊躇することがあります。

モコ
それはなぜでしょうか?

これは習い事にいくと、先生の年齢が自分より下になってくるからです。会社の中では、常に上の年齢の人から習うことに慣れていました。会社の中では、常に上の年齢の人から習うことに慣れていました。50代になると、年齢が下という先生があらわれます

たとえ先生が25歳であっても、5歳から初めていれば20年のキャリアです。初めてやることを20年やっている先生に習うのは当たり前のことです。50代になると、先生に習うことができる人とできない人に分かれます。年下の先生に習うことができない人は、ずっと自己流でやることになります

習いごとは、先生に直接してもらいながらしてください。歌がうまくなりたくてYouTubeなどで正しい発声の仕方を見ても、自分の練習が正しいのか間違っているのかわからないです。本当の勉強とは、正しいことを教わって練習することです。

「ヘタを固める」
正しいことを教わらないで練習すると、間違ったやり方で悪い癖が固まることになる

最初に正しいことを教わるのはプライドが許さないという人がいます。習いごとは、相手の年齢関係なしに頭を下げて教わることだからです。先生に対してリスペクトを持って、「そうか、今まで自分がこうやっていたのは間違いだったんだ」と素直に認めてください

9.行ける所より、行きたい所に行く。

旅行にはその人の人生観が出ます。どこに行きたいかは、休みのとれる範囲の時間と予算で考えます。その範囲内でしか動けなくなります。行けるところではなく、まず、行きたい所を考えます。

あっきー
「時間・予算が足りない。旅行代理店では扱っていない。ムリムリ」と諦めないことです。

「ここへ行きたい」と旅行代理店に行って探したり、相談してみることが大切です。相談する前に自分の中で「ムリムリ」と却下するから、「行ける所」という狭い範囲でとどまってしまいます

相談のヘタな人は、初めから「それはムリでしょう」と言います。行きたい気持ちは、人に相談して、どうしたらいいかでムリの壁を超えていきます。自分でムリと思っているところを1ミリ超えていくことで、50代の可能性が広がります。恥ずかしいと言えば恥ずかしいことです。

モコ
「ムリと」決めつけないでね。

10.嫌われることで、ワンステップ上がる。

20代のころより、50代のほうが嫌われることを極度に恐れます。「嫌われているんじゃないか」「嫌われたくない」「嫌われたくないようにするにはどうすればいいか」と思います。「嫌われないようにするにはどうすればいいか」と思いながら、嫌われないようにすることで、ますます嫌われます。

あっきー
嫌われることは決して悪ではないです。

その集団の価値観を抜け出していくことだからです。その集団で気にいられているうちは、成長もその集団どまりです。

勉強のことをまわりの集団に相談したら、「今さら勉強して何になるの」と言われます。「今日は勉強があるので飲み会に出ないで帰ります」と言う人にも、まわりは「そんな勉強して何になる」と言います。そこをあえて勉強すると、嫌われます。嫌われることで、その集団を抜け出せます。

結果として、嫌う友達が減って、新たな友達と出会います。ここにヒーローの発想があります。その集団からのけ者に、ヒーローになるチャンスがあります。

50代で好かれようとしてこびへつらうことはないです。50代、新たな価値観を持って集団から浮いた存在になるのを、あえて選ぶことでワンステップ上がっていきます。嫌われることで、新しい仲間と出会うことができます。それをよしとしてくれる、もっと強い絆が生まれます。

11.スケジュールを、ぎゅうぎゅうにしない。

50代になったら、スケジュールをぎゅうぎゅうにしないことです。スケジュールをスカスカにしておけば、「今日会えますか」と言われた時に「いいですよ」と即答できます。これは勇気がいります。あけていても、必ずお誘いがあるとは限らないです。

大切なこと
お誘いがあった時に必ず拾えるようにする。
10回あけて、1回しかお誘いがなくてもいいです。9回をムダにしても、1回のためにスケジュールをあけておくことは、50代にしかできないです。

あっきー
20代ではそんなことはできないです。

スケジュールをあえてぎゅうぎゅうにしないことで、そのチャンスを待つことができるのが、50代のしなければいけないことです。スケジュールをあけておくことは、リーダーの役目です。

スケジュールがぎゅうぎゅうのデメリット
・新たなチャンスは生まれない。
・次のこと、10年後にしなければいけないことを考える時間がなくなる。日々の仕事に追われないようにしてください。

50代になると、10年後のことを考えなくなります。10年後は自分がそこにいないからです。40代は10年後もまだそこにいます。10年後を考えないと、50代の10年後は、余生を過ごすことになります。

まとめ

解説は以上です。50代になると考えが凝り固まってきてしまいます。凝り固まった考え方では幸福度が下がる一方です。そうならない為にも、色んなことにチャレンジをしたり、新しい考え方を取り入れていってください。物事を柔軟に受け入れることができれば、人生は好転していきます。50代の方はこのブログを何度も読んで、自分の人生を好転させる方法を身につけていってください。このブログを読んで勉強になった、為になったと思った人はコメントください。

『50代でしなければならない55のこと』
1.脳は、50代で人生最強になる。
2.部下に敬語で話す。
3.問題を解決しない。問題が平気になって凌駕する。
4.同質の多くの友達より、1人の異質の友達を持つ。
5.トライしないのは、カッコ悪い。
6.3つの特徴がある趣味を持つ。
7.自己投資という勉強をして、将来に備える。
8.自己流ではなく、先生に学ぶ。
9.行ける所より、行きたい所に行く。
10.嫌われることで、ワンステップ上がる。
11.スケジュールを、ぎゅうぎゅうにしない。

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