『いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』 有川真由美著

こんにちは、あっきーです!

人を変えるのは、小さな習慣の力です。僕たちが一瞬一瞬、積み重ねていく言葉や行動は習慣になっていきます。

「いつも機嫌がいい人」というのは、心を明るくしようとする習慣がある人です。

不思議なもので、いい習慣がひとつ身につくと、ほかの動きも変わってきます。自分が少しばかり、ちゃんとした人、余裕のある人になったような気がして、無意識にそんな行動を取るようになるのです。

習慣の力は、ドミノ方式にいい結果をもたらしてくれることがあります。

一発逆転でなくても、明るい方向に進もうとすることで、明るい現実がゆっくり、確実に近づいていきます。

習慣というのは、「小さなことでないと続かない」「快感がないと続かない」という特徴があります。

これから始める習慣は、快感というよりも、気分がいいことを実感しながら続けてください。

参考文献
⬛いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント(有川真由美著 / 毎日新聞出版)

「習慣にするためのコツ」は、次の3つです。

  1. 今すぐできる簡単なことから1つずつやってみる
  2. 「気分がいいこと」をしっかり味わう
  3. どんな時、何をきっかけにするか決める。

この本では仕事も人間関係もうまくいくためのヒントが88個紹介されています。今回はその中から特に大切な10個に絞り、解説していきます。

毎日を機嫌よく過ごしたい、自分に自信が持てるようになりたい、そう思っている人におすすめのブログです。勉強になった、もっと知りたいと思った人は、コメントをお願いします。

Contents

気持ちよく体を動かす。

仕事ができるビジネスパーソンは、体を鍛えている人が多いです。

その理由は、さまざまですが、特に重要だと思う理由は「体が元気だと、心も元気になりやすいから」です。

「心と体はつながっている」と実感する人は多いと思います。

例えば、体力がない状態では、どんなに意思を強く持とうと思っても、気力が湧かないですよね。

ちょっとしたことで落ち込み、踏ん張りも効かないです。一方でストレスがあると、体にも不調をきたし、深刻な病気になることもあります。

ジムに行ったり、ジョギングをしたりしなくても、散歩や体操をしたり、ストレッチをしたりと、自分が「気持ちいい」と思うことをすればいいです。

ポイント
体を動かす習慣があれば、ストレスも発散しやすく、気持ちもリラックスしてきます。 血流がよくなって、ぐっすりと眠れます。自分にとって気持ち良い方法で、体を動かしてください。

モノ」より「経験」にお金をかける。

”経験”にお金をかけるのは、もったいないと思いますか?

お金は、「目に見えるもの」に変えたほうが、あとに残り、有効な使い方だと感じる人もいると思います。

しかし、いまの時代に「一生もの」なんてなく、買ったモノの価値は下がる一方です。

経験を買うと、その価値はだんだん生きてきます。たとえ失敗した経験であっても、記憶になくても大丈夫です。

自分の中になにかしら息づきます。そして、それが生きるためのたくましさになったり、学びや知恵、想像力や判断力を与えてくれます。

ひとつの旅をしたこと。ひとつのものを見たこと。ひとりの人に出逢ったこと。そんな小さな経験が、人生を大きくドラマティックに変えることもあります。

家族や大切な人との思い出になる経験が、何度も何度も心を温めてくれることもあるよね!
ポイント
小さな経験は、無限の価値と可能性を秘めています。これからは、目に見えるものよりも、経験にお金をかけてください。

自分自身に投資する。

あなたにとって、将来のいちばん高いリターンを生み出す投資先がなにかわかりますか?

それは、「あなた自身」です。3年、5年、10年単位で、自分自身にお金と時間を“投資”してみてください。

それは、一生使える“資産”になって、 “新しい価値を生み出します。

例えば、ペン字や書道を習って「字がきれいに書ける」というスキルを身につけたとします。

履歴書で評価されて、再就職が決まりやすくなる可能性があります。さらに、社内で喜ばれて、 表彰状の名前や垂れ幕をお願いされる可能性もあります。

手紙や芳名帳の字がきれいだと、一目置かれて、きちんとした印象が残ります。数年、習い事に投資して、一生ものの「評価」を得たことになります。

  • スキルを深めていけば、将来、人に教えて 「お金」を生むことができる。
  • 本を読めば、その著者がそれまでの人生で得た「知恵」を学ぶことができる。
  • 語学を学べば、それを使う国の人と「つながり」や「情報」を得ることができる。
  • 器が弾けるようになれば、一緒にそれを楽しむ「仲間」をつくることができる。

提供できるものが大きくなるほど、人を喜ばせられることが大きくなるほど、それに対するリターンも大きくなります。収入が2倍3倍、10倍にもなる可能性もあります。

収入云々ではなく、「自分を成長させて、人に喜んでもらうこと」が人生でいちばんの満足であり、いちばんのリターンです。

将来の自分のために、自分自身に投資してください。

むやみに自分と人を比較しない。

人の不幸は、「比較すること」から始まっていることが多いです。

「あの人に比べて私は」「平均的な家と比べてうちは」など、人と比べて嫌になってしまうことがあります...。

そんなときは大抵、「自分にないもの」と「人にあるもの」を比べています。最初から負ける戦いをしています。

そのため、みじめな気持ちになるのは当然です。「人にはないけど自分にあるもの」がたくさんあるのに、そこは見えなくなってしまいます。

一方で、人間には、人と比べて自分を確認する本能があります。比較は振り回されるためのものではないです。

やる気や成長のために“利用”するものです。 「全国トップテンの営業成績をとろう」「あの人みたいにがんばろう」とエネルギーをもらえるなら、人と比べる意味があります。

安易に人と比べず、「自分にあるもの」に目を向ければ、人は幸せになり、輝けます。

ポイント
これからは視点を変え、比較に振り回されるのではなく、比較を利用してください。

布団のなかでは、いいことだけを考える。

「今日も1日、ありがとうございました」と「眠る」ということを、軽視してはいけません。

人間には約39兆個の細胞があり、骨も皮膚も血液も内臓も、日々少しずつ入れ替わっています。 古い細胞から新しい細胞へのリニューアルが行われるのは、とくに深い眠りのときです。

よくないことを考えていると、穏やかに眠ることを阻害されてしまいます。 そして、睡眠不足やストレスは、新陳代謝や免疫を低下させます。

また、寝る直前に「なにを考えているか」が重要なのは、健康の側面だけではないです。

この時間に考えたことは、いいことも、そうでないことも、眠っている間、"無意識"のなかに刻み込まれて、考え続けています。

日頃の行動の97%は無意識から生まれているといわれています。

つまり、「あなたはこんな人だよ」「こうなるよ」と自分に暗示をかけています。

しかし、これを逆に利用すると、簡単にプラスの暗示をかけることもできます。私は「こうなったらいいな」という幸せなことだけをイメージする。

ポイント
自分の気持ちがわからないときは、「ほんとのところ、どうしたいの?」と問いかけながら眠りにつく。という習慣を、だまされたと思ってやってみてください。

幸せにしたい人を見つける。

例えば、人のためにあれこれ時間を割いて、手伝ったりした時に、相手にまったく感謝の気持ちがないとします。

ありがとうのひと言ぐらいあってもいいんじゃないの...?

そうですよね。そう思ってしまうのが人間です。

神のような「無償の愛」を与えられたらいいのですが、相手になんらかの見返りを「期待」します。だから、イライラ、モヤモヤしてしまうのです。

イライラ、モヤモヤしなくて済むためには、「〜してあげたのに」と思うくらいなら、やらなければいいです。

気持ちよくなにかをするためには、「幸せにしがいのある人」を見つけるのも、ひとつの方法です。

人は「役に立っている!」「喜んでもらえた!」と相手が幸せになっている実感があれば、幸せにする甲斐(かい)があります。

だれにでも同じように尽くすことは、感情をもっている人間には難しいことです。

そのため、「幸せにしたい人を幸せにする」ことを意識してください。自分がやったことを心から喜んでくれる人は、幸せにしがいがあります。

家族や恋人、友人など、愛情や好意がある人も、幸せにしがいがあります。

困っている見知らぬ人を手助けするのも、幸せにしがいがあります。

ポイント
限られた人を 「幸せにしたい」でもいいし、それしかできないと思うことが大事です。そう考えると、自分も「幸せにしがいのある人」であることが重要だと思えてきます。 誰でも、ではなく、この人という人を見つけてください。

1日1回、「ひとり時間」をもつ。

人は、ひとりになる時間をもたないと、自分ならではの考え方ができなくなります。

だれかと一緒にいる以上、どんなに愛する家族であっても、気心の知れた友人や同僚であっても、だれかの影響を受け続けています。

ひとりの時間は、自分を解放して、本来の自分を取り戻す時間です。

「いつもだれかがいて、ひとりになる時間がない」と言う人ほど、1日1回、10分でも、「ひとり時間」をもつことが大事です。 それがないと、自分が求めていることと現実のズレがでてきて、無意識にイライラするようになってきます。

「ひとり時間」には、ルールはないです。なんの気兼ねもなく、好きなことを考え、好きなことをしていい時間です。

あらたまって時間がとれない人は、お風呂時間、通勤時間、散歩や筋トレをしている時間などを「ひとり時間」にしてもいいです。なにかをしていても、ひとりだと頭はなにかしらぐるぐる考え続けていて、自然に「ひとり会議」を開いているはずです。

今日あったことを振り返ったり、明日やることをあれこれ考えたり、ふとだれかのことを心配したりします。頭のなかを整理しながら、自分が満足して、幸せになる道を模索しています。

「ひとり時間」で自分を取り戻したら、人と一緒の時間も大切に思えてくるはずです。忙しいときほど、意識的に一人時間を作ってください。

6〜7割できれば上出来とする。

「いい加減にする」、「完璧にする」人はどちらの側面ももっているものです。しかし、完璧を目指す傾向が強いと、しんどい毎日を送ることになります。

完璧主義って「100点をとってこそ価値がある」「頑張ればできるはずだ」と思い込んでいる人に多いかもしれないね。

こだわりの強い性質が、能力を発揮したり、成長したりすることに使われればいいです。いつも完璧にやろうとすると、落ち込みやすくなるのは当然です。

本来、楽しいはずの仕事や家事や子育てを、完璧さを求めて難しい顔でやっている人は多いようです。

しかし、「6〜7割もできれば上出来」 「基本、0点じゃなければいい」と考えていいです。大抵のことは、それでなんとかなります。

「うまくいくときも、そうでないときもある」と思っていれば、失敗してもまた続けることができます。

「笑顔でやれるか?」は、がんばり過ぎをチェックするポイントです。

そもそも、100点の基準を設定しているのは自分自身です。それに「できた、できない」と一喜一憂しているなんて、バカげたことです。これからは、肩の力を抜いて6〜7割を目指してください。

「遊び」の予定を先に入れる。

みなさんは仕事と遊びどちららが大事ですか?

もちろん仕事です!

生活の基本なのでそう答えるのは当然です。では、次の質問はどうでしょう?
「1ヵ月だけ空白の時間があったら、仕事がしたい? 遊びたい?」

よっぽど夢中な仕事でないかぎり、多くは「遊び」と答えると思います。

実は、夢中になって仕事をしている人ほど、「遊び」は重要です。

休息も含めて、リフレッシュする時間があってこそ、新鮮な気持ちでいい仕事ができるはずです。

それなのに、仕事の予定はしっかり立てても、遊びの予定は「時間ができたら」「お金があったら」と軽視しがちです。

本当に仕事ができる人たちは、遊びを重視しているので、その予定を先に入れて、よっぽどの事情がないかぎり、動かさないようにします。
ポイント
「今月はあの予定がある」とウキウキするだけでも、毎日をご機嫌に過ごす絶大な効果があります。遊ぶ時間、休む時間を先取りすると、仕事も充実してきます。後悔しない生き方をしようと思うなら、遊びの時間はかならず確保してください。

「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に変える。

やらなければいけないこと、やりたくないことなど、気が重いことをするのは、ものすごくエネルギーがいるし、 時間が長く感じますよね。

しかし、「この時間は嫌い」「早く過ぎてくれ!」と思いながら過ごすのは、非常にもったいない時間の使い方です。

仕事や家事、人づきあい、勉強など、 「やりたくないな」と思っていると、当然、気持ちも入らないし、雑になってしまいます。

そして、うまくいかないから、ますますイヤになってくる、という悪循環をたどります。

そうはいっても、小さな「やらなければいけないこと」は次々に出てくるよ...

そういうときは、「せっかくだから、きれいにつくろう」と思うのがコツです。

やっていると、だんだん真剣になり、夢中になってきます。きれいに完成したら、ちょっとした満足感があります。

  • 「15分でできるかやってみよう!」と、タイマーをオンにして、ゲーム感覚でやってみる
  • 郵便局に行かなきゃいけないときは「近くの美味しいパン屋さんにも寄ろう!と考えてみる
  • 掃除機をかけなきゃいけないときは「部屋がきれいになったら気持ちいいだろうな〜」と小さな楽しみや喜びを見つける

辛いこと、苦しいことに目が向いていたら、いつまでも気が重いままになります。

嬉しい、楽しい、面白いといった“快感"をなんとしてでも見つけて、自分から飛び込んでください。そうすれば、「やらなければいけないこと」は「やりたいこと」に変わります。

ポイント
自分を積極的な気持ちにしてあげる習慣は、幸せな時間をつくる習慣です。なんでも丁寧にやれば、楽しさや面白さがわかってきます。ぜひ、やりたくないことは、やりたいことに変えてから進めてください。

まとめ

解説は以上です。不思議なもので、いい習慣をひとつ身につけると、他の動きも変わってきます。

そして、習慣の力は、ドミノ式に良い結果をもたらしてくれることがあります。

明るい現実がゆっくり、でも、確実に近づいてきます。今日からできる簡単な習慣を決めて、行動してください。

    『いつも機嫌がいい人の小さな習慣 仕事も人間関係もうまくいく88のヒント』10選
    1. 気持ちよく体を動かす。
    2. 「モノ」より「経験」にお金をかける。
    3. 自分自身に投資する。
    4. むやみに自分と人を比較しない。
    5. 布団のなかでは、いいことだけを考える。
    6. 幸せにしたい人を見つける。
    7. 1日1回、「ひとり時間」をもつ。
    8. 6〜7割できれば上出来とする。
    9. 「遊び」の予定を先に入れる。
    10. 「やらなければいけないこと」を「やりたいこと」に変える。

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