こんにちは、あっきーです!
しかし、お金は、多くの人にとって大きな問題の一つです。
人によって考え方の違いはあっても、「お金は大切だ」と思っている人がほとんどです。
気持ちよくお金と関わるためには、無駄な「損」を避けることが大切です。お金の世界では、銀行や証券会社、保険会社などの金融ビジネスに関わる人々の判断に頼ると、ほぼ間違いなく損をします。お金については「自分で判断する」ことが重要です。
お金はあると便利なものですが、あくまでも手段です。また、お金のことをあれこれ気にかけるのは、楽しいことではないです。
お金のことを気にせずに済むような生活こそが理想です。
今回は、学校では絶対に教えてくれないお金の知識を7個解説していきます。
このブログがタメになった、参考になった人はコメントをお願いします。
Contents
お金があれば必ずしも幸せではない
お金があれば幸せだ、と答える人がほとんどですが、お金だけでは幸せになれないです。
しかし、お金で避けられる不幸が多いのも事実です。
私たち現代人が幸せを感じるためには、健康や知識、人間関係、さらに経済力のそれぞれが必要です。これらの要素が一つでも完全に欠けると、幸福感をゼロにしてしまう影響があります。
お金は幸せに関わる要素の一つである、ということを感覚的に身につけることが、お金との理想的な付き合い方です。
お金はないよりもなった方が安心だ、ということは、感覚として誰もが納得できることです。
一方で、このことが必ずしも絶対ではないことも事実です。
実際、お金があることによって新たに不安が生まれてくる場合もあります。残念ながらお金というものは、たくさんあるほどに安心も大きくなるというものではなく、たくさんのお金を手に入れた人は、次に、そのお金が減ったりしたらどうしよう、という新たな不安を抱えるようになります。
手に入れたお金を誰かに盗まれてしまわないか、インフレや法制度の改正でお金の価値が損なわれることはないか、といったように、お金や資産があることによる悩みの種(たね)は尽きないです。
そうでなくても、たくさんお金を持っているだけで、そのお金を狙ってくる人間に騙される可能性も飛躍的に大きくなります。
▼私たち現代人が幸せを感じるためには、健康や知識、人間関係、さらに経済力のそれぞれが必要
- お金があれば幸せだ、と答える人がほとんどだが、お金だけでは幸せになれない。しかし、お金で避けられる不幸が多いのも事実。私たち現代人が幸せを感じるためには、健康や知識、人間関係、さらに経済力のそれぞれが必要。これらの要素が一つでも完全に欠けると、幸福感をゼロにしてしまう影響力が。
- お金は幸せに関わる要素の一つである、ということを感覚的に身につけることが、お金との理想的な付き合い方。大体の場合、お金はないよりあった方が安心だが、お金がたくさんあるほどに幸福度や安心も比例して増していくものではないことを覚えておく。
お金と付き合う3つのポイント
お金について忘れてはいけないポイントを3つ挙げます。
一つ目 お金は「備え」になる
お金は、いつでも、何にでも使えるため、将来の備えになります。
欲しいものの全てがお金で買えるわけではないですが、お金の形で「備え」を持っていると、将来、これを必要なものに替えることができるという点は重要です。
ある程度の貯蓄を持つと、生命保険が不要になります。この場合も、お金が「備え」となって、保険という「損な賭け」に参加せずに済むようになります。
二つ目 お金は「手段」であり、「目的」ではない
お金を全面的に人間評価の価値観にしてしまうと、不幸の原因になりかねないです。
お金は、所詮「手段」です。「目的」ではないです。
お金が「目的」になってしまうと、平均的な人よりも多く稼いでいることを自慢したくなったり、自分よりも稼いでいる人に対して劣等感を持つことになります。
様々なものがお金で評価できるという事実や、また、自分が大きなお金を稼いでいるという事実からは、お金を支払う他人に対して自分が大きな貢献をしているからだと考えることができます。
この時に、お金を相対化できる価値観を持っていないと、お金で自分も含めた人間の価値を測るような考え方に支配されてしまいます。
三つ目 お金はそれ自体で新たなお金を稼ぐことができる
お金は、その持ち主が別のことをしている時でも、投資を通じて経済活動に参加できます。
同じ仕事をして同じ収入で同じような生活をしている二人がいるとすると、一人はタンス預金をし、一方は株式・債券・預金など何らかの運用に振り向けているとすれば、後者の方が、将来経済的に豊かに暮らしている可能性が大きいです。お金は適切な場所に置いておくと、それ自体が新たなお金を稼ぐことを期待できるという性質を持っています。
また、この稼ぎは、持ち主が働いて稼ぐ稼ぎとは別の場所で、本人の活動とは別に生じる「プラスα」の収入です。
お金との付き合い方を学ぶゴールは、安心してお金のことを忘れられる人生です。
▼お金は所詮「手段」で「目的」ではない。このことを忘れないこと
- お金だけでは幸せになれないとしても、お金が幸せの役に立つことは間違いない。お金について忘れてはいけないポイントは3つ。
- 一つ目、お金は「備え」になる…お金は、いつでも、何にでも使えるため、将来の備えに。欲しいものの全てがお金で買えるわけではないが、お金の形で「備え」を持っていると、将来、これを必要なものに替えることができるという点は重要。
- 二つ目、お金は「手段」であり、「目的」ではない…お金を全面的に人間評価の価値観にしてしまうと、不幸の原因になりかねない。お金は、所詮「手段」。「目的」ではない。
- 三つ目、お金はそれ自体で新たなお金を稼ぐことができる…お金は、その持ち主が別のことをしている時でも、投資を通じて経済活動に参加できる。お金は適切な場所に置いておくと、それ自体が新たなお金を稼ぐことを期待できるという性質を持っている。
貯蓄の習慣が差をつける
豊かな生活を送るためには、第一にお金を多く稼ぐことが有効であることは間違いないです。
収入の多い方が、より豊かな生活を送れます。
しかし、同じ収入の人が10人いたとしても、その生活の様子は10人それぞれです。その収入で豊かに暮らしている人もいれば、毎月をなんとかやり過ごしている人もいるかもしれないです。
お金が貯まるかどうかで考えると、お金に関わる生活習慣が大きな影響を与えています。
計画的にお金を貯められるかどうかによって生じる貯蓄額の差は、決して小さくはないです。投資を考える上でも、先にある程度のお金を貯めることは、十分考慮すべきことです。元本が大きい方が有利だからです。
お金の貯め方については「定説」といわれる考え方があります。
給与などの収入から一定の金額または割合をあらかじめ「天引き」して貯蓄し、残ったお金を生活費にする、という考え方です。これくらいしないと、なかなか満足のいくペースでお金は貯まらないです。
もう一つ、天引きの具体的な方法として、給与が振り込まれる銀行口座から別の口座に、毎月定額を移すように設定してみてください。それだけで、移した方の口座のお金には、手を付けにくくなります。
- お金を使うペースを適切に管理したければ、「現金主義」がオススメです。
クレジットカードでの支払いを避け、できるだけ現金で支払うという、それだけのことですが、手っ取り早くお金の流れを実感するためには有効な方法です。
クレジットカードを利用する場合は、支払方法を「リボルビング払い」にしないことが大切です。リボルビング払いとは、結局のところ借金をすることで、借金生活への入り口であるという認識を持ってください。年率で数10%前後にもなる高利息です。
▼できるだけ現金で支払うという、それだけのことが手っ取り早くお金の流れを実感するためには有効な方法
- お金が貯まるかどうかで考えると、お金に関わる生活習慣が大きな影響を与えている。計画的にお金を貯められるかどうかによって生じる貯蓄額の差は、決して小さくはない。
- お金の貯め方については「定説」といわれる考え方がある。給与などの収入から一定の金額または割合をあらかじめ「天引き」して貯蓄し、残ったお金を生活費にする、という考え方。
- お金を使うペースを適切に管理したければ、「現金主義」がオススメ。クレジットカードでの支払いを避け、できるだけ現金で支払うという、それだけのことだが、手っ取り早くお金の流れを実感するためには有効な方法。
銀行預金より安全な運用を考える
頑張って働いた買いがあったな~
たとえば、あなたが社会人になって数年が経ち、ある程度のお金が貯まったとします。
仮にその貯蓄が1000万円を超えるほど増えていたら、そのお金をどこに保管しますか?
多くの人は「銀行」と答えます。
銀行に預けておくと、微々たるものですが、普通預金でも0.02%程度の金利がつくところもあります。また、たとえ銀行が破綻しても、預金保険によって預けているお金は守られます。しかし、保護されるのは、1000万円までの元本とその金利までです。
そうなると、1000万円を超えるお金を、銀行に預けたままでよいのかということが問題になります。複数の銀行に分けて預けるのは面倒ですし、投資等のリスクに手を出したくない人にオススメのものがあります。
それが「個人向け国債 変動金利型10年満期」です。
- 国の信用力にあります。
国家が債務を保証する点で、国内の金融機関や事業会社などの債務よりも、直接的に国の債務である国債の方が、相対的に優位な位置付けにあると考えることができます。もちろん、「将来を見ても、日本国債は大丈夫」などと言うつもりはないです。 - 「国」というものは、極めて当てにならないものです。しかし、内外を問わず銀行を信じきったり、怪しい資産保全の方法に頼ったり、金などを買ったりするよりは、安心な運用対象です。
また、個人向け国債は、3年、5年、10年と満期の違いで3種類から選ぶことができますが、10年満期のものを選んでください。
唯一、「変動金利」を採用しているからです。それ以外は全て、「固定金利」を採用しています。これは、金利が発行時のまま満期まで固定されるため、将来、金利が上昇した場合に不利な条件になる可能性があります。
使う予定が当面なく、安全に貯めておきたいと思うお金については、個人向け国債の10年満期変動金利型に貯めておくことは、1000万円を超えるお金の有無によらず、安全な運用手段として覚えておいてください。
▼安全に貯めておきたいお金については、個人向け国債の10年満期変動金利型に貯めておくことは、安全な運用手段として覚えておく
- 銀行が破綻しても、預金保険によって預けているお金は守られる。しかし、保護されるのは、1000万円までの元本とその金利まで。そうなると、1000万円を超えるお金を、銀行に預けたままでよいのかということが問題に。
- 複数の銀行に分けて預けるのは面倒、投資等のリスクに手を出したくない人にオススメのもの。それが「個人向け国債 変動金利型10年満期」。使う予定が当面なく、安全に貯めておきたいと思うお金については、個人向け国債の10年満期変動金利型に貯めておくことは、1000万円を超えるお金の有無によらず、安全な運用手段として覚えておく。
銀行との上手な付き合い方
一つ目 銀行は「お金を運用するところではない」
お金を増やすための「運用」を考えたとき、銀行の店頭には「買いたい」といえるような商品はほとんどないです。先ほど紹介した個人向け国債が唯一の例外です。
銀行の店頭には、手数料の高い運用商品ばかりが並んでいます。銀行の窓口には個人向け国債以外に買えるものがないのが現状です。個人のお金の運用では、「銀行では一切運用をしない」と考えてください。
一番心配しているケースは、運用経験の乏しい高齢のビジネスパーソンが、退職金が振り込まれた銀行で、銀行員の勧めるままに運用デビューをしてしまうことです。
「退職金は、決して銀行では運用しない」と決めておいてください。
二つ目 銀行員と顔を合わせない
銀行では運用をしない、商品を購入しないと決めた以上は、わざわざ窓口に出向いて、銀行員に時間を使わせるのは申し訳ないという気持ちを持ってください。そして、購入しない商品のセールストークを聞くのは時間の無駄だと理解してください。
銀行では、口座でのお金の流れを通じて、その顧客の収入も、クレジットカードの支払い状況も、証券会社とのお金のやり取りの有無も知ることができます。定期預金の満期に合わせて金融商品をセールスすることもできる立場にあります。銀行員はノルマに追われて、強引にセールスする傾向があります。
うかつに窓口に出かけていき、お金の流れを全て把握されている相手に、買うべきでない商品を勧める隙を与えることは避けるべきです。
銀行でも証券会社でも、なるべく売り手側の人間と顔を合わさずに使うのが賢い利用のコツです。ネットバンキングの利用を考えてみてください。
▼銀行でも証券会社でも、なるべく売り手側の人間と顔を合わさずに使うのが賢い利用のコツ
- 銀行との付き合い方のコツは、二つ。
一つ目、銀行は「お金を運用するところではない」
お金を増やすための「運用」を考えたとき、銀行の店頭には「買いたい」といえるような商品はほとんどない。銀行の店頭には、手数料の高い運用商品ばかり。「銀行では一切運用をしない」と考える。 - 二つ目、銀行員と顔を合わせない
銀行では運用をしない、商品を購入しないと決めた以上は、わざわざ窓口に出向いて、銀行員に時間を使わせるのは申し訳ないという気持ちを持つ。銀行でも証券会社でも、なるべく売り手側の人間と顔を合わさずに使うのが賢い利用のコツ。ネットバンキングの利用を考えてみる。
生命保険に入るべきが考える
日本人は、他の先進国と比較して極端に生命保険好きの国民です。
しかし、生命保険が必要で契約すべきであるケースは、あまりないです。
生命保険は、「どんな保険を買えばいいか」ではなく、「本当にその保険に入る必要があるのか」から考えることが大切です。
不必要な保険になるべく入らないことが、保険に関しては第一の原則です。
- 家計を支える人が亡くなり、残った家族が経済的に困る場合
このような状況以外に、生命保険に加入すべきケースはないです。どうしても保険に加入する必要がある場合、10年ないし20年くらいの期間限定で、掛け捨ての死亡保障の定期保険を、ネットの生命保険会社から選ぶといいです。ネットで買うと、営業マンを使う保険会社の半分程度の保険料で加入することができます。
また、契約者の年齢が高い場合は共済が有利になるケースもあります。そして、保険は掛け捨てにするべきです。満期にお金をもらえる保険は効率が悪く、高くつきます。保険会社に貯蓄や運用の機能を求めるべきではないです。賢いお金の付き合い方の基本として、貯蓄や投資は、保険会社にやってもらうのではなく、自分でやるべきです。
ちなみに、医療保険に関して言えば、健康保険の「高額療養費制度」が十分に知られていない場合が多いことが問題です。一定額を超える医療費は健康保険組合が負担してくれます。この制度があるために、医療保険の必要がないケースが非常に多いです。
保険会社は金融機関の一つです。客から儲けるのが仕事です。
銀行と同様に距離を取った付き合い方をするのが安全です。
▼生命保険は、「どんな保険を買えばいいか」ではなく、「本当にその保険に入る必要があるのか」から考えることが大切
- 生命保険は、「どんな保険を買えばいいか」ではなく、「本当にその保険に入る必要があるのか」から考えることが大切。不必要な保険になるべく入らないことが、保険に関しては重要。
- 生命保険に加入すべきケースは、家計を支える人が亡くなり、残った家族が経済的に困る場合。このような状況以外に、生命保険に加入すべきケースはない。どうしても保険に加入する必要がある場合、10年ないし20年くらいの期間限定で、掛け捨ての死亡保障の定期保険を、ネットの生命保険会社から選ぶといい。
- 保険会社は金融機関の一つ、客から儲けるのが仕事。銀行と同様に距離を取った付き合い方をするのが安全。
投資は損をしていいと思える金額から始める
これは初心者でも上級者でも同じです。
株式であれ、債券であれ、損をする可能性がある運用をするときは、自分が年間でどれくらいの損失まで許容できるかをまず考えます。そして、最悪の場合でも、損失がその許容範囲に収まる金額を上限として投資をしてください。投資を始める時は、どうしても「どれだけ儲けられるか」の計算ばかりに目が向きがちです。
しかし、それ以上にあらかじめ「損」の計算をして「最悪の場合」に備えられるように、意識的に考えることが重要です。
それができない人は投資を始めるべきではないです。
また、もう一つ大切なことは、投資においては初心者と上級者の区別はないと思ってください。
- 株式投資は同じ銘柄を同じ期間保有していれば、初心者が買っても、上級者が買っても、収益率は同じです。
上級者でも初心者と同じように銘柄選択を間違えることがあります。
営業マンは、上級者だからとおだててリスクの高い商品を買わせたり、初心者にはこれが人気なのだと言って、知識がないことを利用してコストの高い商品を勧めてきます。
▼投資を始める時はあらかじめ「損」の計算をして「最悪の場合」に備えられるように、意識的に考えることが重要
- 投資をするうえで一番大切なことは、投資をする前に、いくらまでなら損をしてもいいかの見当を付けて、その範囲内で投資をすること。損をする可能性がある運用をするときは、自分が年間でどれくらいの損失まで許容できるかをまず考える。そして、最悪の場合でも、損失がその許容範囲に収まる金額を上限として投資をする。
- 投資を始める時は、どうしても「どれだけ儲けられるか」の計算ばかりに目が向きがち。しかし、それ以上にあらかじめ「損」の計算をして「最悪の場合」に備えられるように、意識的に考えることが重要。
まとめ
山崎 元(やまざき はじめ)著】
- お金があれば必ずしも幸せではない
- お金と付き合う3つのポイント
- 貯蓄の習慣が差をつける
- 銀行預金より安全な運用を考える
- 銀行との上手な付き合い方
- 生命保険に入るべきが考える
- 投資は損をしていいと思える金額から始める
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