こんにちは、あっきーです!
多くの社会人は、目の前の仕事をこなし、求められる結果を出していくことにいっぱいいっぱいです。「とても読書をする時間なんか取れない」とぼやく人もいます。
それらはあらゆる分野で常に新しいものに更新されています。
僕たちは日々、最新のものを吸収し続ける必要に迫られています。急激に変化していく現代社会では学生時代に身につけた知識や情報だけでは対処しきれなくなっています。
正しい読書術を身につけて誰よりもたくさんの本を、誰よりも精密に読み込めば、すぐに仕事や社会に応用できるようになります。読書ほど現代人にとって必要不可欠なものはないです。
読書は自分を磨き、豊かに生きていく力を与えてくれます。
このブログでは、人生を豊かにする読書の技術を4個解説していきます。仕事が忙しくても精読に読書することができた人や読書の技術力を身につけることができた人はぜひコメントをお願いします。
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Contents
読書の量を増やす。速読の全技術
読書量を増やすための速読の3つのポイント。
- 速読の技術は現代人に不可欠
- 読書量を増やすことで知識を蓄積し、読書のスピードと理解力が上がっていく
- 必要部分をピックアップする
速読の技術は現代人に不可欠
仕事をするうえで必要な情報量が膨大になったため話すスピードと同様に読むスピードも速くする必要があります。
言語学者の外山(とやま)さんは著書の『わが子に伝える「絶対語感」頭の良い子に育てる日本語の話し方』で次のように書いています。
同じニュース原稿を同じアナウンサーに1分間250字、280字、300字という3通りの速さで読んでもらいました。それを視聴者に聞かせてどれが一番聞きやすいかたずねました。結果、300字のスピードが一番でした。しかも、各世代とも一致して最も速いスピードが聞きやすいと答えました。若い世代たちは、ともかく歳をとった人たちまで早口の方を好んでいるわけです。
おそらく300年前の人が今のテレビやラジオの放送を聞くと速すぎると感じます。しかし、現代を生きる僕たちは、いわば「速聴術(そくちょうじゅつ)」に徐々に慣らされてきました。
そのため、気づかなかったうちにゆっくりとしたスピードで話されるとイライラしてしまうようになりました。
読書に関しても速読が要請される場面が増えています。
読書量を増やすことで知識を蓄積し、読書のスピードと理解力が上がっていく
冊数をこなし読書量を増やすことが第一歩です。読書はすればするほど、質が向上していきます。読書をする能力に頭の良し悪しは関係ないです。
例えば新書を読むとします。
本のテーマについて知識を1割しか知らない人と5割知っている人では同じ本を読書するにしても読むスピードも大きく違ってきます。
そのため、自分がたくさん読みたい分野の本を集中的に何冊か読むことです。
そうすると、その分野の知識が効率的に蓄積され6~7冊読み終わった頃には8割以上のことが理解できている状態になります。
結果、はじめて手に取った本でも残り2冊だけ理解すればいいことになります。あっという間に読破(どくは)できるようになります。
しかし、最初から1000冊を目指すことはハードです。まずは、100冊読むことを目指してください。
必要部分をピックアップする
速読するために必要な部分をセレクトして、目をすばやく動かしながらめくってください。
少ない時間で読書の量を増やすために1冊あたりのよく速度をあげておく必要があります。
大きく分けると2つの方法になります。
1つ目が目をすばやく動かしていく方法です。
均等にページをめくって全部の文章をざっと見ていくことです。速読の達人は、この方法でパッ、パッという感じでページをめくって1冊を10分~20分で読み終えます。
2つ目、全体の中で必要な部分だけピックアップして、そこを集中的に読むという方法
この方法で求められることは、どの部分をピックアップするかというセレクトの技術です。速く読むための技術はとくに必要ないです。
読書量を増やすためにも速読の技術を身につけてください。
読書の質を上げる。精読の全技術
読書の質を上げる精読の全技術は3つあります。
- 精読の基本は素読にあり!声に出して本を読む
- 音読すれば身につけた知識や知恵が一生ものになる!
- 精読の最もたるものが翻訳だ。クライマックスは原文を声に出して読もう
1つ目が「精読の基本は素読にあり!声に出して本を読む」です。
素読の中には正しい解釈のための読み方を学ぶということが含まれています。文章を本当に理解するには、どこで切るか、イントネーションをどうするかも重要な要素です。意味のとり方が読みの中に表れます。
幸田弘子(こうだひろこ)さんが朗読する樋口一葉(ひぐちいちよう)の『たけくらべ』や寺田農(てらだみのり)さんが朗読する谷崎潤一郎(たにざきじゅんいちろう)の『春琴抄(しゅんきんしょう)』などを聞いていると頭の中に意味がスッと入ってきます。
素読の中には正しい解釈のための読み方を学ぶということが含まれています。精読の基本に音読があります。ぜひ、正しい音読を実践してください。
2つ目が音読すれば身につけた知識や知恵が一生ものになる!です。
本当の読書は身につけたことが一生ものになります。それが精読です。
人は経験したものをより鮮明に覚えています。読むだけではなく声に出してアウトプットしながら読むことによって、より身に付きやすくなります。
途中の光景や帰り道、すっかり歩き疲れたみんなを元気づけるためにひょうきんな先生が肥(こえ)だめの肥をくっつけた棒で追いかけてきました。
このような懐かしい風景が蘇ってきました。ところが、その後、6年生ぐらいのときに行ったバス旅行のときは途中の風景はほとんど記憶に残っていないです。
挙げた例と同じことが全文の音読にも言えます。全文音読することはかなりの体力が必要です。しかし、全文音読するとしないで格段と差が出ます。
最初は大変ですが一生分の知識や知恵が身につきます。ぜひ、実践してください。
3つ目が「精読の最もたるものが翻訳だ。クライマックスは原文を声に出して読もう」です。
翻訳された本を読む場合、部分的でもいいので原文を声に出して読んでみてください。
翻訳されたものとはまた別の味わいが出てきます。原文を読むことは、ある国の旅行に行ってその空気感を味わうようなものです。
具体例として翻訳本から読んで気に入った部分だけでも原文を読んでください。
今は、洋書でもインターネットを使えばすぐに手に入り価格の安いペーパーバックなどもあります。
まず、翻訳本で読んでいって気に入った段落にボールペンで印をつけておきます。次にペーパーバックのそれにあたる部分を探し出して印をつけてそれを音読してみましょう。
時には部分的でもかまわないので原文を声に出して読み翻訳してみることをおすすめします。翻訳されたものと違う味わい方がでてくるため実践してください。
読書の幅を広げる。本選びの全技術
読書の幅を広げる本選びの全技術が3つあります。
- たくさんの本を自分なりに咀嚼(そしゃく)し、自分の内側に取り込む
- 「芋蔓式読書(いもづるしきどくしょ)」で読書の幅を広げる
- 学生時代の読書は人間の幅を広げることを目的とする
1つ目が「たくさんの本を自分なりに咀嚼(そしゃく)し、自分の内側に取り込む」です。
読書は、人生という果てない大海原を進むための羅針盤を手に入れるための作業です。大切なのは指針となるべき師匠を持つべきです。
そのために偉大な先人たちが残した本を読み、人としてどう生きるべきかを考え抜く必要があります。
できるだけ多くの情報を自分の中に流し込んで、自分がフィルターになって残ったものを自分のものにしていってください。
そうして多くの本を読んでいくことで自分に何を残せばいいか、セレクトもできるようになってきます。
2つ目は「芋蔓式読書(いもづるしきどくしょ)で読書の幅を広げる」です。
著者の齋藤さんが提唱する読書の極意のひとつに「芋蔓式読書(いもづるしきどくしょ)」というものがあります。
本を読んでいると、特定に著者が好きになって、ついついその著者の作品ばかりを読み続けてしまいます。
例えば、「太宰治にはまった」という人がいます。著者の齋藤さんもはまった時期があり太宰治の作品をほとんど読んでいました。
ある著者が好きになるとその人の作品をすべて読破したくなってしまいます。
これは人間の習性かもしれないです。
好きなキャラクターがいたら全部読んでしまいます。好きな著者がいたらすべて読みたくなります。はまりこむと、そこでググッと読書の質が変わってきます。
3つ目、学生時代の読書は人間の幅を広げることを目的とする
学生時代は哲学に親しんだり、古典に親しんだり、あるいは科学を読んだりすることが大事です。実社会にとって直接関係ないような分野に没入して勉学する機会を作ってください。
社会人になると、学生時代には実社会では必要ないと思い込んでいた知識や教養が実はとても大切になってきます。社会に出ると実感する場面にたびたび遭遇します。
ドストエフスキーやプルーストなんて読んでも仕方がないと考える学生が増えています。それは時代の趨勢であり、仕方のないことです。
ですが、これは必ずしもいいことではないです。
確かに偏って読書する人はいます。しかし、興味ない本を読んでみると知らなかった知識・考えを知りタメになるってことがあります。
人はいずれ働くようになります。そうなれば嫌でも仕事がらみの本を読まなくてはならなくなります。そうなる前に純粋な学問に没入できる学生時代は非常に貴重です。
いろいろな本と出会い、人間として幅を広げる絶好のチャンスを絶対に無駄にすべきではないです。
読書を武器にする。アウトプットの全技術。
読書を武器にしてアウトプットの全技術が3つあります。
- アウトプットを意識した読書を心がけよう
- 本に触れながら話す習慣がコミュニケーション能力を高めていく
- 読書を重ねることで「コメント力」を身につける
1つ目が「アウトプットを意識した読書を心がけよう」です。
例えば、娯楽小説を読むとします。娯楽小説を読んでいる人の中で、小説を書こうと思っている人は殆どいないと思います。
とにかくおもしろいから読む、楽しいから読んでいるだけです。そこから得たものをアウトプットしようと考えていないです。
本を手にしたら「これを映画化するとしたら、この場面をどういうカメラワークで撮ろうか」などと考えるはずです。
また、ドキドキしながら読むはずです。これこそ、アウトプットを意識した読書の典型です。本を読むにあたって最初からアウトプットすることを想定した読み方をしています。
2つ目は「本に触れながら話す習慣がコミュニケーション能力を高めていく」です。
コミュニケーションと読書のつなげ方のひとつが「本に触れながら話す習慣をつけていく」ことです。
現代社会において、コミュニケーションは絶対に必要なものとなっています。日常生活にしても仕事にしてもコミュニケーションが存在してこそ成り立っています。
例えば、読書で身につけたことを「あ、そういえばこういう本がありますよね」と会話の中に上手に取り入れる人がいます。
そうすると、「この人は本を読んでいる」と見られコミュニケーションの格があがります。
- 知識をひけらかしているように取られては逆効果です。うっとうしくない形で話すことが求められます。
コミュニケーションと読書は深くつながっており、日常から意識してください。
3つ目は「読書を重ねることで「コメント力」を身につける」です。
読書を重ねると自分の頭で考えて工夫してものを言うことができます。これが「コメント力」です。読書を重ねることでテキパキと話せるようになります。
言葉につかえながら話すと、相手に理解してもらえないことが多いですよね。イメージも悪くなり、コミュニケーションもうまくとれなくなってしまいます。
例えば、会議の場で適切なコメントができなければ能力がないと見なされてしまいます。会議では多少厳しいことでもはっきりと発言して事態を改善していく能力が要求されます。
ひと言、ふた言で自分が感じたことや考えたことを的確に表現しないといけないです。そのような場でしっかり発言できないようでは「能力が低いのではないか」と極端に低い評価されてしまう可能性があります。
極端なことを言えば、コメント有無で一生が決まることになりかねないです。そうならないためにも「コメント力」アップをはかってください。
コメント力で人生が変わると言っても過言ではないです。読書を重ねることでコメント力を上げていってください。
まとめ
読書は必ずあなたの人生の幸福度を上げてくれます。何も学ぶことがないと将来の点と点を結びつけることではできないです。しかし、1冊の本を読めば確実に自分の中に1つの点を持つことができます。
たくさんの本を読むことで点と点を結びつけてください。
今回の解説が参考になった、実践したいという人はコメントをお願いいたします。。
- 読書の量を増やす。速読の全技術
- 読書量を増やすことで知識を蓄積し、読書のスピードと理解力が上がっていく
- 必要部分をピックアップする
- 読書を武器にする。アウトプットの全技術。
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