こんにちは、あっきーです!
簡単に言うと、まとまった資産を築き、それを元にした資産運用で得られる収入で生活していくことです。
このブログでは、年収300万円の事務職OLで12時間労働も当たり前だった著者のちーさんが、30代前半で3000万円の資産を作り、現在は生活費の一部を好きな労働でまかない、残りを資産運用収入でまかなう「ゆるFIRE」(サイドFIRE)を実践しています。
「億万長者になりたいわけじゃない。仕事も何もしたくないわけじゃない。ただ、今よりもうちょっとゆるく働けたらいいのに。」という答えを学ぶことができます。
その中でも、厳選した14個の秘訣をご紹介します。
勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントをください。
Contents
FIREのキホン
FIREには4%ルールがあります。
年間の生活費を投資元本の4%以内に抑えることができれば、資産を減らさずに暮らしていけるというものです。この4%は米国の株式市場をもとにした研究結果です。日本で暮らす上でこれが有効なのかは、一度立ち止まって考える必要があります。
日本は社会保障が充実しているがゆえに、長生きするだけ、生活費が必要になるリスクがあります。理論上は可能であっても、実際に4%も毎年取り崩せるのか、という精神的な負担もあります。
そういったことを総合的に考えて、実際にやってみて可能だったラインが年に税引後で2.5%の取り崩しです。これが2.5%ルールです。
4%ルールは暴落が怖い
その場合、生活費の半分を資産収入、半分を労働収入でまかなうとすると税引後で75万円以上を資産収入から75万円状を労働収入でまかなえればクリアです。
4%ルールだと資産は1875万円(75万円÷4%=1875万円)あれば可能です。
もしリーマンショック級の暴落が怒って資産価値が半分まで目減りすると、資産は938万円になります。この938万円から生活に必要な75万円をとり崩そうとすると、実に資産の8%も取り崩すことになります。
こうなってしまうと、投資元本がかなり目減りしていくことになり、精神的に耐えられないです。ぜひ、暴落するというリスクを踏まえて取り崩す割合のルールを考えてください。
2.5%ルールなら暴落が起きてもセーフ
そのため、暴落して資産価値が半分の1500万円になったとしても、75万円の取り崩しは5%で済みます。
株式市場は長期ではずっと成長しています。短期で大きくマイナスになることはあっても、長期でマイナスになることは歴史上かなり低い確率です。数年間は5%で取り崩すことになったとしても、その後市場が回復すれば、破綻するほどのダメージには至らないです。
また、4%ルールの場合は元本を維持した状態が続きますが、2.5%ルールであれば、税金分を考慮しても2%前後は緩やかに上昇します。
じゃあ、いくらあればゆるFIREできるの?
次に、半分を資産収入、半分を労働収入でまかなうのか、3分の2を資産収入、残りを労働収入のように資産収入を多めにするのか、逆に労働収入を多めにするのかを考えます。
これが資産収入10:労働収入0になると完全FIREです。資産でまかなう分が大きくなればなるほど、用意しなくてはならない資産額が大きくなります。
そのため、まずはセミリタイア後にどのくらい稼ぐことができるか、先に考えてください。
なお、ここは国民健康保険、国民年金、各種税金などを差し引いた手取りベースで考えてください。例えば、アルバイトやネットビジネスなどで緩く働いて年間100万円を稼ぐ場合、手取りは70−85万円程度です。これは雇用形態や地域、また免除制度などによって変動するためです。
ぜひ、用意しなくてはならない資産額の目安として、だいたい稼ぐ金額から25%程度差し引いた金額で考えてください。
貯蓄率は50%を目指したい!
完全FIREするためには資産額が大きくなくてはならないし、必要資産が大きければ大きいほど貯蓄率を上げないと時間がかかりすぎるからです。
しかし、貯蓄率を50%以上目指すというのは相当な覚悟と気合がないと達成が難しいです。
とはいえ、目標がゆるFIREだったとしても、貯蓄率50%を確保しないと、達成までに20年以上かかってしまう可能性があります。20年以上ということは、20歳から目指したとしても40歳です。
目指す年齢によっては、もはや定年を迎える年齢です。定年後に達成できたのでは単なる老後資金を貯めたにすぎず、ゆるFIREではないです。
ぜひ、ゆるFIREを目標とするなら、ゆるいとは言ってもやはり最低ラインとして20年以内の達成を目指してください。
とは言っても、貯蓄率50%はハードルが高い?
特に若いうちはきついと感じます。例えば、20、30代でまだ手取りが300万円程度しかない場合、年間生活費が200万円だとすると、貯蓄分は100万円になります。貯蓄率は33%です。これを50%にしようとすると、生活費を150万円にまで落とさなくてはいけないです。
しかし、30、40代になり、手取り収入が400万円になれば、生活費が200万円のままでも200万円貯蓄ができるので、貯蓄率は50%です。
大事なのは収入が上がっても生活水準を大幅に上げないことです。
昇給や転職での年収アップ、副業の収入が加われば、貯蓄率も上がります。20代など収入が低いうちは無理に50%を達成する必要はないです。
貯め上手?稼ぎ上手?ゆるFIRE達成の3パターン
また、スタート時の年齢によって年収も大きく異なるため、20代でスタートするのと40代でスタートするのでは難易度も変わります。
そこで目安として指標を3パターンあげてみます。3パターンとも、わかりやすくなるために資産収入と労働収入は半々の場合でシミュレーションしています。
具体的には、ゆるFIRE達成後は資産収入75万円、労働収入75万円で暮らすと、ゆるFIREスタートまでに必要な資産額は75万円÷2.5%=3000万円です。年間貯蓄額は250万円なので、その80%にあたる200万円を、毎月16.7万円ずつ年利5%で運用すると、約11年で3000万円の資産が作れます。
完全に自分に当てはめる必要はないです。ぜひ、この3つの指標を基準にして考えてみてください。
生活防衛金として、まずは100万円貯めよう!
人生何があるかわからないため、ある程度のお金は手元に残しておく必要があります。
この金額は人それぞれのリスク許容度に応じて違ってきますが、100万円あれば十分です。
数日以内に大金が必要になるような場面はそうそうないと思いますし、100万円あればある程度のことはカバーできます。それ以上が必要になった場合でも、株式であれば比較的換金は容易にできます。それ以上のお金は投資に回していても問題ないです。
何に投資する?私は株式一択
まず、投資と一口に言ってもさまざまな投資先があります。株式や竿権、不動産、金やプラチナなどのコモディティなどです。
ただ、今回は株式だけに限定します。
長期的に見て一番成長しているのが株式ですし、著者であるちーさんも、株式だけで資産を作っています。ゆるFIREを目指すためには資産を増やしていく必要があるので、ぜひ、株式に投資してください。
個別株?ETF?投資信託?何を買うべきなの!?
大きく分けると個別株、ETF、投資信託の3つです。
個別株とはトヨタ、アップルなど株式市場に上場している企業単独の株です。ETFや投資信託は、そういった個別株を集めて、パックにした商品です。
ETFや投資信託には、株式以外の商品(債券やREITなど)が入っているものもありますし、株式以外の商品だけで構成されているものもあります。組み合わせ次第で無限に商品が作れるので、とんでもない数の種類が存在します。
これから資産運用を始める方には、断然、投資信託をおすすめします。
理由は、今、投資信託がとても優秀だからです。
インデックス型の投資信託って何?
インデックス型と対になるのが、アクティブ型です。こちらは史上平均以上のリターンを目指して、ファンドマネージャーと呼ばれる人たちが銘柄を選定しています。
アクティブ型は人の手がかかっている分、手数料が高くなってしまいますが、データを見ると、インデックス型に比べて決して好成績とは言えないです。
そうであれば、わざわざ手数料の高いアクティブ型を選ぶ必要はないです。
ぜひ、投資信託を始めるには、インデックス型を選択してください。
基本は米国株など成長が見込める国に投資しよう
基本は先進国でありながら今後も成長が見込める可能性が高い、米国を中心としたポートフォリオにすることがおすすめです。
もちろん本当に米国がこれからも成長するか誰にもわからないですが、可能性が高いという点で、現状、一番の候補に上がります。
もし、米国一択にするのは不安な方は、全世界にまんべんなく投資ができるタイプの投資信託がベストです。具体的には、三菱UFJ国際投信のeMAXIS Slimシリーズ、楽天投信投資顧問の楽天シリーズ、SBIアセットマネジメントのSBI・Vシリーズです。
この3つから、全世界と米国のインデックスファンドを選びます。理由は手数料が安いからです。いずれも手数料は安いので、基本この3つであればどこでも問題ないです。
ぜひ、基本は米国株式か全世界株式の商品をメインにしてください。
投資に回す額は、証券口座内の80%にする
証券口座に入れる貯蓄が年間100万円の場合は80万円を投資に、年間150万円の場合は120万円を投資に、といった感じです。
いきなりそんなに?と思う方もいると思います。4%ルールを導き出した米国の研究でも株式の割合が高いほど元本の維持率は高いです。そのため、証券口座に入れる貯蓄のうち、最低でも75%以上は株式に投資してください。
しかし、証券口座内の貯蓄の100%を投資に回してしまうと、暴落があった時に身動きが取れなくなってしまいますし、精神的にも良くないです。株式市場は常に波を打ちながら緩やかに上昇していますが、10〜20年に一度は巨大な波により大きく暴落することがあります。
ポートフォリオの一部に現金を入れることは精神安定剤になります。
ここで一時停止!ゆるFIRE生活を本当に望んでいるかどうか考えてみよう
ゆるFIRE資金が1000万円の大台を超えてきたら、皆さんに確認してほしいことがあります。
それは、ここまでゆるFIRE達成のために資産形成をしてきて、それが本当に望んでいる姿なのか、ということです。
資産形成をしていく中で、それに固執するあまり、気がつくと全然幸せとは言えない状況になっていた、という話はよくあります。犠牲にしてきたこともたくさんあるはずです。
もちろん、中には犠牲にしなくてはならないこともあります。しかし、本当に幸せになるためのものまで諦めていないですか?
ゆるFIREの達成も重要ですが、それと天秤にかけてもっと重要なものがあるのであれば、そちらを優先すべきです。そのため、ここで一度自分が人生で一番求めているものは何か、よく考えて下さい。
実際、1000万円まで貯蓄できただけでもとてもすごいことです。ここまできたら資産形成のための習慣も身についていると思います。ここで別の目標に向かって行っても、あなたの人生は明るいものになっていくはずです。
まとめ
著者 アラサーdeリタイア管理人 ちー
- FIREのキホン
- 4%ルールは暴落が怖い
- 2.5%ルールなら暴落が起きてもセーフ
- じゃあ、いくらあればゆるFIREできるの?
- 貯蓄率は50%を目指したい!
- とは言っても、貯蓄率50%はハードルが高い?
- 貯め上手?稼ぎ上手?ゆるFIRE達成の3パターン
- 生活防衛金として、まずは100万円貯めよう!
- 何に投資する?私は株式一択
- 個別株?ETF?投資信託?何を買うべきなの!?
- インデックス型の投資信託って何?
- 基本は米国株など成長が見込める国に投資しよう
- 投資に回す額は、証券口座内の80%にする
- ここで一時停止!ゆるFIRE生活を本当に望んでいるかどうか考えてみよう