あなたは心配ごとや不安ばかりに囲まれて生活していませんか?人は生きている限り、色々なことに悩んでしまうのは当たり前です。しかし、不安が強すぎると生きることが苦しくなります。心配を生み出す環境を変えることは難しくても、心配という感情を手放すことは簡単です。それはズバリ、思考のクセや生活の習慣を変えるだけです。
悩みや不安は少ない方が人生は楽しくなりますよ。
不安を消して、心を整理する為の「知恵」を17個紹介します。あなたの心にスッと入った知恵を、生活に取り入れてください。参考になったという人は、コメントをください。また実践したいと思ったことをコメント欄で教えてください。
Contents
過去を基準に今をジャッジするのをやめる
長く生きていると「自分はこういう性格だ」と、物事を自分の経験値でみてしまいがちです。その人が歩んできた過去は、その人を形成している人生の宝ですが、過去にしばられると、今を生きることが難しいです。
⇨心配ごとのスパイラルに陥る
◎過去同じような失敗をしていても、今現在も同様に失敗する理由はどこにもない
▼もし心配ごとのスパイラルに陥ったら...
→毎日を「新しい心」、つまり過去や未来にとらわれない「赤ん坊の心」で生きるように心がける
過去というフィルターを通さず世界を見ると、世の中はこんなにも美しいものに溢れているのかと毎日が発見の連続です。
「気にしない」は才能でも性格でもなく心の筋トレ
人間は生きている以上、感情や思考が湧き上がってくるのを止めることはできないです。しかし感情や思考にとらわれないことが、心を安定に近い状態に保つ為には必要です。その為には「ありのまま」の姿が大事です。
例えば、「メールの返信が来ないな。何か気に障ることをしたかな」と思った場合、「すぐに返信できないこともあるか」と考えて、「ありのまま」ができれば心配ごとの種は芽生えないです。これを習慣にしていくうちに、これが自分の思考のクセとして定着します。体の筋トレと一緒で、習慣化させることが大事です。
⇨・「心の免疫力」が高い人は、何が起きても動じずに、他人に振り回されない生き方をしている人
・「心の免疫力」は年齢に関係なく、誰でも鍛えることができる湧き上がってくる感情はコントロールできなくても、それをあっさり手放すという形でコントロールすることができる
美味しく食べている間だけでも余計なことは忘れよう
心を鍛える時に役に立つのが、「食べる瞑想」です。
※毎食だと面倒な気持ちが芽生えてしまう為、一日一食のみ▼手順
1.テレビやスマホなどの電子機器はすべてオフ
2.目の前に並んだ食事を眺めて、その食材がどういう過程を経て自分のもとに届いたのかを考える
3.ひと口を味わって食べる
例えば、ほうれん草のおひたし一つとっても、土作りをする人、種を育てる人、毎日のお世話をする人がいます。太陽の光、水、土の栄養、ほうれん草が育つのに必要なもの全てに感謝します。配送に関わった人、調理してくれた人、思いを巡らせれば終わりがないです。
大切に食べようと思えるね!
たくさんの人の想いや努力によって、私たちは生かされています。自分は一人ではなく、多くの人の支えによって毎日を生きています。そんな当たり前で大切なことを食事が思い出させてくれます。一日一食、感謝の時間を持つことは、大きな気づきとなって自分に返ってきます。
10年後の自分が見たら、今の悩み事はどうでもいいこと
10年前、あなたが普段の生活の中で心配していたことで、現実になったことはありますか?もう立ち直れないと思うほどショックな出来事からも立ち直り、笑い話としてしゃべれるようになっていませんか?出来事の大小に関わらず、なんであんなことをあれほど心配していたのだろうということは山ほどあるはずです。
大変だった出来事なんかを笑い事のように話したりしていませんか?
誰にも言えないほど恥ずかしかった失敗談なんかは
今は笑い事のように話せたりします!
心配は自分が生み出した感情です。必ずいつかは消えてなくなります。その事実を思い出してみるだけで、ちょっとした心配ごとであれば手放すことができます。
今できることに焦点を当てるためにも、10年後の自分に問いかけてみることが有効です。
不必要なモノを捨てると「心のゴミ」も空になる
不必要なモノを持ち続けることは、それを維持しようとする心が働き、そこから苦が生まれます。
⇨底があれば過去からのものが蓄積されて、しこりのように頭がカチカチになる。
底がない状態だと、新たな考えがどんどん入ってくる。
部屋をキレイにすれば、そこに新しい気が流れて、今まで見えていなかったものが見えてきます。出かける前の5分をキレイにする時間にあててください。
最強の魔法の言葉
ポジティブな自分で生きていく為の魔法の言葉があります。それは「すべてに感謝」です。感謝の心こそが力強く人生を歩むための土台です。
- 「この世に生まれ、存在していること。」
- 「感情があるからこそ、成長できること。」
- 「毎日、食事が摂れること」
置かれた環境に不満があったとしても、その土台に揺るぎはなく、いつも感謝が横たわっています。「ありがとう」の気持ちを持って生きていると、心が内向きにならない為、「ありのまま」を素直に受け入れることができます。もちろん、感謝の心で暮らしていても、心が荒れてしまうことがあります。そんな時は深く深呼吸します。ありがとうと深呼吸の組合せは最強です。
そんな当たり前の日常に感謝するだけで心が前向きになれます。
ぜひ普段から感謝の心を持って生活しましょう。
ニコニコ笑っていれば必ず誰かが助けてくれる
幸せな人はニコニコしています。笑顔が大切ということを私たちは感覚で知っています。日々の暮らしの中で悔しさ、悲しさによって苦の感情が湧いてくることは当然あります。しかし、ひどい状態だったとしても、禅はそれでも相手を受け入れ、許すことを求めます。なぜならそれは自分の為だからです。
自分を裏切った相手を許さずにいると、いつまでも苦の感情を持ち続けることになります。そして執着が生まれるのです。執着は一つのことに自分を縛りつけて身動きができないようにしてしまいます。
相手を許さないと思っている限り、相手の態度一つであなたの感情は揺れ動きます。その為、あなたの感情は自分のコントロール下ではなく、完全に相手の手中にあります。だからこそ、相手を許して執着を断ち切ります。ひどい仕打ちにあって、その相手を許すと考えると、これこそ許せなくなります。しかし考え方を変えて、自分が笑顔でいられるために許すのです。
許すという行為は、唯一自分自身を癒してくれる行為であり、過去から解放される方法です。
今のあなただからこそ、できることが必ずある
人の意見や価値観に左右されない、自分の人生を生きることは、難しいです。人生には、やりたいことが明確でも、それをできない環境に置かれることの方が多いです。そうであれば、今置かれている環境の中で、自分を活かすことを考えることが大切です。
どんなに今に不満を抱いている人でも、夢は捨てずに、自分が今できることをしてください。自分の置かれた環境には意味があるのです。今、自分に与えられた使命が何であるかを自分に問うことが大事です。
他者と比較しない。人生の主人公は自分
人からどう見られるかばかりを気にする人がいます。そのような人は、人生の主人公であるはずの自分がどこにもいないです。
もし自分が人の目を気にして、本来の自分を出せないという自覚があるならば、毎朝の習慣として、自分に「主人公」と呼び掛けてください。一日の始まりに自分がこの人生の主人公であることをしっかり意識することができます。
自己暗示のようなものですが、じわりじわりとその効果は出てきます。「私」というアイデンティティをブレなくしっかり持ってください。
どんな家族も「出会えてよかった」と思う日は必ず来る
心配ごとの種は家族から芽生えることも多いですが、支えとなってくれるのも、また家族です。家族は一つのチームです。互いを思いやり、助け合うのが自然な姿です。そこにいるだけで自分の大切な居場所になり、無条件で自分側についてくれる、心強いサポーターでもあるのです。
いちばん身近にいてくれる人たちだからこそ、恥ずかしくても「ありがとう」を毎日伝えてください。
迷ったときは人を幸せにすることに全集中する
人間は当たり前のことほど忘れやすい生き物です。だから毎日、深呼吸をして、当たり前こそがありがたいのだということを自分に気づかせます。そうすると、他者とのつながりを忘れずに生きていけます。
人類は太古から、ともに生きる仲間とのつながりを大切にして、協力して生きてきました。そのことは今も変わらないです。生き方に迷った時は、人を幸せにすることに集中してください。それが元来、人として一番自然な生き方です。
ハタラク(働く)ことは、
ハタ(傍)をラク(楽)にすると報われる
多くの人は仕事や家事、育児に人生の大半の時間を費やしている為、ここに不幸を感じてしまうと、人生そのものが苦のように感じます。大事なのは、今できる事をすることです。
⇨心の持ちようで変えられることがたくさんある。▼働くことに幸せを感じられない場合
STEP1.ハタ(傍)をラク(楽)にするから働く、という視点に立ってみる。
STEP2.今いる場所で自分のためよりも誰かのために役に立つ、そんな働き方を模索してみる。
仕事や家事はすぐに結果が出るものばかりではないです。しかし誰かの役に立ちたいと考えられるようになったら、あなた自身の変化は始まっています。そしてハタで働く人からの感謝の言葉や笑顔が、あなたへのギフトとなります。
毎日、やりたいことを10個書く
心配ごとを減らす為に、今を精いっぱい生きることで、心配する時間をなくす対処法があります。それは今を夢中になって楽しむことです。その為には、「やりたいことノート」を書くことがおすすめです。
ノートに、実現可能・不可能は問わないで、頭にパッと思い浮かんだものを10個、一カ月間毎日書いていく。▼効果
毎日書いていくだけで、自分の気持ちが整理整頓され、やりたかったことが自然と見えるようになる。
→自分の心と向き合って1カ月も後半になると、最後は本心だけが残る。
できない言い訳の正体は心配と不安。
それも思い込みである
「やりたいことノート」を1カ月間書き続けて、本当の自分の気持ちに気づきます。しかし多くの人は「そうはいっても仕事があるし」と、言い訳をします。その言い訳の正体は心配と不安です。
しかし自分の心に問い続けて自分の本音に気づいたならば、人は何歳からでも新たな環境へと飛び立っていけます。真にやりたいことを貫こうとすると、それを助けてくれる人との出会いがあります。最高のタイミングや環境が向こうからやってきます。
一歩を踏み出して下さい。
一歩を踏み出せば人生が変わるかもしれません。
頑張ってください!!
「苦手な人も何かの縁」と知れば苦手は消える
職場や趣味の集まりなど、どこにでも苦手な人の一人や二人はいます。しかしそこで出会ったのも何かの縁です。
この広い地球の、違う環境で育った人間同士が、今この時間に同じ場所で集まっていることは、奇跡的な確率の奇遇な出会いです。自分にとっても相手にとっても、貴重なこの一瞬を共有しているという意識が出てくると、そこにはお互いを敬う気持ちが生まれます。
老いることは美しい
見た目を若く保っている人がもてはやされる風潮があります。
・日本刺しゅうが美しい着物や帯
⇨揺るぎない自信と鍛錬のもとに生み出された作品アンティークと呼ばれるほどの時を経ても、力強さと気品を備えている。
日本人はアンティークを大切にする心を持っていたはずですが、それを忘れつつある。
同じ年代に作られた芸術品でも、手入れが悪く錆びてしまったり、雑に扱ってひびが入るようでは、価値が半減します。人間の生き方も同じです。自分をないがしろにしていれば、脳みそも体も錆つきます。
人との出会いを大切にして、その瞬間に集中する、そんな人生の積み重ねが、アンティークこそが美しいという生き方をかなえてくれます。
死も生の一部。最後の瞬間まで一生懸命に生きる
死は人生の一部です。生が終わって、その先に死があるのではなく、生の中に死も含まれます。死が人生の一部であるならば、その瞬間を待つのではなく、そこまでの人生を一生懸命に生きて下さい。
死は誰にでも平等に訪れますが、生きる長さは平等ではないです。生きた長さにいいも悪いもなく、それがその人の寿命です。その人の与えられた寿命をまっとうすることが、生きる目的ともいえます。その観点に立つと、自殺がよくないことはすぐに分かります。
この体で、生きてこの世に生まれてくること自体が、すごい確率です。
意味:海に落とした針を見つけ出すのと同じくらい、この世に生まれてくるのは難しい
命を与えられた以上、大切なこの命をどう生きるか真摯に向き合わなくてはならないです。この世は一切唯心造です。笑って、今この瞬間を大切に過ごすことに全力を注ぎ、人生を楽しんで味わい尽くして下さい。
さいごに
解説は以上です。禅というフィルターを通して、心の重荷を軽くする方法を紹介しました。自分の心模様次第でこの世をどう生きるか自分で決められます。人生の主人公として、あなたの人生をあなたが生きてください。今回のブログが参考になった人は、コメントしてください。
- 過去を基準に今をジャッジするのをやめる
- 「気にしない」は才能でも性格でもなく心の筋トレ
- 美味しく食べている間だけでも余計なことは忘れよう
- 10年後の自分が見たら、今の悩みはどうでもいいこと
- 不必要なモノを捨てると「心のゴミ」も空になる
- 最強の魔法の言葉
- ニコニコ笑っていれば必ず誰かが助けてくれる
- 今のあなただからこそ、できることが必ずある
- 他者と比較しない。人生の主人公は自分
- どんな家族も「出会えてよかった」と思う日は必ず来る
- 迷ったときは人を幸せにすることに全集中する
- ハタラク(働く)ことは、ハタ(傍)をラク(楽)にすると報われる
- 毎日、やりたいことを10個書く
- できない言い訳の正体は心配と不安。それも思い込みである
- 「苦手な人も何かの縁」と知れば苦手は消える
- 老いることは美しい
- 死も生の一部。最後の瞬間まで一生懸命に生きる
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【参考文献】
⬛心配ごとや不安が消える【心の整理術】を1冊にまとめてみた(松原 正樹著/アスコム)
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