こんにちは、あっきーです!
こんな時代に自分の道を切り拓くための道具があります。
それは「言葉」です。
誰でも簡単に意識せずに日常的に使っている「言葉」こそが、自身の価値を明確にし、願いを叶えます。そして成長させるたった一つの最強の武器です。
現実に目の前にある風景やピンチをどんな言葉で解釈するかによって気持ちの持ち方、チームの雰囲気、仕事への取り組み方が変わります。望まない異動や大きな挫折など、一生懸命生きていれば、正面からでは受け止められない苦境も当然あります。
あなたが人生を変えたいと願うなら、どんな風に変わりたいか、未来像を言葉で明確にしてください。
目指す未来を言葉で形にできたなら、人生はもう変わり始めています。目の前に過酷な現実があるなら、それに言葉で新たな意味を与えます。
このブログでは「言語化力」で人生を変える方法を10個紹介していきます。
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このブログを観て勉強になった、為になったと思った人はいいねやコメントください。
Contents
モノの価値は言葉で作られる
例えば、自動車を選ぶときの基準について考えます。
かつては「速い」「安い」といった単純なモノとしての機能の優劣で価値がついていました。しかし、今では、機能の優劣では差がつかなくなりました。だからこそ、言葉が必要になります。その商品の付加価値を定義し、説明しなくてはならないです。
モノの優劣ではなくて、それをどう名付けるか、どういう文脈に位置づけるかで選ばれる時代になっています。
企業活動は「価値を生み出し」、「価値を伝えること」の2STEPでできています。
特に「価値を伝える」重要性が高まっています。たとえば、会社組織においてもなんとなく出世が早い人がいます。同じ成果を出していても、なぜかその人だけが評価されて出世が早くなります。こういう人は「価値を伝えるプロセス」を意識的にやっている可能性が高いです。
そこで、自分の仕事の価値を説明するときは次の3つのステップに気をつけてください。
マネージャーなのか、ムードメーカーなのか、関与度に合わせて自分がどうやって貢献したか説明します。
同じようにそのプロジェクトが会社にどんなよい影響を与えるか、再現可能であるあることを前提に説明します。
そのプロジェクトを進めることで、自分たちの企業が社会にどんなインパクトを与えられるかという視点が必要です。
▼モノの優劣ではなくそれをどう名付けるか、どういう文脈に位置づけるかで選ばれる時代
- 社会が成熟し、技術が発達し、資金が飽和した今、「優劣」の基準が変わっている。だからこそ、言葉が必要。
- その商品の付加価値を定義し、説明しなくてはならない。モノの優劣ではなく、それをどう名付けるか、どういう文脈に位置づけるかで選ばれる時代になっている。
言語化には「段取り」がある
1スタンスを決める。2本質をつかむ。3感情を見つめる。4言葉を整える。
順番に説明します。
まずは「1.スタンスを決める」こと
自分の世の中との向き合い方を決めてください。自分の社会における立ち位置と、世の中の動きに対する好き嫌いを明確にしておくくらいのイメージです。どうしても自分のスタンスが見えてこない場合は、ニュースを幅広く見ます。社会の様々な問題が報道される中で、自分自身が気になること、感じることが見えてきます。
次は「2.本質をつかむ」について
次にやらないといけないのは、その問題や議論の本質をつかむ作業です。表面的に現れている現象を追いかけるのではなく、現象が起きている構造を大まかに把握します。これは「抽象化」と言われます。
次に紹介するものが「抽象化」のコツです。
・固有名詞を省く
・時系列を無視する
・行為と現象と関係性だけを抜き出す
例えば自転車に乗る場合で考えます。まず、鍵を解除して→サドルを腰におろして→ハンドルを握って→最後にペダルをこぐ。これが抽象化のプロセスになります。
次は「3.感情を見つめる」について
問題の本質を掴んだらそれを自分のスタンスと照らし合わせます。その上で、そのことに対して、自分がどんな感情をもったかを丁寧にすくい上げます。
そして、自分がその感情を抱いた理由を考えることが大事です。なぜ?と自分自身に問いかけます。
最後は「4.言葉を整える」
言葉を整えるとは、ここまでのステップで生み出した言葉を相手やその場の雰囲気に合わせて調整することです。例えば、言い方を丁寧にしたりする。「相手のせい」→「相手にも責任がある」といったような、同じ現象でもまったく違う印象を相手に与えることができます。
▼ある問題や事象について語るとき、思考を言語化するには次のプロセスが必要
- ある問題や事象について、語るとき、思考を言語化するには次のプロセスが必要。
1スタンスを決める。2本質をつかむ。3感情を見つめる。4言葉を整える。
「言葉にできない」ことを言葉にする努力がビジネス
上司に「なぜ、このお店でこの商品を優先的に売っていこうと思ったの」と言われたときも、「なんとなく」で済ますのではなく、言葉にした方がいいです。
なぜそう思ったのか、直感を掘り下げ、記憶や感情をたどってください。
言語化の訓練を積んでいくと、瞬時に答えを導き出せる運動神経のような「直感が身につきます」。ただ、ビジネスの現場で「直感です」と言っても、よほどの天才や巨匠ではない限り、周りには納得してもらえないです。
「直感」という脳の判断に言語を追いつかせる必要があります。周りに説明するために言語を後付けしていく作業が必要です。
直感や「言葉にできないけれど抱いた感覚」というのは、実は言葉なんかよりもはるかに大切です。
▼「直感」という脳の判断に言語を追いつかせる必要がある
- なぜそう思ったのか、直感を掘り下げ、記憶や感情をたどっていく。ただ、ビジネスの現場で「直感です」と言っても、よほどの天才や巨匠ではない限り、周りには納得してもらえない。
- 「直感」という脳の判断に言語を追いつかせる必要がある。周りに説明するために言語を後付けしていく作業が必要。
「印象に残る言葉」を生み出すためには
たった1行の強い言葉で、相手に対して強く印象を残し、状況を一変させる言葉を手にすることができ、仕事ができたら、人間関係がうまくいくようになることは間違いないです。
そこで、「強い言葉」を生み出すためのポイントを4つ紹介します。
自分が「社員」だったら「部長」の視点で、1つ上の立場でものごとを見てください。たとえば、一般社員が「会社に行きたくない」と思っていたとします。そこで一般社員として言葉にするのではなく、社長視点で見てみます。すると「我が社の問題は、社員が会社に行くことを楽しくないと思っていることだ」ということになります。
2つめは「領域を広げて、一般化して考える」
たとえば読者モデルをやっている友だちが、インスタグラムのDMでセクハラをされて大変だったという話を聞いたとします。これを、領域を広げて一般化してみます。「友だちの女の子」を「女性全体」、「インスタグラム」を「人生」に、「DMのセクハラ」を「悪意」に広げて考えてみます。すると「実は世の中の女性は、生きているだけで悪意にさらされている」という言葉になります。友だちの身に起きた個人的な体験ではあっても、対象を広げて考えてみるとすごく「強く」聞こえます。
3つめは「逆張りをする」
たとえば、みんな「人脈が大事だ」と言っている中で、「人脈なんて言葉を使っている奴はクソだ」と言えば、人脈が大事ということは誰でもわかっているので、あえて「人脈はクソ」と言うことでセンセーショナルなことを言っている印象を与えます。
4つめは、「ゴールから逆算する」こと
▼「強い言葉」を生み出すためのポイントは4つ
- 「強い言葉」を生み出すためのポイントは4つ。
1つめは「視点を上げる」こと
2つめは「領域を広げて、一般化して考える」こと
3つめは「逆張りをする」こと
4つめは、「ゴールから逆算する」こと
なるべく「個人的」な話をする
事件が起きたらコメント、Twitterでコメント、人生におけるあらゆるタイミングでコメントを求められています。多くの人がコメント失敗するポイントがあります。それは、コメントで評価されようとするあまりいい話、キレイゴトを話しがちになることです。
何か自分に関係ない社会のことやニュース、コンテンツについてのコメントを求められたときは、大きな一般論ではなく、なるべく個人的な感覚や、個人的なエピソードについて話をしてください。
どんな現象に対しても、総論になってしまうと全員一緒になってしまいがちです。だからこそ、個人的な話をします。過去の経験、自分のスタンスにこだわって、その立場、そのエピソードを関連させて話します。
自分にとっては当たり前のことや身の回りのことでも、他の人から見れば特別なことは思いの外たくさんあります。
代表的な事例として、「保育園落ちた死ね」というニュースがあります。「保育園に落ちた」という、極めて個人的な経験こそが同じ時代を生きる多くの人の共感を生みました。
▼大きな一般論ではなく、なるべく個人的な感覚や個人的なエピソードについて話をすること
- 何か自分に関係ない社会のことやニュース、コンテンツについてのコメントを求められたときは、大きな一般論ではなく、なるべく個人的な感覚や、個人的なエピソードについて話をすること。
- 代表的な事例として「保育園落ちた死ね」というニュースがありましたが、これは個人的な経験が多くの人の共感を生んだ。
新しい名前をつける
そこでライターをワードディレクターという名前をつけます。そうすれば、ライティングだけではなく、どんな言葉を使って世の中にどう影響を及ぼすところまで考えてディレクションする人という、新しい職業が生まれます。
つまり、世の中に新しい価値を生み出します。
「キュレーター」という言葉も昔は美術館の学芸員として、美術展の展示物を決める仕事をする人を指していたはずが、今ではアートだけではなく、エンタメやカルチャー全般のプロデューサーのような意味で使われたりします。
従来の肩書きにこだわらず、そのものに関する「価値」は、なんなのかを一度考えてみてください。
▼世の中に新しい価値を生み出すことが出来る
- 「名前」で印象は変わる。例えば、ライターという職業は原稿を書く人=少し軽い印象を持たれる。そこでライターをワードディレクターという名前をつける。そうすれば、ライティングだけではなく、どんな言葉を使って世の中にどう影響を及ぼすところまで考えてディレクションする人という、新しい職業が生まれる。つまり、世の中に新しい価値を生み出すことが出来る。
「みんなが知っている」ものと並べる
ポジションは、「言葉」で変えられます。
自分よりメジャーなライバルと並べる、世の中で流行している言葉とつなげることで、そのものの価値を証明できます。
例えば、周りの人にアドバイスしてくれる人を「お節介な人」と呼ぶと鬱陶しいが「みんなのお母さん的な存在」と呼ぶとちょっと甘えてみたくなります。こんな風に呼び名を変えるだけでも、世界の見え方、自分との関わり方は変わります。
「名は体を表す」ということわざがあるが、名前を変えれば本質もそれに引きずられて変わります。
▼みんなが知っているものと並べることで、メジャーなポジションだと思ってもらえる
- あまり世の中で広まっていないことで、相手がわかってくれるか心配なときは、「みんなが知っている」ものと並べるといい。
- 「アイカサ」という駅にある傘をシェアリングできる、サブスクサービスがある。これをメディアに紹介する場合、音楽のサブスクはiTunes、コンテンツのサブスクはNetflix、そこに「アイカサ」を並べて話すことで、メジャーなポジションだと思ってもらえる。
人を動かすときの3つのポイント
人は言葉でしか動かないからです。
言葉で人を動かすときの重要なポイントを3つ紹介します。
ただ「動け」と言うよりも「鬼を退治しに行こう」と目的をはっきりさせると動きやすいです。
2つめの「プロセスを明確にすること」について
例えばマラソン指導者で、競技者にマラソンの距離である42.195kmのタイムを3時間以内に走って欲しいとします。そこで、むやみに「頑張ろう」とだけ言うのではなく、「これくらいのペースで走れれば、タイム3時間切れるから頑張ろう」と伝えます。こうすることで、目的にたどり着くための条件、プロセスを明確に定義づけできるから、努力のゴールイメージが明確になります。
3つめは「主語を複数にすること」
「鬼を退治してこい」ではなく「一緒に鬼退治しに行こう」と言います。「あなたが退治する」のではなく「ぼくらで一緒に退治しに行く」というように主語を複数にすることが有効です。
▼言葉で人を動かすときはポイントをおさえること
- 言葉で人を動かすことは難しいように思えるが、そんなことはない。
言葉で人を動かすときの重要なポイントを3つ。
1つめの「目的を明確にすること」
2つめの「プロセスを明確にすること」
3つめは「主語を複数にすること」
数字の経営より言葉の経営
それは「目標を立てる」というやり方です。
しかし、この目標を立てるとき、多くの人が数字で目標を立ててしまいます。目標数値を立てて人を動かそうとすると、逆効果になります。世の中には数字を上げるために本気で働ける人はいないです。自分を変えるために、あるいは家族や仲間をといった大切な人、あるいは世の中のちょっとでもいい変化を作るためにのみ、人は本気になれます。
言葉があると、基準ができます。「22世紀を先取りするような本を出す」と言うと、「これは22世紀だね」となる。言葉があると行動に変わります。「数字の論理」だけでなく「言葉の論理」でも説明することが求められています。
言葉の論理は未来の意志を信じて意思決定することになります。人生に意味を与えるのは数字でも、金額でもなく、「言葉」です。
自身の幸福について因数分解してください。
▼人生に意味を与えるのは数字でも、金額でもなく「言葉」
- 言葉があると、基準ができる。「22世紀を先取りするような本を出す」と言うと、「これは22世紀だね」となる。言葉があると行動に変わる。
- 人生に意味を与えるのは数字でも、金額でもなく「言葉」。自身の幸福について因数分解すること。人生を頑張るためのシンプルな理由を言葉にすることができたら、限界を超えていける。
言葉で相手との関係を変える
言葉は「関係構築」のツールです。どんな関係をつくっていくかは、言葉の使い方で変わってきます。
言葉の使い方によって相手との関係をコントロールできるようになります。
言葉を変えれば印象も変わります。 たった2文字の言葉でも、相手との関係性は大分変わってしまいます。言葉を雑に扱うと必ず自分に返り、言葉を丁寧に扱うことで生まれる効果も計り知れないです。
この言葉は「下から」の印象を与え、どうしても選ぶ側に主導権が生まれてしまいます。そこで、伝えることが答えであるという意味をこめて「〜のアイデア」「〜の企画」と表現することで相手の受け取り方が変わります。
普段何気なく使っている言葉に対しても繊細であることが重要です。まずは一度、相手に対する想像力を働かせ、行動します。想像力のない言葉を使うことは下品なだけではなく、相手を傷つけることになります。
言葉というのは危険なものです。全員ナイフを持って、振り回しながら生きています。それくらいのイメージでいてください。言葉によって人が悲しみ、人が生かされることがあります。
▼言葉は「関係構築」のツール。どんな関係をつくっていくかは、言葉の使い方で変わっていく
- 言葉は「関係構築」のツール。どんな関係をつくっていくかは、言葉の使い方で変わっていく。
- 言葉の使い方によって相手との関係をコントロールできるようになる。言葉を雑に扱うと必ず自分に返り、言葉を丁寧に扱うことで生まれる効果も計り知れない。
まとめ
三浦 崇宏
- モノの価値は言葉で作られる
- 言語化には「段取り」がある
- 「言葉にできない」ことを言葉にする努力こそがビジネス
- 「印象に残る言葉」を生み出すためには
- なるべく「個人的」な話をする
- 新しい名前をつける
- 「みんなが知っている」ものと並べる
- 人を動かすときの3つのポイント
- 数字の経営より言葉の経営
- 言葉で相手との関係を変える
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