『脳に悪い12の習慣 スマホ依存で低下した脳機能も劇的にアップ!』 林成之著

こんにちは、あっきーです!

  • 「仕事や勉強で頑張っているのに、成果が出ない。」
  • 「自分の能力をもっと発揮したい。」
  • 「人間関係がうまくいかない。」

こうした悩みを抱えている人は、多いです。

実は、これらの悩みの多くは、脳の使い方をちょっと変えるだけで解決できます。しかし、多くの人は何が脳に良くないのかを知らずに生きています。

 

だから、脳に悪い習慣から逃れられないです。

この本では脳に悪い12の習慣を紹介していますが、このブログでは、その中でも僕が厳選した、9個を解説していきます。

参考文献
■図解 脳に悪い12の習慣(林 成之著 / 幻冬舎)
Amazon⇨ https://amzn.to/3Qjk3aO
楽天⇨ https://item.rakuten.co.jp/book/17131509/

1人で生きられると思っている人や、無駄なことをしたくないと思っている人にこそおすすめのブログです。勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントをお願いします。

Contents

関心がないと脳は衰える。

赤ちゃんの脳は、お母さんに興味をもつことで、情報の伝達経路を形成し始めます。

人の脳は、「知りたい」という好奇心をもつことが出発点になります。

「知りたい」という本能は、思考や記憶に大きくかかわります。ですから、何に対しても好奇心が希薄だと、脳は自然と働きが悪くなります。

  • 考える仕組みが機能しなくなり、神経回路も十分に使われないので、脳が衰えていきます。物事への関心が薄いなと感じる人は、要注意です。

脳にとっては、「興味をいだくこと」がすべての始まりです。

あなたの周りにいる、好奇心が強い人を思い浮かべてください。

おそらく、そういう人は頭の回転が速く、勉強や仕事ができるのではないでしょうか。

好奇心が旺盛だと、神経回路の動きが活発になり、脳の働きがよくなるからです。

脳は、関心がないことには反応しません。つまり、勉強でも仕事でも、関心を向けないことには脳はちゃんと力を発揮してくれないのです。

自分の興味があることには力を発揮しても、関心がもてないことを目の前にすると、脳は途端に働きが鈍くなります。

「知りたい」という脳の本能に磨きをかけるには、「関心がない」とすぐに決めつけてしまわないことです。新しいことを知ると、自分が生きている世界が広がります。

ポイント
脳にとって「関心をもつこと」はとても大切です。「知らないことは、まだまだたくさんある。」そう思って、何事にも好奇心をいだくようにしてください。

「嫌い」だと思うと損をする。

「嫌い」「苦手」のレッテルが貼られた情報に対しては、脳のパフォーマンスは落ちます。そのため苦手意識は極力持たないようにしてください。

脳は目や耳など五官から得た情報を取り込むと、その情報を理解して判断し、思考して記憶しようとします。

取り込まれた情報が最初に到達するのは、さまざまな神経回路からなる「A10神経群」(えーてんしんけいぐん)と呼ばれる部分です。

A10神経群には、好き嫌いをつかさどる「側坐核」(そくざかく)、危機感をつかさどる「扁桃核」、(へんとうかく)言語や表情をつかさどる「尾状核」(びじょうかく)、意欲や自律神経をつかさどる「視床下部」(ししょうかぶ)などがあります。

A10神経群(えーてんしんけいぐん)は、いわば感情をつかさどる中枢です。

さまざまな情報が通ったときに、「好きだ」「嫌いだ」 「感動した」「おもしろい」といったレッテルを貼ります。

脳が理解したり、思考したりする情報は、すべて感情のレッテルが貼られるわけです。

このことからわかるのは、理解力、思考力、記憶力などの脳の力は、いずれも最初の感情に大きく左右されるということです。

マイナスのレッテルをはられた情報に対しては、理解、思考、記憶の点で脳のパフォーマンスは落ちてしまいます。

勉強でも仕事でも、苦手意識をいだいたり、嫌だなと感じたりすると、効率も悪くなり、うまくいかないです。
ポイント
「嫌い」や「苦手」という感情は、脳の動きにブレーキをかけてしまいます。「嫌い」「苦手」というものであっても、「おもしろそう」「楽しそう」と思うようにしてください。その工夫をいかにするかが、理解力や思考力、記憶力を高める鍵を握ります。

否定的な言葉をやめる。

脳はプラスの響きをもった言葉を好みます。プラスの言葉はプラスの思考や発想を生み、脳神経細胞の活動を活発にしてくれます。

反対に、気をつけないといけないのが、否定的な言葉です。

「でも」「無理・・・・・・」 「疲れた」、 こんな言葉をつい口にしてしまうことはないですか?

振り返ってみると口グセになっているかも...

こうした言葉を発するのも、「自己保存」という脳のクセの表れであり、一種の自己防衛です。

グチめいた言葉を吐きだすのは、ストレスのガス抜きの感覚があるかもしれないです。しかし、それは誤解です。否定的な言葉は、脳には悪い影響しか与えないです。

A10神経群(えーてんしんけいぐん)が否定的な言葉にマイナスのレッテルをはることで、脳の理解力や思考力が落ちてしまいます。

自分が言わなくても、周りにいる人が否定的な言葉を言っているのを聞くだけで、脳は同様の反応をします。

ネガティブな発言を、日常的にしている人がいたら、少し距離をおいたほうがいいってことだね!

グチっぽい言葉は、無意識に出てしまうことも多いので、普段の何気ないログセを一度チェックしてみてください。気の置けない家族や友人に尋ねるのもいいです。

ポイント
ちょっとした口癖によって脳のパフォーマンスが落ちているとしたら、非常にもったいないことです。もしも、うっかり口から出そうになったら、すぐに引っ込めてください。

苦手意識をなくす。

職場で、苦手な上司とどうつき合うか、といった悩みをもつ人は多いと思います。

苦手意識が強いとストレスも溜まり、仕事にも影響が出るよね。

この上司は嫌だ、と思うと、上司にまつわるさまざまな情報に対して、A10神経群は「嫌い」というレッテルを貼ります。

その結果、上司が指示する仕事に対して、本来苦手なものでなくても、あまり前向きに取り組めなかったりします。

自分の得意な仕事を振られても、受け入れたくない気持ちになったりします。仕事も提案も、それ自体は何の問題もないのに、嫌いというレッテルが貼られた上司を経由するとします。すると、敬遠したくなってしまいます。

冷静に客観的に考えれば、否定的に感じる理由は何もないにもかかわらず、です。そうなってしまうのは損なことです。

人を嫌いになるのは、前に述べた「自己保存」「統一一貫性」という脳のクセのせいです。

こちらを否定してくるような言動は、自分の基準をなす「統一一貫性」からはずれます。そして、自分を守りたいという「自己保存」が働くことで「嫌いだから避けよう」となるのです。

ポイント
まずは、「この人は苦手」という先入観をなくして、その人のいい部分を見つけてください。どんな人にも、いい部分は必ずあります。そこを意識して見るようにしてください。

ご褒美を与える。

人と同じで脳もご褒美が大好きです。

ただ、やみくもに「ご褒美」を与えればいいわけではな いので、注意が必要です。

脳は「ご褒美」があると思うと、よく働きます。脳のなかには、ご褒美がないと、うまく働かないけれど、あると活発に機能する部分があります。その仕組みをご説明します。
  1. A10神経群(えーてんしんけいぐん)でレッテルを貼られた情報は、情報を理解、判断する前頭前野に入ります。それがプラスの情報であれば、「自己報酬神経群」にもち込まれます。
  2. さらに価値あるものにするために、「線条体(せんじょうたい)−基底核(きていかく)−視床(ししょう)」「海馬回(かいばかい)、リンピック」に入ります。※これらの神経群を「ダイナミック・センターコア」といいます。
  3. 情報がこのダイナミック・センターコアのなかをぐるぐる回ることで、「考え」「心」「記憶」が生まれていきます。

ダイナミック・センターコアの前方に位置し、前頭前野と線条体(せんじょうたい)−基底核(きていかく)ー視床(ししょう)をつなげている自己報酬神経群は、「自分自身への報酬=ごほうび」を与えられることによって機能する神経細胞群です。

脳にインプットされた情報の流れからわかるように、自己報酬神経群が働かなければモチベーションは上がりません。

また、思考力や記憶力も十分に発揮されません。

自己報酬神経群は、「ご褒美がもらえそうだ」という期待を持ったときに、「ご褒美をもらうために、がんばろう」と働きだします。
ポイント
主体性をもって自分から「ご褒美をもらうために、がんばろう」とならなければ、自己報酬神経群は積極的に働いてはくれません。モチベーションが上がらないときは、自分でご褒美を作ってください。

主体性を持って、行動する。

指示されたことをただやるだけでは、成長できません。上司や先生の指示に素直に従っているだけだと、脳の働きが鈍くなり、思考する力が高まりません。

もちろん、言われたことをちゃんと実行するのは大事です。しかし、それだけで終わってしまうと、思考する機会がなく、成長もできないです。

ご褒美が与えられそうなときに、活性化する自己報酬神経群。これは、「自分からやる」という主体性をもって、考えたり行動したりしなければ機能しないです。

「主体的にする」ことがとても大事です。ただ言われたことを機械的にやるだけの受け身の人は、自己報酬神経群が働かず、考える力が育まれません。

「上司に命令されたから」という従順さが部下に見えたら、上司は「部下が育たないぞ」と危惧すべきです。

人から支持されたとしても次のようね姿勢を持てるようにしましょう。

  • 「自分がやるからには、もっと何かプラスできないだろうか」
  • 「いわれたこと以外にも改善すべき点があるから、そこもついでに改良しよう」

一方、指示に従うだけの場合、失敗をすると、「上司がそうしろといったから」と、責任を安易に転嫁し、反省をしなかったりします。

主体性を持つということは、責任をもつことと表裏の関係にあります。

ポイント

主体性をもって事を行えば、思わぬ結果になっても、そこで反省をし、改善ができます。主体性のある失敗は、次なる成功への入り口です。指示されたことに従順なだけでは、思考力は深まりません。自分で考えて行動してください。

なんとかなると考える。

「あきらめが肝心」といいますが、脳にとっては、必ずしも好ましい選択とはいえないです。

生きていれば、さまざまな問題が次から次へと起こります。何の問題も起こらない人生を送る人は、ひとりもいないと思います。

大事なのは、問題が起こったときの考え方です。そのとき大切なのは 「無理かもしれない、もうあきらめよう」と簡単に思わないことです。

「無理かもしれない」という思いは、「自己保存」の本能からくる「自分を守ろう」という反応です。「自分には無理だ、あきらめるしかない」という思考は、脳の働きをとめる「否定語」として発動するので、思考力や記憶力を低下させます。

  • 難しい問題に直面すれば、「どう解決すればいいのだろう」と不安を覚えます。しかし、脳が不安な状態にとらわれると、情報は前頭前野に戻って「理解・判断」の作業をくり返すばかりとなります。
  • そして、そこから先へ思考が深まっていきません。答えを見つけられないなかで、情報は頭のなかをぐるぐる回り続けます。

それならどうすれば良いのでしょうか?

そんなときは、「もうできない、無理だ」とは思わず、「絶対に何とかなる」と思考を切り替えてみましょう!

そのうえで「何が問題を難しくさせているのか」を具体的に考え、対策を立てることに意識を集中する事が必要です。「問題」がある限り、自分にとって最適な「答え」は必ずあるはずです。

ポイント

うまくいかない状況が続くと、無理かもしれないという気持ちが強くなっていきます。

そういうときは、まず、そう思い込んでいる脳の「自己保存」のクセから、まずは一歩外へ踏み出すことが肝心です。

それには、「うまくいかない状況」「失敗した環境」から一度離れてみるのも手です。

いったん距離と時間をおくことで、思わぬヒントや発想が生まれることはよくあるのです。なんとかなると考えて、簡単に諦めるのをやめてください。

人のために行動する。

脳は、 興味をもち、好きになって、心を伝え合って生きていくことを本質的に求めています。

要は「違いを認めてともに生きる」ことを、脳は本能的に望んでいるということです。

最近は、多様性を大事にしよう、ということが盛んに言われているね。

脳はそもそも多様性を好むものです。多様なものに触れることで、脳は、心や感情を豊かにし、思考力を高めるのです。

多様な人とともに生きるために、考えや意見をすべて一致させる必要はありません。

「0か100」ではなく、「70点」の関係を目指せば、それで十分です。

相手が自分の感じ方、考え方とは違っても、それは正しくないというわけではなく、あくまでその人の感性であり、思考なんだと認めることです。

1つでも、2つでも認め合う部分があれば、それでよし、とすることが共生のコツです。

勝ち負けにこだわる成果主義的な考え方は、ともすれば相手を認めず、自分だけよければいいという発想を生みがちです。そうならないためにも、人や社会のために考え、行動するという発想はとても重要です。

ポイント

多様性を尊重して利他の精神を強くもつことは幸せの感情を生み出し、脳を若々しく保つことになります。ぜひ、人のために考え、行動してください。

新しいことに積極的にチャレンジする。

人は年を取ると未知のものを避け、身につけた知識や経験の範囲内で生きようとする傾向があります。

「自己保存」の本能が強くなり、チャレンジすることに不安や面倒を感じやすくなります。

しかし、脳の機能の衰えを防ぐには、感情を豊かにもって好奇心を失わず、新しい分野にも積極的にチャレンジすることが重要です。

人はそれなりの知識や経験が蓄えられると、知らないことや経験していないことが目の前に現れても「だいたい、こういうことなんだろう。」と、思いがちだよね。

そうですね。しかし、実際に経験してみるのと、想像することには大きな開きがあります。未知の世界に足を踏み入れることで、脳に対する考え方を思いのほか、深めることができます。
ポイント
チャレンジする前からわかったような気になって、行動を控えることはありませんか?脳のためには挑戦し続けるほうがいいです。ぜひ、挑戦する気持ちを持ち続けてください。

まとめ

解説は以上です。実は、脳は気持ちや考え方次第で、その働きを良くも悪くもできてしまいます。

あなたが、脳の働きを良くしたいと思うのなら、まずは、脳に悪い習慣をしっかり頭に叩き込んでください。

たったそれだけで、脳に悪い習慣は自然とやめられます。脳に悪い習慣をやめると、驚くほど、効率的に働くようになります。

その結果様々な悩みを解決したり、願望を叶えたりすることが可能になります。今回の解説が勉強になった、参考になったという人はコメントをお願いします。

 

    「脳に悪い12の習慣 スマホ依存で低下した脳機能も劇的にアップ!」
    1. 関心がないと脳は衰える。
    2. 「嫌い」だと思うと損をする。
    3. 否定的な言葉をやめる。
    4. 苦手意識をなくす。
    5. ご褒美を与える。
    6. 主体性を持って、行動する。
    7. なんとかなると考える。
    8. 人のために行動する。
    9. 新しいことに積極的にチャレンジする。

    ▼YouTube紹介

    ▼書籍の紹介

    ⬛図解 脳に悪い12の習慣(林 成之著 / 幻冬舎)
    Amazon⇨ https://amzn.to/3Qjk3aO
    楽天⇨ https://item.rakuten.co.jp/book/17131509/

    Twitterでフォローしよう

    おすすめの記事