「50代からの「確実な」お金の貯め方、増やし方教えてください」 浅田里花

こんにちは、あっきーです!

あっきー
人生100年時代と言われる現代で、50歳というのは人生の折り返し地点です。

残りの50年を自分の希望通り乗り切るためには、お金の知恵が必要です。家計をうまく管理して、経済的な不安から解放されないと100年人生を楽しむことができないです。

50代になると
・フルタイムで勤めている人は先の収入ダウンが見えてくる。
・パートで働いている人も、これから働く時間を増やすのは体力的に厳しいとためらいがち

しかし、月々数万円でも年金以外の収入があると、家計にゆとりが生まれます

今回は、後悔しないお金の貯め方、増やし方を8個解説していきます。50代の今を大切に過ごし、お金の知恵をつけることによって、老後も豊かな生活を手にすることができます。このブログがタメになった、参考になった人は、是非コメントをお願いします。

Contents

1.「老後資金2000万円問題」に惑わされない

2019年の夏頃から、「老後資金2000万円問題」がメディアを騒がせました。

あっきー
それを聞いて、「老後のために2000万円を用意しておかないといけない」と多くの人が考えていますよね。
「2000万円」は一体どこから出てきたのか
この数字は、金融庁が発表した「高齢社会における資産形成・管理」という報告書の内容が元になっています。この報告書の中で、無職の高齢夫婦の毎月の赤字額が約5万円との表記がありました。年金だけでは月5万円が足りないため、単純計算すると20年で約1200万円、30年間だと約2000万円が不足することになります。これは、夫が95歳・妻が90歳以上生きることを前提としています。「30年の不足額が約2000万円」という数字が一人歩きして、大騒ぎになってしまいました。

しかし、「老後資金の不足額」は、毎年の調査結果で大きく変動します。「2000万円不足する」という調査結果は、2017年に調査された数値を使っていますが、2020年に調査された数値を使うと、なんと「毎月1111円の黒字」という結果になります。この「2000万円」という数字はアテにならない数字です。

大切なこと
世間に出回る数字ではなく、「自分はどうなのか」「我が家はどうなのか」と考えること

あっきー
「どれくらいお金が足りないか」は個々の家庭の家計状況やライフスタイルによって左右されます。世間に出回る数字に振り回されないようにしてください。

2.年金制度を大切にする

モコ
「年金はアテにできない」という言葉をよく聞きます。

少子高齢化で年金財政がもたない」というのが根拠のようですが、年金を受け取るのがまだまだ先の現役世代にとって、実際のところ、そのときになって本当に受けられるのか気になります。特に50代は、これまで30年以上も年金保険料を納めてきた世代です。絶対に年金制度はパンクしてほしくないと思っています。

結論から言うと、年金がまったくもらえなくなるという事態は考えられないです。もし、公的年金制度がパンクする事態になれば、日本はもちろん、世界的にも金融・経済が混乱状態に陥っている可能性が高いです。年金制度については、厚生労働省によって「財政検証」が5年ごとに行われています。この先も制度を維持していけるよう、おおむね100年という長期の見通しを立てて、年金財政が健全に回っているかどうかを検証しています。

あっきー
人口構成や社会・経済情勢の変化に応じて制度改正も行われるため、これが年金の将来について不安を生む原因なのかもしれないです。

生きている限り受け取れる公的年金は、完全にリタイアして収入がなくなったとき、そのありがたさが分かります。年金制度は長い目で見れば生活者にとって有益な内容です。しかし、制度改正が行われると、ネガティブにとらえた情報が発信されがちです。しかし、ネガティブにとらえることによって「大事な情報」を見落とす可能性があります

年金制度をポジティブにとらえて、損をしないように将来のマネープランをしっかりと立ててください。

3.夫婦で家計のことを話し合う

50代は、子供の教育費にかかるお金の目途が立ち、夫婦の老後資金づくりに注力できるケースが多いです。

あっきー
ここで財布のひもを緩めず、家計管理をしっかりやっていくことが大事です。

そのためには、夫婦で家計のことを話し合うことが必要です。今までお金の話をオープンにしたことがないという夫婦も少なくないです。また、夫、妻のどちらかが主体となって家計管理を行い、もう片方は信頼して任せているというケースも多いです。しかし、フタを開けてみると期待していたほどきちんとできていないということもあります。

夫婦や家族間の風通しが良いことは、これからの長い人生を考えたときに、とても大切です。普段からコミュニケーションがとれないまま過ぎると、ますます改まって話し合うことが難しくなります。50代の今が最後のチャンスです。

大切なこと
今後のプランについてお互いの思いを話し合い、折り合えるようにしておくこと。夫婦の希望が100%一致することはまずない。一緒に前に進むために譲れるところは譲り、譲れないところはハッキリさせておく。

4.プロが勧める金融商品を疑う

現在、取り扱われている金融商品は、昔よりも格段に多様化しています。

金融ビッグバン
1996年から「金融ビッグバン」と呼ばれる金融自由化が本格的に進み、プロしか扱えなかった金融商品が個人向けに小口化されたり、銀行でも投資信託や保険を扱ったりしたため、現在の状態になりました。

そして、インターネットの発達により、個人でも色々な情報を集めることができるようになりました。個人にとって選択肢が広がり、情報も集めやすくなったのはいいことですが、逆に何を選べばいいのか迷ってしまいます。

あっきー
そうなると、プロに任せるのが一番だと考え、販売窓口に相談することになりがちです。

専門家に相談すれば最善の提案を期待できるかというと、そうとも言えないです。もちろん多くの担当者は誠実に顧客に寄り添って提案をしてくれると思います。しかしその会社で取り扱っていない商品は提案することができないです。また、販売が仕事である以上、何もお勧めしないという選択肢はないです。

民間の企業は公的機関ではないため、かかった経費以上の収益を得ないと経営は成り立たないです。その収益源は、金融商品を販売して得る手数料です。担当者がより多くの手数料収入があがる提案を考えるのは当然です。金融商品や保険を言われるがままに購入すると、ライフプランに合わず失敗する可
能性があります

それを防ぐには
今後のライフプランを確認しておくことです。運用や保険に関する基本的な知識を身につけてください。

また、安全かつ高利回りな商品は存在しないです。

モコ
高利回り、つまりハイリターンを得るためには、何らかのリスクを負わなければならないことを忘れないでおこうね。

5.支出を見直す

支出を見直すことで、将来残せるお金が変わってきます。例えば、月に3000円であれば、10年だと36万円になります。

あっきー
この36万円が残っているかいないかで、生活の質は変わってきます。

▼生活費の見直し

まずは、生活費の見直しをしてください。見直しするのに押さえておくべきポイントは、使途不明金を明らかにすることです。もし、使途不明金が月に1万円でもあれば、10年で120万円です。これは一つのライフプランが実現する金額です。使途不明金を探し出して、今後は無駄遣いを無くす方向で支出管理してください。

▼生命保険料の見直し

次に、生命保険料を見直してください。加入している生命保険の保障額を、なかなか減らせないという人は多いです。これまで支払ってきた生命保険料が無駄になるという心理が働くからです。必要な保険なら残しておいた方がいいです。しかし、外した方がいい保障まで残しておくのは、無駄な出費です。すぐに減額か解約をして、節約できた保険料は今後のために貯蓄に回す方が合理的です。

▼自動車関連費の見直し

続いて、自動車関連費の見直しです。車を所有していると、何かとコストがかかります。車が生活必需品でないなら、思い切って手放すことも検討してみてください。都市部では「カーシェアリング」がかなり普及してきています。いつでも車に乗れる利便性を確保しながら、コストは月会費や利用料のみで済むため、コストダウンを測ることができます。

支出の見直し
1.生活費 2.生命保険 3.自動車関連費

この3つだけでも、見直すだけでかなりの金額を節約することができます。是非、検討してみてください。

6.投資信託を始める

値動きによるリスクがあって怖いと避けがちな投資も、積み立てで行えばリスク軽減効果があります
月々少額で積み立てられる投資なら、家計への負担も感じずにスタートできます。まずは、あなたにとって失敗しても痛くない金額から始めてみてください。積み立て投資ができる投資商品の中でオススメなのが「投資信託」です。

投資信託のメリット
投資信託は少額の資金でも、分散効果の高い投資を行うことが可能です。他にも、少額から積み立てられる。100円単位で積み立てできる販売会社が増えている。

投資先を選ぶ際に、何を選べばいいのか分からなくなる人が多いです。そういう人は、「インデックス・ファンド」に絞ってみてください。

インデックス・ファンドとは
日経平均株価のような市場全体の動きを示す指数に連動するよう、システム的に運用される投資信託。

インデックス・ファンドは運用コストはほとんどかかりません。運用コストは実質的な収益に影響してくるため、長期投資にはインデックス・ファンドがオススメです。インデックス・ファンドといっても、日本国内のものもあれば、北米、ヨーロッパ、アジア、オセアニアなどの幅広い地域の指数に連動するものが探せます。全世界、先進国、新興国といったくくりの指数もあります。

あっきー
選ぶのが難しければ、あらかじめ組み合わせられたバランス型のインデックス・ファンドがオススメです。

7.「つみたてNISA」を利用する

つみたてNISAとは
税制優遇制度が利用できる投資信託です。投資商品の収益にかかる20.315%の税金を非課税にしてくれる制度。20.315%といえば収益の約1/5にあたります。それが手元に残るのでメリットがとても大きい。

つみたてNISA以外にも「一般NISA」、20歳未満専用の「ジュニアNISA」というものがありますが、併用ができないため積み立て専用の「つみたてNISA」を選んでください。つみたてNISAをオススメする理由は次の3つです。

▼1つ目.20年間も非課税で積み立てられる

投資可能期間が長いことがつみたてNISAのメリットです。非課税で運用できる期間が20年ですので、一般NISAの5年に比べて長く、非課税のメリットを長く受けることができます。20年後、40年後の資金を準備しようと考えた場合にも、つみたてNISAを活用するメリットがあります。年間の積立上限額は40万円と少し中途半端ですが、目いっぱい利用すれば最大800万円の非課税枠があることになります。資産形成に力を入れたい50代のうちは、年間の上限額40万円をしっかり活用してください。

▼2つ目.投資信託が選びやすい

現在運用されている投資信託は6000本近くあります。条件を絞って検索しても選ぶのが大変です。その点、つみたてNISAでは、販売会社それぞれが長期の積立・分散投資に適した投資信託に絞って提供しているため、選びやすくなっています。具体的な投資信託に関しては金融庁のホームページで確認することができます。

▼3つ目.解約がいつでも自由

つみたてNISAでは20年経たないうちに解約することができます。解約が自由な点は、使い勝手が良いという意味でメリットと言えます。

モコ
是非、老後の資金形成に役立てよう

8.「iDeCo」を利用する

iDeCoとは
「個人型確定拠出年金」のことで、老後資金をつくるための年金制度です。運用商品には元本保証型の金融商品もありますが、ほとんどが投資信託で運用されています。つみたてNISA同様に、投資信託を分散効果の高い組み合わせになるよう選ぶといいです。

元本保証型の運用商品から選んでしまいがちですが、長期の資産づくりという目的からしても、投資信託から選ぶべきです。月額の掛金は5000円以上で1000円単位で決めることができます。iDeCoもつみたてNISAと同様、積立期間中の収益にかかる20.315%の税金が非課税になります。加えて、所得税・住民税の節税ができるというメリットもあります。積み立てる掛金の全額が所得控除できるからです。

注意点
積み立てた年金資金は、原則60歳になるまで受け取れないこと。また、解約することも原則できない。解約する可能性があるなら、つみたてNISAを利用した方がいい。

iDeCoは加入期間が10年以上必要です。50代で始める場合は、受け取り開始年齢がいくつになるかを確認しておく必要があります。国が推奨している税制優遇制度をうまく活用して、老後資金づくりをしてください。

まとめ

解説は以上です。
平均寿命が伸びていることで、60歳で退職しても、そこから20年、30年以上も生活していかなければなりません。その上で、お金の知識は必ず必要になります。今回は50代であれば、今すぐした方がいいアクションプランばかり紹介しました。

また、20代や30代であっても是非実践してみてください。少しでも老後資金を増やして、豊かな人生を送れるように今から準備してください。今回の解説が良かった、タメになった人は、コメントをお願いします。

「50代からの「確実な」お金の貯め方、増やし方教えてください」
1.「老後資金2000万円問題」に惑わされない
2.年金制度を大切にする
3.夫婦で家計のことを話し合う
4.プロが勧める金融商品を疑う
5.支出を見直す
6.投資信託を始める
7.「つみたてNISA」を利用する
8.「iDeCo」を利用する

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