こんにちは、あっきーです!
つまり、勉強法は一つではないです。
様々な分野のスペシャリスト達がオリジナルの勉強法を公開しており、様々な選択肢があります。しかし、選択肢が多いだけ自分に合った勉強法や本当に効果のある勉強法が何なのか分からなくなります。
しかし、多くの勉強法書籍を見てみると、勉強ができる人たちの多くが認める共通のノウハウがあることが分かりました。
複数の本に同じノウハウが書かれているというのは、それだけ大事だからです。逆に、100冊の勉強法の本に1回しか紹介されていないノウハウは、その著者のオリジナルのノウハウであったり、他の著者は重要視していないノウハウの可能性が高いです。
100冊中50冊に書かれてあるノウハウと、100冊中1冊にしか書かれていないノウハウでは、50冊に書かれているノウハウの方が、汎用性や再現性は高いと言えます。
つまり、身につきやすく、マネしやすく、多くの人に役立つノウハウであると言えます。複数の本に紹介されているノウハウを身につけた方が効率よく勉強することができます。また、共通のノウハウを意識して勉強すれば、才能を問わず知識を増やすことができます。
今回は、たくさんの勉強法の本に共通して紹介されてある8個の方法を紹介します。勉強法の本はたくさんあって、どれを読んだらいいのか分からない人は、是非このブログを最後まで観てください。
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Contents
繰り返し復習すること
復習が大切な理由は、脳に「繰り返し覚えたことは忘れにくい」という仕組みがあるからです。
記憶の大切さや脳の働きを仕組みから理解することで、効率よく物事を覚えることができます。多くの人は、「人がどのように物事を記憶しているのか」を知らないまま勉強してしています。それでは、勉強時間の割にはなかなか結果が出ないです。脳にも性質があり、脳の性質に従わないと、いくら努力しても記憶力は向上しないです。
記憶を定着させるには、復習回数を増やすことです。記憶は、保持される時間の長さによって「短期記憶」と「長期記憶」に分けることができます。「短期記憶」は、その名の通り保持される時間が短い記憶のことで、すぐに記憶できる反面、すぐに忘れてしまいます。脳にある「海馬(かいば)」という器官が短期記憶をつかさどります。
全ての情報は、一度、短期記憶として蓄積されて、その後「重要だな」とみなされた情報だけが大脳皮質に送られて、長期記憶となります。
この「重要だな」とみなされるために行う作業が復習です。1回の勉強で頭に入ると思っている人もいると思いますが、復習を繰り返さないと、使える知識は脳に刻まれないです。
ポイントとして、1回目の復習は翌日までにすると記憶に定着しやすくなります。なぜかというと、一度、覚えてから時間が経つほど、もう一度覚えるのに時間がかかるからです。そして、復習の回数を重ねるごとに、覚え直す時間が短くなることが分かっています。
▼復習が大切な理由は、脳に「繰り返し覚えたことは忘れにくい」という仕組みがあるから
- 復習が大切な理由は、脳に「繰り返し覚えたことは忘れにくい」という仕組みがあるから。つまり、記憶を定着させるには、復習回数を増やすこと。
- 全ての情報は、一度、短期記憶として蓄積されて、その後「重要だな」とみなされた情報だけが大脳皮質に送られて、長期記憶となる。この「重要だな」とみなされるために行う作業が復習。
1日後、1週間後、1か月後といったように、間隔をあけて復習することがオススメ。
目的とゴールを明確にすること
「なりたい自分」を明確にする理由は2つあります。
一方で、自分の中で「勉強の目的」がはっきりしていたり、「こんな自分になりたい」という目標がはっきりしていると、向上心や真剣度が高くなります。二つ目は、「何をすべきか」が具体的になること
「なりたい自分」を細かくイメージするほど、目標達成に必要な方法が見つかりやすくなります。「なりたい自分の姿」や「勉強する目的」が曖昧だと対策が立てられないです。
目的とゴールを明確にするためには次の3ステップを行ってください。
ステップ1「どうなりたいか」を考える。「どうなりたいか」とは目標や理想のことです。なりたい自分や成功している自分を強く、リアルに、具体的に思い描くほど、理想に向かって行動するようになります。
ステップ2「何のために」を考える。勉強する目的と理由を考えてください。「何のためにこの勉強をやっているのか」という意味付けができているか否かで、勉強の成果は変わります。
ステップ3「絶対になる」と強く望む。「いつかなれたらいい」と軽く考えるのではなく、「絶対にそうなる」「いつまでに、実現する」という主体的な気持ちが強いほど成果につながります。人は欲求に流されやすい生き物です。「ゲームがしたい」「もう少し寝ていたい」「あとでやろう」と、目先の誘惑に負けてしまいがちです。誘惑に負けてしまうのも「願望が弱い」ことが原因です。
▼勉強する前に目的とゴールを明確にして、強い願望を抱くこと
- 「自分はどうなりたいのか」「何のために、そうなりたいのか」をはっきりさせることが大切。「なりたい自分」を明確にする理由は2つ。一つは「勉強に対するモチベーションがあがる」こと、二つ目は「何をすべきかが具体的になること」。
- 目的とゴールを明確にするためには次の3ステップを行ってください。
- ステップ1「どうなりたいか」を考えるステップ2「何のためにやるか」を考えるステップ3「絶対になる」と強く望む
机に向かう前に、「強い願望」を持つことが勉強の継続につながります。勉強する前に目的とゴールを明確にして、強い願望を抱くこと。
上手く休憩をいれる
脳科学の分野では、休憩を挟まずに勉強するときと、小刻みに休憩を挟むときと比べた場合、休憩を挟みながら勉強をする方が記憶に定着しやすいことが明らかになっています。
休憩を挟まずに勉強すると、集中力が続かず記憶に定着しにくいため、時間をかけたのに成果が出ないことになります。また、休憩の一番の目的は、「勉強で疲れた体や脳を休める」ことです。休憩中のスマホやゲームは脳が休まらないため、オススメできないです。
上手く休憩を入れるために、集中力が続く時間で区切ることが大切です。
集中力というのは個人差があり、90分集中できる人もいれば、15分で注意散漫になる人もいます。まずは、「50分勉強して10分休憩」「45分勉強して15分休憩」など、自分に合った勉強時間と休憩時間の組み合わせを見つけてください。
タイマーを用意して勉強時間を区切るのも良い方法です。目指す目標がまだ先にある場合、勉強しない日をつくることもオススメします。勉強しない日は罪悪感や焦りを覚える人もいると思いますが、勉強しないことで心身がリフレッシュされたり、メリハリのきいた質の高い勉強ができます。全く休まないと効率が落ちて、トータルで見るとマイナスになります。
休憩も勉強の質を高める手段だと覚えておいてください。
▼自分に合った勉強時間と休憩時間の組み合わせを見つけることが大切
- 休憩を挟まずに勉強するときと、小刻みに休憩を挟むときと比べた場合、休憩を挟みながら勉強をする方が記憶に定着しやすいことが明らかになっている。
- 上手く休憩を入れるために、集中力が続く時間で区切ることが大切。「50分勉強して10分休憩」「45分勉強して15分休憩」など、自分に合った勉強時間と休憩時間の組み合わせを見つける。
- 目指す目標がまだ先にある場合、勉強しない日をつくることもオススメ。
「ごほうび」でドーパミンを活性化すること
ごほうびを受け取った時の「嬉しい」という気持ちが、勉強の原動力につながります。
脳には、「嬉しいことや気持ちいいことは続けたくなる」という性質があります。
勉強の成果に対してごほうびを設定すると、結果的にさらに勉強したくなります。
「心地よい」「気持ちいい」「嬉しい」といった感覚が生じたとき、ドーパミンが大量に分泌されています。ドーパミンがたっぷり放出されるとポジティブな気分になり、その行動を繰り返したくなります。
ごほうびの設定によってドーパミンを分泌させ、勉強の意欲を高めてくれます。ごほうびを受け取るタイミングは、結果が出た後にしてください。ごほうびをもらった時の喜びを想像することで、やる気が生まれます。
また、小さな成功体験を重ねることでもドーパミンは放出されます。問題が解けて「嬉しい」「やった」という喜びの感情が湧き上がっているとき、脳内にはドーパミンが出ています。反対に、問題がいつまでも解けなかったり、目標を達成できない状況が続くと、ドーパミンが放出されないため、勉強への意欲を失います。
苦しいだけの勉強を続けることはできないです。勉強のやる気に大切なのは、「成績が上がった」「解けなかった問題が解けるようになった」という成功体験です。
▼ドーパミンがたっぷり放出されるとポジティブな気分になり、その行動を繰り返したくなる
- 「心地よい」「気持ちいい」「嬉しい」といった感覚が生じたとき、ドーパミンが大量に分泌されている。ドーパミンがたっぷり放出されるとポジティブな気分になり、その行動を繰り返したくなる。
- 勉強の成果に対してごほうびを設定すると、結果的にさらに勉強したくなる。ごほうびを受け取るタイミングは、結果が出た後。
- 小さな成功体験を重ねることでもドーパミンは放出。脳の性質をうまく活用して、勉強のモチベーションをあげていく。
ゴールから逆算して計画を立てる
勉強の達人たちの多くが、目標達成までの「行動計画」の必要性を説いています。
「いつ、どこで、どのようにして自分のゴールに到達するかという計画」を立てた方が目標達成の見込みは高くなります。
計画を立てるときは、現在を起点に「今の自分にできること」を積み上げるのではなく、ゴールから逆算して考えるのが基本です。
ゴールから逆算して、「ゴールと現状との差」「差を埋めるためにやるべきこと」「残された日数」「いつまでに、何をやるか」を明確にしていきます。目標から逆算してはっきり現状を見ると、今やるべきことが見えてきます。今まで通りのやり方で目標達成が厳しい場合は、やり方を変えなければいけないです。
また、行動計画をつくるときは、無理な計画を立てないことが大切です。高い目標を立てても、達成できなければ自信を失ってしまいます。「計画は、多少崩れるもの」という前提で、余裕を持って計画を立ててください。
毎日のタスクを詰め込みすぎず、調整日を設けたり、目標が高すぎると感じた時は軌道修正したりしてください。
▼目標から逆算してはっきり現状を見ると、今やるべきことが見えてくる
- 「いつ、どこで、どのようにして自分のゴールに到達するかという計画」を立てた方が目標達成の見込みは高くなる。ゴールから逆算して、「ゴールと現状との差」「差を埋めるためにやるべきこと」「残された日数」「いつまでに、何をやるか」を明確にする。目標から逆算してはっきり現状を見ると、今やるべきことが見えてくる。
- 最終目標と中間目標を立てることで、目標までの達成度が把握しやすくなり、モチベーションを保ちやすく。また、行動計画をつくるときは、無理な計画を立てないことが大切。
スキマ時間を活用する
スキマ時間とは、待ち時間や移動時間など、「予定と予定の間の短い時間」のことです。
ビジネスマンや家事・育児で忙しい人が勉強時間を確保するには、スキマ時間の活用は不可欠です。まとまった時間を確保できない人でも、スキマ時間は必ずあります。
長い時間を確保しようとするのではなく、多くの時間をつくることを意識すると、忙しい人でも勉強時間を確保できます。小さな時間でも毎日勉強を続けていくことで、大きな結果につながります。
机に座らなくても、数分しかなくてもできることがあります。「入浴時間」「ランチを食べる時間」「支度をする時間」「駅まで歩く時間」など、単純作業をしている時間を使えば、勉強時間をさらに増やすことができます。
スキマ時間を有効に活用するには、スキマ時間に「やること」と「やらないこと」を決めておくことが大切です。
「5分時間が空いたらこれができる、10分空いたらこれができる、30分以上空いたらこれができる」と、時間別に出来ることを決めてください。スキマ時間にできることといえば、例えばオーディオブックを聴いたり、英単語を暗記したり、YouTubeなどでオンライン動画を観ることなどが挙げられます。参考書や問題集、本などは常に持ち歩いてください。
また、「忙しくて勉強する時間がない」といった状況に陥るのは、「やらなくてもいいことをやっているから」です。「勉強時間を増やす」とは、言い換えると「勉強以外の時間を減らす」ことです。勉強とは関係ないことに費やす時間を減らせば、勉強時間を増やすことができます。
「無駄な時間をなくす」「やらないことを決める」のが、時間管理の基本です。
▼小さな時間でも毎日勉強を続けていくことで、大きな結果につながる
- ビジネスマンや家事・育児で忙しい人が勉強時間を確保するには、スキマ時間の活用は不可欠。小さな時間でも毎日勉強を続けていくことで、大きな結果につながる。
- スキマ時間を有効に活用するには、スキマ時間に「やること」と「やらないこと」を決めておくことが大切。「5分時間が空いたらこれができる、10分空いたらこれができる、30分以上空いたらこれができる」と、時間別に出来ることを決めておく。
- また、勉強とは関係ないことに費やす時間を減らせば、勉強時間を増やすことができるの。勉強を優先するために、やらないことを決めておく。
集中しやすい空間をつくる
環境が変わると、集中力も変わります。
集中しやすい環境をつくるには、「気が散るものを遠ざける」「集中を妨げるものを最小限にする」ことが大切です。
また、音楽を聴きながら勉強をする人も多いと思います。しかし、これはできれば止めた方がいいです。勉強に集中している脳の一部が、音楽に持っていかれたり、BGMで脳の働きが下がることが実験結果で明らかになっているからです。
ただし、無音だとかえって集中できない人もいるので、どうしても音楽を聴きながら勉強したいという人は、日本語の歌詞のない音楽を選ぶと良いです。歌詞が付いた曲を聴くと集中力が低下します。歌詞と勉強の2つの情報が流れるため、脳の情報処理負担が大きくなるからです。
外国の曲やアフリカ民謡などの聴いても意味がほとんどわからない曲、そもそも歌詞のないBGMなどを聴くようにしてください。
勉強する場所を変えるのも、気分転換や集中力アップが期待できます。「自分が集中できる場所」をいくつか持っておき、状況に合わせて変えるのもオススメです。自宅、カフェ、図書館など自分が集中できそうな場所で一度勉強してみてください。
環境選び、場所づくりで大事なのは、「自分にとっての集中環境」を知ることです。
▼勉強する場所を変えるのも、気分転換や集中力アップが期待できる
- 集中しやすい環境をつくるには、「気が散るものを遠ざける」「集中を妨げるものを最小限にする」ことが大切。オススメの方法は、自分を誘惑するものを視界に入れないこと。
- 音楽を聴きながら勉強をする人も多いと思いますが、これはできれば止めた方がいい。どうしても音楽を聴きながら勉強したいという人は、日本語の歌詞のない音楽を選ぶ。
- 勉強する場所を変えるのも、気分転換や集中力アップが期待できる。「自分が集中できる場所」をいくつか持っておき、状況に合わせて変えるのもオススメ!
一夜漬けはしない
確かに勉強時間を確保するために、削りたくなるのが睡眠時間です。
試験勉強が間に合わずに、つい一夜漬けをした事がある人は多いと思います。しかし、睡眠は脳のパフォーマンスに影響を与えます。
睡眠時間を十分確保することがとても重要です。
- 「記憶が定着する」
- 「記憶が整理される」
- 「物事の理解が深まる」
眠いのに無理して勉強を続けると、頭の中が整理されない状態が続き、脳のパフォーマンスが下がってしまいます。眠いときには眠るほうが、圧倒的に勉強の効率はいいです。
睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」があります。レム睡眠とは、浅い眠りの状態で、ノンレム睡眠とは深い眠りの状態です。
レム睡眠中は脳は活発に動いていて、昼間に入ってきた記憶を整理したり、一時的に覚えた記憶を長期記憶に変換したり、理解を深めたりしています。勉強のプロたちが、眠らないで勉強する「一夜漬け」をすすめないのはこのためです。
また、理想の睡眠時間は7〜8時間と言われています。
▼理想の睡眠時間は7〜8時間。勉強の効率をあげたければ、徹夜はしない
- 睡眠は脳のパフォーマンスに影響が。睡眠時間を十分確保することがとても重要。
- 睡眠には「レム睡眠」と「ノンレム睡眠」がある。レム睡眠中は脳は活発に動いていて、昼間に入ってきた記憶を整理したり、一時的に覚えた記憶を長期記憶に変換したり、理解を深めたりしている。また、理想の睡眠時間は7〜8時間。勉強の効率をあげたければ、徹夜はしない。
まとめ
藤吉 豊(ふじよし ゆたか)
小川 真理子(おがわ まりこ)】
- 繰り返し復習する
- 目的とゴールを明確にする
- 上手く休憩をいれる
- 「ごほうび」でドーパミンを活性化する
- ゴールから逆算して計画を立てる
- スキマ時間を活用する
- 集中しやすい空間をつくる
- 一夜漬けはしない
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