こんにちは、あっきーです!
考えることなく感情に動かされていたら、お金では確実に失敗します。
お金で苦しまないためには、お金を理解して、考えて、判断しなければいけないです。
節約するための考え方や、投資を行うための知識を身につけてください。
今回のブログでは、パックン式、経済的自由を手にするための知識を11個のポイントにまとめました。
是非、今よりも余裕のある気持ちと生活を手にした未来を掴んでください。
今回のブログを観て参考になった、面白いと思った人はコメントお願いします。
Contents
預金すると損をする
- 何年経てばお金が倍になるかを計算する計算方法。
- 「72÷利益率=お金が倍になるために必要な年数」。例えば、利益率3%でお金を運用した場合、72÷3で24年後にお金が倍になる考え方。では、いまの銀行預金の金利に近い、0.001%で預金を続けた場合、あなたのお金は何年後に倍になりますか?答えは、72,000年後。
- 言い換えると、あなたの先祖が72,000年前の旧石器時代に100円貯金をしていたら、いまようやくお金が2倍の200円になっているということ。
では、72,000年前と比べて、生活するうえで必要なお金はどのように変化しているのか?
例えば、約50年前と比べて、日本の物価は上がっています。1960年頃、コーヒーは1杯60円でした。ディズニーランドの入場料は開演当初に比べて現在は倍増しています。
現在10%の消費税は、50年前には存在していなかったです。銀行の金利は物価上昇よりも利率が低いです。
「投資は怖い、預金は減らないから安心」は間違いです。
預金がゼロで良いとは言わないですが、全ての資産を銀行に預けるのはやめてください。
投資開始前に貯めるお金
お金を育てる投資は大切です。
※ただし、誰もがいますぐに投資を始めた方がいいわけではないです。
投資を始めた方がいい人は、「そのうち資金」と「エマージェンシー資金」という2つのお金を準備できた人です。
- そのうち資金とは…明日の電車賃や来月の家賃、来学期の子供の学費、挙げる予定の結婚式費用のように、そのうち使う予定のあるお金です。目の前に迫っている支払いがあるのであれば、そのお金は投資するのではなく手元にとっておく必要があります。
- エマージェンシー資金とは…仕事を失った、大病をした、自然災害にあった、スマホが壊れたなどのトラブルに備えるためのお金です。トラブルが発生した時、全てのお金を投資して手元にお金がない状態だと確実に困ります。
そのうち資金やエマージェンシー資金の必要金額は人によって違います。保険に加入しているかどうかでも、必要な金額は変わります。
まずは自分の現状を確認して、自分にとって必要となる生活費を把握してください。
そうすることで、そのうち資金の目安がわかります。そのうえで、あらゆるトラブルを想像して、自分にとってのエマージェンシー資金を把握してください。
借金は早く返す
もしいま、借金のある人は、投資をするよりも借金を早く返すようにしてください。
ちなみに、ここで言う借金は、消費者金融などからお金を借りる借金だけではなく、クレジットカードの分割払いやリボ払いも含みます。借金返済には投資と同じような効果があります。もしかすると、投資よりもお金の効率は良くなるかもしれないです。投資は自分が投じたお金に金利がついてお金が増える仕組みです。
ただし、投資に失敗してお金が減るリスクもゼロではないです。
それに対して借金は、早く返済を終わらせると金利や手数料を節約できます。
しかも、投資とは違ってお金が減るリスクは完全にゼロです。金利が完全にゼロの借金や、ゼロに近い低金利の借金であれば、借入を残したまま投資を始めてもいいかもしれないです。
ただし、金利の高い借金はいますぐに返済をしてください。
- 元本が10万円以下の場合、年20%の金利。元本が10万円以上、100万年以下の場合、年18%の金利。元本が100万円以上の場合、年15%の金利が上限として設けられている。
- そして、クレジットカードのリボ払や消費者金融の貸付は、この上限に近い金利で設定されている。
金利は非常に怖いです。金利15%は、借りたお金に15%上乗せで返済することではないです。金利15%とは、100万円借りて60回の分割返済をした場合、142万7,400円も返済する金利です。
借金は金利だけではなく、返済期間が延びればその分、複利で返済額が大きくなっていきます。
収入は「3・5・2の法則」で分ける
投資資金を確保するには、節約する必要があります。だからこそ、多くの人が節約をしようと考えた経験があるはずです。ただし、節約することは簡単ではないです。意志力だけで節約できると考えないでください。
仕組みをつくって節約に臨んでください。
節約をするために大切な仕組みのひとつに、「3・5・2の法則」があります。
- 手にしたお金を3:5:2の割合で分けてお金の使い道を意識する方法。
- 収入の3割が投資、5割が生活費、2割が娯楽費。この割合を意識するだけで、節約して投資資金を確保することが可能になる。なにごとにも基準が必要。
自分の収入から、どの程度のお金を投資に回し、どの程度のお金を生活費や娯楽費に充てるのか基準がないから節約ができないだけです。
「3.5.2の法則」をもとに、いまの自分の収入額から生活費、投資資金、娯楽費の具体的な金額を把握してください。
例えば、手取り30万円の人は、15万円が生活費、9万円が投資資金、6万円が娯楽費です。3・5・2の法則では、生活費と娯楽費を切り分けているため、節約しても心理的な辛さは大きくないです。
「これだけのお金は自由に使っていいお金」という心のゆとりは節約の苦しさを軽減してくれます。
節約は固定費から
もちろん、既に生活費が収入の5割以下の人は節約しなくてもOKですが、多くの人は生活費が収入の5割以上になっています。自分の生活費が収入の5割以上になっているのであれば、生活費の節約に取り組んでください。
生活費を節約する時に、最も大切なことは固定費の節約を最初に行うことです。
- 固定費とは、毎月の支出額が大きく変動することのない、決まった支出のこと。具体的に言えば、家賃、保険料、サブスク、通信費など。
- 固定費は一度見直しをすれば、その節約効果がその先ずっと続く。家賃が1万円安くなれば、引越しをするまでずっと1万円節約し続けられる。しかも、見直しをした後は、何も考えなくても自動的に節約できる。
仮に食費を毎月1万円節約しようと決めれば、食事のメニューを常に考えなければいけないです。しかも、1ヶ月目は1万円の節約に成功したとしても、その先もずっと成功するとは限らないです。
生命保険の必要性は低い
だから、保険に入る時には、「何かが起きる可能性」と「何かが起きた時のリスクの大きさ」を最初に把握すべきです。
例えば、加入者が死んだ時に助けてくれる死亡保険なら、加入者が死ぬ可能性を考慮する必要があります。そのうえで、加入者が死んだ時のリスクの大きさを考える必要があります。
はっきり言って、扶養家族がいない人や、住宅を購入して団体信用生命保険に入っている人には、民間の生命保険はほとんど必要ないです。
さらに、扶養家族がいたとしても、パートナーがしっかりと収入を得られる仕事についている場合にも、生命保険はほとんど必要がないです。その理由は至ってシンプルで、加入者が死んだとしても、家族は金銭面で困ることがないからです。
基本的に民間の死亡保険が必要な期間は、結婚をして住宅を購入するまでの間の短い期間だけです。そして、この短い期間中も、パートナーが収入をしっかりと得る力を持っていれば必要ないです。
この前提をまずは押さえてください。
- 貯蓄型の保険…貯蓄型の保険は加入するメリットが全くないと考えるべき。貯蓄性の保険とは、例えば学資保険のように加入期間中に死ななければ払ったお金が返ってくる仕組みの保険。
言葉を聞くと、払ったお金が返ってくるためいい保険に聞こえます。ただし、実際には保険と貯蓄や投資は分けて考えた方が断然お得です。貯蓄性保険のリターンは、投資に比べてかなり割が低いです。
2種類の収入を手に入れる
- 2種類の収入とは…アクティブインカムと言われる労働収入と、パッシブインカムと言われる不労収入です。
多くの人は、労働収入でお金を手にしています。そして、不労収入を手にしたいと考えています。FIREと言われる早期リタイアがブームになっている理由も、早く労働収入から解放されて不労収入で生活をしたい思いからです。
ただし、よほどのお金持ちではない限り、労働収入を手にしなければ生活できないです。そして、労働収入を得ることはお金の大切さを感じることができ、節約の心を鍛えてくれるため非常に素敵なことです。
あなたもいま、労働収入でお金を手にしているのであれば、その現状を悪く考えないでください。
ただし、やはり労働収入を手にしているだけで安心できる未来は掴めないです。労働収入の本質は、人の役に立った対価としてお金を得ることです。そして、人には時間や体力などの資本に限界があります。人の役に立つのもどこかで限界がきます。
価値ある資産に長期投資する
ギャンブルは運任せで短期的な利益を得るものです。そして、必ず勝者と敗者が存在します。ギャンブルでは、参加者全員が勝つことはあり得ないです。
それに対して投資は、運任せではなく価値あるものにお金を投じて、長期的な利益を得るものです。そして、投資した人全員が勝者になることが可能です。だからこそ、SNSなどで見かける「短期間でお金が増えた」声に踊らされないでください。
投資のセオリーは、長期投資です。
長期とは、1年より10年、10年より20年など、長期間投資を続けましょうってことです。投資を始めたら、長く続ける方がいいです。その証拠となるのが過去の株価の動きです。
- アメリカを代表する500社の平均株価である「S&P500」は、オイルショックやリーマンショックで一時的な株価下落はあるものの、総合的にはずっと右肩上がりに成長。
- ずっと右肩上がりってことは、投資期間が長ければ長いほどお金が増えているってこと。そして、ずっと右肩上がりってことは、いつ始めた人であっても長期投資をした人の中には損をした人がいないってこと。
2種類の投資利益
- キャピタルゲインとは…1万円で買った株を2万円で売却をした差額利益のこと。要は、株価が上がることで得られる利益であり、株を手放して初めて得られる利益。
- それに対しインカムゲインとは…配当金や株主優待のように、株を持っているだけで継続的に得られる利益。配当金や株主優待に関しては、企業のホームページなどで情報が公開されている。
ちなみに、あなたは2種類の利益のうち、どちらの利益を手にしたいですか?
もちろん、キャピタルゲインとインカムゲインの両方を手にできることが一番いいです。ただし、キャピタルゲインとインカムゲインは反比例の関係にあることが多いです。
だからこそ、お金を増やす必要がある時期には、キャピタルゲインを重視する必要があります。
すでに大きな資産を築いていて、これからは資産を守りたいと考える人はインカムゲインがいいかもしれないです。
ドルコスト平均法を疑う
仮に毎月5万円づつ投資信託Aに投資をする」とします。
そうすると、投資信託は日々価格が変動するため、次の2つのことが起きます。
- 1投資信託Aが安い時には、投資信託Aを多く買う
- 2投資信託Aが高い時には、投資信託Aを少なく買う
ドルコスト平均法にはこのような効果があるため、積み立て投資をすれば、値段が高い時にたくさん買ってしまうミスをなくせます。せっかくの安売り期間中に少ししか買えなかったミスもなくせます。しかも自動的に。
このような話をすると、「ドルコスト平均法最高!」と考える人が多くいます。中には、1,000万円を投資しようとする時に、わざわざ10年間の分散投資を行うために毎月約83万円ずつしか投資しない人まで現れます。
はっきり言います。
手元にお金があるにも関わらず、ドルコスト平均法の恩恵をうけるために積み立て投資をするのはもったいないです。
- 先ほど伝えた長期投資の考え方。株価の成長や、複利の力、どちらをとっても長期投資が最も大切な考え方。手元にせっかくお金があるのに、わざわざ分割投資をして一部のお金を投資せず手元に残すのは絶対にもったいない。
- あえて自分で好んで、株価の成長や、複利の力を手放してお金を寝かせているだけ。
まだ手元に投資するお金がない人にとってはドルコスト平均法は非常に有効です。
ただし、手元にお金がある人にとっては、ドルコスト平均法はよくないものと考えてください。
インデックスファンドとアクティブファンド
ここまできたら詳しく教えてください!
- インデックスファンドとは…株式市場の平均的なリターンを目指すもの。
- それに対し、アクティブファンドとは…ファンドマネージャーと呼ばれる投資のプロたちが、銘柄を厳選してインデックスファンドよりも高いリターンを目指すもの。
この説明を聞くと、「プロが厳選して高いリターンを目指すならアクティブファンドがいい」と思う人もいると思います。
ただし、本書の著者、パックンさんは、アクティブファンドよりもインデックスファンドの投資をオススメしています。
その理由は大きく2つあります。
➡その2つは、「手数料の差」と「過去の実績」。
まず、投資信託で運用をする時は、信託報酬と言われる手数料がかかります。そして、アクティブファンドはインデックスファンドよりも約1%ほど手数料が高いです。1%の手数料とは、
- 100万円を30年間運用すれば50万円もの差がでる。50年間運用すれば100万円、要は元本と同額程度の差がでる。金利の1%は、たかが1%という言葉では片付けられないほど大きな差。
ちなみに、投資の目的は手数料を安くすることではなく資産を増やすことです。どれだけアクティブファンドの手数料が高くても、本当にインデックスファンド以上のリターンを実現してくれればアクティブファンドの方がいいです。
ただし、歴史的に見ると、約8割ものアクティブファンドがインデックスファンドよりもリターンが下回っています。要は、8割のアクティブファンドは、インデックスファンドよりも高い手数料を払い低いリターンしか手にできなかったってことです。これが、パックンさんがインデックスファンドをオススメする理由、「手数料の差」と「過去の実績」です。
ちなみに、インデックスファンドの中にも、いろんな種類の投資信託があります。もちろん、インデックスファンドを選択した時点で、かなり正しい投資を行えているのは間違いないです。
ただし、どうせ投資をするのであれば、より高いリターンをくれる投資先を選びたいです。
- その場合は…アメリカの代表企業で構成される「S&P500」のインデックスファンドを選んでください。
S&P500には、アップル、マイクロソフト、アマゾン、テスラ、ジョンソン&ジョンソンなど、世界的に有名な企業が名を連ねています。そして、投資の神様として知られているウォーレン・バフェットさんは資産の90%をS&P500に入れるように言っています。
まとめ
【「無理なく貯めて賢く増やす パックン式お金の育て方」】
著者:パトリック・ハーラン
- 預金すると損をする
- 投資開始前に貯めるお金
- 借金は早く返す
- 収入は「3・5・2の法則」で分ける
- 節約は固定費から
- 生命保険の必要性は低い
- 2種類の収入を手に入れる
- 価値ある資産に長期投資する
- 2種類の投資利益
- ドルコスト平均法を疑う
- インデックスファンドとアクティブファンド
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