こんにちは、あっきーです!
面白く生きる。それが後半人生の基本です。
そうはいっても、世の中には面白いことはそう多くないです。探し当てた面白いことをやるのが面白く生きることではないです。
どんなことも面白がってやる。そこに面白い人生があります。
面白がったもの勝ちです。全ては自分にかかっています。
本書にはこの本の著者の弘兼憲史(ひろかねけんし)さん流の面白く生きるヒントを満載しています。このブログではその中から厳選した10個を紹介します。人生つまらないなと思っている人にこそ実践して欲しいです。あなたもためらわずに、今すぐ、頭を面白がる発想に”変換”してください。
勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントください。
Contents
人生を面白くするのも、つまらなくするのも自分次第
お笑い芸人さんのネタをお腹を抱えて笑う人もいれば、つまらなそうにする人もいます。ネタのレベルによるところもありますが、それを受け取る側の問題もあります。
面白いじゃないかと受け取ると結構面白いし、斜にかまえていたらほんとにつまらなくなります。面白くするのも自分、つまらなくするのも自分です。これは人生にも通じます。
面白そうに楽し気に人生を送っている人もいるし、しかつめらしい顔で「人生苦悩だ」みたいな風情の人もいます。しかし、抱えている状況はたいして違いがなかったりします。
そうそう面白い事ばかりの人生もないし、つまらないことだらけの人生もないです。面白いと思う努力、面白がるクセをつけると、どんな状況も面白くなります。
目標や課題を設けて(もうけて)その達成に躍起(やっき)になるのもいいですが、60歳を過ぎて年寄りの域になったら、あえてそんなことはしない方がいいです。できなくたっていいや、くらいに思っておくのが、人生をつまらなくしない秘訣です。
キーワードは、「まあ、いいか」です。
目標達成ができなくても、腹が立つことがあっても、「まあ、いいか」と受け止めて、目の前にあることを楽しむ。少々仕事にしくじっても、その夜の一杯の酒を楽しみに飲む、というスタンスです。
つらいとき、その状況にのめりこむとつらさが増します。そんなときは状況から距離を置いて、客観的に眺めてみると、色々な方策が思い浮かんできます。
そこで自分が何をするか、どんな役割を演じるかを、主人公でなく演出家の目線で見てみてください。この方式なら、つらいことの中にも面白がれる部分がみつかるはずです。
▼「まあ、いいか」と受け止めて、目の前にあることを楽むこと
- 人生を面白くするのも、つまらなくするのも自分。面白いと思う努力、面白がるクセをつけると、どんな状況も面白くなる。目標達成ができなくても、腹が立つことがあっても、「まあ、いいか」と受け止めて、目の前にあることを楽むこと。
- つらいときは客観的に眺めると、色々な方策が思い浮かぶ。どんな状況にも必ず着地点がある。どこに降り立っても、「まあ、いいか」と考える。
どんな小さなことでも楽しみをもっている人間は強い
日々の生活に楽しみなんてない。そんなことはないです。
小さな命を育てる楽しみによって、人生に一条(いちじょう)の光が差し込みました。
どうせ楽しみなんてない、とふさぎ込んだり、人生楽しくなくていいと投げやりになっていたら、本当にその通りの人生になります。
どんな小さなことでもいいです。日々の生活に楽しみを見つけてください。
楽しみをもつことは生きる強みになるし、人生に彩り(いろどり)を添えてくれます。
▼楽しみをもつことは生きる強みになり、人生に彩りを添えてくれる
- どうせ楽しみなんてない、とふさぎ込んだり、人生楽しくなくっていいと投げやりになっていたら、本当にその通りの人生に。
- どんな小さなことでも日々の生活に楽しみを見つけること。楽しみをもつことは生きる強みになり、人生に彩りを添えてくれる。
楽しい人生に一番必要なのは、頭を若く保つこと
こだわり、思い込みがなく、なんでも柔軟に考えられる、これが頭が若いということです。
歳を重ねると、経験も知識も蓄積されます。しかしそれが手かせ足かせにもなることもあります。
自分の経験から「こうでなければいけない」とこだわったり、自分の知識からすれば「こうあるはずだ」と思い込んだりします。自分のこだわりや思い込みを捨てることができないです。朝令暮改(ちょうれいぼかい)というと、いうことがコロコロ変わるという、マイナスのイメージですが、そのくらいがちょうどいいです。
若いころの一時期にこだわりを持つことは悪い事ではないです。こだわることで知識欲が掻き立てられることもあります。旺盛な知識欲は生きる活力になります。
▼歳を重ねると、経験も知識も蓄積されますが、それが手かせ足かせにもなる
- 人生を楽しむための土台は頭を若く保つこと。こだわり、思い込みがなく、なんでも柔軟に考えられる、これが頭が若いということ。
- 歳を重ねると、経験も知識も蓄積されますが、それが手かせ足かせにもなる。自分の経験によるこだわりや知識による思い込みをなかなか捨てられないから。50代以降はこだわりを捨てること。
ゲームだと思えば、人生をもっと楽しめる
お金に対する考え方の基本は、どのくらいの収入があるのかをちゃんと計算して、使い方の計画を立てることです。収入の柱が年金になったら、使い方にはより計画が必要になります。
現役時代なら、少々贅沢な使い方をしても、ボーナスで埋め合わせるなどの手だてがありますが、年金生活ではそれができないです。日々の節約が求められます。
「節約はゲーム」と考えてみてください。
節約ゲームの発想をさらに発展させて、家庭菜園の作業を楽しむのもいいです。自分で育てた野菜の味は格別ですし、心も豊かになります。もちろん節約効果も大です。
食料品だけでなく、節約ゲームのターゲットは生活の中にいくらでもあります。光熱費、スマホ代、衣服費、すべて工夫次第です。
存分にゲームを楽しんでください。
▼「節約はゲーム」と考え、節約ゲームでプールした資金を使って贅沢をすれば楽しみに繋がる
- お金の考え方の基本は、収入を計算して、使い方の計画を立てること。収入の柱が年金になったら、使い方にはより計画が必要。
- 「お金を使わない」という発想でいると、気分が沈みますが、視点を「うまく使う」と転じれば、気分はガラリと変わる。「節約はゲーム」と考え、節約ゲームでプールした資金を使って贅沢をすれば、楽しみに繋がる。
人と自分を比べないこともひとつの覚悟
いいことなど何もないと思うのは、いいことに囲まれていそうな誰かと比べているからです。その一方で、自分よりもっと人生の面白さに見放されている人を見ると、少し安堵(あんど)するのも、比較することで生まれる感情です。
人と比べることには意味がないです。
ときに上を見てしょげ、ときに下を見てはしゃぐのではきりがないです。意味のない一喜一憂です。人と比べることで自分が変わることはないです。人と比べても、人生面白くない自分は面白くないまま、いいことがない自分もいいことがないままです。
そろそろ人と比べることをやめてください。「人は人、自分は自分」と腹をくくれば、人生はすっきりします。
自分の尺度、価値観で生きられます。よそ見をして、人が行く道に目を向けていたら、自分の足元がおぼつかなくなります。
とにかく自分の道を行けばいいです。
▼「人は人、自分は自分」と腹をくくれば、人生はすっきりする
- 人と比べて自分が変わることはない。人と比べても、人生面白くない自分は面白くないまま、いいことがない自分もいいことがないまま。人と比べることはやめるべき。
- 「人は人、自分は自分」と腹をくくれば、人生はすっきりする。自分の尺度、価値観で生きられる。とにかく自分の道を行くこと。人生の楽しさも、面白さも、その道にしかない。
夫婦といっても別々の人間、拘束してはダメ
男性の晩年に待ち受けている悲哀があります。このところ増加している熟年離婚です。
それまで仕事一辺倒で、家庭の所持万事(しょじばんじ)を妻に丸投げしてきた夫にとって、突然妻に見放される状況は悲哀以外の何物でもないです。一方いままで我慢をし続けた妻は、夫が給料を運搬してこなくなったのであれば、もう辛抱に甘んじてはいないです。
この熟年離婚の構造を良く知ったうえで、熟年離婚の回避法を考える必要があります。
現役時代とリタイア後では状況が激変しています。それに気づかず、現役時代と同じようにふるまえば、妻は確実に離婚ポイント1とカウントします。
夫の生活リズムはリタイア後に大きく変わりますが、妻のリズムにはそう変化はないです。夫は変化をもたらした張本人としての自覚を持ち、妻のリズムに配慮することが必要です。「夫婦は一心同体」は、全くの幻想に過ぎないです。
妻は別人格であり、別の世界を持っていることを知ってください。妻にも妻の人間関係があります。
妻の世界を尊重し、ずけずけと立ち入ることはしない。
これも肝に銘じておくべき重要な心得です。
▼晩年の男性は、まず「自立」すること
- 男性の晩年には、熟年離婚の危険が待ち受けている。現役時代とリタイア後では状況が激変していて、夫の生活リズムはリタイア後に大きく変わりますが、妻のリズムにはそう変化はない。妻のリズムに配慮すること。
- 妻は別人格であり、別の世界を持っている。妻には妻の人間関係がある。妻の世界を尊重していく。晩年の男性は、まず「自立」すること。料理、洗濯、掃除程度は自分で何とかこなせるようにすることが熟年離婚回避の妙手に。
たいていの困難が乗り越えられる三つの魔法の言葉
困難の前で立ちすくんでしまったり、へたり込んでしまうのでは、人生は面白くならないです。この本の著者の弘兼憲史(ひろかねけんし)さんは、3つの魔法の言葉を大事にしています。
1つ目は「まあ、いいか」、2つ目は、「それがどうした」、そして3つ目は「人それぞれ」です。
この3つでたいていのことは乗り越えられます。
「まあ、いいか」でほとんどのことはすんでしまいます。
比較しそうになる自分をいましめる言葉
「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」の3点セットは、人生楽しく、面白く生きる上での知恵です。ただし、外してはいけないものがあります。それは他人様(ひとさま)への義理です。
▼人と比べなければ、人生はどんどんシンプルになって、心地よく、自分らしく生きられる
- 「まあ、いいか」「それがどうした」「人それぞれ」の3つの言葉でたいていのことは乗り越えられる。「まあ、いいか」は、諦観、あきらめ。結果が出たことはやり直せない「まあ、いいか」と現実をうけいれて、次の一歩を踏み出すこと。それでももやもやが残るときには、「それがどうした」の出番。ときには開き直りも必要。「人それぞれ」は、他人と比較しそうになる自分をいましめる言葉。
- 人と比べなければ、人生はどんどんシンプルになって、心地よく、自分らしく生きられる。この3点セットは、人生楽しく、面白く生きる上での知恵。
目の前のことを一生懸命にやる
基本は変わらず、目の前のことを一生懸命にやることが大切です。
刹那(せつな)主義は、一時的な快楽を求める生き方として受け止められがちですが、本来はそうではないです。どの瞬間も、目の前にあることを全力でこなしていくことです。人生が100年に伸びようと、それが刹那の積み重ねであるという基本は変わらないです。ちゃらんぽらんに過ごした刹那(せつな)も、自分の人生として積み上がっていきます。
「ぼくはまだ本気を出していない」という人がいます。そういう人は待っていてもやらないです。常に目の前のことに本気を出して取り組む、それ以外に本気の出しようはないです。
一生懸命やっていれば、必ず誰かが見ていてくれます。人は人とのかかわりの中で生きています。本気で粛々と自分の役割をこなしている人が、黙殺(もくさつ)されることはないです。
一生懸命は、人生を楽しむこと、人生を面白く生きることに繋がっています。どんなことでも、手を抜いて、中途半端にやったら、楽しさも、面白さも体験できないです。
一生懸命やるから、楽しさ、面白さが実感されます。
▼一生懸命さは、人生を楽しむことに、人生を面白く生きることに繋がる
- 人生一世紀時代になっても、目の前のことを一生懸命にやるという基本は変わらない。一生懸命やっていれば、必ず誰かが見ていてくれる。
- 一生懸命さは、人生を楽しむことに、人生を面白く生きることに繋がる。どんなことでも手を抜いて中途半端にやったら、楽しさも、面白さも体験できない。
小さな締め切りをいくつもつくる
仕事でもそのほかのものごとでも、期限までにきっちり仕上げる人とルーズで遅れる人がいます。
信頼されるのはもちろん前者です。期限を守れない人からは、人が遠ざかっていきます。
段取りよくことを進めるのに、小さい締め切りは非常に有効です。
現役を退いてからの生活は、時間が自由である分、怠惰(たいだ)に流れやすいです。一旦怠惰に身を置くと、その方向に流れて行ってしまいます。
人生に小さな締め切りを持ち込んでください。起床時間、食事の完了時間など、締め切り感覚で完了時間を決めてください。これだけでメリハリのある規則正しい生活になります。これは旅行の準備などにも使えます。
▼段取りよくことを進めるには、小さな締め切りは非常に有効
- この本の著者の弘兼憲史(ひろかねけんし)さんは、原稿1ページごとに締め切り時間を決めているそう。実際の締め切りだけを想定して仕事を進めると、ずれ込む可能性があるが、小さな締め切りを作ることで、確実に締め切りを守ることができる。
- 段取りよくことを進めるには、小さな締め切りは非常に有効。現役を退いてからの生活は、時間が自由である分怠惰に流れがち。起床時間、食事時間などを決めることで生活にメリハリがつく。
くよくよせずに、楽しく生きる
がんなど死亡率の高い重篤な病にかかり、余命宣告でもされたら、死の影が迫ってくるのを感じるでしょうが、いつも通りの生活を送っている間は、現実感は薄いです。自分にどれくらいの時間が残されているかは、誰にも分らないです。
いつ死ぬかはわからないから、いまその瞬間をできる限り楽しく生きるのがいいです。
生きていれば心配も悩みもいろいろあります。しかし心配事や悩みのほとんどは、どうでもいいことが、どうしようもないことです。
どうでもいいこと、どうしようもないことは考えずに放っておいてください。
▼今を楽しむことに全力を傾ける
- 自分にどれくらいの時間が残されているかは、誰にも分らない。いつ死ぬかはわからないなら、いまその瞬間をできる限り楽しく生きるのがいい。
- 心配事や悩みのほとんどは、どうでもいいことが、どうしようもないこと。どうでもいいこと、どうしようもないことは考えないで放っておいてよい。今を楽しむことに全力を傾ける。
まとめ
弘兼憲史(ひろかねけんし)】
- 人生を面白くするのも、つまらなくするのも自分次第
- どんな小さなことでも楽しみをもっている人間は強い
- 楽しい人生に一番必要なのは、頭を若く保つこと
- ゲームだと思えば、人生をもっと楽しめる
- 人と自分を比べないこともひとつの覚悟
- 夫婦といっても別々の人間、拘束してはダメ
- たいていの困難が乗り越えられる三つの魔法の言葉
- 目の前のことを一生懸命にやる
- 小さな締め切りをいくつもつくる
- くよくよせずに、楽しく生きる