こんにちは、あっきーです!
読書によって、人生は大きく変わります。本を読んで学ぶことで、人間は成長します。そしてその成長は社会的な評価の向上や年収アップなど、具体的な成果につながります。
ただ、そのパワーを生かせるかどうかは、本を読む人にかかっています。また、いくら本を読んでも、その読書法が適切でなければ、成果は形にならないです。
▶︎▶︎▶︎読むべき本を選んで、読書に集中しやすい環境を見つけて、本を読んで自分に必要なことを学んで、学んだことを人に伝えて、そして自分の行動を変えていくこと。
今回は人生を変える科学的に効果のある読書法を10個解説していきます。このブログがタメになった、参考になった人は、是非コメントをお願いします。
Contents
1.読書の目的を明確にする
本の内容を人生に役立てたくて読書をするときには、明確な目的を持つことが大切です。本を読み始める前だけでなく、本を買うときから読書の目的を明確にしておくべきです。読書の目的を明確にする3ステップを紹介します。
▼一つ目.本を読んだ後、「どうなっていたいのか」をしっかりイメージする
営業成績を上げたいという場合であれば、どのようにして成績を上げようと考えているのかを考えてください。
セールストークがうまくなりたいのか、相手を説得できるロジカル思考が得意な営業マンになりたいのかなど、理想のスタイルがあるはずです。自分はどのような営業マンになりたいのかを明確にして、それを達成できた自分の姿を想像してください。
▼二つ目.そうなるためには「何が必要なのか」を理解する
セールストークがうまくなりたいと思うのであれば、今の自分には何が足りないのかを考えてください。この「何が必要なのか」を知ることが、読書の目的を明確にする部分です。ここが曖昧だと、「読んだけど役に立たなかった」という本を量産してしまいます。
▼三つ目.必要な知識や情報を得るためには「どのような本を読むべきか」を考える
目的に合った本を選ばないと、お金と時間の無駄遣いになります。しかし、自分の目的と合った本を見つけるのは難しいです。そんなときは、目的に一番近そうな本を買って、自分に必要な部分だけ読んでください。
2.自分のための本を選ぶ
自分に合って、なおかつ役に立つ本を見つけるには、3つのポイントがあります。
▼一つ目.書店に行って、目についた本を見てみる
書店に行って、目についた本を手に取ってページをめくってください。そしてその中で、「これなら読めそうだ」と思う本を選んでください。文字ばかりの本でも、大切なことがするすると頭に入ってくるものもあるし、その反対に一見ビジュアルがメインでわかりやすそうに思えた本でも、書かれていることが難しくてよくわからないということもあります。
▼二つ目.著者はその分野で実績があるか?
選んだ本の著者が、その分野の専門家であることは必須です。
会計の本であれば、どこかのインフルエンサーが書いた本より、公認会計士や税理士が書いた本の方が、「信頼のおける本」になります。本当にその著者からしっかりしたエッセンスを学ぶことができるのか、よく確認してください。
▼三つ目.その本は自分の抱えている課題を解決してくれるか?
どれだけ読みやすくてその分野に深い知見がある本でも、課題解決や自己成長につながらなかったら意味がないです。その判断は、少しでいいので内容を読んでみることです。
これはいけそうだなという本を見つけたら、目次を見て、気になる項目をいくつか読んでください。自分の課題解決につながりそうだと感じられたら、購入するべきです。
3.ひとつのテーマにつき複数冊選ぶ
未知の分野の本を読む場合、最初に選んだ1冊をじっくり読むのもいいです。しかし取り組んでほしいのが、ひとつのジャンルについて最低3冊の本を読む「多数冊読み」です。
特に自分が知らない分野の本を読むときには、何が標準的な知識なのかを把握するために、最低でも3冊の本を読み比べてください。3冊すべてに共通して書かれていることが、その分野で重要なことで、押さえておくべきことです。このように、「多数冊読み」は、そのジャンルにおける「常識」を身につけることができます。3冊を選ぶときには、内容が極端に違うものは避けて、できるだけ同じようなものにしてください。
■そのジャンルについての基礎固めをすること
4.上の年代や上の立場の人向けの本を読む
ビジネス書や自己啓発書を読む理由は、自分が抱えている課題の解決方法を知るためです。ただ、時には、もう少し視点を広げてみてください。
・どのようなことに悩んでいるのかを知る
→そのような人向けに書かれた本を読んでみてください。
それをすることで、これからどのようなことが起きて、どのようなことが問題になるのか、「人生の予習」ができます。そしてその予習を通じて、今の自分がどのように生きていくべきかがわかります。
▶︎30代のときに、そのような本を読んでみてください。
自分が、部下を束ねるリーダーなら、それをまとめるマネージャーの人は何を考え、何に困っているのか、そのような人向けの本を読むことで理解できます。本は、著者の経験と知恵の宝庫です。未来の予習に活用してください。
4.内容の理解度を上げる4ステップ
1冊の本を4回異なる読み方で読んで、内容の理解度を上げていく読書法を4つのステップでお伝えします。4回といっても、本を最初から最後まで熟読するわけではないです。
▼一つ目.予測読み
これは、本のタイトルや、帯に書かれているキャッチコピー、著者の略歴から、「何について書かれた本なのか」を予測しながら読む方法です。タイトルやキャッチコピーや著者の略歴がわからない本があったら、その本を読み始めるとき、多くの人が戸惑いを感じます。誰が何について書いたものかわからないまま読み進めるのは、真っ暗闇の中を手探りで歩くようなものです。これでは、どんなによいことが書かれている本であっても、頭に入ってこないです。
ジャンルは何か、何について書かれている本か最低限の情報があれば、心構えもできるので、本からの情報が受け取りやすくなります。その心構えを意識的につくるのが、「予測読み」です。本のカバーや帯には、本の内容についてのさまざまな情報が書かれています。
ただ、この段階であまり時間をかけたり、深刻になったりする必要はないです。予測したことが合っていたか外れていたかは、あまり問題ではないからです。それより、この本を読む理由や、読んで何を得たいのかを意識することの方が重要です。
▼二つ目、断捨離読み
断捨離読みは、本の中から読むべき部分を選び出して読む読書法です。本全体の2割を読めば、自分にとって必要な残りの8割は理解できます。つまり、本1冊をすべて読む必要はないです。
▶︎「はじめに」は、著者の問題意識、さらに本の構成も紹介されていることが多い。ここで、この本で著者は何をどこで書こうとしているのかを把握する。
2.「おわりに」を読む。
▶︎ここでは本の結論や、さらに学びを深めるための著者からのメッセージが書かれていることが多い。「はじめに」「おわりに」を先に読むことで、提起されている問題とそれがどのような方向性で解決されるのか把握できる。
3.目次を見て、気になるところの目星を〝章単位〟でつける
▶︎このように、「現在の自分にとっていらない部分は読まない」ことが、読書の質を高めるためには重要
▼三つ目.記者読み
記者読みのポイントは、「本当にそうなのか?」「なぜそうだと言えるのか?」のように、本を通して著者に質問をしているようなイメージで読んでいくことです。
■「なぜ?」という疑問を抱いたことで、鮮明に記憶に残る
▼四つ目.要約読み
そしてこの要約読みは、インプットの次の段階であるアウトプットを意識したものでもある。
ポイントは、その本の中から印象に残っている部分を3つ人に説明するとしたら、何を選ぶかという視点で考えてみることです。
ぜひ自分に合った方法で、この「4ステップ読書法」を取り入れてみてください。
6.「15分」をひと区切りにして読む
人間の集中力が続くのは、15分から20分くらいだといわれています。15分程度しか集中力が続かないのであれば、集中できる15分を何回も繰り返して、結果的に1時間、2時間と読書をしてください。もちろん、読んでいるのがとても面白い本で、気がついたら2時間くらいたっていた場合には、無理やり15分刻みにする必要はないです。しかし、そこまで集中して読める本は、それほど多くないです。
2.5分程度休憩して頭をリフレッシュさせる
3.続きを読む
短時間で区切ることは、長時間だと集中力が続かないという理由もありますが、別の意味もあります。それは「この時間にここまで片づけなければいけない」と意識することで、さらに集中力を高めることです。
これは「締め切り効果」と呼ばれます。人は締め切りが設定されると普段以上に集中力が高まるため、それを読書にも応用してください。なんとなく本を読んでいても意味がないです。それでは集中力の欠けた長時間の読書を、分散しているだけです。
そしてそれを意識しながら本を読むことで、読書の効果は高まる。
7.文章の論理構造を把握する
1冊の本の中で、著者が本当に言いたいことはそれほど多くないです。しかし、本を読み慣れていないと、書かれているすべてのことが重要に思えてしまいます。そうなると著者が伝えたかったことは何だったのかよくわからないまま終わることもあり得ます。
そのようなときに役立つのが、接続詞に注目しながら読む方法です。この方法によって、本の中で大切な部分と、それほどでもない部分、重要ではないものの読んでおいた方がいい部分がわかります。著者の主張を読み落としてしまうこともなくなります。また、本を読む上での力の入れ場所もわかるため、短時間での読書もできるようになります。注意するべき接続詞の代表例を4つ具体的に説明していきます。
▼一つ目、「しかし」
このような逆説の接続詞の次には、著者の主張が書かれていることが多いです。「しかし」の前には、一般的な話が書かれていて、それを否定して自分の主張につなげていく流れです。「実は」「本当は」といった言葉も同様です。
▼二つ目、「つまり」
「要するに」などと同様に、結論につながる接続詞です。その次の文章は、それまで述べてきたことのまとめになります。
著者は「つまり」以降の主張をするためにそれまでの文章を書いているため、「つまり」以降の文章を読めば、著者の言いたいことはわかります。
▼三つ目、「具体的に言うと」
抽象的な内容を、わかりやすい表現にするときに使われます。抽象的な話をしている段階で内容が理解できれば、「具体的に」以下は飛ばし読みでも大丈夫です。
▼四つ目、「第一に」
同列の内容を述べていくときの接続語です。どのような場面で使われているかによって、重要度が変わってきます。著者の問題意識や何かの結論について述べている場合は、その内容をしっかり把握しておいてください。
8.本の内容を人に説明する
読んだ本の内容を人に教えたり説明したりすることは、本の記憶を高めるのに効果的なアウトプットです。説明することを前提に本を読むと本気度が違うため、記憶にも残りやすくなります。
この「人に説明する」というアウトプットには、記憶力を高める他にも、本の理解度を促進するという効果があります。他の人にわかりやすく説明するためには、自分自身がしっかりと本の内容を理解している必要があるからです。
わかりにくい情報であっても、それをそのまま話すことは、その情報を覚えてさえいれば可能です。しかし、わかりやすく伝えるためには、複雑な情報から不要なものを削ったり、あるいは同じような内容のものをまとめたりして、情報をシンプルなものにしなければならないです。
▶︎「要するに」を意識することで、焦点を絞ることが可能になり、何が幹で何が枝葉なのか、自ずと見えてくる
「わかりやすい説明」のもうひとつのポイントは、相手に合わせた説明をすることです。話す相手によって、同じことを伝えるにしても、話の粒度が違うことは、普通にあります。話そうとしていることについて、相手が知見のある場合は、複雑な話はそのまま話した方が伝わりやすいということもあります。本を読むときには、説明する相手を想定しながら読んでください。
- 「もう少し噛み砕いた方がいい」
- 「この部分は業界では常識だから、省略してもいい」
など考えながら読むと、本に書かれていることが「自分事」になって、理解度は変わります。
9.本で学んだことを実行する
本を読めば知識は増えるものの、読んだだけでは、自分を取り囲む現実は何も変わらないです。読書をする意義は、そこに書かれている内容を実践することにあります。本で得た知識を自分のものにするにはアウトプットが不可欠です。
■大切なこと:「一通り本を読んでからやってみよう」と先延ばしにしないこと。
本を読んでいる途中でも、その場で本を閉じて、すぐに実行する。
これが結果につながるアウトプットの方法です。もちろんこの方法は、ライフスタイルやビジネススキルでも同じです。本からの学びを確実なものにするためには、タイムラグをつくらないことです。
10.読書を楽しむことから始める
▶︎「継続は力なり」に帰結する
何かを学ぼうと思ったら、コツコツと続けていくことが肝心です。毎日本を読み続けることで「本を読む力」がついていきます。
大前提になるのが、つらい読書を無理やり楽しくするのは難しいです。本を読む目的は自分の学びにつなげるためなので、ビジネス書や自己啓発本などが読書の中心です。しかし、そうなるとどうしても「勉強」の雰囲気が感じられてしまい、本を敬遠したくなります。
▶︎「楽しい読書」のためには、ミステリー小説や漫画でもいいです。読んでいて楽しいと思える本を選んで読んでください。
そして毎日、必ずその本を開いて、1ページでも2ページでもいいので読みます。漫画だったら面白くて一気に読んでしまうかもしれませんが、小説だとなかなか一気に読むのは難しいですが、何日かかってもいいので、毎日少しずつでも読み続けてください。
朝食の後、あるいは就寝前の数十分、通勤時間のようにルーティン化するのが理想です。肝心なのは、本を開くことです。そのうち、本を開かないと落ち着かない日が来ます。そこまでいけば、読書が習慣化したといえます。
そうしたら、興味があって読みやすそうなビジネス書を読んでみてください。きっと抵抗感なく、どんどん読めるようになっているはずです。
まとめ
解説は以上です。読書において、最も大切なことは、学んだことをアウトプットすることです。インプットを続けているだけでは、意味がないです。どんなにたくさんの投資の本を読んで知識を増やしても、それだけではお金は1円も増えないのと同じです。読書において最も重要なことは、本で学んだことを実行して、自分の生活をよりよいものに変えることです。
今後起こるであろうさまざまな社会の変化に対応していくためには、柔軟に自分を変えていく行動力が必要です。そのためには、読書によってインプットをするだけでは足らないです。インプットとアウトプットを繰り返して、自分を変えていく必要があります。そしてそれが、いずれ人生にも大きな変化をもたらしてくれるはずです。今回の解説が良かった、タメになった人は、コメントをお願いします。
2.自分のための本を選ぶ
3.ひとつのテーマにつき複数冊選ぶ
4.上の年代や上の立場の人向けの本を読む
5.内容の理解度を上げる4ステップ
6.「15分」をひと区切りにして読む
7.文章の論理構造を把握する
8.本の内容を人に説明する
9.本で学んだことを実行する
10.読書を楽しむことから始める
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