こんにちは、あっきーです!
40代は肉体的にも精神的にも衰えを感じ始める年代です。
一般的に40代から脳の前頭葉が収縮し始め、意欲や創造性が衰えていきます。仕事に対してやる気がわかなくなったり、斬新なアイデアが浮かびにくくなります。
しかし作家や作詞家、音楽家といった人たちは、40代から脂が乗ってくる人が多いです。秋元康(あきもとやすし)さんや林真理子(はやしまりこ)さんなど、60代になってもめざましい活躍を続けている人がたくさんいます。
40代を迎えたあなたは、今後どうなりたいですか?
40代を何となく過ごし、50代以降一気に老けこんで下降気味の人生を送るつまらない人。40代から能力を伸ばし、50代に入っても若々しくいられる面白い人。どちらになるかを決めるのは、40代のあなた自身です。
この本では、著者の和田秀樹(わだひでき)さんが猛烈に仕事をした40代から学んだ、40代をチャンスに変える方法を伝えています。
このブログでは、その中から11個のルールを紹介します。40代でいろいろな仕事や楽しみを経験して、50代からの自由で豊かな人生につなげてください。
勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントください。
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Contents
10年後の日本で生き残るために予測と勉強をする
太平洋戦争中、多くの日本人は日本の勝利を信じていましたし、英語は使ってはいけない言葉でした。その中で、知的レベルの高い人達は負けを予想し、英語力が重要になると感じ、そのとおりになりました。
日本の将来を悲観するのではなく、そうなった時にどうなるのかを予想してください。
そしてできそうな対策をとってください。そのための勉強や努力をしてください。それが若者より社会経験があり、また高齢者より学習能力のある40代の取る生き方です。
今後の日本はどんどん貧しくなります。格差社会が一層進んで、勝ち組にならなければ食べるのに苦労する社会になります。しかし、どれだけ国全体が貧しくなっても、一握りの裕福層はいい暮らしをしています。
今の段階でそのことに気づいておけば、年をとってからかなり良い暮らしができるかもしれないです。そんな未来が現実になった時、自分はどちら側の暮らしをしているのか。
日本の将来を悲観するのではなく予想して対策をとるべき
- 未来の予測がつかない時代ですが、どんな時代が来たとしても、備えていた人間が得をする。
今後の日本はどんどん貧しくなる。 - 日本の将来を悲観するのではなく、そうなった時にどうなるのかを予想して対策をとるべき。そのための勉強や努力をすること。
40代こそ学びに惜しみなく投資せよ
趣味でもそうですが、高いお金を出すほど学べるものが多くなります。
お金のかかるセミナーに行くほど、一般的に人が知らないような話を聞ける可能性が高いです。勉強にお金を掛けられるなら掛けてください。
この本の著者の和田秀樹さんも、アメリカ留学時代にそれを実感したそうです。最初に出した本が売れたタイミングで留学したので、金銭的な事情で我慢をしないで済みました。
ある程度お金をかけられたので、限られた留学期間をより意義のあるものにできたそうです。40代から勉強をするのであれば、時間やお金のかけ方を若い頃より大胆にしたほうがいいです。
40代なら、思い切って勉強にお金も時間もかけて、勝負に出ることもできます。
40代から勉強を始めて、大胆なキャリアチェンジができます。社内の出世に見切りをつけて、定時に仕事を終えられる状況を手に入れられれば、勉強して司法試験を受けることも可能です。
この年代だからこそ可能なお金と時間のかけ方をしてください。
▼40代から勉強することの強みは、お金をかけられること
- 40代から勉強することの強みは、お金をかけられること。勉強にお金を掛けられるなら掛けたほうがいい。
- この年代だからこそ可能なお金と時間のかけ方をする。
40代の頑張りは後から生きてくる
「小説家は大抵一度は売れるチャンスが巡ってくる。それをきっかけに仕事の依頼が急激に増える。肝心なのはその時に依頼を断らずに全部引き受けることができるかどうかだ。それができる体力のある者だけが流行作家として生き残ることができる」。
一般的に体力が落ちてくるような世代になっても、勝負どころで意欲的に仕事をこなせる体力がある人間が、生き残ります。
あなたも40代で色々な選択をしてください。
▼勝負どころで意欲的に仕事をこなせる体力がある人間が生き残る
- 一般的に体力が落ちてくるような世代になっても、勝負どころで意欲的に仕事をこなせる体力がある人間が生き残る。
- 40代はたくさんの経験をし目いっぱい働くべき。それがその後に活きていく。
これからは年下の人間との関係を大切にする
40代からは部下との関係が重要になります。
上の人間は自分より先に定年を迎えて、どんどん会社を去っていきます。上に媚びるのではなく、下を大事にしてください。
一般的に会社は中間管理職に嫌われ役をあてがいます。その役目を受け入れることが割に合うかどうか考えてみてください。40代になったら、会社のためという名目で、嫌われる役目を背負うのはやめてください。会社にとって存在価値が高いのは、経費を削れる人間よりも、会社に利益をもたらす人間です。
会社生活だけでなくリタイア後の人生を考えてみてください。
なによりも下から好かれることが大事です。
▼40代からは部下との関係が重要
- 30代までは上司との関係が良好なほど出世に有利だった。40代からは部下との関係が重要。
- 会社生活だけでなくリタイア後の人生も考えてみる。これからは、下の世代から好かれるようになること。
深い人間関係を築ける相手との出会いを意識する
数が少なくても、互いに深く信頼し合える相手との密な人間関係を持つことが大事です。
それでも人と知り合う、出会いの場を増やすことは大切です。歳を重ねてから新たに出会った人と、深い人間関係が築けることもあります。
深い人間関係が作れるチャンスはなるべく拾ってください。みんなに好かれようとするのではなく、この人はと思える人に、自分をさらけ出して付き合ってください。
仕事上で新たに知り合った人や、勉強会で仲良くなった人と、深い人間関係を作っていけるように意識してください。
仕事で成功しようという利用価値よりも、自分自身が成長できたり楽しさを感じられるような人間関係を大切にしてください。そのような人間関係の方が長続きできます。
歳を重ねてから出会った人と深い人間関係を築けることも
- 40代になったら、数が少なくても互いに深く信頼し合える相手とな人間関係を持つことが大事。歳を重ねてから、新たに出会った人と深い人間関係を築けることもある。
- 深い人間関係が作れるチャンスはなるべく拾うこと。みんなに好かれようとするのではなく、この人はと思える人に、自分をさらけ出して付き合っていく。
夫婦関係を40代で一度見直しておく
家族の関係が良好であるということは、仕事面でも精神面でも得るものは大きいです。ですが、パートナーと明らかに不仲で修復の見込みがないとか、このまま一緒に老後を過ごして行くのは、どう考えても厳しいという場合もあります。
ドライな言い方になりますが、そうであれば、40代で離婚の決断をした方が良いです。
40代は夫婦関係の見直し時です。
それは、40代なら新しいパートナーを探せる可能性がそれ以降よりずっと大きいからです。
定年を迎える頃になって熟年離婚というパターンも多いですが、それでは遅いです。仲が悪いまま夫婦であり続けるよりも、離婚した方が子供のメンタルヘルスにはむしろいいという調査研究もあります。
別れるのが面倒だからという理由だけで一緒にい続けるには、あまりにもこの先の人生は長いです。
その時間をどう幸せなものにするかを考えてください。
▼40代は夫婦関係の見直し時
- パートナーと明らかに不仲で修復の見込みがないとか、このまま一緒に老後を過ごして行くのは厳しいという場合は、40代で離婚の決断をした方が良い。40代は夫婦関係の見直し時。
- 別れるのが面倒だからという理由だけで一緒にい続けるには、あまりにもこの先の人生は長い。その時間をどう幸せなものにするかを考える。
40代のうちにパートナーとの絆を深めておく
色々あってもこの相手とやっていこうと思うのなら、関係をより良くするための努力をしてください。仲が良くないけれど何となく一緒に暮らしているような中途半端な関係は、40代で整理してください。定年後にいざ向き合ってみても、話すことがないということも多いです。
40代で夫婦の関係を見直して、仲良くやっていこうと決めたのであれば、意識的にそのためのアクションを起こしてください。
夫婦の会話を増やす。一緒に美味しいものを食べに出かける。旅行や観劇に行く。プレゼントを送ってみる。色々できることはあります。どうすればパートナーを喜ばせることができるか、よく考えてください。
夫婦揃って幸せな老後を迎えようと思うなら、40代の今こそ夫婦の関係をよりよいものにしようと意識してください。
どうすればそれが可能になるのか考えてください。
▼40代からは、子供でなく夫婦を家族の基本にする
- 40代からは、子供でなく夫婦を家族の基本にすること。40代の今こそ夫婦の関係をよりよいものにしようと意識する。
- 離婚は考えたことがない、離婚はしない、という夫婦は、信頼関係や親密度を深めることを意識。関係をより良くするための努力を。
比較的感情の若い40代のうちに趣味を探す
うつ病などのリスクも高まります。趣味と、お金を稼ぐための活動を、両立させることは可能です。仕事が思うように進まない時でも、趣味の楽しさで守り切れることもあります。
40代ぐらいになるとテレビの素人芸では笑えなくなってきます。それは老化だけではなく弱い刺激では反応できなくなっているからです。
10代や20代であれば牛丼でも回転寿司でも美味しいです。40代や50代になるとそうはいかなくなります。だからこそ早いうちからグルメや旅行を趣味にしたほうがいいです。
年を取るほど、強い刺激でなければ反応できなくなります。食べ物にはお金をかける、旅行はなるべく未知の経験ができそうな場所に行くなど、あえて強い刺激を自分に与えるようにしてください。
打ち込める趣味があるかどうかが老後の充実には大きいです。
でも定年退職してヒマになってから趣味を探そうとしてもなかなか見つかりません。その時には今より刺激に対する感度が低くなっているからです。比較的感情が若い今の40代のうちに何か趣味を探してください。
女性は一般的に趣味探しや新しい交友関係を作ることにも積極的です。だから女性は高齢になってからも元気でいられる人が多いです。男性は積極性や意欲が薄く、定年で仕事がなくなると一気にしょぼくれてしまうケースも多いです。
今後の人生をより豊かなものにするために、40代は趣味を探すことや楽しむことにも本気で向き合ってください。
▼老後の充実には、打ち込める趣味があるかどうかが大きい
- 40代で目一杯お金を稼ぐにしても、多少の息抜きがなければ精神的に追い込まれやすい。老後の充実には、打ち込める趣味があるかどうかが大きい。比較的感情が若い40代のうちに何か趣味を探すこと。
- 年を取るほど弱い刺激では反応できなくなる。食べ物にはお金をかける、旅行は初めての場所に行くなど、あえて強い刺激を自分に与えるようにする。
40代からは体も使わなければ衰える
有酸素運動よりも、ウォーキングや軽めの水泳など、酸素の消費が少ないものがおすすめです。過度な有酸素運動はかえって体の酸化が進んで老け込んでしまいます。
ただし、運動時間は長くした方がいいです。今はまだ深刻ではありませんが、これから老化すると、使わないことによる衰えが、より激しくなります。80代の高齢者が風邪で2、3週間寝込んだだけで全く歩けなくなるということがあります。
40代は曲がり角にあたる年代です。勉強していない人の知的機能のおとろえや、体を使っていない人の体力のおとろえは、30代以前よりだいぶ大きいです。40代や50代になってお金に余裕ができても、タクシーにはなるべく乗らずに歩くことを心がけてください。
なるべく意識的に足腰を使うようにしてください。足腰でも脳でも、使わなければおとろえます。
▼40代からは、なるべく意識的に足腰を使うように
- 40代のスポーツは有酸素運動よりも、ウォーキングや軽めの水泳など、酸素の消費が少ないものがおすすめ。過度な有酸素運動はかえって体の酸化が進んで老け込んでしまう。
- しかし運動時間は長くした方がいい。今はまだ深刻ではないですがこれから老化すると、使わないことによる衰えがより激しくなる。40代からは、なるべく意識的に足腰を使うように。
うつを防ぐ生活習慣三原則
40代になると、心の健康が害された時に体の免疫機能が落ちやすいです。
気分が沈んで食欲が落ちれば、栄養状態が悪くなって、急に老け込むこともあります。脳内の神経伝達物質セロトニンは、他の脳内伝達物質の情報をコントロールして、精神を安定させます。
40代に入るとセロトニンが脳内で減少するため、うつになりやすいです。40代は心の健康を軽視してはいけないです。
うつは予防が難しい病気ですが、一般的に考えていられているよりは生物学的な病気です。うつになりにくくなるための三原則があります。
2:十分な睡眠をとる
十分な睡眠を取っているほどうつになりにくいです。年をとるほど早く目が覚めてしまうこともありますが、若い頃以上に睡眠を大事にしてください。中高年が徹夜続きの激務の後に、ガクッと心の状態が悪くなってうつになってしまうことがあります。仕事などで忙しい時でも、出来るだけ睡眠時間を確保してください。
3:太陽の光を浴びる
日光を浴びる時間が30分から1時間程度あるだけで、セロトニンがたくさん出ます。オフィスで仕事をしていると、太陽の光を浴びない生活になりますが、昼休みだけでも外に出てください。なるべく太陽の光を浴びる時間を長くしてください。心の健康のために部屋の照明もあえて明るくしてください。
基本的な生活の部分で注意を払うことで、うつになるリスクを下げることができます。心の健康を生物的な健康と切り離さずに考えてください。
食事、睡眠、日光に気をつけて、うつを遠ざけてください。
▼うつになりにくくなるための三原則は食事と睡眠と太陽
- 40代になると、心の健康が害された時に体の免疫機能が落ちやすい。うつは一般的に考えていられているよりは生物学的な病気。うつになりにくくなるための三原則は食事と睡眠と太陽。
悩むのは自分が解決できることだけにする
しかし、悩みがない人はいないです。
問題は、悩むことよりも、悩み方です。悩み方が下手な人というのは悩む必要のないことに悩んでいることが多いです。変えられないことに悩むのではなく、変えられることを悩んでください。
悩んでも仕方のないことや、それほど重要でないことにとらわれて、本来の目的を見失ってしまうケースは多いです。おおもとの悩む方向性が間違っていると、結果的に見当違いな悩みを抱えることになります。
心の健康のためにも、上手な悩み方で悩んでください。
悩むべきことを間違っていないか、よく考えてください。
▼心の健康のためにも、上手な悩み方で悩むべき
- くよくよと悩むのが心の健康に悪いということはみんなわかっている。悩んでも仕方のないことや、それほど重要でないことにとらわれて、本来の目的を見失ってしまうケースは多い。
- おおもとの悩む方向性が間違っていると、結果的に見当違いな悩みを抱えることになる。心の健康のためにも、上手な悩み方で悩むべき。悩むべきことを間違っていないかよく考える。
まとめ
和田秀樹(わだひでき)】
- 10年後の日本で生き残るために予測と勉強をする
- 40代こそ学びに惜しみなく投資せよ
- 40代の頑張りは後から生きてくる
- これからは年下の人間との関係を大切にする
- 深い人間関係を築ける相手との出会いを意識する
- 夫婦関係を40代で一度見直しておく
- 40代のうちにパートナーとの絆を深めておく
- 比較的感情の若い40代のうちに趣味を探す
- 40代からは体も使わなければ衰える
- うつを防ぐ生活習慣三原則
- 悩むのは自分が解決できることだけにする
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