こんにちは、あっきーです!
日本人の寿命は延びていますが、「お金」を貯めにくい環境に置かれています。消費税は増税され、物価上昇でモノの値段が上がり、社会保険料の値上げで手取りは減っています。教育費は増え、老後生活の支えとなる退職金は減っています。
そうすると、長い老後に備えて資金をどのように貯めるかを考える必要があります。お金が貯まらない原因は収入が少ないからではなく、お金とどう向き合うかです。今回のブログでは誰でもできるお金を増やす方法を16個紹介します。ぜひお金を増やす発見につなげて下さい。参考になった人は、コメントをください。また明日から実践しようと思ったことをコメント欄で教えてください。
Contents
1.毎月のお金の管理が第一
家計は赤字なのか、黒字なのか、生活費に無駄はないか、確認して下さい。年間の手取り収入は、源泉徴収票や、毎月の給与明細と賞与明細を合計すれば分かります。次に生活費、住宅費、教育費、保険料、その他の年間のおおよその支出を把握します。
・単身世帯のうち勤労者世帯は月約17万円
消費支出を見直して、家計収支のうちどれだけ貯蓄に回せるかを把握することが重要です。
2.お金の置き場所を預貯金から投資に変える
具体的に日米の家計の金融資産の構成を見てみます。
・米国:株式・投資信託・債券といった有価証券の割合が約55%ある。
→つまり、日本と米国では、現金・預金と有価証券の割合がほぼ反対
ちなみに、日本の有価証券の割合は約16%です。1999年から2019年までの20年間で、米国の家計の金融資産が2.7倍になったのに対し、日本の金融資産は1.4倍にとどまっています。
この差は、投資が少ない日本と、投資の多い米国の差です。つまり、お金を増やしたいと思ったら、お金の置き場所を預貯金ではなく、投資にしていくことが重要です。まずは、つみたてNISAやiDeCoで気軽にできる投資信託の積み立てから始めて下さい。
3.複利で雪だるま式にお金を増やす
利息の付き方には「単利」と「複利」があります。
・「複利」→付いた利息が元本に組み込まれ、「元本+利息」にさらに利息が付く。複利は元本が毎年増える為、雪だるま式にお金が増える。
1年後:元本100万円+利息5万円で105万円。そこで利息の5万円も運用すると、2年後には110.25万円。(計算は、元本105万円+利息が105万円×5%の5.25万円)
→元本だけではなく、利息が利息を生む。
▼年利5%で複利運用した場合
20年後:20年後には複利効果は単利の1.3倍に、30年後には1.7倍にもなる。
運用は利息分を下ろさずに、そのままにして下さい。
若いうちから投資をすれば、資産を倍に増やすことができます。
4.地道な資産形成で2,000万円は可能
投資信託を利用して積立投資する方法を実践して下さい。
35年後:1,483万円の資産が構築。年利4%であれば、1,827万円となり、2,000万円近い資産を貯めることは可能。
毎月2万円の拠出が難しいなら、月5,000円でも1万円でも構わないです。余裕ができた時点で、月3~5万円を積立できれば追いつきます。低額でも毎月投資信託で長期積立をして下さい。
5.目標を明確にしてお金を貯める
お金を貯める目的は主に2つあります。
▼1つ目.「まさかの時に備える」
長い人生には、急にお金が必要になることがあります。そんな時に生活が立ち行かなくならないように、最低でも生活費の6カ月分を確保して下さい。
▼2つ目.「将来のイベントや夢を実現する」
資格を取りたい、車を購入したい、起業したいなど、夢の実現にはお金が必要です。
「数年後までに何万円貯める」のように、具体的に決めることで、浪費に走らずに貯めることができます。
6.手取り年収を把握する
手取り年収は、どこにも載っていない為、自分で計算するしかないです。
では、手取り年収を計算してみます。
1.額面の年収は「支払金額」の欄
2.所得税は「源泉徴収税額」の欄
3.社会保険料は「社会保険料等の金額」欄
4.住民税は、毎年5月頃に送られてくる「住民税決定通知書」の「税額」欄
→1.額面の年収-2.所得税ー3.社会保険料ー4.住民税=手取り年収
この手取り額が、貯蓄計算のベースになります。額面の年収が300万~1,000万円の場合では、約20~30%も引かれてることになります。
7.貯蓄割合は手取り年収の20%を目指す
教育資金、住宅資金、老後資金と、あれもこれも用意しなければと不安になりますが、計画的に貯めることを意識して下さい。
▼貯蓄額:2人以上世帯では年間45万円、単身世帯では年間31.1万円
貯蓄割合は、「頑張ってみる貯蓄割合」と「もう少し頑張れる貯蓄割合」を足したものにすると良いです。貯蓄割合は手取り年収の20%を目指して下さい。
8.成り行き貯蓄はNG、先取り貯蓄でお金を貯める
→収入はすべて使い切ってしまう傾向がある
この法則を逆手にとると、最初から給与天引きなどを利用して手取りを減らせば支出も減ります。生活費を支出した後に、余ったお金を貯蓄に回すのではなく、給料が入ったら真っ先に貯蓄分を取り分けてしまい、残った分で毎月のやりくりをします。
先取り貯蓄が鉄則です。そして、先取り貯蓄を自動的に行う仕組みを活用すれば、さらにお金が貯まりやすいです。「財形貯蓄」「自動積立定期預金」「つみたてNISA」「持株会」などをお勧めします。無理なく自分に合った方法で始めて下さい。
9.人生には4度の「貯め時」がある
人生には様々なライフイベントがあり、教育費・住宅費・老後資金は人生の3大支出と言われています。
▼1回目.社会人になってから結婚するまでの「独身時代」
特に実家暮らしでは家賃や食費などの負担が軽くなる人が多いです。コツコツ貯蓄しておくと後が楽になります。
▼2回目.「結婚して子どもが生まれるまでの時期」
特に共働き家庭は比較的お金にゆとりができます。
▼3回目.「子どもが生まれて小学校の時期」
一般的には、教育費にあまりお金がかからない時期です。
▼4回目.「子どもが社会人となってから退職までの時期」
教育費の負担がなくなったと安心せずに、その分をしっかり貯める意識を持たないと、あっという間にお金が消えます。
貯め時にしっかり貯蓄することを意識して下さい。
10.公的年金は有利な投資
国民年金は約10年受け取ると、支払った年金保険料よりも得をします。なぜなら、国民年金の半分は税金で賄われており、厚生年金保険料の半分は事業者負担だからです。「公的年金の本質は保険」ですが、低金利時代の現在では「公的年金は有利な投資」とも言えます。
11.クルマは本当に必要か?
マイカーにかかる年間維持費は、車種によって変わりますが、1台につき約30万~40万円です。さらに車両購入費用も加えると、年間実質負担額は40万~60万円になります。
マイカーがなければ生活に支障がある地域に住んでいるのなら仕方ないですが、普通自動車から軽自動車に買い替えたり、台数を減らすなどの検討はすべきです。また、どうしてもクルマに乗る必要があるなら、カーシェアリング、タクシー、レンタカーなどの代替手段でも可能か考えて下さい。
12.家庭の支出は固定費をまず見直す
2.変動費:毎月の支出が変動する食費や交際費など
主な固定費は、住居費、水道光熱費、通信費、保険料、新聞代などです。毎月の固定費を1万円削減できれば、年間12万円、10年続ければ120万円の節約になります。
・電気・ガス代は、電力の自由化により、電力会社を乗り換えると年間1万~3万円が節約できる。
・スマホは格安SIMに変えると、毎月約4,000円の節約になる。
・生命保険は必要以上に入っていないか、適切な必要保障額か、補償内容を見直す。
13.ふるさと納税で税金が安くなる
年4万円までの寄付で自己負担額が2,000円となる。つまり、4万円を寄付すれば、2,000円の自己負担で返礼品が手に入り、翌年の所得税・住民税が3.8万円(4万円-2,000円)安くなる。
自治体の多くは寄付した人に対し、寄付額の最大30%相当の返礼品を送ってくれます。つまり、2,000円の自己負担で4万円×30%で1.2万円相当の商品が手に入ります。ふるさと納税は「税金を前払いすれば2,000円で返礼品がもらえる制度」と言えます。
14.クレジットカード払いは「借金」
クレジットカードは後払いの為、利用するだけで「借金」です。一般的に1回払いや2回払い、ボーナス1回払いは利息はゼロですが、分割払いやリボ払い、キャッシングは高い手数料が発生します。利用するときは、一括払いが原則です。特に絶対にやってはいけないのがリボルビング払いです。
▼もし、20万円の買い物を毎月5,000円のリボ払いで返済するとした場合
→8万円ほどの金利がつき、しかも支払いは、56回で4年8カ月かかります。
もし今リボ払いをしているのなら、1日も早く全額を返し終えて下さい。
15.持ち家と賃貸ではどちらがトクか
結論としては、多くの場合、ほとんど同じような総支払額になります。どちらにもメリット・デメリットがある為、一概にどちらが良いとは言えないです。
ただ、老後を考えると家賃を払い続けなければならない「賃貸」の方が負担が重く、住居費に大きな差が出ます。可能であれば、持ち家をお勧めします。
▼賃貸の場合
家賃9万円なら30年間で合計3,240万円かかる。さらに更新料が家賃1カ月分2年ごとにかかる場合、9万円×15回=135万円。合計3,375万円かかる。
▼一戸建ての場合
ローンを完済していれば、支払わなければならないのは固定資産税だけで年額13万円とすると、30年で390万円かかる。同様にマンションの場合は、管理費・修繕積立金が毎月2.5万円とすると、30年で900万円。固定資産税が年額8万とすると240万円で合計1,140万円かかる。
賃貸の場合、高齢者だと家を借りづらくなる可能性がありますが、安い家賃の物件を選んだりと臨機応変に対応できます。
持ち家なら、何よりも「立地」が重要です。立地が良ければ売りやすく、資産価値が落ちにくくなります。
16.足るを知る
お金は全てではないです。健康も生きがいも欠かすことができないです。
家計でいうと、自分の身の丈に合った生活を送り、むやみに不満を持たないことで、これが実践できる人は、収入や資産の多寡に関わらず、幸せな生活を送ることができます。お金を貯める夢や目標を持って、足るを知り身の丈にあった生活を送ることが、人生を豊かなものにしてくれます。
まとめ
解説は以上です。あなたのライフステージを輝かせる為には、お金の知恵は必要です。このブログがそのキッカケとなれば嬉しいです。無理なく自分に合った方法でお金を増やして下さい。今回のブログが勉強になったと思った人は、コメントしてください。
るお金の習慣」
2.お金の置き場所を預貯金から投資に変える
3.複利で雪だるま式にお金を増やす
4.地道な資産形成で2,000万円は可能
5.目標を明確にしてお金を貯める
6.手取り年収を把握する
7.貯蓄割合は手取り年収の20%を目指す
8.成り行き貯蓄はNG、先取り貯蓄でお金を貯める
9.人生には4度の「貯め時」がある
10.公的年金は有利な投資
11.クルマは本当に必要か?
12.家庭の支出は固定費をまず見直す
13.ふるさと納税で税金が安くなる
14.クレジットカード払いは「借金」
15.持ち家と賃貸ではどちらがトクか
16.足るを知る
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