こんにちは、あっきーです!
世間では自分の「やりたいこと」を仕事にすることが幸せな生き方だと言われています。そして、実際に自分の「やりたいこと」で成功して活躍している人は輝いて見えます。
しかし、自分の「やりたいこと」が分からなかったり、「やりたいこと」をやっているのに満たされなかったりするため、多くの人が悩みます。
このような悩みは、「好きなこと」と「やりたいこと」だと勘違いしているために生じます。
「好きなこと」とは自分が情熱を持っていることで、「やりたいこと」は実現のために情熱だけでなく才能も必要です。これからの時代を生きるためには、自分の「やりたいこと」を把握しなければならないです。
かつて日本では、定年まで入社した会社で働き続けることが美徳とされていました。それは、景気が良かったため、会社が倒産することがほとんどなく、終身雇用が成り立っていたからです。しかし、バブル崩壊によって日本経済は深刻なダメージを受け、有名な大企業でもリストラや倒産が珍しくなくなっています。
また、少子高齢化による労働人口の減少により、近年は新卒の就職活動は売り手市場でしたが、2020年から始まったコロナ禍による世界的な不況で、多くの企業が力を失っています。
不要なお金がかけられない企業は、採用に関していえば、志望者が有益な人材か否かを、これまで以上に激しく吟味(ぎんみ)するようになりました。その結果、自分の「やりたいこと」がはっきりしていない人や「何となく仕事をしてきた人」は、採用されづらくなっています。
つまり、「やりたいこと」をはっきりさせておかないと損する時代になっています。
今回は、本当にやりたいことを発見できる方法を7個解説していきます。
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「好きなこと」と「得意なこと」を混同しない
一方、「得意なこと」とは、自然と他人よりもうまくできて、やり続けていてもストレスになりにくいことです。「才能」とも呼ばれます。情報を集める、分析する、人と競う、細かい作業をする、知識を人に伝えるといったものがあります。
この「好きなこと」と「得意なこと」を組み合わせることで、「やりたいこと」が見えていきます。
注意してほしいのが、「得意なこと」と「スキルや知識」は別物です。スキルや知識は、「英語が話せる」「金融系の資格がある」「プログラミングができる」など、後から学んで身につけたもののことです。得意なことは様々な仕事で応用ができて、時代の変化にも左右されない大きな武器になります。
しかし、スキルや知識は活用できる分野が限られ、時代の移り変わりによって価値を失うことがあります。人生に必要なものですが、スキルや知識に縛られると選択肢が狭まり、やりたいことが見えなくなるリスクがあります。
大切なのは、幅広い場面で使えて、時代も問わない「得意なこと」を把握して「やりたいこと」を見つけることです。補助的な役割である「スキルや知識」はそれから身につけても遅くはないです。
また、「好きなこと」に固執しすぎるのはよくないです。YouTube広告のキャッチコピーに使われている「好きなことで、生きていく」という言葉はとても魅力的です。やりたいことを探している人にとっては、心惹かれるフレーズです。
しかし、どんな仕事でも「残業が多い」「顧客のクレームが激しい」など予期せぬトラブルがあり、好きなことを仕事にした人にとっては「思っていたのと違う」「天職ではないかも」という考えになりやすく、離職率が高いとされています。
重要なのは「好きなこと」よりも先に「得意なこと」を明確にすることです。「何でも自分なりのやり方で仕事にできる」という自信につながり、様々な形で対応できるからです。選択肢が広がれば、「やりたいこと」が見つかりやすくなります。
▼好きなこと」と「得意なこと」を組み合わせることで、「やりたいこと」が見えてくる
- 「好きなこと」とは、情熱がある分野のこと。「得意なこと」とは、自然と他人よりもうまくできて、やり続けていてもストレスになりにくいこと。この「好きなこと」と「得意なこと」を組み合わせることで、「やりたいこと」が見えてくる。
- 重要なのは、「好きなこと」よりも先に「得意なこと」を明確にすること。「何でも自分なりのやり方で仕事にできる」という自信につながり、様々な形で対応できるから。選択肢が広がれば、「やりたいこと」が見つかりやすくなる。得意なことは本人が自覚できていない場合が多いので自分をよく知っている親しい人に聞いてみることがオススメ。
「世の中のためになること」にこだわらない
しかし、これは自然なことです。他人や社会に貢献したと感じた時、脳内でドーパミンが分泌され、それが幸福感につながると指摘されています。ヘルパーズ・ハイと呼ばれる現象です。
これは仕事に当てはめることができます。3つの欲求が満たされないとやりがいを感じられず、幸福感を得られなくなります。
しかし、「世の中のためになる」「他人のためになる」という観点で仕事を選んでしまうと、本当の「やりたいこと」が見えづらくなり、結果的に幸福から遠ざかってしまう可能性があります。
どんな仕事でも誰かの役に立っています。どんな仕事でも十分他人に貢献しているのです。満足度が低い仕事として挙げられるのが倉庫作業やレジ打ち、工場の単純作業などです。これは、自分の仕事が他人の喜びにつながっている姿が想像しにくいからです。
しかし、倉庫作業の仕事がなければ物流は混乱しますし、レジ打ちをしてくれるおかげでスムーズに買い物をすることができます。工場の単純作業でつくられたものは、社会で役に立っています。やりたい仕事が世の中に貢献していないように感じるのは、知識や想像力が足りないだけです。違法な行為で無い限りは、どんな仕事も誰かの役に立っています。
だからこそ、「世の中のためになること」という固定観念を捨てて、やりたいことをしっかり見つけることが、結果的に誰かのためになります。
▼やりたい仕事が世の中に貢献していないように感じるのは、知識や想像力が足りないだけ
- 「やりたいこと」は「世の中のためになること」でないといけないと考えている人は多い。しかし、「世の中のためになる」「他人のためになる」という観点で仕事を選んでしまうと、本当の「やりたいこと」が見えづらくなり、結果的に幸福から遠ざかってしまう可能性が。
- やりたい仕事が世の中に貢献していないように感じるのは、知識や想像力が足りないだけ。そのため、「世の中のためになること」という固定観念を捨てて、やりたいことをしっかり見つけることが、結果的に誰かのためになる。
給料だけで仕事を選ばない
しかし、一定以上の年収から幸福度は上がりにくくなっています。
幸福度上昇の限界が訪れるのは、年収800万円前後と言われています。年収400万円の人が年収800万円になるのはとても大変なことです。しかし、その苦労に反して幸福度はほんの少ししか上がらないです。
つまり、給料の額にだけ固執して仕事を選んでも、相応の幸福を得られるとは限らないです。収入が倍になっても幸福度は倍にはならないです。
お金を稼ぐことよりもはるかに効率よく幸福度を高める方法があります。それは「結婚すること」です。
仲のいいパートナーとの結婚から得られる幸福は、収入アップから得られる幸福よりも767%も大きいとされています。さらに、健康状態が「普通」から「ちょっと体調がいい」に改善した時の幸福度の上昇率は、収入が上がった時よりも6531%も高いとする研究結果があります。
いくら仕事を頑張って平均以上の年収を稼いだとしても、自分に合ったパートナーと結ばれる喜びや、健康に生きられる瀬克から得られる幸福度の上昇レベルには遠く及ばないです。
基本的に、年収が上がれば上がるほどストレスが強まります。さらに高い収入を稼ぐようになると、仕事でプライベートの時間を削られるようになりがちです。仕事ばかりで家庭を顧み(かえりみ)なかったり、身体を壊してしまうリスクも上がります。
ただ年収の高さだけを追い求めると、収入が上がるほど幸福度が下がるリスクがどんどん増えていってしまいます。幸福な生活を目指したいのであれば、年収の額で仕事を選ぶのではなく、人間関係や健康の改善などに時間を割ける環境であるかどうかを重視した方が効率的です。
自分の欲求をすべて叶えようと思うと10億円、20億円といった年収が必要になります。しかし、そんな額を稼げるのはほんの一握りです。これを幸福の基準にしてしまうと、ほとんどの人が負け組になります。
▼お金を稼ぐことよりもはるかに効率よく幸福度を高める代表的なものが「結婚」と「健康」
- 一定以上の年収から幸福度は上がりにくくなっていく。お金を稼ぐことよりもはるかに効率よく幸福度を高める代表的なものが「結婚」と「健康」。
- いくら仕事を頑張って平均以上の年収を稼いだとしても、自分に合ったパートナーと結ばれる喜びや、健康に生きられる生活から得られる幸福度の上昇レベルには遠く及ばない。ほとんどの人が負けてしまう年収レースに乗ることなく、幸福度を上げるという観点で「やりたいこと」を探した方が、幸せな未来が期待できる。
苦手なことを知る
しかし、本当にやりたいことを探すためには、「苦手なこと」を知っておく必要があります。
苦手なことの中でも、ミスマッチの要素になりやすいのが「労働時間」です。
好きな仕事なら長時間働いても大丈夫と思いがちですが、人によって肉体的・精神的な限界は異なります。「1日に何時間働くことが可能なのか」「残業は週何時間までなら耐えられるか」「定時制とシフト制のどちらが向いているか」などをしっかり考えることにより、ミスマッチを減らしていく必要があります。
また、「人間関係」や「職場環境」についても考えておくことです。「職場の人と飲み会に行けるか」「大人数と少人数のどちらが得意か」「給与制度は実力主義や成果主義の方が良いか」など、できるだけ自分の言葉で答えを出してみてください。
「強み」が自分と合っている企業に就職できたとしても、苦手なことがあれば心身が不調になったり、思ったように活躍できなかったりします。自分の性質や「どんなことが耐えられないのか」といった内面と深く向き合い、自分にとって苦手な会社の文化やルールを明確にしてください。
それだけで選択肢を絞ることができ、やりたいことの実現へ近づけます。
▼「どんなことが耐えられないのか」といった内面と深く向き合い、苦手な会社の文化やルールを明確にすること
- 本当にやりたいことを探すためには、「苦手なこと」を知っておく必要が。苦手なことの中でも、ミスマッチの要素になりやすいのが「労働時間」「人間関係」「職場環境」。
- 「強み」が自分と合っている企業に就職できたとしても、苦手なことがあれば心身が不調になったり、思ったように活躍できなかったりする。自分の性質や「どんなことが耐えられないのか」といった内面と深く向き合い、自分にとって苦手な会社の文化やルールを明確にすること。
「好きなこと」に順位をつける
やりたいことを探すときに、好きなことの要素が欠けてしまうと、仕事のやりがいや充実感、生活における幸福感から遠ざかってしまうことになりかねません。
そんな状況を避けるために、「好きなこと」に順位をつけてみてください。
「好きなこと」に対して、どれを優先すべきかという順位をつけて可視化するだけで、今までと比べて格段に自己理解が深まります。
また、「好きなこと」で就きたい仕事の分野が定まったとしても、「苦手なこと」と重なる可能性もあります。そういう場合は、順位を下げたりしながら、自分なりのランキングを作成してみてください。そうすると、自分がどこに向かうべきか、大まかな地図のようなイメージが浮かび上がってきます。
「好きなこと」を突き詰めて考えてみることで、自分の将来の方向性を広い視点で認識することができます。
さらに、ランキングを作成できたら、過去に好きだったことも思い返してみて下さい。かつて好きだったのに苦手になってしまった、関心がなくなってしまったものには、様々な原因や理由があるはずです。
「なぜ、好きだったのに嫌いになってしまったのか」を考えることにより、さらに自分への理解が深まり、「好きなこと」がより鮮明になっていきます。
▼「好きなこと」を突き詰めて考えてみることで、自分の将来の方向性を広い視点で認識することができる
- 「好きなこと」に対して、どれを優先すべきかという順位をつけて可視化するだけで、今までと比べて格段に自己理解が深まる。また、「好きなこと」で就きたい仕事の分野が定まったとしても、「苦手なこと」と重なる可能性も。
- 「好きなこと」を突き詰めて考えてみることで、自分の将来の方向性を広い視点で認識することができる。かつて好きだったのに苦手になってしまった、関心がなくなってしまったものには、様々な原因や理由があるはず。その原因や理由を考えることで、さらに自己理解が深まるのでオススメ!
「得意なこと」に順位をつける
得意なことというのは、人それぞれに生まれながらに備わっている特性です。基本的には後から身につけることはできないです。
子供のころから得意だったものは誰にでもあり、それがあなたの才能になります。
得意なことは根本的な能力なので、どんなに時代が移り変わっても、どんなに科学技術が進歩したとしても、その価値は不変です。
そのため、やりたいことを探すうえで、永続的な価値を持っている「得意なこと」について自己理解を深めることは、大きな意味を持ちます。
また、自分が持っている「スキルや知識」と照らし合わせることも、得意なことを順位付けする参考になります。スキルや知識は後から身につけることができるものですが、決して「得意なこと」と関係がないわけではないです。「得意なこと」から派生したものがスキルや知識になっていることが少なくないからです。
そのスキルを身につけるときに、どのくらいスムーズに習得してきたか、もしくはどのくらい時間がかかったかを思い返すことで、順位がつけやすくなります。
▼得意なことは根本的な能力なので、時代が移り変わっても科学技術が進歩したとしても、その価値は不変
- 得意なことは根本的な能力なので、どんなに時代が移り変わっても、どんなに科学技術が進歩したとしても、その価値は不変。そのため、やりたいことを探すうえで、永続的な価値を持っている「得意なこと」について自己理解を深めることは、大きな意味を持つ。
- スキルや知識は後から身につけることができるが、決して「得意なこと」と関係がないわけではない。「得意なこと」から派生したものがスキルや知識になっていることが少なくないから。得意なことの順位付けは、現状のやりたいことを探すために役に立つのはもちろん、数年後に転職することになったときにも十分価値があるものになる。
「大事なこと」に順位をつけること
「好きなこと」と「得意なこと」によってやりたいことの大きな方向性が見えます。どんなジャンルでどんな働き方すればいいのか、といったビジョンが見えてきます。
しかし、それだけでは不十分で、最後に「大事なこと」を考え抜くことによって「本当にやりたいこと」が浮かびあがってくるのです。
「大事なこと」は「人生の目的」です。自分がどう生きたいかということはもちろん、自分が仕事をすることで周囲をどのような状態にしたいか、社会をどうしたいかを考えてみてください。現在の社会情勢や流行り、風潮などを考えると、自分にとって本当に「大事なこと」がより明確になります。
「大事なこと」は時間とともに変化します。自分の状況やタイミングによって何を大事にすべきかは変わってきます。もし将来転職するのであれば、現状のランキングと転職時のランキングでどう違っているかを比較すると、さらに自分のことを理解するこができます。
▼人生の節目、仕事の節目で「大事なこと」のランキングを作成してみるのも自己分析になるのでオススメ
- 「大事なこと」とは、あなたの人生における価値観のこと。自分がどう生きたいかということはもちろん、自分が仕事をすることで周囲をどのような状態にしたいか、社会をどうしたいかを考えてみること。
- 「大事なこと」は時間とともに変化。自分の状況やタイミングによって何を大事にすべきかは変わってくる。人生の節目(ふしめ)、仕事の節目(ふしめ)で「大事なこと」のランキングを作成してみるのも自己分析になるのでオススメ。
まとめ
宇都宮 隆二(うつのみや りゅうじ)】
- 「好きなこと」と「得意なこと」を混同しない
- 「世の中のためになること」にこだわらない
- 給料だけで仕事を選ばない
- 苦手なことを知る
- 「好きなこと」に順位をつける
- 「得意なこと」に順位をつける
- 「大事なこと」に順位をつける
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