「独立思考 組織や前例に縛られず、自分で考えて答えを出す」 山本 大平

こんにちは、あっきーです!

あっきー
あなたは今、将来に不安なく働けていますか?

この質問に即答できない人は多いと思います。今まで信じられてきた「組織に依存する」時代はすでに終わりました。これから社会に求められているのは独立です。独立とは、起業やフリーランスという形だけではなく、組織の中においても自分で考えて動く状態のことです。

今回は組織の外でも強く生き残れる、独立思考の考え方を13個紹介します。ぜひ新しい気づきを得て、自分の中に吸収して下さい。参考になった人は、コメントをください。また明日からの仕事に対する姿勢をコメント欄で決意表明してください。

Contents

1.独立思考とは

モコ
独立思考って何ですか?
独立思考とは
組織に依存せず、前例や習慣にとらわれず、自分の頭で考えたアイデアを行動に移し、仲間と適切なコミュニケーションを取り、成果を最大化する働き方を意味します。

多くの人は「安定した大企業に正社員として入社したら安泰」と考えています。しかし時代は大きく変わっています。世界基準で見ると、日本の大企業の体力は大きく低下しています。そんな時代だからこそ、自分で生きていく力、独立思考が求められます。

世界基準のビジネスパーソンは、「成果を出してなんぼ」の世界で、個々人が独立した状態で働いています。厳しい話ですが、結果が出なければ解雇です。先が見えない時代だからこそ、サラリーマンは独立思考を持ちながら、企業に属しておかないといけないです。「自己防衛力」を持たないと、強者に食われます。

あっきー
自分自身で、外部環境にマイナスの変化があろうとも、生きていける力を養って下さい。

2.独立思考で結果を出す仕事の三原則

組織や習慣に縛られることなく、自分の頭で考えて自ら動く為の「独立思考の三原則」を紹介します。

▼原則1.疑う

あっきー
何よりも優先すべきことは、疑うことです。

自分で直接得ていない情報の取捨選択には注意が必要です。どんなに立派なものを作り上げても、情報に少しでも「嘘」が混じっていると、たとえ意図的ではなくても、全ての結果が水の泡になる恐れがあります。必ず情報の精度を確認して下さい。「疑う」ことが、誰も気づかなかった解決法や新しいアイデアの礎にもなります。

▼原則2.現場を大事にする

近年では、有益な情報はネット上で拾えます。一方で、ネットの情報の中には、嘘も混じっています。疑う余地のない情報とは、最終的に「自分の目で確認したり、身をもって体験することで納得した情報」です。そうした情報を得る為に使えるのが、「現地」「現物」「現実」の「三現の教え」です。

三現の教え
「現地」に必ず足を運んで、「現物」をなるべく近くで観察・確認して、その上で「現実」的な判断を下す、という意味です。

あっきー
「三現の教え」を実践していると、「現地現物でないと知ることができない情報」の多さに驚くと共に、噂や風評を信じるのは論外だと分かります。

▼原則3.シンプルにする

ビジネスシーンにおいて説明力が求められる時は、シンプルさが武器になります。会議の資料では、研究論文並みに情報量の多い分厚い資料をよく目にします。「情報量が多いプレゼン資料」は、不要な情報を削ぎ落せなかった雑な資料という見方もできます。

「すーっと理解できるような単純な資料」が必要です。その為には、「紙一枚にまとめる勇気」を持って下さい。

あっきー
次のアクションに繋がらないと意味のないビジネスの世界では、できるだけ無駄を削ぎ落としたシンプルな資料作りを目指して下さい。

3.独立思考に必要な3つのマインド

自分の頭で考え、且つ組織にいても圧倒的な成果を出す為の3つのマインドを教えます。

▼1つ目.「口2耳8にする」

これは、「人の話を8割聞いて、自分の主張は2割に留める」という、会議でのコミュニケーションスタンスを示した言葉です。自分の独壇場だと思い込み、会議で「口8」で話す人がいますが、これでは人のアイデアを頂くことはできないです。

あっきー
会議や打合せは、アイデア交換の場所です。

自分の考えを要約もしないで話すと、他者からアイデアをもらえる時間は目減りします。「口2耳8」のスタンスでアイデアの交換を行うコミュニケーションは、プロフェッショナルが集まる組織には必須の原則です。

▼2つ目.「数値結果こそ正義」

あっきー
今は「数値結果を出してこそ」の時代です。

モコ
数値結果って何ですか?
数値結果とは
あなたがどんなトラックレコードを叩き出したか、です。

例えば、これまで年間100件の成約しか取れなかった保険で、営業担当のあなたが加わって、〇〇をしたことで、年間の成約数が300件になったというのも、立派な数値結果です。まずは「目標設定を数値で語る」ことから始めて下さい。具体的には、「いつまでに、何をどのくらいの数値まで改変する」と言い切ることです。

▼3つ目.「ひねくれる」

あっきー
ぜひ、物事をひねくれて見て下さい。

例えば、テレビでよく見かける「ハーバード大学の研究論文では〇〇と出ている」という論拠を、ひねくれた見方をしてみます。なぜなら、研究論文に載る実験結果は前提条件を固定した上での結果であり、その特殊な前提条件が異なれば、結果も変わるからです。なので、本来であれば、「前提が変われば、本当のことは分からない」と受け取るべきです。自分が直接見て確認した内容でなければ、人の話は、話半分で聞いておくことをおすすめします。

モコ
これからの時代は「ひねくれて疑いまくった者勝ち」だね。

4.「人に聞く」が考える力を奪う

あっきー
上司や同僚に、相談することは間違いではないですが、頻繁かつ安易に「他人に聞く」行為は、独立思考にとって有害です。

他人に自分の為にアイデアを考えてもらうことは、あなた自身の創造力を伸ばす機会を自ら逸してしまいます。

自分の頭だけで考える習慣を身に付けて下さい。
自分で何かを思い付いた時に、他人に相談して、アイデアに対する感想や意見を求めるようにして下さい。
課された課題がどんなに難しくても、他人がどんなに優れて見えようとも、他人に頼りたくなる誘惑に負けないで下さい。

5.「意見の対立」を怖がらない

あっきー
皆、自分の信念、人生の経験に影響されたオリジナルの思考回路を持っています。

モコ
ってことは自分と他人の考えが100%一致することはあり得ないですよね。

他人と意見が一致しない場合でも、自分のアイデアを大事にするべきで、いつも他人と一緒である必要はないです。「自分だけが反対する」ことに、罪悪感を持つ必要はないです。

「強情になる」のではなく、「自分なりの正義」をまずは信じて下さい。誰にも忖度せず、堂々と自分の信じる意見を述べるだけでも、昨日までと世界が違って見えてくるはずです。

6.「解釈」次第で感情は変わる

あっきー
僕たちは、同じ情報でも、どんな解釈をするかで、考え方は変わります。

人間は、同じ出来事に対して、肯定的または否定的な定義を与えます。

例えば
「無事に卒業できて、うれしい」と「卒業してしまって、悲しい」の場合、前者の言いたいことは「うれしい」で、後者の言いたいことは「悲しい」です。

物事の認識を変えると、ネガティブな考えもポジティブな考えに再定義できます。やってしまった後悔や間違いを、成長のチャンスとして捉えることもできます。

もちろん、自分の素直な感情は大切です。でももし、自分が負の感情にとらわれて身動きが取れないなら、肯定的に捉える方法を試して下さい。

7.「視点」を積極的に切り替える

あっきー
ビジネスに限らず、「相手の気持ちになって考える」ことを子どもの頃から言われてきたと思います。

モコ
よく言われました!

仕事においては、相手の数を意識した上で、「すべての関係者の視点に立って考え」必要があります。これは「すべての関係者の利害を把握し、全体を俯瞰した上で、物事を客観視できている状態」を意識することです。

あっきー
その中でも、最も重視すべきは「顧客視点」です。

ビジネスでも、「商売において買い手と売り手が満足するのは当然で、世間に貢献できてこそ良い商売と言える」という「三方よし」の考え方があります。3点のみならず、視点が多くなればなるほど、結果的に顧客に新しいサービスをいち早く届けられます。常に視点を変える為には、関係者各々の状況を、日頃から「取材」する必要があります。取材なしに、多角的な視点を持つことはできないです。例えば、上司や取引先との食事も「取材」のチャンスです。視点の切り替えは、アイデアや問題解決にも役に立ちます。

8.相手の嫌がることころを攻める

あっきー
視点を変える方法には、立場を「逆転」させる考え方もあります。

逆転思考は、相対する側の視点を捉えた思考です。相対する側の視点を持つことは、相手の心理を読むことを意味し、必要に応じて逆の立場からあなたの思考力を補うことができます。

仮にあなたがテニスプレイヤーで、明日ウィンブルドンの決勝戦が控えている状況ならば、なんとしても相手に勝つ為の作戦を練ると思います。その時に、逆転思考を取り入れず、自分本位で作戦を組み立てたら、その時点で勝率は大きく低下します。

例えば
相手が「前の試合で右膝を傷めている」という非公開情報に気づくことができたら、戦い方は変わってくるはずです。

つまり、何事においても、どのタイミングでも、相手のことを深く知った上で作戦を立てるべきです。

モコ
その為にもまず、相手の洞察をすることから始めてみよう。

9.違和感こそ、最強のセンサー

あっきー
あなたは、非の打ちどころがないように思える説明を受けたにも関わらず、どかに違和感を抱いた経験はありませんか?

その場合、自分の違和感を「私の勘違いだ」と否定しないで下さい。「違和感」は愛すべきプラス材料です。「どこに違和感を抱くか」を見える化していくことで、さらに大きな発見に行き着くことがあります。

違和感を抱いた時は、納得するまで調べ上げることにより、問題が発見され、早めに対策が打てます。

10.常にサードドアから探す

大きな成果を出す為には、「サードドアを探す」ことが大事です。これは戦わずして勝つ為の戦略です。

モコ
サードドアって何ですか?

あっきー
分かりやすく説明します。

百貨店の入り口をイメージして下さい。皆が使う一般的な正面玄関は、ファーストドアです。

セカンドドアはVIP専用の入り口です。最後の1つがサードドアです。これは、誰も教えてくれない裏口のことです。裏口は、お客さんの誰も知らず、店員も教えてくれないですが、どこかには必ず存在している、秘密の抜け道へと繋がる扉です。

頭を柔らかくして、抜け道を探し出すことが筋の良い戦略です。特に今からの時代は「いかに早く抜け道に気づくかどうか」が勝負になります。

サードドア的思考の例え
「Airbnb(エアビーアンドビー)」という、「空き家になる間だけ他人に部屋を貸す」webサービスがあります。これは「旅行の際はホテルに泊まらないといけない」という固定観念を壊しました。

あっきー
ここで一つ練習問題を出します。
練習課題

点Aと点Bが書かれた紙があります。この点Aと点Bを結ぶ最短のコースはどのようなものだと思いますか?

普通に考えれば、「点Aと点Bを直接結ぶ」のが最短のように思えますが、この考え方は、ファーストドア的です。

サードドア的に考えると、「紙そのものを折り曲げ、点Aと点Bを合わせればよい」という答えが導かれます。これは、「点Aと点Bが書かれた【紙】があるとします」の部分にヒントが隠されて
います。ずるいという声が上がりそうですが、これがサードドアの性質です。

情報を見落とさず、誰よりも楽な方法を導き出す戦略も同じです。これからの時代に皆と同じことをしていては、自ら勝率を下げます。独立思考を形成する上で、サードドア的発想は必須です。

11.遠くへ行くには「関所」を近くにつくる

ビジネスの世界において「ゴールから逆算して、動きながら考えろ」と教えられることが多いですが、正確に言うと、「ゴールまでの道のりにいくつかの関所を設定して動く」と、達成しやすくなります。

例えば
将来「お医者さんになりたい」少年が、小学生の時点から医学の勉強はしないです。医者になる為には、分かりやすい関所が設けられています。つまり、大学の医学部に合格するのが一番手前の関所です。医学部に入る為に、「数学を得意にする」などの現実的な目標を設定して、山登りを始める必要があります。

あっきー
仕事やキャリア形成においても、いきなり最終ゴールを目指さずに、逆算して関所をこまめに設定し、そこを確実に通過していけば、いずれ最終ゴールに辿り着きます。

12個目.「打率」よりも「打席数」を重視する

あっきー
自己啓発本を読むだけで実力が上がることはほとんどないです。

モコ
やっぱり大事なことは、「実践して失敗する」ことですよね。

たくさん失敗して、自分なりの成功パターンを身に付けるべきです。この繰り返しこそが財産となります。ビジネス本は、新たな発想や考え方の切り口をもたらす、一つの情報として活用すべきです。

情報収集→実践→失敗→反省→再トライをしつこく繰り返すことは、独立思考のサイクルを回す為の基礎にもなります。とにかく、打席に立つ癖を身に付けて下さい。打率は無視して構わないです。

13.備えあれば憂いなし

あっきー
独立思考はそれを持つ人間が集まって大きな相互作用を生み出します。

「和をもって貴しとなす」の文化は、素敵です。しかし、昨今ではこの「和」の解釈も一考すべき時代にきています。ワイワイと無邪気に仲良くなることはいいことかもしれませんが、グローバル競争の環境下では、日本はジリジリと低温やけどを負い続けていくことになります。

自分の頭で考えないで、すぐに答えを求める依存型人材は、必ず自然淘汰の対象になります。自分の人生は自分でなんとかするしかないです。時代を見据えた備えのきっかけとして、独立思考を取り入れて下さい。

まとめ

解説は以上です。独立思考をあなたの中に取り入れて、これからの時代を生き抜く力を身に付けて下さい。今回のブログが勉強になったと思った人は、コメントしてください。

「独立思考 組織や前例に縛られず、自分で考えて答えを出す」
1.独立思考とは
2.独立思考で結果を出す仕事の三原則
3.独立思考に必要な3つのマインド
4.「人に聞く」が考える力を奪う
5.「意見の対立」を怖がらない
6.「解釈」次第で感情は変わる
7.「視点」を積極的に切り替える
8.相手の嫌がることころを攻める
9.違和感こそ、最強のセンサー
10.常にサードドアから探す
11.遠くへ行くには「関所」を近くにつくる
12.「打率」よりも「打席数」を重視する
13.備えあれば憂いなし

▼YouTube紹介

 

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事