こんにちは、あっきーです!
それに伴い、対人力、対話力は低下し、孤独感を覚える人も増えています。
こういったコミュニケーションの危機を打破する鍵となるのが、雑談力の強化です。
話をすることは、脳内ホルモンを分泌させ、脳や身体の活性化につながります。雑談は個人の健康や幸福感を高めるだけでなく、職場にいい空気を呼び込んだり、思いがけないイノベーションを生む源泉になったりします。なかなか会えない時代に頭を抱えている企業は多いです。
そもそも日本人は、世界の中でも特に、おしゃべりや知らない人との会話が苦手な国民です。
しかし、雑談の効果は無限大です。健康や職場にいい効果をもたらすだけでなく、人の苦しみや悩みを和らげたり、人との繋がりが増えることにより人生に安心感をもたらしたりします。
今回は人生を変える雑談の秘訣を9個解説します。気になるものがあれば試してみてください。
Amazon⇨ https://amzn.to/3hqBs4R
楽天⇨ https://item.rakuten.co.jp/book/17137674/
このブログがタメになった、参考になった方はコメントをお願いします。
Contents
相手に話を「させる」
あなたが何を言ったかなどは誰も覚えていないです。しかし、あなたが相手をどんな気分にさせたかは一生、相手の記憶に残ります。あなたも「この人はちょっと嫌な人だった」とか「本当にこの人は良い人だった」という経験があると思います。相手によってどんな気持ちになったかはずっと覚えているものです。
つまり、聞き手の記憶が話し手の評価に直結します。雑談力が長けている人は、相手に「良い記憶」を残すよう努力を惜しまないです。
そのために雑談のエリートが心がけていることは、じつは「話さない」ことです。
「話すこと」ではなく、相手の話を上手に引き出す、つまり相手を主人公にして「話させること」に意識を集中しています。その人といると、いい気分になれる。勇気や元気が出る、特別な気分になれる。このように、話し相手を「いい気分にさせること」を何より優先させています。
▼相手に「良い記憶」を残すよう努力を惜しまない
- コミュニケーションにおいて大事なのは、「何を言うか」よりも「相手をどんな気分にさせるのか」。あなたが相手をどんな気分にさせたかは一生、相手の記憶に残る。
- 自分が話すのではなく、相手の話を上手に引き出す、つまり相手を主人公にして「話させること」に意識を集中。雑談力が長けている人は、相手に「良い記憶」を残すよう努力を惜しまない。
「もし」「最も」とつく質問を使う
「もし、魔法の杖があったらどうしたい?」「もし、あなたが世界の王様なら、どんなことをしたい?」「もし、1億円あったら、どんな風に使いたい?」というように使ってみてください。
これは、ゲストの意外な本性を引き出す狙いがありますが、友達や恋人に聞いてみたり、飲み会でこのような質問をしても場が盛り上がります。
もう一つ試していただきたいのが、「最も」とつく質問です。「これまで、食べたもので一番おいしかったものは何?」「人生で思い出に残っている体験は?」のように、相手の「一番」を尋ねてみてください。
「もし」と「最も」がつく質問は、相手の深層心理に迫り、距離を縮めやすくなる便利な質問なので、是非使ってみてください。
▼相手の深層心理に迫り、距離を縮めやすくなる便利な質問
- 「もし」と「最も」がつく質問は、相手の深層心理に迫り、距離を縮めやすくなる便利な質問。友達や恋人に聞いてみたり、飲み会でこのような質問をしても場が盛り上がる。
- 会話が途切れそうになったり、何か話さないと気まずい空気になりそうなときは、この2つの質問をしてみること。
相手に関係がある話をする
逆に言うと、だからこそ聞き入れやすいのは、家族や健康、お金、友人、仕事、趣味など、相手に関係する話題です。地球温暖化や難民問題、アメリカの人種差別問題などへの関心は持ちにくいです。しかし、コロナウイルスやワクチンの話となると、途端に興味を持ち始めます。
具体的に「相手に関係のあるネタ」はどんなものかを説明していきます。
雑談に困ったら、次の5つのカテゴリーから選んでみるのがオススメです。
2つ目は「身近なこと」
3つ目は「役に立つこと」
4つ目は「インパクトがあること」
5つ目は「悩み」
▼家族や健康、お金、友人、仕事、趣味など、相手に関係する話題
- 人は結局、「自分が興味のある話」にしか耳を貸さない。聞き入れやすいのは、家族や健康、お金、友人、仕事、趣味など、相手に関係する話題。
- 雑談に困ったら、「お金」「身近なこと」「役に立つこと」「インパクトがあること」「悩み」という5つのカテゴリーからネタを選んでみる。具体的に「相手に関係のあるネタ」であれば、聞きたくなる。
相手が関心のある話をする
相手が関心のあるネタも、5つのカテゴリーに分けられます。
2つ目は、「秘密」
3つ目は、「注目されていること」
4つ目は、「流行り」
5つ目は、「苦労・失敗」
これらはすべて一度見始めると止まらないYouTubeやTikTokに当てはまります。新しいことや有名な人、流行っているものなどは、脳内で「快感ホルモン」とよばれるドーパミンを大量に発生させます。
そのため、人はその魅力になかなか抗えないです。覚えておいてください。
▼これらはすべて一度見始めると止まらないYouTubeやTikTokに当てはまる
- 相手が関心を持っているネタであれば、喜んで聞いてくれる。
- オススメは「何か新しいこと」「秘密」「注目されていること」「流行り」「苦労・失敗」の5つから話題をチョイスしてみる。これらはすべて一度見始めると止まらないYouTubeやTikTokに当てはまる。
「実は」と「ここだけの話ですが」というワードを使う
また、人類学的に、噂話は貴重な情報を幅広く伝えるという役割を果たしてきた。噂話によって、どのような行いが社会通念的に受け入れられるのか、受け入れられないのかを学ぶことができる。という研究結果もあります。
人間の社会活動には、噂話の存在は欠かせないものとなっています。人のうわさ話が大好きな人間が思わず、聞き耳を立ててしまう最強ワードが次の2つです。
「ここだけの話ですが」と「実は」です。
この2つのワードは、聞いている人が、この人は自分だけに「とっておきの噂話」をしていくれていると思わせてくれます。
▼聞き耳を立ててしまう最強ワードが、「ここだけの話ですが」と「実は」
- 人は噂話が大好き。人は1日平均52分、噂話をしているということや、噂話を聞くと脳の動きが活性化するともいわれている。
- 人のうわさ話が大好きな人間が思わず、聞き耳を立ててしまう最強ワードが、「ここだけの話ですが」と「実は」。この2つのワードは、聞いている人が、この人は自分だけに「とっておきの噂話」をしていくれていると思わせてくれるので、とても効果的。
耳慣れない言葉を多用する
例えば、ソフトバンクグループ会長兼社長の孫正義さんは、「頭がちぎれるくらい考えろ」「登りたい山を決める。これで人生の半分が決まる」という言葉を使われています。
このように、今まで聞いたことない言葉を使って、パッと聞いただけで情景が浮かぶ例えを多用することです。「一生懸命考えろ」など使い古された表現では、全く印象に残らないです。
当たり前の言葉ではなく、手垢のついていない耳慣れない言葉、つまり「誰も免疫のない言葉」に転換できないか、考えてみてください。
その時のコツは、「たとえたい」と思う事象の形状や特徴に当てはまる言葉を連想ゲームのように思い浮かべ、「かけ離れたジャンルの言葉」を使うことです。
辞書に載っているような「氷のように冷たい」「血のように赤い」というたとえでは、「なるほど」とは思ってもらえないです。「洗いざらしの雑巾のようなゴワゴワした手触り」といった比喩には、実際にそのものを触った時の身体的な感覚を聞き手の脳に呼び起こす、という研究もあります。
「たとえ」は、音のない白黒の画像に、音や色を付け、脳を瞬時に刺激する最強の言葉の武器と言えます。ただし、「たとえ」の使い方を間違わないように気を付けてください。
▼今まで聞いたことない言葉を聞くと、聞く人の脳は思いっきり刺激される
- 今まで聞いたことない言葉を聞くと、聞く人の脳は思いっきり刺激される。今まで聞いたことない言葉を使って、パッと聞いただけで情景が浮かぶ例えを多用するべき。
- 当たり前の言葉ではなく、手垢のついていない耳慣れない言葉、つまり「誰も免疫のない言葉」に転換できないか、考えてみる。その時のコツは、「たとえたい」と思う事象の形状や特徴に当てはまる言葉を連想ゲームのように思い浮かべ、「かけ離れたジャンルの言葉」を使うこと。
決して相手を否定しない
特に相手を否定するつもりはないのに、何に対しても「でも…」で切り返すのが癖になっている人は要注意です。
まずは、相手の話を肯定して受け止め、話を重ねていくのが上手な会話のコツです。
違う意見があるときでも、「でも…」と否定するより、まずは、「そういう意見もある」と相手の考えを受け止めてください。また、いったん相手の意見を受け止めながらも、その後に「でも…」と否定に入ることも注意してください。
この場合は、「そうだよね。それと…」というように、肯定を重ねていくやり方の方が、相手も気持ちよく話を続けることができます。
▼肯定を重ねていくやり方の方が、相手も気持ちよく話を続けることができる
- 何かを話すたびに、あいづち代わりに「でも…」でいつも話を切り返す人や特に相手を否定するつもりはないのに、何に対しても「でも…」で切り返すのが癖になっている人は要注意。
- 違う意見があるときでも、「でも…」と否定するより、まずは、「そういう意見もある」と相手の考えを受け止める。肯定を重ねていくやり方の方が、相手も気持ちよく話を続けることができる。
「教えてください」「アドバイスをください」というワードを使う
どんなにとっつきにくそうな、偉そうな怖い人でも、この一言だけで話が弾みます。
そもそも人は、「助けてくれた人」だけではなく「助けてあげた人」に好意を持つことです。
これは、「ベン・フランクリン効果」と呼ばれています。人は、自分の中で矛盾する認知や不快感を抱えたとき、それを解消するために、自身の態度や行動を変えます。
助けてあげた対象がそれほど仲良くない相手だったとしたら、「なぜわざわざ助けてあげなければならないのか」と不快感を覚えてしまいます。そのストレスを取り除くために「自分は助けてあげるほどの好意を持っている」と思い込んで、不快な気持ちを解消しようとします。
つまり、「助けを求める」ことは、じつは相手に好意を持ってもらう非常に有効な方法です。その際は、「アドバイスを求める」という方法が極めて効果的です。
「アドバイスいただけないでしょうか?」「教えてもらえないでしょうか?」、こうやって話しかけられたら、多くの人は頼りにされていることを嬉しく感じ、「力になってあげたい」という気持ちを覚えます。
人は誰でも、「誰かの役に立ちたい」という欲求を持っているからです。何でもかんでも「教えて」では困りますが、もし悩みがあったり問題があったりすれば、勇気を出して助けを求めることをためらう必要はないです。
「教えてください」「アドバイスをください」という言葉は、相手の承認欲求を満たす、強烈な誉め言葉でもあります。
▼「教えてください」は相手の承認欲求を満たす、強烈な誉め言葉
- 誰とでも、いつでも、どこでも必ず話ができるようになる魔法のワンフレーズが、「教えてください」と「アドバイスをください」。どんなにとっつきにくそうな、偉そうな怖い人でも、この一言だけで話が弾む。
- 「助けを求める」ことは、じつは相手に好意を持ってもらう非常に有効な方法。その際は、「アドバイスを求める」という方法が極めて効果的。「教えてください」「アドバイスをください」という言葉は、相手の承認欲求を満たす、強烈な誉め言葉。
相手の褒めどころを「4つの『1』」で見つける
しかし、褒められると誰にとっても嬉しいものです。
「人のどこを褒めたらいいのか分からない」という人は、「4つの『1』」から人の強みを見つける練習をしてみてください。
2つ目は、「オンリー1」
3つ目は、「ベネフィット1」
4つ目は、「チェンジ1」
これは自分にも使える方法ですので、自己アピールの材料探しにもぜひ使ってみてください。
▼褒められるとやはり嬉しいもの
- 褒められるとやはり嬉しいもの。「人のどこを褒めたらいいのか分からない」という人は、「4つの『1』」から人の強みを見つける練習をしてみる。
- 1つ目は、「ナンバー1」その人が誰よりも優れているところ。
2つ目は、「オンリー1」その人にしかできないことやその人しか持っていないこと。
3つ目は、「ベネフィット1」その人がもたらすメリット。
4つ目は、「チェンジ1」これは、転機や大きく変化したポイント。
まとめ
える一生、会話に困らない超簡単50のルール 』】
岡本純子著
- 相手に話を「させる」
- 「もし」「最も」とつく質問を使う
- 相手に関係がある話をする
- 相手が関心のある話をする
- 「実は」と「ここだけの話ですが」というワードを使う
- 耳慣れない言葉を多用する
- 決して相手を否定しない
- 「教えてください」「アドバイスをください」というワードを使う
- 相手の褒めどころを「4つの『1』」で見つける
▼YouTube紹介
▼書籍の紹介
⬛世界最高の雑談力――「人生最強の武器」を手に入れる!「伝説の家庭教師」がこっそり教える一生、会話に困らない超簡単50のルール(岡本 純子著 / 東洋経済新報社)
Amazon⇨ https://amzn.to/3hqBs4R
楽天⇨ https://item.rakuten.co.jp/book/17137674/