こんにちは、あっきーです!
その法則とは「努力すれば成功する。成功すれば幸せになれる」というものです。
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多くの人は、次の売り上げ目標を達成できれば、あと3キロ痩せさえすれば、この会社で出世できれば、もっと幸せになれると考えます。成功が先に幸せは後に来る、必ずこの法則で考えると思います。
しかし、実際は違います。成功が幸せをもたらすのなら、出世した社員や入学試験に合格した学生など、何かの目標を達成した人はみんな幸せになっているはずです。しかし現実には、成功するたびに、次の成功へのゴールはどんどん遠ざかっていきます。
では、正しい法則とは何なのか。
ポジティブ心理学と脳科学の10年以上にわたる画期的な研究の結果、幸福感や楽観主義は実際に業績を高め、優れた成果をもたらすことがわかっています。この幸せの力を「ハピネス・アドバンテージ」と言います。大切なのは、幸せを先送りにしないことです。脳をポジティブで前向きな状態にすれば、モチベーションが高まり効率的に働くことができます。
当然、挫折から立ち直る力もわき、創造性が増すことで生産的になります。したがって、これまでよりずっと仕事がうまくいくようになります。
このブログでは、人生を幸福に生きるための方法を7個解説していきます。このブログを見て幸福の原則についてよくわかった、自分としての幸福を見直すきっかけになったという人は、コメントください。
Contents
幸せの定義
一方心理学では、「幸せとは、意味や目的の深い感覚を伴う喜びを覚える状態」と定義されています。いずれにしても、幸せは条件でも状況でもなく心で感じるものであり、ポジティブ感情によってもたらされるものです。
ただし、幸せは単なる「良い気分」ではないです。成功するために欠かせない重要な要素でもあります。幸せに関する200個の心理学研究を統合したメタ分析では、仕事のみならず、結婚生活、健康、友人関係、地域社会とのつながり、創造性など、僕たちの生活のほぼ全ての面で、幸福感が成功を導くことが実証されています。
幸福度の高い社員は生産性が高く、売り上げも多く、リーダーとしても優れ、高い業績を上げるため給与も高いです。また職も安定し、病欠や離職も少なく、仕事のストレスに負けることもないです。
さらに、幸福度の高いCEOのもとで働く社員は、幸福度も高く健康で、職場の雰囲気が好成績につながっていると感じています。
▼POINT 幸福は成功する為に欠かせない要素
- 幸福とは何か?幸福とは相対的なもので、それを感じる人によってそれぞれ異なる。ただし、幸せは単なる「良い気分」ではなく、成功するために欠かせない重要な要素でもある。
- 仕事のみならず、結婚生活、健康、友人関係、地域社会とのつながり、創造性など、僕たちの生活のほぼ全ての面で、幸福感が成功を導くことが実証されている。
幸福優位性
この働きは、人類の進化の過程で生じたものです。太古の時代、人間の祖先に向かってサーベルタイガーが襲ってきたとします。このとき脳は恐怖とストレスにより、ある化学物質を脳内に放出し、タイガーと闘うか逃げるか、どちらかの準備をさせようとします。この恐怖やストレスなどのネガティブ感情が行動の選択肢を狭めることが、生存のチャンスに直接つながります。
一方、最近まで科学者は、幸福感は単に人を良い気分にさせるだけのものとして考えてきました。
しかし、この考えは大規模な研究によって覆されています。
この研究によると、ネガティブ感情が「闘うか逃げるか」と選択肢の幅を狭める働きをするのと逆に、ポジティブ感情は可能な選択肢を増やし、人をより資創造的にし、新しい考えに対して心を広げてくれる効果があることがわかっています。
例えば、実験の前に、意図的に愉快な気分や満足感を感じさせるようにした被験者たちは、不安や怒りを感じさせた人たちより、ずっと視野の広い考えやアイディアを思いつきました。
ポジティブ感情によって、脳がドーパミンやセロトニンといった化学物質で満たされると、それらは単に気分を良くするだけでなく、脳の学習機能を司る部分の活性を高めます。
そうすると新しい情報が整理されやすくなり、記憶が長く保たれ、後でそれを素早く取り出せるようになります。また、神経細胞の連絡が密になり、素早くクリエイティブに考えられるようになります。
▼POINT ポジティブな感情は選択肢を増やす
- ポジティブ感情は可能な選択肢を増やし、人をより資創造的にし、新しい考えに対して心を広げてくれる効果がある。新しい情報が整理されやすくなり、記憶が長く保たれ、後でそれを素早く取り出せるようになる。
- 神経細胞の連絡が密になり、素早くクリエイティブに考えられるようになる。その結果、複雑な分析や問題解決がうまくでき、新たな方法を見出したり発明したりすることもよくできるようになる。
幸福度を上げる方法
ここで、心理学の研究で実証されている、幸福度を上げる方法を3つ紹介します。
- 瞑想する
- 意識して人に親切にする
- お金を使う
1つ目、瞑想する
神経科学の研究により、何年も瞑想をしている僧たちは、左前頭葉前部皮質が普通の人より発達していることがわかっています。脳のこの部分は幸福感を感じる部分です。瞑想は、いくつもの研究によって最も効果の高い幸福介入の1つであることがわかっています。瞑想をした直後の数分間、人は安らかで満ち足りた気分を覚え、知覚と共感が高まります。毎日5分だけでもいいので、呼吸に意識を集中する習慣をつけるようにしてください。
2つ目、意識して人に親切にする
2000人以上を対象とした大掛かりな研究を含め、たくさんの実証的研究によって、親切な行為をするとストレスが軽減され、精神の健康度が高まることが確認されています。ある研究によると、1日に5つ何か親切な行為を行うように指示された人たちは、それをしなかった人たちに比べ、はるかに幸福度が上がり、しかもその感情がその後何日も続いたそうです。1週間のうち1日を選んで、親切な行為を5つ実行してみてください。ただし、心理学的に有効であるためには、親切を意識的にやる必要があります。1日を振り返って、後から「そういえばあれは親切だったな」というのはあまり効果がないです。意識的に親切をするようにしてください。
3つ目、お金を使う
「幸せはお金で買えない」と言われますが、実はそうでもないです。ただし、単にものを買うのではなく、何かをするためにお金を使うことが大切です。研究によると、ものを買ったときに得られるポジティブ感情は短時間で消失するのに対し、経験、特に他の人と共有する経験にお金を使った場合は、価値のあるポジティブ感情が長続きすることがわかっています。別の研究でも、コンサートや友人との食事など、経験にお金を使った場合は、靴やテレビ、高級時計などのものを買った場合に比べ、はるかに大きな喜びをもたらしていました。あなたは普段どのようにお金を使っていますか?ものにお金を使うよりも経験に使った方が幸福度が高まります。これを意識して、お金の使い道を再検討してみてください。
▼POINT 幸福度を上げる方法3つ
- 1つ目、瞑想する。瞑想は、いくつもの研究によって最も効果の高い幸福介入の1つであることがわかっている。
- 2つ目、意識して人に親切にする。親切な行為をするとストレスが軽減され、精神の健康度が高まる。
- 3つ目、お金を使う。研究によると、ものを買ったときに得られるポジティブ感情は短時間で消失するのに対し、経験、特に他の人と共有する経験にお金を使った場合は、価値のあるポジティブ感情が長続きすることがわかっている。
テトリス効果
ゲーマーたちの間では、この奇妙な状態を「テトリス効果」と呼びます。
この効果の対象はテトリス以外にもあります。例えば、ある歌を一度聴くと、突然その歌がラジオをつけるたびに聞こえてくるようになる。新しいデザインのスニーカーを買うと、ジムで出会う人がみんな同じものを履いているような気がするなど、同じような経験は誰にでもあると思います。
ネガティブな見方が身についてしまうと、幸福も仕事の業績も台無しになってしまいます。しかし、どんな状況にあっても、常にポジティブな面を拾い上げる見方を訓練することもできます。前向きなテトリス効果が身につけば、身の回りから成功の可能性を高めるようなチャンスやアイデアが見つけられるようになります。
その訓練として最もおすすめなのが、仕事や生活の中で起きた良いことを、毎日リストアップすることです。夜寝る前に「今日起こった3つの良いこと」を紙に書き出してください。これをやろうとすると、脳は1日の出来事を振り返り、ポジティブと思えることを探し始めます。
たとえば、ちょっとおかしかったこと、大笑いしたこと、仕事で達成感を得られたことなどです。1日にたった5分間これをすることで、脳が自分の成長の可能性に気づき、それに働きかける機会を見つけられるようになります。
また人は、一度に注目できる範囲に限界があるため、ポジティブなことを考えると、それまで頭を占めていた他の小さな心配やイライラは意識の外に押し出されていきます。
▼POINT どんな状況でもポジティブな面を拾い上げるべき
- 物事は捉え方次第。どんな状況にあっても、常にポジティブな面を拾い上げる見方をすることが大切。
- 訓練として最もおすすめなのが、仕事や生活の中で起きた良いことを、毎日リストアップすること。夜寝る前に「今日起こった3つの良いこと」を紙に書き出す。1日にたった5分間これをすることで、脳が自分の成長の可能性に気づき、それに働きかける機会を見つけられるようになる。
反事実を変える
あなたが銀行に行った時を想像してみてください。中には50人ほどの客がいます。
約70%の人は「極めて不運な出来事」であると主張し、残りの30%は「非常に運がいい」と言います。不運と答えた人は「別の時刻に行くことも、別の銀行に行くこともできた。
めったに起きない出来事なのに、その時間にそこに合わせたことが不運で、おまけに撃たれたのだから不運に決まっている」と主張します。一方で、運が良いと答えた人は「腕じゃなくてもっと重要な箇所を打たれていたかもしれない。場所によっては命を落としたかもしれない。
だからすごく運がいい」「50人もいて他の誰も打たれなかったのは奇跡だ。全員が生きて帰れたのは非常にラッキーだ」と主張します。実際は、どちらの意見を持つ人にも脳では同じことが起こっています。それは、脳が反事実を作り出すという現象です。
反事実とは、実際とは異なるストーリーで、それとの対比で実際に起こったことを評価し、説明するというやり方です。つまり、出来事を不運だと捉えた人は、「銀行に行って打たれずに戻る」という別のシナリオを想像し、それに比べて現実は非常に不運だと考えます。
しかしもう一方のグループは、全く別のシナリオを作り出しています。「頭を打たれて即死する」「他にも多くの人が打たれる」というシナリオです。それに比べれば、みんなが生きて帰れるのは運が良いという解釈をします。
ここで重要なのは、どちらの反事実も完全な仮定であることです。自分の頭の中で創り出したものでしかないです。そのため僕たちは、どんな状況においても自分は惨めではなく、幸運だと思えるような反事実を選択できます。
ポジティブな反事実を選択すれば、気分が良くなるだけでなく、モチベーションが生じ業績も向上します。
▼POINT あえて最悪のシナリオを想像し比較すること
- 反事実とは、実際とは異なるストーリーで、それとの対比で実際に起こったことを評価し、説明するというやり方。
- 仕事で行き詰まったり、職場でフラストレーションが溜まったりしたときは、あえて最悪のシナリオを想像し、それと比較してポジティブな思考に切り替える意識すること。
ゾロ・サークル
礼節をわきまえ、恐れを知らないゾロは永遠のヒーローとされていますが、ゾロを最初からシャンデリアにぶら下がって飛び移ったり、剣の一振りで10人をなぎ倒したりする勇猛な剣士だったわけではないです。
ゾロは修行時代、土の上に小さな丸い円を描き、その中で闘う練習をしました。小さな円の中で自在に動けるようになると、徐々により難しい技を練習していき、それを1つずつ習得していきました。次第にロープにつかまって跳び移ることができるようになり、師匠まで打ち負かすようにもなりました。
これらの技はどれも、最初に小さな円を習得することを学ばなければ実現できなかったものです。若い頃のゾロは自分の感情をコントロールできず、自身の技についても無知で、目的が達成できるという自信も持っていませんでした。
仕事や個人生活において大きな目標を達成する時にもこの考え方が有効です。成功に向けて頑張る力をもたらしてくれるのは、自分の将来は自分で決められるという信念です。
しかし、ストレスも仕事量も、自分の能力が追いつかないほどの勢いで溜まっていくような時は、コントロール感覚が真っ先に失われてしまいます。このような時は、まず小さな達成しやすい目標に努力を集中することで、仕事を達成するために不可欠のコントロール感覚を取り戻すことができます。
何かを達成したいと思う時ほど、努力する範囲を狭めて、その努力が意図した通りの効果を上げていることを確認するようにしてください。そして必要なリソース、知識、自信を蓄えながら、徐々に円を拡大していき、大きな範囲を征服していくことが大切です。
▼POINT 狭い範囲からはじめて徐々に大きな範囲を征服する
- 成功に向けて頑張る力をもたらしてくれるのは、自分の将来は自分で決められるという信念。ストレスや仕事量が多く手が回らないときは、まず小さな達成しやすい目標に努力を集中することで、仕事を達成するために不可欠のコントロール感覚を取り戻すことができる。
- 努力する範囲を狭めて、その努力が意図した通りの効果を上げていることを確認すること。そして必要なリソース、知識、自信を蓄えながら、徐々に影を拡大していき大きな範囲を征服していくことが大切。
20秒ルール
知識は行動を伴わなければ意味がないです。しかし大抵の場合、知識の通りに行動することが最も難しいものです。どれほど常識的な人間であっても、良い習慣を維持するのは簡単ではないです。
人間の1日のほとんどは習慣でできています。その習慣を変えるためには毎日少しずつの努力が必要です。そしてその努力は出来る限り小さくすることが大切です。なぜなら、人は最も抵抗の少ない道に流されるようにできており、それが習慣だからです。
例えば、あなたがギターを弾けるようになりたいと考えていたとします。あなたのギターはクローゼットの中に置いてあり、取り出すのに20秒かかります。練習を始めるのに20秒の準備が必要だとすると習慣になりづらいです。もっとハードルを下げることが必要です。具体的にはギタースタンドを買い、リビングの真ん中にギターを置くことです。すぐに手に取ることができるようになり、練習するようになります。
ポイントは、望ましい行動を最も抵抗の少ない道にすることです。
変化のための障壁をわずか20秒下げるだけで、新しい生活習慣を作ることができます。
▼POINT 習慣のハードルを下げることで望ましい行動は増やせる
- 知識は行動を伴わなければ意味がない。これをやれば成功できると思っていても、実践できるのはごく一部の人のみ。毎日の習慣を変えるためには少しずつの努力が必要。そしてその努力は出来る限り小さくする。
- 変化のための障壁をわずか20秒下げるだけで、新しい生活習慣を作ることができる。この戦力はあらゆる場面に応用が効くので、取り入れたいと思う習慣のハードルを下げ、あなたにとって望ましい行動を増やしていくこと。
まとめ
- 幸せの定義
- 幸福優位性
- 幸福度を上げる方法
- テトリス効果
- 反事実を変える
- ゾロ・サークル
- 20秒ルール