こんにちは、あっきーです!
- 「朝起きたら、カーテンを開ける」
- 「ご飯を食べたら、歯を磨く」
- 「帰宅したら、手を洗う」
著者のDJ KOOさんは、病気がきっかけで生活習慣をすべて見直しました。いいと思ったことをルーティン化した結果、60歳を過ぎた今でも、まるで40代のときのように、体は軽く、やる気に満ちて、アイデアが次々に湧いてくるそうです。
この本は、そんなDJ KOOさんが実践しているルーティンが54個まとめられています。今回は、その中から8個に厳選して解説していきます。いつまでも若々しくいたいと思っている人におすすめのブログです。勉強になった、参考になったという人はコメントください。
Contents
1.満点の出来でも「次の課題」を探し出す。
具体的に何をするかというと、次の課題を探すことです。 「満点の出来だ」と思えるほどうまくいったとしても、課題がひとつも見つからないなんてことはないと思います。 どんなことにも伸びしろは必ずあるはずです。それを見つけ出してください。見つけた課題をクリアしていけば、さらに高いレベルの成功にたどりつけます。
仮にうまくいかなかったとしたら、当然課題を修正していく作業が必要になってきますが、その際にポイントとなるのは、引きずらないことです。特に、ほかの要素を結果と結びつけて考えないようにします。なぜなら、結果が出ない、失敗したというようなマイナスのモードのときは、まったく関係がないことと結びつけがちだからです。その視点で考えはじめると、何日も引きずってしまうケースが多いで
す。「目の前のお客さんが楽しんでいないのは、昨日ダイエットに失敗したからだ」と考えるのは、まったく意味がないことです。そういうときは、気持ちを切り替えられることをしてください。
2.リアルな採点と「自己採点」を使い分ける。
世の中のほとんどの仕事が、「数字」 との戦いを強(し)いられます。
・テレビ番組→視聴率
・現在では、個人にまで数字がつきまとっていて、SNSのフォロワー数や再生回数も可視化されている
DJ KOOさんが司会を務めているテレビ番組 『歌える!J-POP 黄金のベストアルバム300M』や『DJKOOのどうぶつ最KOO!(サイコー)』は、DJ KOOさんなりに数字を分析しています。単純に視聴率がよかった、悪かったという相対的な評価だけではなくて、自分の立ち居振る舞いなどの原因をつきつめていきます。
TikTokライブをやったときに、視聴者がいつもの半分くらいのときがあったそうです。その場で調べたら、同じ時間にやっていたのが北京2022冬季オリンピックの開会式でした。それならば仕方ないかと切り替えられ、開会式よりDJ KOOを選んでくれた視聴者さんを楽しませることに、全力を注い(そそい)だそうです。
このように、自分に原因があることもありますし、ほかに要因があることもあるので、いい仕事をするうえでは、やはり数字という客観的な指標は欠かせないです。お客さんに届いてはじめて仕事と言えます。客観的な数字は重要ですが、人間ですから主観的な数字も必要だと思っています。つまり、「自己採点」です。
「100点満点」という方がほとんどかもしれないです。でも、DJ KOOさんは200点に設定しています。200点満点で100点をとっていきます。「100点満点でいえば50点じゃないの?」という声も聞こえてきそうですが、もちろん 「世の中的な100点」という意味です。つまり、自分の基準を200点に上げておけばいいです。
とはいえ、200点を自分にあげられることはそうそうないです。ただし、逆境からのスタートだとしたら、どうですか。マイナス100点からのスタートで100点をとったら、200点分の価値があります。ぜひ分析と自己採点をやって、自分を評価してあげてください。
3.ときには妥協(だきょう)する。
妥協という言葉は、ビジネスのシーンではネガティブな印象がありますが、個人的にはもう少しライトに使ってみてもいいのではないかと考えています。ほとんどの人が、いろいろな仕事を同時並行に進めていると思います。
赤点の基準は、世の中的な基準があるわけではないです。25点以下だったり、40点だったり、ですから、赤点のボーダーラインも自分の中で設定してみてください。
・諦める→途中で止まってそこから進めなくなってしまうという後ろ向きなイメージ
多くの方は意外に思うかもしれないですが、無理という言葉はかなり使う機会があります。なぜなら「無理」と口にするだけで、気持ちが楽になることもあるからです。「これは自分にとって無理かもしれない」と認識できれば、そのプランにあった考えが出てきます。もちろん、やるべきことを放棄しているわけでは無いです。目指すのは、完璧であり、成功です。その気持ちを持っている時点で、仕事に対して真摯(しんし)です。そのため、「自分には無理なんだ」と悩むことはないです。
4.「喜んで欲しい」「役に立ちたい」気持ちを優先する。
しかし、それは自分の尺度(しゃくど)で測って判断しているだけで、そのことが逆に相手に対して失礼だということに気がつきました。
「自分がおみやげを買っていっていいものか...」という思いを抱きながらも購入して、大御所タレントさんの楽屋を訪ねたそうです。「さっきまで山梨に行っていたんですけど、おまんじゅうがおいしそうだったので、よろしければどうぞ」「ありがとう。じゃあ、よかったらこのTシャツを持っていってよ」そう言って喜んでくださったそうです。
おみやげをわたしたら迷惑なのではないかというのは、完全な早とちりだったのです。
「自分なんて」 は、つい言いがちですが、評価していただいたことについては、まずは御礼から入るべきです。そして、御礼を言うにしても「いえいえ、そんなことありません。ありがとうございます」とつい口にしてしまいます。そこには否定的なニュアンスが含まれていますが、このときの「いえいえ、そんなことありません」は、謙虚さを残しているので使うべきだと思います。
5.しっくりくる話し方の人を手本にする。
自分に自信を持って仕事に邁進(まいしん)することが大切な一方で、空気を読めない=KYな存在になってはいけないです。空気を読むという意味では、DJは空気を読まなければやっていけない職業です。クラブやDJイベントでは、フロアを盛り上げているDJが主役のように映るかもしれませんが、主役はお客さんです。語弊(ごへい)のない言い方をすれば、DJはあくまで裏方です。
普段は仕事をしたり、勉強をしたり、いろいろなことをしている人たちが、そういうことを忘れて楽しみに来ています。どれだけ有名なDJであっても、一人よがりなプレーをしていては、まさにKYです。そうならないように、人との関わり合いの中で心がけているのは、とにかく人の話を聞くことと述べられています。自分の意見を積極的に推し進めるよりも、相手の話を聞いてその話を広げていくようにしているそうです。いまは年齢や立ち位置が上になってしまったので、話を聞かれることが多くなってしまいました。 それよりも、誰もが意見を言えるような空気のほうが風通しはいいです。
いまでは言葉遣いが丁寧だと褒めていただく機会も増えましたが、実は昔は「言葉遣いが丁寧すぎるのもどうなのかな」 という葛藤があったそうです。そんなときに、和田アキ子さんが「以前番組に出させていただいたときに」と話されていたのを聞いて、和田アキ子さんほどの方が丁寧な言葉で話しているのに、自分が丁寧な言葉を遣うかどうか悩む必要なんてないのだとハッとしたそうです。
まずは、その人の話し方をマネしてみることから始めてみてはいかがでしょうか。言葉遣いは個性なので、自分から誰かにとやかく言うことはないです。それこそKYです。
ただし、自分の意見を通したり、自分の能力を発揮するためには、いい空気にすることが大切だと思っています。一度、ご自身の言葉遣いを省みる機会を設けてみてください。
6.嫌なことがあったら、笑って気持ちを切り替える。
そんな苦境でも、笑ったり、気分を少し上げるだけで、気持ちを切り替えることができます。
DJ KOOさんが夜の時間に、 TikTokや777LIVEでライブ配信をして『EZ DODANCE(イージードゥダンス)』や『Get Wild(ゲットワイルド)』 といった楽曲を流しているのも、笑顔やテンションアップにつながったらいいなと思っているからです。どうしても自分の力だけでは切り替えができない。そんなときもあると思います。
緊張感から解放されるには、「笑うこと」が効果的です。 笑いをもたらしてくれる存在があると、毎日の仕事や生活の疲れを癒してくれます。
DJ KOOさんは、芸人さんのネタ番組を見たり、YouTubeでチェックすることも趣味になっているそうです。M-1、キングオブコント、RTHE Wといったお笑いの賞レースは、準々決勝あたりからチェックしています。 ありがたいことに、いまでは好きが講じて見ていた賞レースの順位予想で注目されるようになったそうです。そんなお笑いも、「好き」で終わらせず仕事にも活かしています。少し前から 「DJKOO寄席(よせ)」というお笑いライブイベントもやらせていただいていて、DJKOOさんが注目している芸人さんも出演しています。番組で仕事をしているときとはまた違う、芸人さんの一面を見ることができて、「くすぐってでも笑わしてやる」ぐらいのプロ意識は、仕事人として勉強させていただいています。
また、スキルの部分でも、お笑いから学ぶことは多々あると、DJ KOOさんは述べられています。2022年に開催された「LIVE EMPOWER CHILDREN(ライブ・エンパワー・チルドレン)」では、TRFがトリを勤めました。豪華ラインアップがつないできたバトンを、 TRFはどのような見せ方をするのか?そのときに、2021年のM-1で優勝した錦鯉さんのように、どこを切っても面白い、隙なく笑いで埋めていくようなステージがよぎったそうです。一曲目から「EZ DO DANCE(イージードゥダンス)」をかけて一気に会場が爆発して、トリのお役目を果たせたかなと思ったと述べられています。
7.1週間単位で仕事のスケジュールを管理する。
だから、同時進行をいくつ並べるかを精査していかなければいけないです。スパンで言うと、1週間単位です。もちろん1か月先、1年先に決まっている仕事もあります。1週間というのは、物理的や精神的に準備するためのスケジューリングです。
お芝居や舞台のように練習が必要なものはまた特別だとは思いますが、はじめてチャレンジする仕事でも、1週間単位で考えていければ、突発的な仕事やイベントが発生しても十分に対応できます。週に1日は予備日を設けてもいいです。その範囲でできる仕事に優先順位をつけて並べて、うまく進行したら、その後ろの列に並んでいる仕事に取り組むようにしているそうです。
気をつけているのは、1日で一気にやろうとしないことだと述べられています。 1日ですべての作業を片付けようとすると、その反動で休みたくなるものです。 気がついたときに少しずつでもやっていくことのほうが、結果的に効率がよかったりします。脳にプレッシャーを与えないことが、ストレスなく仕事をするための秘訣になります。
8.気持ちのうえでは「定年」を設けない。
40代、50代、60代と年齢を重ねてくると、気持ちの面では充実していても、体がついてこない場面に出くわすことがあります。
40代以上でスポーツ中にアキレス腱を断裂してしまう人も少なくないです。 だからといって、体を大切にするあまり仕事にチャレンジしないという選択肢は持ちたくないところです。 自分の現在地を見極めながらやっていきたいです。
60歳といえば、一般企業では定年の年齢ですが、2025からは定年が65歳に引き上げられるといいます。また、 「人生100年時代」ということを考慮すると、70歳、さらにその先も働いていく時代になってくるのかもしれないです。時代が流れるにしたがって、テクノロジーの進化は著しく、私たちを便利に、豊かにしてくれています。
スキルはテクノロジーが補ってくれる。 そんな時代に仕事を続けるうえで大切なのは、向上心や想像力といったマインドを枯らさないことです。身の回りにいる、向上心や想像力に溢れた人を思い浮かべてみてください。
自分の中で、年齢の制限を設けないでください。
まとめ
解説は以上です。ルーティンを意識することで、これまでとは違う自分に出会えます。ルーティンを実践することで、自分にとって何がプラスになるかを整理することが出来ます。その結果、心身ともに健康な生活を手に入れることができます。このブログを参考に、あなたにとってプラスになることを見つけて、心、体、脳を整えてください。今回の解説が勉強になったという人は、コメントください。
2.リアルな採点と「自己採点」を使い分ける。
3.ときには妥協(だきょう)する。
4.「喜んで欲しい」「役に立ちたい」気持ちを優先する。
5.しっくりくる話し方の人を手本にする。
6.嫌なことがあったら、笑って気持ちを切り替える。
7.1週間単位で仕事のスケジュールを管理する。
8.気持ちのうえでは「定年」を設けない。