こんにちは、あっきーです!
「人生100年時代」といえば響きは良いですが、後半戦である老後には、現役時代の頃とは違った悩みと心身の変化が襲ってきます。
中高年やシニアの方々が高齢者としての生き方、いわば「老い方」に悩んでいます。歳のとり方を選べるということは、それに関する様々な情報や、他人の多種多様な意見が飛び交うことでもあります。
また、「生涯現役」は、理想的なモデルの1つと考えられています。
現在は、このような老い方以外にも、たくさんの歳のとり方を選べる、豊かな時代でもあります。
このブログでは心安らかに、うまいこと老いる生き方の方法を11個解説していきます。このブログを観て勉強になった、為になったと思った人はいいねやコメントください。
⬛不安と折り合いをつけて うまいこと老いる生き方(中村 恒子著 | 奥田 弘美著 / すばる舎)
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Contents
老いるメリット。
今の時代では「おじさん」、「おばさん」は40代からのイメージがあり、30代などはまだまだ若さにあふれた時代です。豊かな時代なため、お金や手間、暇をかければ、まだまだ容姿や若作りはできます。体力もあるからアクティブに仕事や趣味も楽しめます。
50代に入ってから、心身の体力の低下や容姿の変化が取り繕えなくなります。否が応でも「老い」を自覚させられる人が増えます。
今は50代になるまで、若さを手放せないです。昔の時代に比べて、老いることが先延ばしになっています。
ファッションにしても、世間の基準に惑わされず、自分が本当に心地良いものを身につけて、のびのびと生きた方が楽しいです。
例えば、着るものとか暮らしに対しても、妙な執着は一切なく、好きなようにしていました。
服などは自分の基本的な好みはそうそう変わらないです。そのためメディアや流行に左右されないで、自分の感性で、ものも生き方も選んでください。若さへの執着を上手に手放しながら老いていければ、心も体もどんどん楽になります。
人間関係は諦めからスタートする。
いくつになっても人間関係で悩んでいる人は多いです。
相手を変えようと頑張っているときが、腹が立ったり、後悔して悲しくなったりします。
「人は変わらない」とまず諦めることで、どうするかを100パーセントの自分の意志で決めます。
自分で決めたことだったら納得がいきます。例えば、付き合っている人と同棲して上手くいっていない場合、仕事に出かけたときは全力投球して相手のことは頭から追い出します。
仕事場ではストレスはかかるかもしれませんが、できるだけストレスを減らして、楽しく仕事をするように心がけます。
どうしても動かしがたいストレス源がある場合は、そのストレスに影響されない別の世界を持ってください。
交友関係が広くなるほど悩みも増える。
人間関係のストレスをなくしていくコツは気の合わない人と付き合わないことです。
世の中の人は友達が多い方が良いと思い込んでいますが、たくさんの人と関われば関わるほど、価値観が合わない知り合いが増えるだけです。それで腹を立てたり、落ち込んだり、ろくなことがないです。
そもそも公開している職業や、下手したら性別だって本当かどうか分からないです。今はそういった薄い人間関係がすごく増えています。そこでストレスを感じる人も多いです。
1人時間が自分を豊かにする。
若い世代になればなるほど、1人ぼっちでいることにコンプレックスを持ちます。孤独感に悩んだりする人も多いです。
本来、人間は孤独で当たり前です。誰にも気を遣わず、1人でしたいことして、考えたいことを考えられる時間はなくてはならないです。
まずは「1人は恥ずかしい」、「孤独はみじめ」といった妙な先入観を見直してください。その気持ちがある間は1人の時間は居心地が悪いです。
「何かをしなきゃいけない」という決めつけが、1人の時間を貧しくしています。
常に何かをしなくちゃいけない、楽しまなくちゃ時間がもったいない、というのも孤独が苦手になる刷り込みの1つです。
昔は電車に乗っていても、スマホの画面ではなく、窓の外の景色を眺めたりといった「何もしない時間」がもっと溢れていました。
一方で現代はスマホやテレビによって絶えず情報が入り、常に時間に追われています。その結果、1人でゆったりとした時間を楽しむ、心の癒し方を忘れてしまっています。
孤独を怖がる人が増えているのも、自分と向きあう1人時間を過ごせなくなりました。もっと時間に追われず、情報や刺激を追いかけず、1人でゆったり過ごす感覚を意識して作り、それに慣れてください。
不安の原因は不必要に自分と他人を比べていること。
人間は他人の持っているものが欲しいというわけでもなく、それを自分が持っていないことに、これでいいのかな、持たないままでいいのかなと不安になります。
例えば、子供がいる専業主婦の奥さんで、仕事をしている人の人生と自分を比べて、「子育てが一段落してから、これといって熱中できることもなく世の中の役にも立っていない」と感じたりすることです。
人は人、自分は自分です。もし自分の人生に満足していなかったら何か初めてください。
どんな人生にも完璧はないし、みんな不完全です。不完全なところも人それぞれ違います。
自分が持っているもの、やってきたことにもっと目を向けてください。
- 無意識に他人と自分を比べていないかチェックする
- 自分の人生の不完全なところばかり目を向けない
さらに、可能なら「不安の根っこ探し」をして、それを解消するような行動をしていければ、なお良くなります。
あえて忙しくすることで、不安を頭から追い出す。
ほど良く忙しくすることには「不安を感じる暇をなくす」という効能があります。忙し過ぎると心身が疲弊して良くないですが、暇を持て余すのも無用な不安を感じる原因になってしまいます。
今は便利な時代になって、昔と比べ、家事などに時間がかからなくなりました。
そのため、あれこれと考える時間が増え、自分と向きあう時間がたっぷりととれるようになりました 。
しかし、思い悩む時間が増えてはもったいないです。
まだ来ない未来のことを過剰に心配したり、考えても仕方のないです。
また、先のことは考えず、「今に集中して生きること」は大事な考えです。
睡眠とバランスのとれた食事、夜のオフ時間が心の栄養になる。
睡眠が不足すると翌日は必ずネガティブな思考が多くなります。これは睡眠医学的にも証明されていることです。
しっかり良い睡眠をとることで、脳の疲れがとれて感情が安定します。睡眠中には嫌な気持ちや悪い記憶が薄められて、翌朝には気分が前向きになります。
「セロトニン」、「ドーパミン」といった、感情を安定させて意欲を出す脳内物質の原材料になります。しっかり栄養をとることで前向きな気持ちや行動力の素を補給します。
今はパソコンやスマホが発達して、家に帰ってもずっと仕事や連絡ができてしまいます。そのため仕事からプライベートに頭を切り替えられない人が多いです。
入ってくる情報や人付き合いを自分で調整することで心の平穏無事を保ちます。大切なのはメリハリ、バランスです。
人生の正解は終わらないとわからない。
自分と他人を比べるのが無駄な理由として、それはただの思い込みの場合があります。 たしかに、他人の方が自分より優れていて、完璧であるように見えてしまいます。
自分の生き方が正しいとか間違っている。幸せだとか不幸せ。今結論を一生懸命に出したところで、のちにどう変化していくかは分からないです。
そのときはラッキーと思ってもあとから不幸に繋がることもあるし、逆に不運な出来事があったとしても、あとから巡り巡って幸福に繋がっていくこともあります。
だから、そのときにやるべきだと感じたことを、せっせとやってください。
あとでどのような結果に繋がろうとも、それがその時々のベストな選択です。
心と体を健やかに整えるための睡眠と食の基本。
心と体を健やかにするためには、睡眠と食事が大事になってきます。
睡眠の基本を5つ挙げます。
- できるだけ1日6~7時間以上(高齢者は5~6時間)の連続睡眠を取ってください。
- どうしても睡眠がとれない日があれば、できるだけ次の日は早く帰って寝るなどして「睡眠の借金」を早めに返してください。
- 土日などの休日は1週間で貯めてしまった睡眠の借金を返すために、2~3時間の寝だめをしても構わないです。しかし午前中には起きてください。起床時間が午後を過ぎてしまうと生体リズムが狂い、翌日が辛くなります。
- 寝る前の飲酒は寝付きが良くなります。しかし睡眠の質は悪化するのでご法度です。晩酌するときには適量(ビールなら500ミリリットル、ワインならグラス2杯)を眠る2~3時間前までに飲み終えるのがコツです。
- 寝る前のゲーム、スマホは良質な睡眠が妨げられるので、就寝時刻の1~2時間前から避けてください。
食事の基本は3つあります。
- 疲労回復の素となるたんぱく質。脳や体のエネルギーとなる炭水化物と油脂。これらの栄養素を体に取り込むために不可欠な働きをする野菜、海藻、果物類をバランス良く摂取してください。
- 朝食は抜かずにできるだけ食べてください。体温が上がり、活動のスイッチが入り、やる気や集中力が出ます。時間がない人はミルクとバナナ程度でも良いので何かしら口にいれます。
- ダイエット中でも、極端な偏食は避けてください。糖質を断つ「糖質ダイエット」や、動物性たんぱく質を食べない「ベジタリアン食」。こちらは体調を崩す恐れや、気力や集中力にも悪影響が出ることがあるので注意してください。
「5年後、死ぬとしたら何をしておきたい?」問いかけることで、今が充実する。
- 死から逃げることはできないし、いつか必ずやってくる。
頭の底からいつも自分に言い聞かせてください。
日本が平和になり、戦時中のように死が身近になく、医学の発達で寿命がどんどん延びています。
しかし、今は昔ほど死が身近にないから、誰もが自分が死ぬのは遠い先の未来のように思えてしまいます。
「自分がもし5年後に死ぬとしたら、何をしておきたいか?」と考えると、おのずと自分にとって必要なこと、大切なことが見えてきます。
自分の限りある命に自覚していると、上辺の人付き合いや無意味な享楽に時間を浪費しなくなってきます。するべきことの優先順位もつけやすくなります。
自分の人生の終わりを片隅で意識していると、できるだけ毎日を大切に生きることに繋がります。
そんな毎日を積み重ねていったら終わりのときも悔いが少なくなります。たとえやり残したことがあっても、精一杯やった結果です。
やりたいことを後回しにしない。
死を受け入れて逝かれる人たちが、元気なときから常に死を意識していたかはわかります。やりたいことをできるだけ後回しにせずに実行してきたことは共通していました。
日本は昔から同調圧力が強く、周りと違うことをすると、すぐ「変わりもの」、「わがまま」と言われます。
人の目を気にして、自分のしたいことを後回しにするのは、精神衛生上よくないです。逆にできるだけ自分のしたいことを積み重ねていけば、平均寿命よりも早く亡くなっても悔いは残らないです。
心の健康を保つためにも必要です。「わがままだ」って言ってくる人の大半は、他人が自分の思うように動いてくれなかったり、合わせたりしてくれないから駄々をこねているだけです。
「いい人」、「優しい人」でずっといるのはしんどいです。そのため今回は「わがままな人」になってみようかなと決めると、楽に自己主張できます。
介護でも、子育てでも、仕事でも、自分が我慢できなくなったら、わがままな人と思われようが勇気を持って伝えたり、行動したりしてみてください。
それが自分の人生を、自分らしく生きることに繋がっていきます。
まとめ
最後に「老いる」ことに対抗して、いつまでも若さに執着して苦しむより、潔く老いを認めます。老いへの開き直りの気持ちが心と体を楽にしていきます。
自身に老いを感じたら、ブログで紹介した考え方やテクニックを試してください。ぜひ活用して老いと上手に向き合ってください。
勉強になった、為になったと思った人はコメントください。
- 老いるメリット。
- 人間関係は諦めからスタートする。
- 交友関係が広くなるほど悩みも増える。
- 1人時間が自分を豊かにする。
- 不安の原因は不必要に自分と他人を比べていること。
- あえて忙しくすることで、不安を頭から追い出す。
- 睡眠とバランスのとれた食事、夜のオフ時間が心の栄養になる。
- 人生の正解は終わらないとわからない。
- 心と体を健やかに整えるための睡眠と食の基本。
- 「5年後、死ぬとしたら何をしておきたい?」問いかけることで、今が充実する。
- やりたいことを後回しにしない。
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