こんにちは、あっきーです!
この本の著者は、お笑い芸人でインスタントジョンソンという3人組の一人、じゃいさんです。じゃいさんは、競馬で2022年8月に9370万6710円、2014年に4432万9120円、2012年に3775万2700円などの実績があり、芸能界高配当ランキングで1〜4位と上位を占めています。
じゃいさんもメンタルが原因で負けた経験を過去にたくさん経験しています。しかし、価値を追求する中で、少しずつメンタルコントロールができるようになったと述べていらっしゃいます。
この本では、そんなじゃいさんが見つけ出した、ギャンブルにおいて、メンタルが重要な理由、どのようなメンタルが負けやすいのか?どうしたらメンタルが勝ちに結びつくのか?を78個紹介しています。今回は、その中から特に重要な10個を解説します。ギャンブルに限らず、人生を勝ち抜くために大切な要素が詰まっています。勉強になった、もっと知りたいと思った人は、コメントください。
Contents
1.競馬にメンタルが必要な理由。
同時に生まれる感情が、「ハズしたくない」「負けたくない」「損したくない」という気持ちだと思います。
→「ハズれたら仕方ない」「自分の予想を信じる!」と自分の軸を持って競馬に向き合うことができる
・メンタルの弱い人
→「なんとかして当てなきゃ」 「ハズれるのが怖い!」とネガティブな気持ちを抱く
結果的に、メンタルの弱い人は、人気上位の馬や、競馬新聞で予想の印がたくさんついている馬を選ぶはずです。その弱気な考えは、勝ち、すなわち稼ぐことを遠ざけてしまいます。
→つまり競馬は、集まったお金を取り合うゲームなので、他の人と同じような予想で、同じように買っていたら、マイナスになってしまう。
メンタルコントロールができていれば、自分のスタイルを崩さず無駄な負けを減らすことができていたはずです。予想の上手・下手よりも、まずはメンタルを鍛えることが大切ということです。
2.ギャンブラーの誤謬に騙されない。
例えば、コインが10回連続で表が出たら、「その次も表が出るのではないか」と思ってしまうことです。逆もしかりです。10回連続で裏が出たら、「次こそは表がくるのではないか?」と思ってしまうこともあります。これもギャンブルの誤謬です。あくまで確率は、2分の1です。 それ以上でもそれ以下でもないです。ですが、ギャンブラーの誤謬に翻弄されている人が意外と多い印象です。
長い目で見れば確率は収束されていくので、万が一、考えられないくらい確率の低い事象が起こったとしても、惑わされないでください。ブレないメンタルを保ち、不条理を楽しむくらいの気持ちで、プレイができるといいです。
そして冷静な判断ができるようになります。
3.負けることに慣れる。
ここで伝えたいのは、あくまで勝つために、負けに慣れるということです。肉を切らせて骨を断つことです。将棋のプロ棋士は、相手に飛車をタダで取らせて王を捕らえます。ギャンブルに負けて悔しがっている人を将棋で例えると、歩を取られて悔しがっているのと同じです。目の前の出来事で、一喜一憂しすぎている人が多いです。
ミスをしてしまったときの負けと、正着を打ったときの負けでは意味合いが全く違います。しかし、多くの人はその違いに気づいていないです。そして、自分の選択を後悔し、メンタルがブレてしまい、プレイスタイルが崩れてしまいます。負けの中にも、いい負けと悪い負けがあります。 それを理解することが必要です。
しかし、鍛錬を積み重ねれば、正着なのか、ミスなのか理解できるようになります。必要なリスクだったのか、無謀なチャレンジだったのか、肌感覚で分かるようになります。
負けを知らない人は、真の勝者にはなれないです。
4.お金に執着しない。
ギャンブルにお金は必要不可欠なものです。漫画『カイジ』では「お金は命よりも重い」というセリフもあり、お金は人生においても、なくてはならないものです。
ギャンブルでのお金は将棋の駒と同じように考えることが大切です。勝ち負けが決まるまでは、お金はただの紙切れだと考えるべきです。僕は、お金はお金を生むための道具だと思っています。ビジネスでも、成功するために投資します。それと同じことです。大切なのは、お金を生むための計算や戦略がしっかりとあることです。
しかし、ギャンブルにおいては、お金にメンタルを振り回されるのが一番よくないです。お金に負けない強い心を持ってください。
5.状況が悪いときは下を見る、いいときは上を見る
ポジティブとネガティブの感情は、メンタルコントロールをする上でつきものです。「失敗したら終わりだ」と思うのと、「失敗したらまた挑戦すればいい」と思うのでは、心の余裕が違うのが分かると思います。
ツイてないときや、追い込まれているときに、ギャンブルは負けやすくなります。そうなると、ますます焦りが生まれ、負けのスパイラルに陥ってしまいます。そのときはもっと最悪な状況と比較して、「それよりはマシ」だと思えれば、メンタルを落ち着かせることができます。逆も同じです。
そこで満足したり、驕ったりするのではなく、もっと上がある、自分より優秀な人がいると思うことが大切です。そうすることで油断がなくなり、さらなる高みを目指して、自分のスキルを上げられます。
これらの考え方は、ギャンブルだけでなく人生においても役立ちます。僕にも、不幸なことがたくさん起こります。そのときは、この言葉に立ち返って、気持ちをラクにするようにしています。人生なんてたかが100年くらいで、生きているだけで幸せなことです。
6.全ての結果を想定内ととらえる。
人は想定外のことが起こると、
- 驚き
- 慌てる
- テンパる
- 頭が真っ白になる
- 対応が遅れる
など、冷静な状態ではいられなくなります。
全ての結果を想定内ととらえ、冷静さを保ち、次に生かすことを考えてください。ギャンブルは目先の事象で一喜一憂しやすいので、トレーニングが必要ですが、少しずつでも先を見ることを意識することが大切です。
ギャンブルをやる人は、目先のことしか考えられない人が多いです。目先のことに左右されすぎるから、メンタルがブレてしまい、どんな局面でも冷静に判断する力が発揮できないです。全ての結果を想定内ととらえると、余裕が生まれ、先まで見通すことができます。長期的な視点に立つことで、自ずと安心感が生まれ、メンタルも安定します。
7.ルーティンは持たない。
ルーティンは自分の集中力を高めたり、勝ちのパターンを作ったり、一定の効果はあると思います。ですが、それでは中級者止まりで、上級者にはなれないです。
ルーティンとは少し違いますが、プロゴルファーのタイガー・ウッズも、あれだけの成績を残しておきながらスイング改造をしています。世界トップのプロゴルファーは、どんなにいい成績を残していても、スイング改造をする人が多いです。それはさらに上を見ているからです。
特に、メンタルが勝敗に大きく左右するギャンブルでは、ルーティンをかたくなに持つことで、攻略されたり成長を止めてしまったりするリスクがあります。ある程度のルーティンを持つことはいいですが、さらなる自分のメンタルの成長を信じ、あえてルーティンを持たないことは大切です。上には上がいるので、仮に自分が頂点になったとしても、今の自分を超えるために努力します。
8.ギャンブル=運の考えが成長を止める。
「ギャンブルなんて運じゃん!」「麻雀なんて運のゲームでしょ!」
勝ち組の人にお金を吸い取られ続けてしまうだけです。もちろん、ギャンブルでも麻雀でも、「ツイている」 「ツイていない」と運に結果が左右されることはあります。しかし、負けたときに、決して「運が悪かった」だけで済ましていいわけではないです。
「ギャンブル=運」という考えは、不確実な要素が多いギャンブルだからこそ持ってしまうものです。 メンタルが弱ったり、負けている自分を肯定したりするために、そういった誤解を抱いてしいます。高校野球で優勝したチームに対して、「運がよかっただけ」と言う人はいないです。「ビジネスで成功している人とそうでない人の違いは運の違いだ!」と言う人もほとんどいないと思います。
ギャンブルで勝ち続ける人には必ず理由があります。「ギャンブル=運」と思考停止してしまった瞬間、成長が止まります。
9.過去を大切にし、過去にとらわれない。
過去は大切です。過去の経験によって、今の自分が成り立っているのは明白で、過去があるからこそ何かを学習することができます。
ギャンブルでも、過去に美味しい経験をした人は、ついつい欲を出したりしてしまうもの。
もちろん、過去に学ぶことは大切です。でも、あくまで自分を成長させるための糧にするべきです。過去に異性に騙されたことがあるなら、恋愛を恐れるのではなく、異性を見る目を養えばいいです。負けた直後は悔しがったり、悲しかったりしても、その後は潔く冷静になる必要があります。誕生日馬券が当たったときは、その買い方を続けるのではなく、当たったお金をどのように増やすべきか、一からリセットして考えるべきです。
10.自分を客観的にみる。
「親や妻の言いなりで行動しています!」と言う人もいるかもしれないですが、親や妻の言いなりになることも、結局は自分が決めることです。
基本的に自分の行動を決めるときは、自分の主観がベースにあるのですが、大人になるにつれて客観的に自分を見ることも必要になってきます。
常に自分が自分のことを見ているので、ギャンブルで負けて熱くなりそうになっても止めてくれます。信念のない賭けをすると、僕に怒られてしまいます。周りから見て醜いことをしそうになったら、「ダメだぞ!」と声をかけてくれ、そして、どうやったら勝てるかのアドバイスをしてくれます。これはギャンブルに限ったことではないです。お酒に溺れることもないですし、大声で怒鳴ったりすることもないです。
要は客観的に自分を見て、自制することです。カジノにせよ、競馬にせよ、パチンコにせよ、麻雀にせよ、自分を客観的に見ることで勝ちに近づくはずです。意志が弱い人でも、もう1人の自分の意見になるべく耳を傾けてあげてください。ギャンブルの場合、たいてい、客観的に見ている自分の意見の方が正しいです。
まとめ
解説は以上です。結局は人生もギャンブルです。メンタルが弱い人は人生という名のギャンブルに負けてしまいます。メンタルが強いということは、最終的には人生に勝利をもたらします。メンタルが強くなれば人生も上手くいくことが多くなります。このブログを参考に、ブレないメンタルを作ってください。今メンタルが弱いと思っている人は最低でも3回は見てみてください。今回の解説が勉強になった、参考になったという人は、コメントください。
2.ギャンブラーの誤謬(ごびゅう)に騙されない。
3.負けることに慣れる。
4.お金に執着しない。
5.状況が悪いときは下を見る、いいときは上を見る。
6.全ての結果を想定内ととらえる。
7.ルーティンは持たない。
8.ギャンブル=運の考えが成長を止める。
9.過去を大切にし、過去にとらわれない。
10.自分を客観的にみる。
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