こんにちは、あっきーです!
実際現在も、日本の個人金融資産約2000兆円のうち、1000兆円以上は銀行などの金融機関に預金されています。
しかし、金融庁は2014年になって、NISAという個人投資家のための税制優遇制度を始めました。
その後も、2016年にジュニアNISA、2018年には積み立てNISAなどを立て続けにスタートさせ、国民の投資を懸命に後押ししていきました。
それでも、資産運用に対して保守的な層が現在も大半を占めています。日本の家計の金融資産の54.3%は現金や預金で、株式や投資信託、債務証券といった投資は全て合わせても15.7%に過ぎないです。対して、アメリカは家計の55.2%が株式などの投資に回されています。
その結果、アメリカの金融資産が過去20年で3倍以上になっているのに対して、日本は1.5倍にとどまっています。NISAの制度が始まる前にインデックス投資を始めていた人は、すでに多くの資産を手に入れています。
これを始めた人と始めなかった人の違いは、脳の境界線にあります。
「この先は危険地帯だから入ってはいけない」これが脳の境界線です。つまり、脳が勝手に自分の限界を作り、ロックしてしまうことで、思考や行動に様々な制限が生まれてしまうことになります。こうした脳内に存在する境界線を越えるのを阻む無意識の働きを、ブレインロックといいます。
ブレインロックにかかっていると、どんなに優秀な人でも、パフォーマンスを落としたり、不合理な判断をしたりしてしまいます。なぜなら、事実とは関係なく無意識に自分の選択や能力を制限してしまうからです。
このブログでは、あなたのブレインロックを解除して人生を激変させる方法を8個解説していきます。
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このブログを見て日常の思い込みについてよくわかった、ブレインロックを外す方法が理解できたという人は、コメントください。
Contents
ブレインロックがかかる3大原因
1つ目の原因、両親から洗脳される
両親から与えられる代表的なブレインロックには、次のようなものがあります。「良い大学に入って大企業に就職するのが1番」「結婚してマイホームを持って一人前」「嫌なことも我慢してやらないとわがままな大人になる」などです。
親から与えられたブレインロックの最大の問題点は、価値観が古くなってしまうことです。親たちが受験や就職活動をしたのは、子供より20年から30年前です。うっかりしていると1世代前の常識を注ぎ込まれてしまいます。
親の洗脳から抜け出すための第一歩は、家庭内の洗脳によって自分の行動が左右されていると気づくことです。
そして、何か大きな選択をするときに、両親からの情報だけに頼らず、それ以外からの情報をできるだけたくさん集めることです。友人や学校の先生、SNS、書籍など何でもいいので、関連情報を可能な限り集めます。
2つ目の原因、企業からの洗脳
ブレインロックは社会的な影響からも作られます。
社会人になると強くなるのが企業から受ける洗脳です。
例えば「残業したり、休日出勤が多いほど頑張っている証拠」「大企業ほど安定している」「上司や先輩に反対意見を唱えるのは生意気だ」などです。
特に、企業内で受ける洗脳で最も大きいものは「社歴が長いほど偉い」というものです。上司はたまたま上司の立場になっただけであり、人間的な能力にはさほど変わらないです。
たまたまそういう指揮系統に組み込まれただけで、あるのは業務内の経験値の違いだけです。
3つ目の原因、メディアによる洗脳
メディアではよく「正義の味方が悪者を駆逐する」というストーリーのコンテンツが放送されています。これは公正世界仮説と呼ばれ、「悪い人には悪い結果が、良い人には良い結果がもたらされるべき」という社会的な認知バイアスです。
最後に悪者が苦しめられるクライマックスになると、脳は快感を覚えると同時に、「自分が信じている世界が守られた」という安心感を得るようになります。
しかし、現実世界においては公正でないことが多くあります。
正義が負けることもあれば、悪者だけが得をすることもあります。これを理解しておかないと、「悪い人は、最後はひどい目にあう」という考え方が、「ひどい目に遭っているのは悪い人だから」という逆向きにも心を動かしてしまいます。
犯罪被害にあった人が炎上するのもその典型です。世の中は公正であるべきですが、現実はそうなっていないです。
▼ブレインロックの原因は3つ
- 1つ目の原因、両親から洗脳される。親から与えられたブレインロックの最大の問題点は、価値観が古くなってしまうこと。
- 2つ目の原因、企業からの洗脳。
企業内で受ける洗脳で最も大きいものは「社歴が長いほど偉い」というもの。 - 3つ目の原因、メディアによる洗脳。
メディアでよく見られるのが、「公正世界仮説」という社会的な認知バイアス。
自分の価値観を疑う
自分を常に正当化したいのが人間心理のデフォルトですが、どんなに優れた人でも間違っている可能性は半分ぐらいあります。
自分自身の考え方や判断でさえも、鵜呑みにしないことが大切です。
自らの行動を振り返り、ありのままに見つめることを内省といいます。 これは自分と会話をすることで、無意識に存在していた思考を取り出して、言語化する作業です。 思いもよらなかった自分の望みや考えや感情が具現化し、 初めて気がつくことが多くあります。
具体的には「私は家庭を犠牲にして仕事をして生きてきたが、それは正しかったのだろうか」「子供にはいい大学に入って大企業に就職するのが1番だと教えてきたが、それは最善の選択なのだろうか」「結婚が幸せのゴールだと思っていたら、それは本当に自分が幸せになる選択なのだろうか」と行動を振り返ってください。
毎日時間をとって内省するのは大変だと思うので、徒歩での移動中や家事をしている時、入浴中など簡単な作業をしているときに行うのがオススメです。
▼「今自分が持っている価値観や情報、思い込みは本当に正しいのだろうか」と自分を疑う習慣
- ブレインロックを解除するために必要なのは、「今自分が持っている価値観や情報、思い込みは本当に正しいのだろうか」と自分を疑う習慣。
- 毎日は大変だと思うので、徒歩での移動中や家事をしている時、入浴中など簡単な作業をしているときに行うように心がけてみる。
他人の価値観に触れる
ブレインロック解除のきっかけは、常に外から取り込んだ情報です。
しかも自分が知らない情報や、自分とはかけ離れた思考と触れることが重要です。
オススメは、自分とは異なる業界で働いている人や、世代が違う人、大きく異なる環境で生まれ育った人と交流することです。
自分とは全く異なるバックグラウンドで育った他者との話からは、自分がこれまで当たり前だと思っていることが、必ずしもそうでないということが発見できます。
また、本を読むことも、自分の価値観に多様性を持たせるために効果的です。
読書には、驚くほどの価値観の転換を得られる瞬間があります。ほんの1000円から2000円で人生が変わる経験ができるので、こんなにコスパの良い情報源はないです。読書が苦手な人も、できるだけ現実世界の情報を仕入れるために読書を習慣づけてみてください。
書籍を選ぶときには、人との交流と同じように、なるべく自分と違う世界観、価値観を持つ著者の本を選ぶと良いです。
日本人の約半数は、1月に1冊も本を読んでいないです。つまり、他の人よりも頭1つ抜きんでたいと思った時、本を読んで情報収集することは、非常に効果的な方法です。
▼ブレインロック解除では、自分とはかけ離れた思考と触れることが重要
- ブレインロック解除では、自分とはかけ離れた思考と触れることが重要。オススメは、自分とは異なる業界で働いている人や、世代が違う人、大きく異なる環境で生まれ育った人と交流すること。
- また、本を読むことも、価値観に多様性を持たせるために効果的。ぜひチャレンジ!
情報をたくさん集める
月に1回人と交流したり、月に1冊本を読んだりしているだけでは、ブレインロックを外すほどの大きな価値観の転換は難しいです。
情報においては量が質を凌駕します。
例えば、両親の影響でできたブレインロックがあったとしたら、それに気がつくためには異なる価値観が両親の人数以上、つまり2つ以上必要です。4つになれば価値観を疑うようになり、6つになればそのブレインロックが外れてくる、そんなイメージを持ってください。
それが人間の生存戦略なので、よりよく生きるために、たくさんの人とつながって情報を共有する習慣をつけてください。
▼よりよく生きるために、たくさんの人とつながって情報を共有する習慣をつける
- ブレインロックを外すためには、とにかく大量の情報を得ることが必要。はじめはピンとこなかった話も、10回、20回と繰り返し耳にするうちに、興味が湧いてきて、行動に移してみようという気に。
- よりよく生きるために、たくさんの人とつながって情報を共有する習慣をつける。
変化をチャンスとして受け入れる
「禍(わざわい)転じて福となす」という言葉があります。
最近のコロナ禍においては、ネガティブなことも数多くありましたが、生活様式の変化を余儀なくされる中で、思わぬ発見があったことも事実です。
例えば、当初はテレワークによる生産性の低下が心配されました。しかし、蓋を開けてみれば「通勤がなくなった分、時間と体力に余裕ができた」「家族とのコミュニケーションが増えた」「作業に集中できる」といったポジティブな声が多数見られました。
もともと人には変化を嫌う現状維持バイアスがあります。
人間は常に楽をしたい生き物です。考えなくても、変化をしなくても済む今のままが良いと考えます。これが、ブレインロックが外れない大きな原因です。変化は痛みを伴うので、どうしても抵抗感を持ってしまいます。まずは、自分に現状維持バイアスがあることを認識してください。
次に、少しずつ行動に移していくことが大切です。
目標までの道のりを細分化して、極力リスクは少ないまま、目標達成を目指します。一度に大きな変化を起こさないように注意してください。ポジティブな変化も、ネガティブな変化も、いろいろな体験を通して、自分の概念を揺さぶって新たな気づきをもたらす先生のようなものです。
▼「変化は大歓迎」という意識を常に持つように
- もともと人には変化を嫌う現状維持バイアスがある。考えなくても、変化をしなくても済む今のままが良いと考える。まずはこれを認識。
- 次に、少しずつ行動に移していくことが大切。目標までの道のりを細分化して、極力リスクは少ないまま、目標達成を目指す。「変化は大歓迎」という意識を常に持つように。
直感や無意識に身を任せる
つまり無意識が全てを決め、後から意識がそれらしい理由をつけている、ということです。
面白い実験の1つに、プロのアスリート、趣味レベルのスポーツマン、まったくの素人の3郡にサッカーをプレイしてもらい、その間の脳の働きを調べたものがあります。結果、技術レベルが高い人ほど、プレイ中に脳を使っていないことが判明しました。
つまり、脳をほとんど働かせず、無意識に体を任せられるレベルになるほど、超一流に近づくことができる、ということです。
意識でコントロールする時間を減らし、無意識を解放する時間を積極的に作るためにオススメなのが、マインドフルネス瞑想です。
これは脳科学や神経科学、心理学など様々な分野で研究されており、精神面に現れる効果効能が実証されています。瞑想といっても、修行のように座禅を組んで長時間行う必要はなく、10~20分ほど静かに楽な姿勢をとって、呼吸に集中するだけで効果を得られます。
静かに目を閉じ、呼吸をしている「今この瞬間」に意識を集中すると、日頃忙しく働いたり、情報のシャワーを浴び続けたりすることで加熱した脳がクールダウンします。これが、無意識が解放された状態です。
1日に1回だけでもいいので、マインドフルネス瞑想を行うようにしてください。
▼無意識を解放する時間を積極的に作るためにオススメなのが、マインドフルネス瞑想
- 「人は無意識が9割」とはよく聞く言葉だが、実際には、人は無意識が全て。研究によると、意識でコントロールする時間が少ない方が、高いパフォーマンスを発揮できる。
- 無意識を解放する時間を積極的に作るためにオススメなのが、マインドフルネス瞑想。10~20分ほど静かに楽な姿勢をとって、呼吸に集中。「今この瞬間」に意識を集中すると、加熱した脳がクールダウン。これが、無意識が解放された状態。1日に1回だけでもいいので、マインドフルネス瞑想を行うように!
お金のブレインロックを外す
「お金がなかなか稼げない」と悩む人に共通する特徴として、「自分の年齢と同じ月収が目安だ」とか、「自分の年収は〇〇万円」など。
自分で自分の収入の上限を勝手に決めてしまう傾向があります。
会社員に特に多いですが、自分の価値観の範囲で収入に枠を設けていると、その枠から抜け出すことが難しくなります。現状に満足してしまって、情報を集めることもしなくなり、「実は自分と同じスキルで、倍の金額を稼いでいる人もいる」といった事実にも気がつかなくなってしまいます。
転職する予定がなくても、一度転職エージェントに登録して自分の市場価値を調べてみたり、同じ業界の人と話を聞いてみたり、収入についての実際の情報を調べてみたりすれば、枠の外を知る良い機会になります。
また、成果報酬型のビジネスをすることも1つの選択肢です。自分の限られた時間をビジネスに投資することで、将来の収入の伸びしろを可能な限り伸ばしていくことができます。
例えばメルカリで不用品を1つ売る、ブログでアフィリエイトを始める、YouTubeに動画を1つアップするといった、小さなことから始めてみてください。それで100円でも1000円でも稼ぐ体験をし、そこから徐々に収入に上限を設けるブレインロックが外れるようになってきて、成果報酬型で働く楽しみが実感できると思います。
▼自分の力で稼ぐ体験をすると、徐々に収入に上限を設けるブレインロックが外れていく
- 「お金がなかなか稼げない」と悩む人は、自分の収入の上限を勝手に決めてしまう傾向が。転職エージェントに登録して自分の市場価値を調べてみたり、同じ業界の人と話を聞いてみたりして、枠の外を知ることが大切。
- また、成果報酬型のビジネスをすることも1つの選択肢。少しでも自分の力で稼ぐ体験をすると、徐々に収入に上限を設けるブレインロックが外れていく。
買い物でのブレインロックを外す
買い物をする際、必ずしもサービスや商品を「安かろうは悪かろう」と考えるのは良くないです。
値段が安いから悪いものとわからないですし、ちょっといい値段の個人店より、コスパの良いチェーン店で食事をすることもありだと思います。ただし、お金を払う際には、その瞬間に消費する金額だけでなく、購入する商品を廃棄するまでのコストを検討することが必要です。
例えば、この本の著者である勝間さんは何かを買おうとするときに、同じ商品をお店に売っていても、アマゾンで購入するそうです。あまりにも値段が高い時は別ですが、数百円から数千円の差であればほとんどアマゾンで買います。理由は4つあります。
- 買い物にかかる時間が節約できる
- お店へ行って買い物をするための体力や気力を節約できる
- 商品に不具合が出たときの顧客対応がスムーズ
- 購入履歴が残るため家計管理や再購入がスムーズ
多くの人は、その場で払うお金のことだけを考慮して購入を判断しがちです。
しかし、そのために費やす時間や体力、気力も含めた「トータルのコスト」で検討する必要があります。
よく言われるように、1円でも安い玉ねぎを買うために、10分かけて遠いスーパーまで行くのはナンセンスです。往復20分という時間とそれに費やす体力は、1円以上の価値があるはずです。
お金持ちが車を正規店で購入するケースが多いのも、同じ理由です。購入した後のメンテナンスや故障の際の対応を含めれば、多少値引きをする非正規店があったとしても、正規店の方がトータルでコスパは良い、という判断です。
▼どこで買い物をするかは、トータルのコストで検討するように
- 買い物をする際は、その瞬間に消費する金額だけでなく、購入する商品を廃棄するまでのコストを検討することが大切。
- 例えばアマゾンで買い物をすれば、時間や体力・気力を節約できたり、購入履歴を残したりできる。どこで買い物をするかは、トータルのコストで検討するように。
- 長く使うものや故障の可能性があるものは、コストをトータルで検討して、購入の判断をするようにする。
まとめ
勝間 和代
- ブレインロックがかかる3大原因
- 自分の価値観を疑う
- 他人の価値観に触れる
- 情報をたくさん集める
- 変化をチャンスとして受け入れる
- 直感や無意識に身を任せる
- お金のブレインロックを外す
- 買い物でのブレインロックを外す
▼YouTube紹介
▼書籍の紹介
できないのはあなたのせいじゃない ブレインロック解除で潜在能力が目覚める(勝間 和代著 / プレジデント社)
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