こんにちは、あっきーです!
- 毒親とは…干渉のしすぎや暴言、暴力などで、子供を思い通りに支配します。自分の都合を優先して、子供を放置、遺棄(いき)することで、子供にとって「毒になる親」のことです。
- 親ガチャとは…カプセルトイのように、親にも当たり外れがあり、それによって子供の人生が左右されることを意味します。
この本には、自分を縛り付けていた親の影響から開放され、お金、時間、場所、人間関係、健康など、すべてを自分の自由にできるようになる親から独立する方法が44個書かれています。
今回はその中から、特に重要な4個を解説していきます。親子の関わり方に悩む方はもちろん、すでに親が亡くなられている方にも見ていただきたいブログです。
勉強になった、もっと知りたいと思った人はコメントください。
Contents
人生の9割は「親との関係」で決まる
というのも、親は子どもが出会う最初の「他者」であり、頼りにすべき「保護者」だからです。
親との生活で受けた影響は、人格を形成する時期を過ぎて大人になってからも、ずっと残り続けます。
親の考え方や、価値観など、さまざまな面で受ける影響の中には、プラスのものもあればマイナスのものもあります。特にマイナスのものが心に深く刻まれ、後々まで残りやすい傾向があります。自分の親を「毒親」だと思っている人が多いのもそのためです。
365日、毎日顔を合わせて生活をともにしていく中で、親の言動を見聞きし、深い関わりを持つ中で子どもは成長していきます。子どもにとって親は最初に出会う「他者」であり、人としてのモデルでもあります。 子どもが親に守られている以上、力関係においては圧倒的に親のほうが上になります。
親に愛されないことは、子どもにとっては死活問題です。
▼親との生活で受けた影響は、人格を形成する時期を過ぎて大人になってからも、ずっと残り続ける
- 親は子どもが出会う最初の「他者」であり、頼りにすべき「保護者」。親との生活で受けた影響は、人格を形成する時期を過ぎて大人になってからも、ずっと残り続ける。
- 親の考え方や、価値観などさまざまな面で受ける影響の中には、プラスのものもあればマイナスのものも。特にマイナスのものが心に深く刻まれ、後々まで残りやすい傾向が。
親の言動が「心のトゲ」に変わる理由
- 「あなたはいつもやることが遅い」
- 「何をやらせてもドジ」
そもそも親は、子どもを自分がこの世に生み出したという事実があるので、「子どもに対して遠慮なく、何を言ってもかまわない」と無意識のうちに思ってしまいがちです。
心理学では、幼少期の経験が人生の土台となり、大人になってからもその人の考え方や行動パターンに影響するといわれています。「親に否定された」と感じる言葉は、小さなトゲとなって心に突き刺さったままになり、その後の人生に影響をもたらしていきます。
おそらく誰でも1つや2つ、大人になっても忘れられないような、親の言動にまつわる悲しい思い出を持っていると思います。
大人になった今では、親の立場もある程度は理解できるようになっているいます。
- 「お父さんはあのとき、自分を鍛えようとして、わざと厳しく言ったんだ」
- 「お母さんは弟が生まれたばかりで大変なときだったから、私の話を聞いてくれなかったんだ」
など、理由をつけて親をゆるそうとします。もうずいぶん昔のことだし、とっくに自分の気持ちに折り合いはつけていると思い込んでいます。
しかし実際のところ、感情というのはそれほど聞き分けのいいものではないです。
ささいな言葉だったとしても、その言葉に「傷ついた」とか「ああ言われて悲しかった」という感情は、そのまま心の奥にずっと残り続けます。
大人として理性的に判断し、 ゆるしたつもりになったほうが気持ち的に軽くなる気がするのでそうしているだけで、本心では納得できていないからです。
▼幼少期の経験が人生の土台となり、大人になってからもその人の考え方や行動パターンに影響するといわれている
- 親は、子どもを自分がこの世に生み出したという事実があるので、「子どもに対して遠慮なく、何を言ってもかまわない」と無意識のうちに思ってしまいがち。
- 心理学では、幼少期の経験が人生の土台となり、大人になってからもその人の考え方や行動パターンに影響するといわれている。「親に否定された」と感じる言葉は、小さなトゲとなって心に突き刺さったままになり、その後の人生に影響をもたらしていく。
「癒されない感情」が与える影響7つ
癒されない感情とは過去に親に言われた言葉がトラウマになっていることです。今回はその影響を7つ紹介します。
1つ目:自己肯定感が持てない。
最近は「自己肯定感」という言葉がよく聞かれるようになりました。それだけ自分を肯定することができずに悩んでいる人が多いです。
自己肯定感が低いと、小さいことから大きなことまでありとあらゆる失敗について、「私に力がないからこうなった」「失敗したのは全部、私の責任だ」と必要以上に自分を責めることにつながります。
そもそも、人生で失敗が成功をもたらします。しかし、自己肯定感が低い人はそういう考え方をすることができず、「ああ、また失敗した。 自分はなんてダメな人間なんだろう」と限りなく負のスパイラルに入ってしまいます。
心理的に深く原因を探っていくと、幼少期に親が不用意に発した「そんなだからダメなんだ」というようなマイナスの言葉や、親に慰(なぐさ)めてほしかったのにつれなくされたというマイナスの態度に端(たん)を発していることがほとんどです。
幼少期の無垢な心で、親の言動をありのままに受け止めてしまいます。ことあるごとに「自分はダメ」の上書きをしていってしまいます。
2つ目:「「すみません」が口癖になっている」
- 「お尋(たず)ねしたいのですが」
- 「今、お時間よろしいですか?」
…と言えば通じるのに、わざわざ「すみません」と謝罪を意味する言葉を冒頭に持ってきてしまう人がいます。
おそらく本人は他意なく発しているのですが、こういう人に会うたびに僕は「親御さんに否定されて育ったのかな?」と感じてしまいます。
親が子どもに対してあれこれ口出しする人だったり、短気で気性が激しく子どもにあたる人だったりした場合、子どもは常に親の顔色をうかがうようになります。
その習慣が、他者に話しかけるときの「すみません」という言葉に反映されているのだと考えられます。
3つ目:「常に満たされない」
客観的に自分を振り返ったときに、恵まれていると思える環境だったにもかかわらず、心のどこかに穴があいているような空虚な感覚があったり、欠落感を覚えたりしていませんか?
他人に言わせればぜいたくな悩みなのかもしれないですが、人に理解されないだけに本人にとっては苦しいものです。第三者的に見ると、特に問題がない。
でも本人は決して満足していない。他人が思うほど自分の人生がいいものだとは思っていないし、他人が下す評価に自分の心が追いついていかない感じが常につきまといます。
その原因は親が自分に期待する「こういう人生を送ってほしい」を察知し、そのとおりに生きてしまったことにあるのだと思います。
親の期待する生き方を受け入れ、親の言うとおりにしたものの、それは親の望む人生であって、自分の望む人生とは異なっています。自分の本心とはかけ離れた人生になっているから苦しくなるし、満足感も得られないです。
親の思惑を優先させた結果、自分の心が置き去りになっているからこそ、はたから見ると何の問題もない人生でも、本人にとっては中身がスカスカしてからっぽな、満たされない人生と感じられてしまいます。
4つ目「自分に制限をかけてしまう」
誰に反対されたわけでもないのに、やりたいことがやれない人はいないですか?「世界一周の旅に出てみたいけど、本当にそんなことをしていいのか悩んでしまう」「コーチングやカウンセリングを勉強してみたいけど、なんだかためらってしまう」
そんなふうに自分に制限をかけることの裏には、「親に賛成されないのではないか」という思いがあります。
親から刷り込まれた安定志向の影響です。
今では世界でも有数の少子高齢社会になり、国の基幹産業(きかんさんぎょう)である製造業が衰退(すいたい)したうえ、IT化の波に乗り遅れるなど、国力が失われた日本に生きている僕たちにとっては、なかなかイメージしづらいものがあります。
しかし、親の意識はそのころで、とどまっています。だからこそ、いつまでも子どもに対しては「就職するなら大企業」「1つのところに長く勤めたほうがいい」「おとなしくしていれば、なんとかなるんだから」と、自分にとっての常識 を押しつけてしまいます。
その根底(こんてい)にあるのは親心です。
親は子どもに苦労してほしくないと思っています。それゆえに親は子どもに、就職に有利になるよう高学歴を望み、大きな会社に入ることを望みます。
親の安定志向を「今の時代に何を言っているんだろう?」と頭では思っても、子どものころから折にふれて感じ取った親の「安定第一」の価値観は、子どもの心に深く入り込んでいます。真の意味でそこから抜け出すのは、容易ではないです。
だから何かしようと思ったとき、「本当にこんなことをしていいのだろうか?」という制限が生まれてしまいます。
5つ目「 メンタル面のアップダウンが激しい」
感情のアップダウンが激しくて、自分で自分のことを持て余している人がいます。そういう人に限って、正しいか正しくないかに強いこだわりを持っていたり、白黒はっきりつけたがったりする傾向があります。
自分と異なった考え方や価値観を「そんなのはダメ」「私は認めない」と断罪したり、自分がいかに正しいかを延々(えんえん)と主張したりします。
その陰にあるのは、親からの抑圧だと考えられます。
自分自身が親に抑圧されて「ああしちゃダメ」「こうしちゃダメ」と常にジャッジされ続けてきたのだと思います。だから自分も、他人をジャッジするのが当たり前になっています。
自分が親の言いなりになってきたので、同じことを他人に求めてしまっている面もあります。他人が自分の思いどおりに動いてくれることなどあり得ないのに、それを求めてしまい、かなえられないと相手をゆるせない気持ちになります。
自分の思いのままにならないと腹が立つので、会う人会う人「気に入らない」と感じてしまい、つき合う人が減って孤立していく傾向があります。
6つ目「ルーズで自己管理がうまくできない」
自己管理ができず、ものごとをなりゆき任せにしてしまうのは、自分の人生を大切にしていないからです。
もっと強い言葉で言えば、自分の可能性を信じていないためです。
自分を律(りっ)して時間の使い方や行動をコントロールしたり、しなければいけないことを自分で決めて継続したりできるのは、そうすることで、自分自身の人生がよくなると信じられるからです。
逆に、なぜそれができないのかというと、「どうせ自分の人生は大したことない」「自分の能力も大したことない」「自分はちっぽけでつまらない人間だ」という思いが根底にあるからです。
親が不用意に発する「ダメな子」 「何もできない子」という言葉をそのまま受け止めて、「自分はそういうものなんだ」と思い、「ダメな自分」という自己像を作り上げてしまいます。
自分はちっぽけでつまらない人間なので、きちんとしたことをしても評価されないだろう、という確信に近いものを抱くようになります。
その結果、ルーズで自己管理できない人格が形成されていくわけです。
7つ目「 他人の言動に左右されてしまう」
自分では「こう」と思っても、ほかの人から「そうじゃなくて、〇〇なんじゃない?」と言われると、自分が間違っているのかもしれないと考えがグラつくことはないですか?
また、自分だけが損をしていて、自分だけが思ったように人生が回っていかないように感じられ、ほかの人がうらやましくなることはないですか?誰しも多かれ少なかれ、ほかの人の意見に惑わされたり、うらやましく感じたりすることがあります。
しかし度が過ぎている場合は、親との関係が影響している可能性が高くなります。
そうなると、自分の人生が自分のものでないような感じがつきまとい、自分に自信を持つことができないです。そのため、過度に他人の意見に惑わされたり、自分だけが損をしているような気持ちにり、自分以外の人がうらやましく感じられたりするようになっていきます。
▼親に言われた言葉は大人になってから、様々な影響をもたらす
癒されない感情とは過去に親に言われた言葉がトラウマになっていること。その影響を7つ紹介。
- 1つ目「自己肯定感が持てない」
人生で成功ばかりが続くということはあり得ない。失敗するから成功がもたらされる。しかし、自己肯定感が低い人はそういう考え方をすることができず、限りなく負のスパイラルに入ってしまい。その原因は、幼少期に親が不用意に発したマイナスな言葉や、マイナスの態度がほとんど。 - 2つ目、「「すみません」が口癖になっている」
親が子どもに対してあれこれ口出しする人だったり、短気で気性が激しく子どもにあたる人だったりした場合、子どもは常に親の顔色をうかがうように。その習慣が、他人に話しかけるときの「すみません」という言葉に反映。 - 3つ目、「常に満たされない」
客観的に自分を振り返ったときに、恵まれ(めぐまれ)ていると思える環境だったにもかかわらず、心のどこかに穴があいているような空虚な感覚を抱く人がいる。原因は親が私に期待する「こういう人生を送ってほしい」を察知し、そのとおりに生きてしまったことにある。 - 4つ目、「自分に制限をかけてしまう」
誰に反対されたわけでもないのに、やりたいことがやれない、そんなふうに自分に制限をかけることの裏には、「親に賛成されないのではないか」という思いがある。 親から刷り込まれた安定志向の影響。 - 5つ目「 メンタル面のアップダウンが激しい」
感情のアップダウンが激しくて、自分で自分のことを持て余している人がいる。そういう人は、白黒はっきりつけたがったりする傾向があり、その陰にあるのは、親からの抑圧。 - 6つ目、「ルーズで自己管理がうまくできない」
自己管理ができず、ものごとをなりゆき任せにしてしまうのは、自分の人生を大切にしていないから。親が不用意に発する「ダメな子」 「何もできない子」という言葉をそのまま受け止めて、「ダメな自分」という自己像を作り上げてしまう。 - 7つ目、「 他人の言動に左右されてしまう」
親に従わされる人生を送ってきてしまうと、大人になったときに、自分で考え、自分で人生を選択して行動することが難しくなってしまう。そうなると、自分の人生が自分のものでないような感じがつきまとい、自分に自信を持つことができない。
あなたは想像以上に親の影響を受けている
一般的には高校を卒業するくらいまで、経済面も含めて親が全面的に子どもの面倒を見る期間が続きます。つまり、子どもにとっては18年もの間、日々、親の話す内容が耳に入り、親の行動を目にする状況が続くということになります。
当然のことながら、その影響は絶大なものです。
また、日々の生活の中での親子の関わりが、子どもにとってのコミュニケーションの原点となっていきます。
家庭はある意味、閉ざされた世界でもあります。そもそも偶然に見てしまうか、故意にのぞき見をするかしない限り、他の家庭のありのままの姿を目にする機会はないです。
- 自分の親以外の人は、どういう親でしょうか?
- 子どもとどう関わっているのでしょうか?
詳しい部分は知りようがないです。
こうして家庭という閉ざされた場所で、自分の親を基準として人格が形成されていくわけです。
問題は親の価値観や先入観を引き継いでしまい、知らず知らずのうちに自分の中でさまざまな制限をかけ、自分で自分を生きづらくしていることです。
これを僕は「親ブロック」と呼んでいます。
▼親から自立していくための第一歩は、どういう部分で自分に「親ブロック」がかかっているかを知ることが大切
- 日々の生活の中での親子の関わりが、子どもにとってのコミュニケーションの原点。自分の親を基準として人格が形成されていく。
- 問題は親の価値観や先入観を引き継いでしまい、自分で自分を生きづらくしていること。これが「親ブロック」。親から自立していくための第一歩は、どういう部分で自分に「親ブロック」がかかっているかを知ることが大切。
まとめ
三凛さとし(さんりんさとし)】
- 人生の9割は「親との関係」で決まる
- 親の言動が「心のトゲ」に変わる理由
- 「癒されない感情」が与える影響7つ
- あなたは想像以上に親の影響を受けている
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