こんにちは、あっきーです!
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それは「脳の特性を知らず、闇雲に頑張ろうとしている」ということです。
脳の特性を知らない人がどんなに頑張ろうとしても、やる気や集中力を持続することは困難です。そのせいで思ったような成果が上げられず、ますますやる気を失い、結果が出ず、毎日がつまらなくなってしまいます。
脳の特性を知らないままでいると、こうした負のスパイラルに巻き込まれていきます。
ただし裏を返せば、脳の特性を理解しさえすれば良いです。
このブログから学んでください。 脳の特性を知って、それに逆らわない方法を身につければ、仕事で成果を上げることも、時間を効率的に使うことも、人間関係を豊かにすることも、ストレスに強い心身をつくることもできます。
このブログでは、脳の特性を踏まえた上で、やる気や集中力、記憶力を上げる方法を8個解説します。このブログを見て脳の強化についてよくわかった、仕事や日常生活に応用できそうと思った人は、コメントください。
Contents
脳が目覚める3つのステップ
やる気や集中力を上げるためには、自分が好きと感じるものに対して、積極的な行動を起こす必要があります。人は好きなことに没頭すると、脳内でドーパミンが作られ幸福を感じます。
では、そもそも幸せとは何なのか。注目すべきポイントは3つあります。
- 好奇心を満たしながら生きること
- コミュニケーションを楽しめる仲間を持つこと
- 有酸素運動をすること
1つは、好奇心を満たしながら生きることです。
自分が本当に好きなことや興味のあるものは 何かを知り、それを追求しながら生きることです。好奇心は脳を目覚めさせ、あなたに幸せと成果をもたらします。
そして2つ目は、コミュニケーションを楽しめる仲間を持つことです。
古代から集団生活を営ん できた人間には、誰かとつながること、コミュニケーションを取ることに本質的な喜びを感じるようになっています。
3つ目は、有酸素運動をすることです。
近年の研究では、何歳になっても脳は成長することがわかっています。経験を通じて何かを理解したり、できるようになったりしたとき、僕たちの脳内には神経細胞同士をつなぐ枝ができます。
そして、この枝は使えば使うほど太く、丈夫になっていきます。
特に、記憶全体をコントロールする海馬に至っては、有酸素運動と密接な 関係があります。有酸素運動は、海馬の神経細胞を増やすきっかけをつくります。
そして、有酸素運動を行って海馬の神経細胞が増えると、記憶に関わる能力が高まり、脳のあらゆる領域を発達させる能力が高まります。これをパソコンに例えると、メモリが増え、処理能力が上がることになります。
これらを踏まえると、脳の力を最大限に生かすには次のステップが重要です。
ステップ1、好奇心。ステップ2、コミュニケーション。ステップ3、有酸素運動。
これらの3ステップを含む、脳を健康にする習慣を続けることで、脳を物理的に作り替え、潜在能力をアップさせることができます。
まずはこのステップを頭にインプットしてください。
▼ポイント
- 幸せを追求するためのステップは3つ。好奇心を満たしながら生きること、コミュニケーションを楽しめる仲間を持つこと、有酸素運動をすること。
- 脳の力を最大限に生かすにはこれらを網羅する必要がある。脳を健康にする習慣を続けることで、脳を物理的に作り替え、潜在能力をアップさせることができる。
自分なりのメリットを見いだす
僕たちは進化の過程で過酷な自然環境を生き延びるために、快適で安全な環境や、食べても害にならないものを探し求めてきました。
例えば「この洞窟は雨に濡れないから快適そうだ」、「この草原には肉食獣がいないから安全だ」など、好奇心を発揮することで生き延びてきました。
そのようにして見つけた快適、安全、 安心といった情報に、脳は幸せを感じます。この幸せを味わうために生まれるのが好奇心です。つまり、好奇心を持って生きることこそ、脳を喜ばせて、脳の力を目覚めさせるカギとなります。
人は好奇心を感じるとき、ワクワクし、とてつもない集中力を発揮します。この好奇心を持てる対象が趣味や仕事なら、素晴らしいパフォーマンスを発揮できます。
しかし、日々の仕事や生活は楽しいことばかりではないです。興味が持てない仕事や単調なルーティンワーク、相性の悪い相手との交渉など、できれば避けたいこともあります。
大切なのは、嫌いな仕事の中にも好奇心を見いだすことです。辛い仕事でも、自分なりのメ リットを見つけるようにしてください。
例えば「単調でつまらない仕事だけど、個人的に〇〇と いう新たな技術にチャレンジしてみよう」と考えてみたり、「今回は嫌な相手と同じチームに なってしまったけど、接触する機会を最低限に抑えつつ最高の成果を出す方法を見つけて みよう」と考えてみたりです。
このようにすることで、脳がワクワクして活性化し、好奇心が湧き上がってきます。
あらゆる物事にメリットを見いだす習慣は、意識すれば簡単に身につきます。あなたなりのメリットを見出し、どんな物事や困難も楽しむようにしてください。
▼ポイント
- 人は好奇心を感じるとき、ワクワクし、とてつもない集中力を発揮する。大切なのは、嫌いな仕事の中にも好奇心を見いだすこと。
- どんな物事にメリットを見いだす習慣は、意識すれば簡単に身につく。あなたなりのメリットを見出し、どんな物事や困難も楽しむように心掛ける。
趣味を極める
多くのことに好奇心を向けられればそれが理想ですが、そうでなくても脳を目覚めさせること ができます。
その方法の1つが趣味を極めることです。
脳には、「可塑性(かそせい)」と「汎化 (はんか)」という性質があります。
「可塑性」とは、物事に順応し成長する能力のことです。例えば運動の技術は、練習すればしただけ身に付けることができます。もう一つの「汎化」とは、何か1つの能力が伸びると、それには直接関係しない部分の能力も伸びていくというものです。
経験を通じて何かを理解したり、できるようになったりしたとき、僕たちの脳内は神経細胞同士をつなぐ枝ができます。その枝は情報を伝達するための道路のようなものです。使えば使うほど太く、丈夫になっていきます。
例えば運動を担当する領域を鍛えると、脳内でその領域の枝が増えてどんどん太くなってい きます。同時に、この枝は運動に関連する他の領域へも伸びていきます。野球の練習をするとボールの落下点を予測するために、記憶、理解、思考などの領域に枝ができます。これが汎化です。このおかげで、1つのことに秀でると、脳が持つ潜在能力が総合的に高まります。
どんなに忙しくても、時間を作って自分の好きなことに徹底的に集中することで、ストレスに負けない心身を育てることができます。
脳の潜在能力を上げるために、対象にこだわらず趣味を極めていってく ださい。
▼ポイント
- 多くのことに好奇心を向けられない人には、趣味を極めることがおすすめ。趣味に熱中している間は、ドーパミンが放出され、それによって感じる快感のためにストレス耐性も上がる。
- 時間を作って自分の好きなことに集中することで、ストレスに負けない心身を育てることができる。
Give and Giveを心がける
続いて、ステップ2のコミュニケーションを見ていきます。
社会的動物である人間の脳は、他人と共感しあいながら生きていくことに、本質的な喜びを感じるようになっています。心理学の 巨匠アルフレッド・アドラーが「すべての悩みは人間関係である」と言ったように、コミュニケー ション不全がもたらす閉塞感は深刻です。
脳科学の観点から見ると、コミュニケーションをあまり行わない状況が続くと、脳が半分眠った状態になってしまいます。コミュニケーションを行うときは、相手の話を聞いて理解する、考えて話 す、相手の気持ちを配慮する、など多くのことを総合的に考えるために、脳のあらゆる領域が活性化します。
つまり、コミュニケーションを放棄することは、脳を総合的に活性化するチャンスを失うことになります。
では、どうすれば脳を活性化できるのか。具体的には、Give and Giveを心がけてください。 世の中には損をしたくないばかりに、Give and Takeをモットーとしている人は少なくないで す。
しかし、コミュニケーションにおいてはGive and Giveの方が、結局は自分に返ってくるものが多いです。例えば、あなたから先に挨拶をする、笑いかける、名前を覚える、話しかけるなど、そうした気配りを日常生活の中で続けるだけで、あなたの脳は活性化します。
また、利益を独り占めしようとしないことも大切です。共に利益を得る機会があれば、「一緒に やろう」と誘ってみてください。利益を共有することで相手の信頼を得ることができます。
このようにGive and Giveができる人は、脳が活性化できる上に、様々な局面で周囲の援助が得られやすくなります。
コミュニケーションの大前提として、Give and Giveを心がけるようにして ください。
▼ポイント
- 人間の脳は、コミュニケーションをあまり行わない状況が続くと、半分眠った状態になってしま います。これを防ぎ、脳を活性化させるために、Give and Giveを心掛ける。
- 気配りを日常生活の中で続けるだけで、脳は活性化。様々な局面で周囲の援助が得られやすくなる。コミュニケーションでは、Give and Giveを心がけるようにする。
対面で会話する
最近「コミュニケーションならSNSやメールで十分」と考える人が増えています。
なぜなら、ツールを通したコミュニ ケーションでは、非言語コミュニケーションにまつわる多くの情報が削ぎ落とされてしまうから です。
「非言語コミュニケーション」には表情や視線、身振り、手振り、声のトーン、相手との物理的 な距離の取り方、服装、髪型などが含まれます。
人がいざという時に信用をおくのは、この非言語コミュニケーションです。「メラビアンの法則」によると、人が対面で行うコミュニケーションにおいて、発言者の言葉と態度が異なるとき、人が言葉に信用をおく割合はたったの7%でし た。
他は、声のトーンや口調が38%、それ以外のボディランゲージは55%という割合です。声 のトーンや口調、ボディランゲージは全て非言語コミュニケーションです。
つまり、人は言葉と態度が異なるとき相手の態度を信用する傾向があります。
しかし、SNSやメール、電話などのツールを通したコミュニケーションでは、非言語コミュニ ケーションから得られる情報がほとんど削ぎ落とされてしまいます。その分、相手の真意を理解するのが難しく、信頼は培われ(つちかわれ)づらいです。
また、話や文字をやり取りする だけの言語コミュニケーションより、視覚や聴覚、嗅覚や触覚などを通じてやりとりする非言語 コミュニケーションの方が、情報量が多いため脳の領域を広く使います。これが刺激となり脳 を鍛えることにつながります。
最近はコロナもあり、メールやSNS、チャットなどのツールに頼らざるを得ない面は多くありますが、時間が許すなら積極的に対面でのコミュニケーションをするようにしてください。
▼ポイント
- ツールを通したコミュニケーションでは表情や視線、身振り、手振り、声のトーン、相手との物理的な距離、服装、髪型などの情報がそぎ落とされるため相手の真意を理解するのが難しく、信頼は培われづらい。
- 視覚や聴覚、嗅覚や触覚などを通じてやりとりする方が脳の領域を広く使う。これは脳を鍛えることにつながる。
運動習慣を身につける
ステップ1と2では、脳が目覚めるスイッチをオンにし、脳内の神経細胞同士をつなぐ枝を増やして、脳の力を高める方法について解説しました。ステップ3では、脳の司令塔である海馬 の神経細胞を増やして処理能力を上げる方法を解説します。
20年ほど前までは、「脳の細胞が大人になったら後は減るだけ」と考えられてきました。しかし 1998年、アメリカの研究者によってこの説を否定する発言が発表されました。それは、記憶を司る海馬だけは、いくつになっても神経細胞が新しく生まれるということです。
具体的には、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などがおすすめです。
大切なの は、一定の心拍数で有酸素運動をすることです。息が軽く切れる程度の運動を継続するようにしてください。研究によると、海馬を刺激するには、1分間に90から100くらいの心拍数の運動でも効果があることがわかっています。
この心拍数は、ランニングよりはスローペース、速く歩く程度のジョギングによってもたらされま す。このペースで行う運動を1日10分程度、2週間続けると脳神経が増え、6週間で認知機能そのものが向上します。
これを考慮すると、ハードな運動をするのではなく、1日10分でもいいので日々歩くことを意識したり、エレベーターを使わず階段を使うなどの運動習慣を身につけるほうが、脳の健康 にとって意味があります。毎日のパフォーマンスを良くするために、適度な運動を習慣づけるようにしてください。
▼ポイント
- 記憶を司る海馬はいくつになっても神経細胞が新しく生まれ変わる。それを促す効果があるのが運動。1日たった30分歩く程度の有酸素運動が、脳の海馬を増やし てくれる。
- 具体的には、ウォーキングやジョギング、サイクリング、水泳などがおすすめ。毎日のパフォーマンスを良くするために、適度な運動を習慣づけるようにしましょう。
旅をする
ここまで脳を目覚めさせ、潜在能力を発揮するための3ステップを紹介してきました。
旅に出ると、見るもの、聞くもの、感じるもの、全てが普段とは違って感じられます。
また、出かけた先ではいつもと異なる人々とのコミュニケーションが待っています。
一緒に出かけた親しい人との会話を楽しむこともできます。 さらに、旅に出かけると積極的に歩くようになります。 観光地を歩いたり、自然の中を歩いたりすることで、 好奇心がさらに刺激されま す。 このように旅には脳が目覚める要素がぎっしり詰まっています。
体力は必要ですが、旅は楽しみながらこれらの3ステップをこなせる素晴らしい方法です。
「最近頭がぼーっとする」「モチベーションが上がらない」などというときは、リフレッシュも兼ねて意識的に旅をすることをおすすめします。
▼ポイント
- 旅に出ると見るもの、聞くもの、感じるもの、全てが普段とは違って感じられる。 これらによって、人は好奇心を刺激される。
- いつもと異なる人々と のコミュニケーションをしたり歩くことも必然的に増える。旅は楽しみながらこれらの3ステップをこなせる素晴らしい方法。
体の疲労を軽減する
最後に脳の力をうまく発揮する方法を解説します。
そんなときは大抵「集中すれば遅れは後で取り戻せる」と考えています。
しかし実際に仕事を始めると思ったように進まず、結局は納期ギリギリになってしまいます。
このようになるのは、人間の集中力が長く続かないからです。背筋や腰、肩、目の周りの筋 肉、神経などが疲れてしまうと、それにつられて脳の機能も下がってしまいます。
これをふまえ て仕事を効率的にこなすためには、短時間集中と休憩を繰り返し、休憩の間は適度に筋肉を 休めたりほぐしたりしてあげることが重要です。
集中力の持続時間については諸説ありますが自分の集中力が途切れそうになる少し前にタイマーを設定して、5分休憩するサイクルを作ってください。例えば、30分ごとに5分休憩するなどです。
休憩するときは、立ち上がって軽いストレッチをしたり、コーヒーを淹れに行くなどして、軽く体 を動かすようにしてください。定期的に動くことで疲れが軽減します。
また、目を閉じて視覚か らの刺激情報を一時的にカットすることで、目や脳を休ませることができます。脳は休憩を挟むと、その間に脳内の様々な情報を整理することができます。
上手に休憩をとりながら、集中力を維持して効率的に仕事をすることを心がけてください。
▼ポイント
- 人間の集中力が長く続かない。体が疲れてしまうと、それにつられて脳の機能も下がっ てしまう。これをふまえて結果を出すためには、短時間集中と休憩を繰り返すことが重要。
- 休憩するときは軽く体を動かすようにする。さらに目を閉じれば、目や脳を休ませることができる。
まとめ
『脳が目覚めるたった1つの習慣』
- 脳が目覚める3つのステップ
- 自分なりのメリットを見いだす
- 趣味を極める
- Give and Giveを心がける
- 対面で会話する
- 運動習慣を身につける
- 旅をする
- 体の疲労を軽減する